【ＢＯＸ】井上尚弥「そろそろ世代交代」調印式で意気込み

　　◆プロボクシング４大マッチ　▽ＷＢＯ世界スーパーフライ級タイトルマッチ　王者・オマール・ナルバエス―同級８位・井上尚弥　▽ＷＢＣ世界ライトフライ級王座決定戦　同級１位・ペドロ・ゲバラ―同級３位・八重樫東　▽ミドル級１０回戦　村田諒太―ジェシー・ニックロウ　▽ＷＢＣ世界ライト級王座決定戦　同級１位・ホルヘ・リナレス―同級２位・ハビエル・プリエト（３０日、東京体育館）

　世界戦の調印式と記者会見が２８日、都内のホテルで行われた。２階級制覇に挑戦する前ＷＢＣ世界ライトフライ級王者で、ＷＢＯ世界スーパーフライ級８位の井上尚弥（２１）＝大橋＝は、同級王者のオマール・ナルバエス（３９）＝アルゼンチン＝の横で「そろそろ世代交代の頃だと思う。３０日は必ずチャンピオンになります」と意気込んだ。

　デビュー第６戦でノンタイトル１０回戦に臨むロンドン五輪金メダリストでＷＢＣ世界ミドル級９位の村田諒太（２８）＝帝拳＝は対戦相手のジェシー・ニックロウ（２７）＝米国＝と対面し、「調整もうまくいっている。成長した姿を見せられればいい」と抱負を語った。

　ライトフライ級での世界３階級制覇に挑む前ＷＢＣ世界フライ級王者の八重樫東（３１）＝大橋＝は「３階級制覇は大きい記録だが、今回も一つの試合ととらえている。必ず勝ちたい」と意欲。同じく３階級制覇を狙う元世界２階級王者のホルヘ・リナレス（２９）＝帝拳、ベネズエラ＝は「２年前からチャンスを待っていた。戦う準備はできている」と語った。