【レシピ】ソースも絶品!すぐにできてびっくり&失敗もしない「簡単ローストビーフ」
主婦の友社のお料理の本からベストレシピをセレクト、スタッフが自分で作ってご紹介する「主婦の友キッチンレシピ」です。今回は大人気「作りおき」シリーズの第二弾から。記念日のスペシャル料理にはもちろん、日ごろお料理をしない男性の週末ごはんにも!手早く失敗なく作れて、ゴージャス&肉肉しさ満点のローストビーフをご紹介します!
クリスマスにネットのレシピを参考にローストビーフを作ったけれど、オーブンでも炊飯器でも火が通り過ぎて失敗した経験があります。なので、「ローストビーフは難しい」という印象を持っていました。でも、今回レシピを見てびっくり。フライパンだけで作る上に、火も10分ちょっとしか通しません。
本当にこれでできるの?と不安になりつつ、材料を揃えます。揃えると言っても、主に肉だけです。ちなみにこの日は100g158円のUSビーフをブロックにしてもらえず、ちょっとランク上のオージービーフ258円を切ってもらいました。事前にお願いしておけば肉屋さんだけでなく大抵のスーパーでも塊で切ってくれるので聞いてみてくださいね。最近お肉全般が高いので輸入ビーフが割安に思えますよね…
それはともかく。
■材料■(作りやすい分量・4~5人分) 牛ロースかたまり肉 600g A にんにくのすりおろし 小さじ2 塩 大さじ1~1と1/2 こしょう 小さじ1/2~1 B 酒 大さじ4 しょうゆ 小さじ1 バター 小さじ2
■作り方■ 1 牛肉にAをまぶしてすりつける。 2 フライパンを火にかけて油をひかず牛肉をのせ、転がしながら表面全体を焼き、いったんとり出してアルミホイルで包み、フライパンに戻す。火にかけてふたをし、ときどき転がしながら13分ほど焼く。 3 フライパンからとり出し、ホイルで包んだまま約10分おき、アルミホイルに残った肉汁をこぼさないようにフライパンに入れてホイルをはずす。フライパンにバターを加えてとかし、Bを加え、軽く煮立ててソースを作る。 4 食べる分だけ切り分け、あればクレソンを添えてソースをかける。
さっそくAをすりつけますが、ここで慌てていたせいで大ミスです。Aにすりおろしにんにくを混ぜるのを忘れました!最終的にソースににんにくを入れましたが、それでも美味しかったので、ちゃんとAに入れていたらもっと美味しかったはず……。なお、お塩の量が多いように感じるかもしれませんが、これはこのくらいでちょうどいいとあとでよくわかりました。
フライパンから出してすぐアルミホイルに包む工程が控えているので、先にまな板にアルミホイルを広げました。ちなみにこのサイズの塊肉を菜ばしでつかむのはかなりしんどいので、トングがあればそれもご用意ください。
フライパンに油を敷かずにお肉を焼いていきます。ここであまり火を入れる必要もないでしょうから、6面全部の色が変われば終了程度の気持ちです。
アルミホイルに包んだらフライパンに戻し、タイマーをかけて焼き始めです。シンプルな料理ほど、材料をきちんと計量することと、時間を計ることが重要と先輩記者には教わりました。
13分で6面全部を焼いて、外に取り出し、タイマーではかりながら10分寝かせます。
本当に13分と10分で「ローストビーフ状」になってるの? これ失敗するとお肉代的に結構ショックだけど? と不安な気持ちで、フライパンの上でアルミホイルを外します。外見的にはできているけど、中身はどうだろう……
おおおお、外は焼けているのに中身はきっちり赤い!なんてすばらしい!しかも市販のハム状にカットしてあるパックと違って、当たり前ですが切り口が乾いていないので肉汁があふれ出てジューシー!
さらに、フライパンに集めた肉汁で、いわゆるグレイビーソースを作ります。このレシピではバターと日本酒で作成。私は最初ににんにくをすりこみ忘れたので、最後にすりおろしを加えました。
出来上がりです! レシピにはクレソンを添えてとありましたが、たまたまこの日はスーパーになかったのでベランダのプランターで栽培していたサラダミックス菜を。かいわれでもさっぱりして美味しいと思います。
ところで、今回どうしても作りたかったものがありました……
それは。
ローストビーフ丼!
上からかけるこのバターグレイビーソース、丼にするとさらにその素晴らしさがはっきりわかります。なぜって、お米が3倍美味しくなるのです! さらに、最初に強めに効かせた塩もガツンと感を増強。このローストビーフはお上品に食べるより、さっと作ってどんどん切り分けてもりもり食べるのが正解では?と思いました!
このような、簡単に作れて保存がきくおそうざいのレシピが満載の『作りおきそうざい』、1冊あると忙しい平日のご飯がぐんと豊かになります。ぜひご覧ください。