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山口でも「H5型」鳥インフル 4万羽近く処分へ
12月30日 4時04分

山口でも「H5型」鳥インフル 4万羽近く処分へ
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山口県長門市の養鶏場で、20羽余りのニワトリが死んでいるのが見つかり、県が詳しい検査を行った結果、「H5型」の鳥インフルエンザウイルスが検出されました。
山口県は、この養鶏場で飼育されているおよそ3万7000羽のニワトリすべての処分を始めました。

山口県によりますと、長門市の養鶏場で28日から29日にかけて、合わせて21羽のニワトリが死んでいるのが見つかり、県が詳しい遺伝子検査を行った結果、検査した5羽すべてから強い毒性を持つおそれがある「H5型」の鳥インフルエンザウイルスが検出されたということです。
これを受けて、山口県は職員を現地に派遣し、この養鶏場で飼育されているおよそ3万7000羽のニワトリすべての処分を始めました。
山口県は30日夕方までにすべてのニワトリを処分したうえで、鶏舎や周辺の消毒作業を終えたいとしています。
また、山口県はこの養鶏場から半径3キロ以内にある養鶏場9か所に対して、ニワトリや卵の移動を禁止するとともに、半径3キロから10キロ以内にある養鶏場18か所に対しても、域外への出荷などを禁止する措置を取りました。
さらに、半径10キロ以内の13か所に消毒ポイントを設置して、通行車両に対する消毒を行い感染の拡大を防ぐ対策を進めることにしています。

首相 防疫措置の徹底指示

山口県長門市にある養鶏場で飼育されていたニワトリが死に、山口県が行った遺伝子検査で「H5型」の鳥インフルエンザウイルスが検出されたことを受けて、安倍総理大臣は、農林水産省など関係省庁に対し、現場の情報をしっかり収集すること、緊密に連携し、徹底した防疫措置を迅速に進めること、それに国民に対して正確な情報を迅速に伝えることの3点を指示しました。
また、政府は30日午前、総理大臣官邸で関係閣僚会議を開くことにしています。

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