丸善マジやばい。紀伊国屋書店はどうよ?のページランクが上がっているので関連ネタです。
どういう文脈で読まれているのか分からないのでご期待に添えるか…っていうか、あからさまに手抜きですが。
再販問題をめぐり出版拒否事件を起こした丸善は絶対許せないのに対し、紀伊国屋書店には別に恨みはないんですけどね。
この記事にしても信憑性のほどは明らかではありません。他の出版社は最大手書店の不興を買いたくないから書けないのかもしれないけど、別の通販系のペラい雑誌wなども追随しないところをみるとガセかもしれないし。
そんなわけで、あくまでこんな噂もあるよーというお話です。
「選択」2007年4月号
日本一書店・紀伊國屋を蝕む「松原親娘」
片や老耄で片や女帝化
数年前、出版業界モノとしては破格のベストセラーとなった『だれが「本」を殺すのか』(新潮文庫)では、筆者の佐野眞一が紀伊國屋書店の代表取締役会長兼CEOの松原治を「閣下」と持ち上げた。他の中堅書店をこき下ろす一方、一見こっけいな敬称を用いることで松原におぺんちゃらをつかう佐野に、業界関係者は失笑しつつも、当然の処世と理解したものだ。
紀伊國屋書店は、いわずとしれた日本一の小売書店である。出版産業の総販売高二兆一千五百二十五億円(二〇〇六年、出版科学研究所調べ)のうち、紀伊國屋の売り上げは一千百八十億円(〇六年八月期。洋書などを含む)と、ほぽ五%。書籍のシェアに限れぽ六〜七%に及ぶ。ベストセラー作家の佐野がヘつらうのも無理からぬ話だ。
松原は、文人としても知られた創業者、田辺茂一の大番頭として、一九七〇年には代表取締役専務に就任、八〇年には社長となり、九九年に会長兼任となった。四十年近く業界の大立者として君臨してきたことになる。
そんな松原も、今年十一月には九十歳の卒寿を迎える。ある出版社のパーティであいさつに立ち、その社を褒めちぎったつもりが、競合他社の名前を連呼した。別の集まりでも、言葉に詰まり、沈黙が続くことが再々。老化には勝てない。
だが、休日にはゴルフをたしなみ、健康状態は至って良好らしい。もう辞めるだろうという業界スズメの声も何のその、会長に居座るというのが毎年、繰り返されている。
「将来の社長」の解任劇
一方、社長をはじめ役員は次々と入れ替わっている。松原は〇二年の株主総会を経て、会長に専念することになった。代わって吉岡公義専務が三代目社長に昇格し、乙津宣男専務が副社長、大谷之夫常務が専務という役員構成になる。ところが、松原は「吉岡、乙津、大谷の三人を十年間でそれぞれ社長にする」と業界に向けて公言した。「経営費任は私が取るから、三人には執行責任を全うしてほしい」というのが松原の言い分であったが、二回り以上違う「若手」経営陣を自らの掌のうえで競わせるがごとき仕儀。院政というより、明らかな現役続行宣言だった。
その後、社長候補に指名されていた大谷は〇四年、五十四歳の若さで死去。〇六年には、吉岡社長が副会長に祭り上げられ、乙津副社長が四代目社長に昇格、新たに専務の高井昌史が副社長に引き上げられた。乙津は人柄もよく、社内や社外の評判は悪くはない。しかし、社長の器量があるとは思われていなかった。「偉大なリーダーのもとには忠実なイエスマンしか育たなかった」というのが大方の見方だ。松原は新陣容のお披露目時に、またもや、二年後の社長は新専務の「高井だ」と宣言した。人事権は手放さない。
他の役員や幹部社員の異動も激しい。「おっちょこちょいだが、能力も疑問」と見られていた旗艦店の店長が副社長にまで上り詰めたことがある。「何であいつが」と話題になった。店長として現場を采配していた取締役が本社勤務に異動になり、畑違いの部署で能力を発揮する機会を失ったと同情された。書店を転々とさせられ、何のための異動かといぶかられた人事もあった。ちぐはぐさは拭えない。
極めつけは〇五年の事件。松原が手形を切ったわけではないが、将来の社長と嘱望されていた伊藤信一郎常務が突如解任された。大阪・梅田本店の店長などを務め、西日本の店舗を管轄する実力者だったから、衝撃が走った。
何のことはない、どこの企業でもある派閥抗争に聞こえる。
が、一流企業としての倫理が問われかねない背景があるのだ。関係者が事情を解説する。
「伊藤さんは、梅田の店長のとき、紀伊國屋が大量に取り扱っている某社のDVDソフトを取り扱おうとしなかった。売れないものは、受け取れないと拒否したと聞いている。これが解任の遠因。実はそのDVDの発売元は『ポルケ』という会社で、社長は松原さんの娘なんです。『お父さん、こんな人は辞めさせて』と頼み込んだからではないかと、もっぱらの噂です」
<続く>
ネットゲリラ 紀伊國屋書店では日本の本の5パーセントを売る
http://shadow-city.blogzine.jp/net/2008/06/post_09fd.html
松原家支配の弊害があちこちにでているようですね。
非正規雇用の問題もあるのに報道されていない。やはり、巨大書店を批判する本や雑誌は出せないのでしょうか。