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出版物売り上げ大幅減 消費増税が影響か
12月29日 4時41分

ことしの国内の出版物の売り上げはおよそ1兆6000億円で、去年よりおよそ800億円少なく、平成9年に出版市場がマイナス成長となって以来最大の落ち込みとなりました。
調査した研究機関では「消費税の増税が大きく影響している」と分析しています。

出版業界の調査や研究を行っている東京の出版科学研究所のまとめによりますと、ことし国内で出版された書籍と雑誌の売り上げは、推定で合わせて1兆6000億円程度で、去年よりおよそ800億円減る見込みです。
減少率はおよそ4.8%で、平成9年に出版市場がマイナス成長となって以来、最大の落ち込みとなりました。
出版物の種類別にみますと、▽書籍の売り上げは、文芸書にヒット作が少なかったこともあり、前の年を300億円下回るおよそ7500億円、▽雑誌の売り上げは、500億円減って8500億円前後になるとみられています。
出版科学研究所ではことし4月から消費税が8%に引き上げられたことで、消費者の購買意欲が冷え込んだことが大きく影響していると分析しています。

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