山本恭介
2014年12月28日13時36分
10月に92歳で亡くなった元長崎市長の本島等さんの遺品を紹介する「元長崎市長・本島等 追悼 銃撃事件25年展」が長崎市の長崎新聞社展示ホールで来年1月15日から開かれる。1990年に銃撃された時に着ていた血染めのスーツやワイシャツが初公開される。
本島さんは79年に長崎市長に初当選し、95年まで4期務めた。88年12月に市議会の一般質問で「天皇の戦争責任はあると思う」と答弁し、90年1月に右翼団体幹部に銃撃され、胸部貫通の重傷を負った。
本島さんとゆかりのある人たちは10月、銃撃から25年となるのに合わせて企画展の実行委員会を立ち上げた。生前に「遺品展」をすることを本島さんに伝えると、「生きとるけどなぁ」と言いながらも、「ありがとう」と話していたという。その後、間もなくして本島さんは死去し、本当の遺品展となった。
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朝日新聞社会部
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