PR:
井上“前哨戦”は完勝!王者のグローブ変更要求にも余裕のOK
|
世界戦への意気込みを語る井上尚弥
Photo By スポニチ |
30日のトリプル世界戦の調印式が28日、都内で行われ、WBO世界スーパーフライ級王者のオマール・ナルバエスが、用意されたグローブの色にクレームをつけて変更を要求するドタバタ劇があった。ピリピリムードの王者とは対照的に、挑戦者の井上尚弥は余裕たっぷり。リング外では早くも神経戦が始まった。
不穏な空気が会場に流れたのは調印後に行われたグローブチェックの時だ。本来はグローブに不備などがないか形式的に確認して終わるものだが、ナルバエス陣営は用意された王者カラーの赤のグローブを取り囲んで10分近くにわたって協議。そして赤グローブを拒否して、井上と同じ黒グローブを要求した。
ナルバエスは「同じ条件で戦うのが理想だ。黒は見えにくく、赤は見えやすいと思った」と訴えた。井上陣営があっさり変更要求を受け入れたため、それ以上の騒動にはならなかったが、2人が同じ色のグローブを使うという珍しい試合が成立した。
陽動作戦か神経質なのか王者の本心は分からないが、井上は「こういうこともあると思っていた」と涼しい顔。ただ世界王座計27度防衛の伝説的な選手の小ざかしい振る舞いに「オーラは感じなかった」と言い切った。
2階級上げた井上は絶食なしに順調に体重を落としている。「過去一番の仕上がり」と話す表情は生き生きしている。「そろそろ世代交代の時だと思う。自分が必ず王者になります」。そう誓った21歳は39歳の王者よりも余裕たっぷりだった。
[ 2014年12月29日 05:30 ]
- Webtools & Bookmarks
- Tweet
PR
注目アイテム
ニュース
- 井上“前哨戦”は完勝!王者のグローブ変更要求にも余裕のOK [ 12月29日 ]
- 八重樫 大橋会長“因縁の地”で雪辱を「必ず勝ちたい」 [ 12月29日 ]
- 田口 予備検診で王者圧倒!身長&リーチ大きく上回る [ 12月29日 ]
- 村田 同門“援護”だ!リナレス戦放送へ早期KO狙う [ 12月29日 ]
- 内山 減量バッチリ!仕上がりに自信「昨年よりもラクだった」 [ 12月29日 ]
- 河野 ダンスパフォ阻止を誓う「思ったほど背が高くなかった」 [ 12月29日 ]
- ミルコ 余裕の先制“口撃”石井戦へ練習公開「見て学んで」 [ 12月29日 ]
- ヒョードル氏が来日、石井勝利を予想「若いので動ける」 [ 12月29日 ]