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「スマートロック」 大企業相次ぎ参入へ12月28日 16時26分
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スマートフォンをドアなどの鍵として使う「スマートロック」と呼ばれる事業に、大手企業が来年から相次いで新たに参入する見通しで、スマートフォンの新しい使い方として利用が広がるかが注目されそうです。
「スマートロック」は、スマートフォンの情報をドアなどで読み取れるようにすることで鍵として使う仕組みで、スマートフォンの急速な普及に伴って各社が開発を進めています。
このうち「ソニー」は、従来のドアの内側にある鍵の上からかぶせるだけで、スマートフォンの情報を読み取れる機器などを開発し、アメリカの投資ファンドと共同で設立した新会社で来年5月からサービスを始めることにしています。ソニーの小田島伸至新規事業創出部担当部長は、「鍵を電子化することで家族や友人と共有することもできる。電子マネーはこの10年で普及が進んだが、今後は電子の鍵も一般化していくだろう」と話しています。
また、大手広告会社「電通」も、子会社でスマートフォンをロッカーやカバン用などの鍵のように使える製品を開発し、来年2月から販売を開始することにしています。スマートロックの技術では悪用を防ぐためのセキュリティー対策が重要になることから、各社とも暗号化の技術開発などを進めて普及につなげたいとしています。