【音楽篇】white-screen.jp年末特別アンケート企画! クリエイターが選ぶ、2014年オススメ作品!!

2014.12.29 Mon

 

white-screen.jpでは昨年に引き続き、1年を振り返る年末特別企画を実施中! 2014年にINTERVIEWに登場してもらったディレクターやクリエイターの方たちにアンケートを実施し、この1年で気になった映画、本、音楽、ミュージックビデオ(MV)、人物について回答してもらった。

今回は、第1弾「ミュージックビデオ篇」、第2弾「書籍篇」に続く、第3弾「音楽篇」をどうぞ!
※掲載は順不同です。

dummyImage2 David Lewandowski(デヴィッド・レヴァンドフスキ):Aphex Twin「Syro」
私は、知り合いの誰よりもたくさん音楽を聴かなくてはなりません。音楽にはとてつもない情熱を捧げているんです。大抵は、フォローしているDJやラジオ番組から新しい音楽について知っていくのですが、今年は、気が付けばAphex Twinのニューアルバムを他の何よりも聴いていました。聴きこめば聴きこむほど、価値を与えてくれるアルバムです。ちなみに、今年は吉田美奈子のEPもたくさん聴いていました。

・Jason White(ジェイソン・ホワイト|Leviathan):Aphex Twin「Syro」
素晴らしかったです。長い間楽しみにしていたスタジオアルバムで、テクノやグリッチ、ジャングル、アンビエントといったエレクトロニック・ミュージックのいくつものサブジャンルが、そこには内包されています。

dummyImage2 水尻自子:少女時代「LOVE & PEACE」
オススメ曲「Gossip Girls'」

dummyImage2 ・端地美鈴:くるり「THE PIER」
「Remember me」は名曲です!

平岡政展(CAVIAR):くるり「THE PIER」
ずっと聞いているアーティストで、ずっと変化しつづけ、どんどん凄みがあると感じました。昔から変わらないということもあり、親しみも感じます。

dummyImage2 森内大輔:大友良英スペシャルビッグバンド「ええじゃないか音頭」
大友良英スペシャルビッグバンドによる「盆踊り」がテーマの本作。NHK連続テレビ小説「あまちゃん」のオープニングテーマを元にした「あまちゃん音頭」を筆頭に、プロジェクトFUKUSHIMA!から生まれた「ええじゃないか音頭」など計6曲が収められています。振り付けは、珍しいキノコ舞踊団やSachiko Mが担当。ブラスとパーカッション中心の分厚いサウンドにも関わらず、日本の夏の情緒が全編に染み渡っています。聴いてるそばから自然に身体が動き出すのは、やはり日本人だからでしょうか。

dummyImage2 Ian Pons Jewell(イアン・ポンス・ジュウェル):James Blake「Overgrown」
2013年に発売されたアルバムですが、僕は遅れて聴きました。素晴らしいジャズシンガーである友人のVero Pérez(ヴェロ・ペレス)からもらったんです。ずっと聴き続けてしまいました。そこにはクリアな感情と雰囲気と、素敵な憂鬱が漂っています。もし、誰のMVでも作っていいと言われたら、僕は彼のを作りたいです。

dummyImage2 橋本大佑:The Chemical Brothers「Further」
作業中はもうこればかり聞いていた。

dummyImage2 ・田向潤:天才バンド「アインとシュタイン」
たぶん一番聞いたので。

dummyImage2 TAKCOM:D'Angelo and The Vanguard「Black Messiah」
今年出た他のアルバムを一瞬忘れた。

dummyImage2 新井風愉(ROBOT):SAKEROCK「SAKEROCKの季節」
ベスト盤。誰も同類がいないところで全く売れそうにもない音楽を始めた13年前から、着実に自分たちの音楽を続けていって今に至るその軌跡を聞くと、なんだか感動してしまいます。勝手に勇気づけられる。何より新譜の「Emerald Music」がいちばん良いのがすばらしい。APOGEE「OUT OF BLUE」と迷ったけど、曲数の多さでこちらを選びました。

dummyImage2 たかくらかずき:神聖かまってちゃん「英雄syundrome」
やっぱいいなと思ってしばらく聞いてました。

dummyImage2 箭内道彦:レキシ「レシキ」
名盤です。オススメは「Takeda' feat. ニセレキシ」。

dummyImage2 細金卓矢:北園みなみ「PROMENADE」
最近出てきた凄い人みたいな感じで取り上げられがちな方かと思いますが、“出てきた”んじゃなくて、最初っからどこかにいるんだなぁと思いました。好きなことをずっとやってる人、というイメージなので音楽シーン的な話に巻き込まれないでほしい。

wsYearEnd2014_03_01 dummyImage2 大月壮:KOHH「MONOCHROME」
間違いなく2014年の日本語ラップベスト。貧困に堂々立脚したポジションから歌われる、超シンプルかつ強烈な言葉とトリッピーな曲で編まれたアルバム。弱者アピールによる同情集めのような御涙頂戴系とは一線を画す。

ひらのりょう:KOHH「MONOCHROME」
オススメは「LOVE」という曲です。今年何度も聞いた曲です。とにかく まっすぐすぎる歌詞、泣けます。「タトゥーいれたい」という曲も最高です!

dummyImage2 ・川村真司(PARTY NY):The Range「Panasonic [EP]」
考えすぎずに聞ける。

dummyImage2 安部春香:Lana Del Rey「Ultraviolence」
Lana Del Rey(ラナ・デル・レイ)の歌声と音楽が奏でる、無邪気で儚げで、それでいてどこかぞっとするアンニュイな夢の中のような雰囲気が大好きです。特に「Ultraviolence」はロックなアンダートーンが一層強まり、映画音楽のような物語性に溢れた曲が多くて、自分の中でかなりヒットしたアルバムでした。中でも「Old Money」が一番グッと来ます。

dummyImage2 大橋史:サカナクション「sakanaction」
つい最近まで「北海道のローカルバンドだろ???」とタカをくくってたんですが、彼女から聴かせてもらったら俺の方がハマってしまいました。山口一郎に謝りたい気分です。俺も「ミュージック」のようなシンプルでエモーショナルな作品が作りたい。

dummyImage2 ・日下部理(RANDOM INTERNATIONAL):Pure Bathing Culture「Moon Tides」
お勧めは「Scotty」。初夏から秋にかけてこればかり聴いていました。透明感とポップさの塩梅が絶妙でずっと音の中を漂っていたい気分になります。


以上、年末アンケート第3弾「音楽篇」をお送りしました! 次回は、第4弾「人物篇」をお届け! お楽しみに!

■ white-screen.jp年末アンケートにご協力いただいた皆様
秋山貴彦安部春香新井風愉(ROBOT)| 大月壮大橋史川村真司(PARTY NY)| 日下部理(RANDOM INTERNATIONAL)| 最後の手段齋藤精一(Rhizomatiks)| たかくらかずきTAKCOM田向潤中村弘ニ端地美鈴橋本大佑平岡政展(CAVIAR)| ひらのりょう細金卓矢水尻自子森内大輔箭内道彦David LewandowskiIan Pons JewellJason White(Leviathan) ※あいうえお順、敬称略
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