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電機メーカー 3Dプリンター活用の動き
12月29日 11時06分

電機メーカー 3Dプリンター活用の動き
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大手電機メーカーの間では、3次元のデータを基に立体的な製品を作り出す3Dプリンターを活用して生産効率を高めようという動きが広がっています。

3Dプリンターは、3次元のデータを基に樹脂や金属を積み重ねて立体的な製品を作り出す機器で、さまざまな分野で活用が始まっています。
電機メーカーの製造現場でも活用する動きが広がっていて、「パナソニック」は愛知県春日井市の工場で、大型の3Dプリンターで換気扇や空気清浄機などを形づくる部品の基となる金型を製作しています。
従来の鋼材を削り出していた方法に比べ材料のむだが減ったほか、製作時間が3分の2に短縮されたことで効率化につながったということです。
パナソニックエコシステムズの山内康介さんは「3Dプリンターで作った金型を国内だけでなく海外工場にも積極的に導入したい」と話しています。
また、「富士通」も神奈川県川崎市の工場で、パソコンや携帯電話の部品の試験的な製造に3Dプリンターを活用し、必要な時間やコストが50%以上削減されたということです。
日本の電機メーカーは、国際的な価格競争の激化で一段のコスト削減が課題になっており、3Dプリンターの活用は今後も広がりを見せそうです。

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