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出所者雇用、入札で優遇 道と札幌市、更生支援へ

(12/29 06:30)

 道と札幌市は、2015年度から、刑務所や少年院からの出所者を雇うなどした「協力雇用主」を競争入札で優遇することを決めた。出所後の雇用の受け皿を増やし、再犯の防止につなげる狙い。法務省によると、既に全国で51自治体が導入しているが、道内では初めて。

 道や札幌市は、入札参加資格を施工実績や地域貢献の度合いに応じて数値化した名簿を2年ごとに更新しており、来年4月から使用する名簿に協力雇用主への評価項目を新たに設ける。

 道は、協力雇用主として保護観察所に登録している企業に加点する。札幌市は、出所者を雇用したり、職場体験講習を行ったりした企業に加点する。同市契約管理課は「同様の制度を設ける自治体は増えてきており、市議会や関係団体からの要請もあったため導入を決めた」としている。<どうしん電子版に全文掲載>

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