7・11の阪神戦で「内野5人シフト」を披露した原巨人。東京ドームが騒然となった【拡大】
「試していないものがまだある。内容は言えないけど。ちょっと、せこいといわれるかもしれない部分もある。使う可能性はあるよ」。不敵な笑みを浮かべた指揮官。大リーグでは今季、シフトでアウトになったゴロやライナーが昨季の約8000から約1万4000に倍増したというデータもある。
ドジャースが今季用いた一、二塁間に内野4人を並べる“壁作戦”も参考にする指揮官。来季、“原マジック”に期待大だ。 (桜木理)
巨人・内野5人シフトVTR
7月11日の阪神戦(東京ドーム)。巨人が2-4と勝ち越された六回一死二、三塁で、原監督は守備に就く全選手を集め、内野5人シフトを指示。左翼の亀井を一、二塁間、中堅の松本哲を左中間、右翼の長野を右中間に配置した。阪神が今成に代打・西岡を送ると、外野陣は定位置へ。しかし、カウント2-2になると、亀井を今度は三遊間に移し、再び内野を5人に。「気にせず無心でバットを振りました」と西岡の打球は無人の中堅に落ち、2点二塁打となった。
(紙面から)