黒田「野球人生最後の決断」　広島復帰への思いをコメント

　米大リーグ・ヤンキースからＦＡとなり、２７日に広島復帰を発表した黒田博樹投手（３９）が２８日、所属マネジメント会社を通じ、来季への思いをコメントした。

　パドレスの１８００万ドル（約２１億６０００万円）など、大リーグの複数の球団から巨額のオファーを提示されながらも、黒田は「野球人生最後の決断」として、年俸４億円の古巣を選んだ。一途なカープ愛を貫いて帰ってくることに、鯉党も大騒ぎだ。既に球団には年間指定席や、ユニホーム販売の問い合わせが殺到。早くもカープ女子の間では“黒田フィーバー”が沸き起こっている。

　現在は米国でトレーニングを続けており、チーム合流は２月中旬以降になる見込み。「１５」番のユニホーム姿で、ファンの前に登場するのは、沖縄春季キャンプとなりそうだ。

　日米通算１８２勝右腕と、前田とのダブルエースが確立。他球団には衝撃の大補強だ。緒方新監督率いる広島にとって、２４年ぶりの優勝は悲願。市民の夢が、黒田の男気復帰で一気に現実味を帯びてきた。　（田中政行）

　来季については、野球人として、たくさんの時間を熟考に費やしました。悩みぬいた末、野球人生の最後の決断として、プロ野球人生をスタートさせたカープで、もう一度プレーさせていただくことを決めました。今後も、また日々新たなチャレンジをしていきたいと思います。