＜フィギュア＞世界選手権代表　男子は羽生、小塚、無良

男子フリーで演技する町田＝長野市のビッグハットで２０１４年１２月２７日、小川昌宏撮影

　◇男子の町田は突然の引退表明

　日本スケート連盟は２８日、世界選手権（来年３月、中国・上海）の代表を発表し、男子は羽生結弦（ＡＮＡ）、小塚崇彦（トヨタ自動車）、無良崇人（ＨＩＲＯＴＡ）、女子は宮原知子（大阪・関大高）、本郷理華（愛知みずほ大瑞穂高）、村上佳菜子（中京大）が選ばれた。全日本選手権や今季ＧＰシリーズなどの成績を総合的に加味して選考された。

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　全日本で男子２位の宇野昌磨（愛知・中京大中京高）、女子３位で年齢制限のため世界選手権に出場できない樋口新葉（東京・日本橋女学館中）は、ともに世界ジュニア選手権（来年３月、エストニア・タリン）に出場する。

　男子は当初、町田が選ばれていたが、発表直後に引退を表明したため、補欠だった無良が繰り上がった。日本スケート連盟の小林芳子フィギュア強化部長は町田の引退について「全く知らなかった。代表発表（セレモニー）に送り出して、裏で引退を宣言したと聞かされた」と明かした。

　ペアは高橋成美、木原龍一組（木下ク）が選ばれた。アイスダンスはショートダンスの技術点が国際連盟が定める出場条件に達したペアがないため、今後の国際大会で条件を満たした組があれば代表とする見通しとなった。【福田智沙】