ニュース詳細
西アフリカ滞在の男性 エボラ感染の検査12月29日 17時52分
K10043522131_1412291809_1412291816.mp4
西アフリカのシエラレオネに滞在歴のある東京の30代の男性が発熱の症状を訴えたことが分かり、厚生労働省は念のため、エボラウイルスに感染していないかどうか詳しい検査を行っています。
その後、男性の熱は下がっているということです。
厚生労働省によりますと、29日午前、東京・世田谷区に住む30代の男性から発熱の症状があると保健所に連絡がありました。
男性は今月21日まで8日間、西アフリカのシエラレオネに滞在し、23日に成田空港に到着したということです。
厚生労働省によりますと、男性は現地でエボラ出血熱の患者と直接接触したことはないということですが、今月17日遺体の埋葬に立ち会い、遺体の入った袋に触れたことがあると説明しているということです。
このため、保健所は男性に対し外出を自粛するよう要請し、男性は帰国したあと自宅から出ていないということです。
男性は一時、38度を超える熱が確認されましたが、その後、37度4分まで下がっているということです。
厚生労働省は男性を指定医療機関に搬送するとともに採取した血液を国立感染症研究所に送って、念のためエボラウイルスに感染していないかどうか詳しい検査を行っています。
結果は29日夜にも判明する見通しです。
厚生労働省は男性が飛行機で帰国した際には発熱などの症状がなかったことから、ほかの乗客が感染するリスクは極めて低いとしています。