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フェリー火災の救助難航 アドリア海
12月29日 5時59分

フェリー火災の救助難航 アドリア海
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ギリシャからイタリアに向かっていたフェリーで28日に火災があり、乗っていた470人余りのうち、これまでに1人が死亡したほか、まだ船内に多くの乗客が取り残されており、悪天候のなか、夜に入っても救助活動が続けられています。

火災を起こしたのはイタリア船籍でギリシャの海運会社が運航する定期航路のフェリーで、28日朝、ギリシャ西部のパトラスからイタリア中部のアンコーナに向かって航行中、アドリア海のギリシャ沖で出火しました。
フェリーには乗客乗員合わせて478人が乗っており、これまでにおよそ160人が救命ボートや他の船に乗り移りましたが、今も多くの乗客らが船内に取り残されています。
またイタリアのメディアによりますと、火災から逃れようとした男性1人が海に飛び込んで死亡しました。
火は船内の車庫の付近から出たとみられており、現場海域の写真にはフェリーが黒煙に包まれる様子がうつっています。
イタリアとギリシャの海軍などはヘリコプターや消防艇を出して、乗客の救助や消火を試みていますが、現場海域は夜に入っても風が強く波が高い悪天候が続き、作業は難航しています。
救助活動は夜を徹して行われる見通しだということです。
ギリシャにある日本大使館によりますと、乗客名簿に日本人とみられる名前はないということです。

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