羽生結弦もやっていた「シュア掛け」 イヤホンの超合理的な使い方
withnews 12月28日(日)10時10分配信
フィギュアスケートの全日本選手権3連覇を達成した羽生結弦選手。実は大のイヤホン好きだということをご存じですか? そんな羽生選手、イヤホンのケーブルを耳に掛けて装着しています。この方法は「シュア掛け」と呼ばれていて、音質や装着性を考えると超合理的な使い方なのです。
【画像】これが「シュア掛け」。テレビで羽生選手がやっている掛け方です
羽生選手が今年7月に訪れたのは、東京・秋葉原にあるイヤホン・ヘッドホン専門店「e☆イヤホン」。イヤホン3点、およそ60万円分を購入したそうです。
その一つが、須山補聴器製の「FitEar MH335DW」。耳の型をとるなどカスタマイズ料金も含めて22万円もしたそうです。
そんな羽生選手ですが、大会の練習前などにイヤホンで音楽を聴いている姿が映ることがあります。このイヤホンの掛け方、ちょっと変わっていると思いませんか?
ケーブルをそのまま垂らすのではなく、耳に掛けているのです。「シュア掛け」と呼ばれるこの掛け方。オーディオ好きの間ではよく知られた方法です。
どんなメリットがあるのか? シュアの認定を受けた正規販売店であるe☆イヤホンの担当者に聞きました。
――シュア掛けの名前の由来を教えてください
シュアというのは、ヘッドフォンやイヤホンなどの設計・製造を行っているメーカーです。この会社のイヤホンが耳掛け式なので、一般的に耳に掛ける装着方法をシュア掛けと呼んでいます。
――シュアの製品以外でも、耳に掛けていいんですか?
リモコンの位置が本体に近い製品や、ケーブルが平らなタイプでなければ大丈夫です。
――メリットを教えてください
以下の三つになります。
【1 タッチノイズに強い】
タッチノイズとは、ケーブルが服などにこすれた際、振動によってイヤホンの音に影響が出ることです。耳を伝うときに振動が軽減されるので抑えられます。
【2 装着強度が高い】
イヤホン本体だけでなく、ケーブルによっても固定されるため、体を大きく動かしても比較的取れにくいです。
【3 ケーブルの隠密性】
ケーブルを目立たせたくないとき、耳に掛けてから背中に這わせることで見られにくくすることができます。また、通勤時など混雑する場所ではケーブルを引っ掛けてしまうこともありますが、背中に回して服の下に隠せば安全です。
――メガネを掛けている人はどうしたらいいですか?
うちの店員でメガネをしている人に聞いたところ「メガネしたままシュア掛けしても全然気にならないよ」と言っていたので大丈夫だと思います。
最終更新:12月28日(日)12時59分
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