逸ノ城、遠藤と「ずっとライバルです」稽古3勝6敗“共闘”を宣言
2014年12月29日6時0分 スポーツ報知
大相撲の関脇・逸ノ城(21)=湊=が28日、幕内・遠藤(24)=追手風=との“共闘”を宣言した。この日は22日から4度行った追手風部屋での出稽古の最終日。角界の将来を担うであろう日本人ホープとの稽古を終え、「これからずっとライバルですよ」と言い放った。
番付では一歩リードする逸ノ城も、この日の遠藤との稽古では3勝6敗。得意の右四つ左上手の形をほとんど作らせてもらえず、「ダメだった。右(の差し手)は入らないし、左上手も取れないし」。4日間で勝ち越したのも遠藤が首を痛めていた23日だけ。相撲巧者との稽古に「いい稽古ができたと思う。左四つの人と稽古できたのがよかった。本場所に生かしたい」と前向きに振り返った。
師匠の湊親方(元幕内・湊富士)は「重いから痩せないとダメ。もっと運動させないといけない」と減量指令。25日に体重202キロを計測し、年内は無休で稽古を行う怪物には“猛稽古”が課せられそうだ。
初場所(来年1月11日初日、両国国技館)では初対戦が確実な若手2人。“前哨戦”では遠藤に軍配も、逸ノ城は「どういう相撲取るのか分かったので思い切りいきたい」。今後もライバルとの稽古に関しても「自分としては行きたい」と目を光らせていた。(安藤 宏太)