中国商務省サイト「14年の貿易は3.5%増」、後に数字を削除
[上海 27日 ロイター] - 中国商務省のウェブサイトに27日、2014年の貿易伸び率が政府目標の7.5%を下回る3.5%増と予想する報告書が一時掲載された。報告書はその後、数値を削除した内容に差し替えられた。なぜ差し替えられたかは不明。
報告書は27日、高虎城商務相の発言を引用した内容で掲載された。差し替えられた報告書は、文章は変更なく、パーセンテージを含む数値に関する情報がすべて削除されていた。ロイターは、この件で商務省に取材を試みたが、商務省のコメントは得られていない。
中国の貿易統計は今年後半、繰り返し予想を下回っている。
当初の報告書では、2014年の海外から中国への直接投資について、政府予想と一致する1200億ドルと予想。金融以外の対外投資も同程度とし、海外から中国への投資額と、中国企業などの国外投資が同額になると予想していた。
14年の小売売上高は12%増と予想。今年の月次統計並みの伸び率となっていた。
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2015年の視点 ─ 日本と世界の明日を読む
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視点:「不機嫌な時代」の到来と正念場のアベノミクス=寺島実郎氏
[東京 26日] - 日米中のトライアングル関係において、日本はどのような立ち位置を模索すべきか。日本がアジアでリーダーシップを発揮するためには何が必要か。そして、アベノミクスは幻想なのか。日本総合研究所の寺島実郎理事長が、2015年の世界と日本を見通す。 記事の全文
強さと弱さが同居する市場、「ギャップ」が2015年のキーワード
[東京 26日 ロイター] - 2015年のキーワードは「ギャップ」だ。日本経済でみれば、景気は堅調だが物価は上昇幅がスローダウン。企業は強いが、家計は弱い。市場では、株高にもかかわらず金利は低下。これらの格差が一段と開き、各金融市場には強さと弱さが同居するとみられている。 記事の全文
視点:日本は2%成長堅持で「内向き化」回避を=ジョセフ・ナイ氏
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[19日 ロイター] - 原油価格が50%下落したことで、いったいこの先どの程度まで下がり、下落局面はどれぐらい続くのかといった疑問が生まれている。最初の疑問について自信を持って答えられる人はいないが、2番目の方はかなり簡単だ。 記事の全文
コラム:中国の超高度成長は終わったか
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