「スマホ起点」でリニューアルしたネットプライス レスポンシブでない理由とは
各社「正解」を模索中のスマホECサイト。先駆者のサイトを例に、スマホECのユーザビリティを追究します。今回は、7月に「スマホ起点」を軸にリニューアルした、ネットプライスさんを取り上げます。
ネットプライスの「スマホ起点」リニューアルを分析
2014年7月、ネットプライスのサイトがリニューアルされました。リリースでは、「スマートフォン起点の新サイト」とされています。「スマートフォン起点」は聞き慣れた言葉となりつつありますが、実際のサイトでどのようなことを実現しているのでしょうか。
まず、パソコンサイトとスマホサイトを見比べて気づくのは、両サイトはデザインは非常に近いもののレスポンシブウェブではないという点です。ちなみにレスポンシブとは、単一のファイルでそれぞれのデバイスのページを表示すること。スマホ用、パソコン用、と作り分けないことです。
今回のリニューアルで、フィーチャーフォン用のサイトを閉鎖したようなので、レスポンシブにするメリットもありそうですが、あえて採用しなかったようです。スマホはスマホらしく、パソコンはパソコンらしくユーザビリティーを追求しようとした場合に、レスポンシブでは難しかったのではないでしょうか。
私はレスポンシブを否定するわけではありませんが、レスポンシブには表示が遅くなるなどのデメリットもあります。つまりネットプライスでは、ユーザー側のメリットを、運営者の作業工数よりも優先したと言えると思います。(続きはECzineで)
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