白鵬、足が腫れ1番も取らず
2014年12月27日6時0分 スポーツ報知
大相撲初場所(来年1月11日初日、両国国技館)の横綱審議委員会による稽古総見が26日、両国国技館内の相撲教習所で行われた。注目の関脇・逸ノ城(21)=湊=は6番取って1勝のみと精彩を欠き、単独最多33度目の優勝を狙う横綱・白鵬(29)=宮城野=もぶつかり稽古で胸を出しただけ。
横綱が総見の稽古場に姿を見せながら、1番も相撲を取らないという異例の出来事があった。史上単独最多のV33を狙う白鵬はこの日、すり足やぶつかり稽古で胸を出しただけで終えた。
白鵬は「年末ですから、まだ体が出来上がっていないし、まだまだですね」と淡々と説明。ただ北の湖理事長によれば、相撲を取らなかった理由は足に腫れ物ができたためと聞いたという。マイペースぶりに「もう少し(力を)長く維持したいのなら、(稽古を)やれる時にやっておかないとダメ」と苦言を呈した。ほかの横綱陣では、鶴竜が発熱で欠席。日馬富士は4勝7敗と精彩を欠いた。理事長は「横綱2人がやらなかったので寂しい」と嘆いた。