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海外旅行中の感染症に注意を12月28日 5時53分
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年末年始に海外旅行に出かける人が増えることから、厚生労働省は鳥インフルエンザやデング熱などの感染症に注意するよう呼びかけています。
厚生労働省によりますと、この冬、海外では、重い症状を引き起こすこともある感染症が各地で確認されています。
このうち、H7N9型の鳥インフルエンザは、流行は落ち着いているものの、依然として中国では新たな感染の確認が相次いでいます。
また、ことし国内で感染が広がったデング熱は、中国やマレーシア、シンガポールなど東南アジアを中心に流行が続いています。
毎年、海外でデング熱に感染して日本に入国する人が200人前後、確認されていることから、厚生労働省は国内にウイルスが持ち込まれると再び流行が起きるおそれがあるとしています。
このほか、重い肺炎などを引き起こすMERSコロナウイルスへの感染もサウジアラビアなど中東を中心に感染が広がっていています。
厚生労働省は、「旅行に出かける前に検疫所のホームページなどで現地で流行している感染症について確認し、生きた鳥や動物にむやみに触れないほか、蚊に刺されるのを防ぐなど対策を取ってほしい」と話しています。