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クリスマス、20年前の窃盗わびる手紙がバイク店に
「本当に申し訳ありませんでした 強く反省しています」。大阪府和泉市のバイク店「高石二輪」に、約20年前のヘルメットなどの窃盗を謝罪する手紙と現金3万円がクリスマスに届いていたことが28日、分かった。
丸山皓司代表(70)によると、20年余り前、当時、大阪府高石市にあった店舗では窃盗事件が相次いだ。数百万円するバイクが5台盗まれたこともあったという。
25日に現金書留で届いた手紙には、約20年前にヘルメットと中古タンクを盗んだという記述があり「若気の好奇心で、計画的な盗み目的ではありませんでした」と反省の言葉が書かれていた。
丸山さんは「昔は悪いことをしても、今は立派な内容の手紙を送れるぐらい社会的にも精神的にも安定しているのだろう。世知辛い世の中で、こんなことができる気持ちを知ってもらいたい」とハンカチで涙をぬぐいながら話す。
妻の貴美子さん(66)も「反対に、こっちがお礼したいぐらい」と笑顔だ。届いた現金3万円について、夫妻は社会福祉に役立つよう寄付するという。