生字幕放送でお伝えします伊藤⇒スタジオパークから…観客⇒こんにちは!きょうも元気な声、ありがとうございます。
きょうの司会は竹下景子さんです。
竹下⇒こんにちは。
よろしくお願いします。
きょうはすてきな和服。
ぐるっと1回転していただきました。
ヤドリギの帯なんですって?専門家に聞きましたらそうだそうです。
きょう、木曜日ですよ。
木曜日といえば?木曜時代劇ですよ。
きょうはゲストをお招きしています。
わくわくしています。
私もこの仕事をするようになってから、かなり時代劇のファンになりました。
今回の「ぼんくら」も非常におもしろい。
ぜひスタジオでお迎えいたしましょう。
拍手
本日のゲスト、木曜時代劇「ぼんくら」主演です。
主演の俳優の岸谷五朗さんです。
どうしましたか?どうぞ。
ぼんくらみたいな感じで出てきていませんか。
岸谷⇒皆さんちびっこがいっぱいいる。
どうぞお掛けください。
「ぼんくら」のテーマソングに乗って。
ぴったりな感じで。
ようこそお越しくださいました。
スタジオパークに出るときに影から見ていた方初めてじゃないですか。
狙っていましたね。
頑張ります。
早速、岸谷さんにこんなイラストが届いています。
上手。
上手ですね。
すばらしい。
プロですね、これは。
ありがとうございます。
岸谷五朗さんへの質問やメッセージを受け付けています。
どしどしお寄せください。
答えてくださいます。
岸谷五朗さん、きょうは木曜日。
出ていらっしゃる木曜時代劇が「ぼんくら」。
宮部みゆきさん原作です。
ありがとうございます。
オールスターキャストのポスター。
にぎやかなポスターですね。
これは1回で撮影しまして。
キャストが集まって撮影したんですか?普通はCGで合成するじゃないですか。
相当みんなの、いい笑顔を撮るために時間がかかりまして。
カメラマンさん苦労されていましたか。
このカメラマンさん、癖のある人がいるじゃないですか。
アイーン、カシャ、という人だったんですよ。
かなり松坂慶子さんは飽きていらっしゃってしばらくしたら、後ろで「愛の水中花」を歌い出してそれに合わせて。
その瞬間だったんですね。
いい写真になりました。
その木曜時代劇「ぼんくら」。
舞台は東京・江戸深川の鉄瓶長屋です。
これが長屋なんですけれども長屋周辺の治安維持を守っているのが岸谷五朗さん演じる南町奉行所同心、井筒平四郎です。
ありがとうございます。
この長屋には、いろいろな方が住んでいらっしゃいます。
先ほど出てきました松坂慶子さんお徳さん。
大家と言いますか、差配人の久兵衛さん、志賀廣太郎さん。
実はこの久兵衛さんが突然いなくなってしまいました。
出てきました。
お金かかっていませんね、磁石で。
そこは突っ込まないでください。
ちょっとはお金もかけたんですけれどもね。
新しい差配人の佐吉が来るんですが、佐吉が来てから長屋の人が次から次へといなくなってしまう時代劇ミステリーです。
これまでの放送からご覧いただきましょう。
井筒平四郎は、のんきでずぼらなぼんくら同心。
だいたい何だってお前は俺が嫌いなものをちょくちょく出すのかね。
ご心配なく。
あなたが召し上がらなくてもあとで私がいただきますから。
平四郎は鉄瓶長屋の見回りにかこつけお徳の店で油を売るのが日課です。
うめえなあ、相変わらずお徳の握るおにぎりはよ。
かたくもなく、やわらかくもなくちょうどいいあんばいだ。
うれしいねえ。
旦那にそう言ってもらえると。
しかしそんなのどかな鉄瓶長屋で突然、殺人事件が起こります。
その後、差配人の久兵衛が失踪。
それを皮切りに住人たちが次々と長屋を出て行くなど何やら奇妙なことが続いていました。
さらに…きょう、八幡様の近くで久兵衛さん見かけたんですよ。
何だと?失踪したはずの差配人・久兵衛がなぜか長屋の様子をひそかに探っている様子。
一連の出来事の裏には何か悪いたくらみがあるのではないかと疑い始めた平四郎ですが…。
もしかしたら久兵衛さんこそがすべての謎を解く鍵なのかもしれません。
謎ねえ…、面倒くせえなあ。
ありがとうございます。
かなり面倒くさがりな感じが。
伊藤さんが読むといいですね、物語が。
サスペンス調でしたよ。
岸谷さんに褒めていただいて光栄です。
分かりやすかったですよね、怖いところと楽しいところと。
そのとき平四郎が、って。
どうしたんですか急に持ち上げて。
でも平四郎さんは、時代劇のヒーローには珍しい。
同心ですから、治安維持をできるかというと全くできないタイプの男なんですよね。
どうしてこういう人が来ちゃったんですかね。
時代劇なんだけれども、平四郎が刀を抜いていないですよね。
楽しみにしていたんですよ。
時代劇の主演になれば最後、悪をぶった切れると。
決めぜりふとともにね。
1回も抜かないです。
最後まで抜かないのかしら、楽しみにしているんだけれども。
1回も抜かないというのも新しい同心で。
ぼんくら具合を出すために岸谷さん、どういうふうにぼんくらを出したんですか?僕だけではないんですが、スタッフのみんなが考えてくれて普通はみんな着替えるんですけれども、この人は寝巻きのまま朝、食事を食べたりしているんですよね。
これは寝間着。
これは違うんですけれども、食事のとき普通はこんなにごろごろしていないですよね。
時代劇の同心は寝るのが大好きですきがあったら寝ているんですよ。
第1話を撮っていたスタッフがみんなモニターに寄って見るじゃないですか。
もちろん僕を褒めてくれているんですけれどもぼんくらやと、みんな独り言が多いんですよ。
スタッフが高齢者なので岸谷、ぼんくらやって。
ちょっと悪口かなと思う感じで。
撮影中、独特の雰囲気ですよね。
「ぼんくら」やと言われたらね。
直接、言ってくれないんですよね。
スタッフさんどうしで。
その人たちで作り上げてくれている人物像なので。
スタッフの方が、ベテランの方が多いということで一部ですが、これだけベテランのスタッフがいらっしゃいます。
すてきですね。
監督をはじめ吉川監督が79歳ですよ。
ここに出ている中でいちばん若い方でも65歳です。
5人でアイドルグループを組ませたいですね。
ある意味、変な売れ方をするんじゃないかと。
もう大ベテランの最高のメンバーでございます。
代表作も名作ぞろい。
吉川監督ももう私、本当に常々日本で幸せに、われわれが暮らせているのは高齢者の方たちのおかげでいつも感謝の気持ちと、いたわる気持ちというのをすごく持っているんですね。
全くいたわる必要のない老人この5人が。
現役ばりばりで。
吉川監督は私が新人のころですから、40年前ですよ。
使っていただいたことがあって皆さん、名物スタッフというか。
年齢は年を取ればスピードが遅くなっていくじゃないですか。
どんどん早くなっているメンバーですね。
イラチやな。
撮影も本当に早いですし。
吉川監督は頭脳明せきでシーンのカットが見えているので自分の撮りたい絵が。
ここに向かってみんながいくので本当にかっこいい職人たちですね。
プロの職人。
監督。
いい感じ。
京都の撮影現場ですと、歴史がずっとあるからふっと入っていくとなかなか受け入れてくれないんじゃないか怖いんじゃないかと思ったりするんですけれども、実際はどうなんですか?全然、僕はそんなことはなくてでも、みんなはっきりものを言いますから。
さっきみたいに、ぼんくらやなと。
でもそれは褒めことばですよね、役になっていると。
風間俊介とか、若手もどんどんだめ出しをされてどちらかというと、若手をいたわらなくちゃいけないという。
いたわる必要のない高齢者の職人たち。
記録というのはシーンごとに記録をしていく方なんですけれども。
阪神タイガースが大好きで、全部黄色なんですね。
自転車も黄色で。
テーマカラーなんですね。
僕が思うに、ちょっと自転車のほうが体より大きいんですけれども。
撮影所にやって来て。
子どもの三角乗りみたいじゃないですか。
阪神の旗が付いていてカラーリングもしましまでタイガースの。
おはようございます、とあいさつをする前に、撮影所に来ると、全然聞いていないのにきのう阪神勝ったよ、って教えてくれるんです。
そうすると一日、大変機嫌がいい。
阪神が負けると、あまりしゃべりかけられない。
それで分かるんですね、勝ったか負けたか。
殺陣の方も77歳で。
上野さんも大ベテランです。
普通は立ち回りをつける方はいちばん体が動かなければいけないので、若い方がいるんです。
77歳で、何十人もの殺陣を、みずから動いてつけていてどうじゃ、お前かかってこんかい何やってるんだ!持ってつかめ、と自分が揺れたりします。
すごいです。
こういう職人さん、プロに囲まれていると言い訳ができませんね。
職人は、人のできないことを当たり前のように毎日できる人が職人なんですね。
当たり前のように、すごいことをこの人たちはこなしていくんですよね。
そういうスタッフの皆さんと、作品を作る喜びみたいなものはありますか?本当ですね。
ちょうど今、せみの時期で9月から撮っていたのでね。
冬の衣装を着ているんですけれども、セミが鳴いていて邪魔なわけですよ。
どうしますか?いちばん悩んでいたと思うんですよ、録音が。
録音部さんね。
必ずセミの鳴き声が入ってしまってあと時代劇は現代の音が絶対禁止じゃないですか。
自動車の音とかね。
せっかくかご屋がえっほえっほと言っているのに車の音が入って病人を担ぐシーンで、救急車の音が、はいってそっちに乗せちゃえみたいになったりいちばん苦労されていて。
スタッフの皆さんアンケートを取りました。
どんな俳優が嫌か聞いたんです。
大体皆さんこんなふうにおっしゃっていました。
録音部の中路さんは、ないねとおっしゃっていましたけれども。
おもしろいな。
岸谷さんについて殺陣の上野さんは熱心で謙虚。
真逆ですね。
また一緒に仕事をしたい主役だとおっしゃっていました。
ありがとうございます。
そりゃ、上野さんの前で偉そうにできないですよ。
照明の林さんは、もっとあなたを知りたいとおっしゃっていました。
照明というのは本当に演劇でもそうですけれども照明技術は明かりを当てることではなく、影を作る芸術なんですね。
特に時代劇は、テレビのドラマの中で、いちばんその芸術を披露できるもので影を作って、時代劇を作ってきた。
「ぼんくら」はとてもきれい。
芸術家ですね。
プロ集団に囲まれて「ぼんくら」は撮影されたんですが現場の岸谷さんについて、吉川監督に伺ってきました。
ぼんくらじゃないですよあの人は。
ここがいい人ですよね、あの人は。
あらゆる人に温かいですよね。
ものすごく多いの。
あんま言いたくないけど普通の人だったら大変ですよ。
これは切ったほうがいいですよ。
さすが監督使わせていただきました。
現場の空気作りも抜群で。
普通おじいちゃんたちというのは冗談を言っても、あまりおもしろくなかったりするじゃないですか。
非常におもしろいんですよ、ことばが。
だから、みんな若くて僕はちょうど50歳の誕生日を撮影中に迎えたんですね。
そろそろ俺もベテランの域かなと周りを見たら70以上がばりばりなんですよ。
まだ、おしめかえたばかりだと思って。
おしめが取れたばかりだと思って。
黙々とというところが「ぼんくら」道につながるところがありそうですね。
どうですすか、役作りは。
そうかもしれませんね。
竹下さんは、もちろん分かっていると思いますけれども結局個人で悩み苦しむ仕事じゃないですか。
それが現場では、花開くことですけれどもその時間が、かなり必要な作品でした。
そんな「ぼんくら」への反響も届いています。
大阪府の方からです。
「ぼんくら」録画しながらオンタイムで拝見しています。
両方ですね。
何度でも見たい。
五朗さん演じる平四郎がとてもコミカルで、おいっ子の弓之助君との軽妙なやり取りが見ていてすごく楽しいです。
今後のドラマの展開、非常に気になりますといただいています。
ありがとうございます。
現在第5話まで放送されています。
全10話です。
今夜は第6話です。
どうでしょうか、後半に向かっての見どころというのは。
さっきのポスターの、みんなの笑顔があの全員がいなくなるんですね。
あの笑顔がいなくなるという。
宮部さんの作りあげた宮部みゆきさんの中のキャラクターというのは非常にみんなが突出しておもしろいキャラクターがぶつかっているんですね。
お互いの会話自体はコメディーのようになっているんですけれども実は全体を通すと、大きいミステリーの渦に巻かれているという。
一話一話頭からストーリーを説明して始まりますので第6話から大きくねじれていくきょうからは、ぜひもう1回きちんと見ていただきたいなと思います。
いよいよ、ぼんくらが目覚めてきます。
楽しみにしていただきたいと思います。
木曜時代劇「ぼんくら」は今夜は第6回です。
見逃しちゃった、もう1回見たいという方はNHKオンデマンドでもご覧いただけます。
よろしくお願いします。
今度は岸谷五朗さんに竹下景子さんに迫っていただきましょう。
よろしくお願いします。
岸谷五朗さんは1964年東京都のお生まれ。
小さいころからスポーツ万能で家の中で遊んだ記憶がないというぐらい元気な少年でした。
かわいい。
真ん丸な感じですね。
どちらかというと四角形だったんですけれども、大人になったらどんどん伸びていって。
今とは雰囲気が違う。
かわいらしい。
いちばんいいころでした。
そして19歳のとき三宅裕司さんが座長を務める劇団スーパー・エキセントリック・シアター。
通称SETに入団。
この時代ですね。
オーディションがあったんですか。
隣が寺脇康文です。
明かりが当たっていないのが三宅さん。
主宰者の三宅さん。
踊っています。
どういうオーディションなんですか?オーディションで入れていただきまして。
最初からSETに入ろうと思っていたんですか。
いちばん最初に受けたオーディションだったんです。
あとから聞いたら小劇場ブームで人気劇団でがーっと上がっていっているところで男が3人しか受からなくて。
200人とか300人とか相当受けていたと思います。
ご自分ではどこが勝因だと思いますか。
それが本当に分からなくて。
演劇は全くの未経験で入団した岸谷さんでしたが退団までの10年間SETで演技をはじめ踊りや歌などを徹底的に修業。
厳しいものだったんですね。
本当にレッスンに明け暮れた毎日でしたね。
その努力が花開き皆さんご存じのとおり現在では舞台をはじめ映画やドラマで幅広くご活躍です。
簡単ですが、ご紹介させていただきました。
竹下さんに読んでいただくと立派な人間になったような気がします。
褒め上手ですね、さっきから。
ありがとうございます。
原点は、舞台。
演劇の世界に入ったのは舞台なんですね。
舞台俳優になりたくてSETの門をたたきました。
三宅裕司さん主宰ですけれど入ったときの三宅裕司さんはどんな感じだったですか?三宅さん、お世話になっています。
笑い声
厳しい座長ですか?優しい。
本当に温かい方です。
新人に対しても。
本当にそうです。
みんな同じように見ています。
心の大きい人ですね。
もちろん演技、芝居、いろんなことを学びましたけれど人間とは、というこういう人間にならなければこういう芝居はできないよというそこを教わったような気がします。
三宅さんは、私などはコメディーのイメージが強いんですけれど。
もちろん劇団はコメディーです。
三宅さん自身も、東京のコメディーを作りたいということでやっていますけれど、もちろん。
影響は受けられましたか?もちろんです。
コメディーの楽しさ稽古場劇団員が稽古をしていてももちろん稽古場は緊張感があって厳しい稽古なんですけれどそこにいつも劇団員の笑いがあったんですね。
劇団員がいつも笑っている。
笑顔でいる。
珍しいですね。
そうですね。
小劇場系の人ってふだんも厳しいですよね。
生活も厳しいですよね。
生活は厳しいです。
それを乗り越えつつ稽古をしなくてはいけないでしょう。
当時も厳しい生活でしたか?そうですね、アルバイト20代は本当にアルバイトと稽古、舞台のための稽古に明け暮れた毎日でした。
これは劇団のころですね。
ずいぶん明るい青年という感じですね。
しかもバットを抱えていますけれどサッカーボールとバスケットボールも持っています。
いったいどうしたんですか。
自分の行く道が分からないんでしょうね。
いろいろ試しながら選んでいるということですか。
演劇も何だかよく分からないしあまりにも演劇という存在が大きくて自転車でさまよっていました。
そんなことはないと思いますよ。
でも俳優になりたくてSETに入っていらっしゃったわけですけれども、若い俳優だと日々の生活は大変だったんじゃないですか。
いろんなアルバイトをしていました。
アルバイトをして稽古をする毎日でした。
あまり何も考えないアルバイトをしていました。
ひたすら皿を洗っているとか。
頭の中では芝居のことを考えていて。
人とコミュニケーションをとらないように?そうです。
頭の中は芝居のことを考えられるようなことをしていました。
皿洗いはいいわけね。
ほかには?コンビニエンスストアの店員さんもやりました。
それはコミュニケーションが必要では。
コンビニの店員さんをやっていたときに隣にもコンビニがあって隣に泥棒が入ったんです。
コンビニ強盗ですけれど、僕のところには入らなかったんです。
コンビニ強盗の犯人は何かぶつぶつ言ってやりを持った形をしてうろうろしている定員がいるそのときは芝居の稽古をしていたんです。
兵士の役だったんですけれど芝居の稽古をしていたんです。
不審な店員がいて怖かったのでそこに入らなかったというんですね。
防犯効果が高かったんですね。
店長さんに、初めてやとってよかったと言われました。
厳しい時代は家賃が払えなくてコインランドリーに行っていたという話を伺いました。
寝る場所もなかったの。
追い出されて家賃を滞納していたので大家さんも社会勉強のために追い出したんだと思います。
冬だったのでいちばんいいのがコインランドリーなんです。
乾燥機が暖かいんですよね。
冬場は当時は24時間コインランドリーがありましたのでそこがぬくいので寝たりしていました。
夜中に来るお客さんがいるでしょう。
それは、演技の勉強をしてよかったと思うんですけれど芝居力が必要でした。
ほかのお客さんが来たら、洗濯物を待っているふりをするんです。
起きなくてはいけないわけね。
まだかなっていう時計もないのに見たりして。
でもうるさいでしょ、洗濯機や乾燥機で。
全然大丈夫です。
子守歌です。
最高にいいところでした。
ただ演技力がない人はできません。
コインランドリーでも鍛えられたんですね。
常に向上を目指していたんですね。
当時の岸谷五朗さんについて三宅裕司さんに伺ってまいりました。
申し訳ないです。
いちばん最初のついた役というか、係が暗転になったときに舞台上のものを持ってはけるだけなんですけれどね裏方さんですけどもいやあ、これが人生でいちばん緊張しましたと言っていたのがすごく印象的なんですね。
こんなの簡単にやっちゃうようなやつだと思ってたんですけれどもそういう真面目な性格というか態度というかそういうのが見えたときにいろんなものを総合して性格が真面目なのはこいつは絶対大丈夫だなみたいなことは感じましたね。
ダンスとかアクションすごくいいんですけれどもまだまだ粗削りで全体的にすごい、男っぽい粗削り感じなのがどんどんセンスを身につけて繊細になっていくのを見ているのが楽しかったですね。
それでやっぱり相当身についたと思いますね。
笑い声
ということでした。
返せということですよ。
返せなくてすみません。
返せないうちに辞めてしまいました。
ありがとうございます、本当に。
そんな新人のころなんですけれど実は岸谷さん、新人のころ劇団時代ですけれど三宅さんに人生で初めて食べさせてもらったごちそうしてもらった印象的なものがあったということです。
お考えください。
つまりカウンターでおすしを食べるということですよね。
それは、なかなか自分ではね。
ステーキも食べたいでしょう。
ふぐの薄造りは大人な感じね。
メールも届いています。
神奈川県の方からです。
20年前から大ファンです。
ありがとうございます。
きょうもハンカチを手に頑張っていますか。
五朗さんの出演作品は1本残らずチェックしています。
生放送で緊張しています。
ハンカチも持っています。
そんな五朗さんの出演作品は1本残らず…推し量ったかのようにハンカチを使いましたね。
五朗さんの演技を見て、笑って泣いて、最後にはあしたもまた頑張ろうと思って日々生きていきました。
これからもずっと応援していますといただきました。
ありがとうございました。
島根県の方からです。
30代の方です。
ラジオ時代から大ファンです。
映画も舞台も見に行かせていただきました。
時代劇の五朗さんも大好きです。
共通しているのは、すてきな声です。
これからもさまざまな五朗さんを楽しみにしています。
ありがとうございます。
役者は1に声と言いますよね。
そうですねありがとうございます。
時代劇の五朗さんが好きですといただきましたね。
岸谷さんは、まげ姿がとてもお似合いですよね。
本当ですか。
京都の職人の山さんという人が毎日やってくれているんです。
ずっとぼやいている人なんですけれどね。
気に入らないと嫌なのよね。
自分の疲れを、ことばにする人で一流なんですけれど、きょうはだめだと言いながら一日4回ぐらいオーマイゴッド!というんです。
外国の人なんですか?オーマイゴッドと言いながらやっています。
70歳ぐらいなんですけどね。
新人のころ劇団時代のころ、岸谷さんが三宅さん、何をごちそうしたか、視聴者の皆さんの答えはこちらです。
いちばん多かったのが回らないおすしでした。
その次が分厚いステーキいちばん少なかったのが、大皿一面のふぐ薄造りでした。
岸谷さん答えは?青です。
今言うのが早かったですか。
全部ごちそうになっていると思うんですけれど、印象的だったのはカウンタ−のおすしでした。
おすし食べるのに夢のようなネタが並んでいるじゃないですか。
すごい食べたいんですけれど頼むのが失礼じゃないですか。
ごちそうになっているのにね。
4、5人いて、本当はもちろん食べたいものはあるんですけれどこのおすしは何ですか?作戦というのがあってこれは何ですか?と聞くんです。
三宅さんが大トロというんです。
大トロって何ですか。
マグロというんです。
とろけるような、っていうんですよね。
三宅さんはだんだん面倒くさくなってきて、食べてみろよと言うんです。
大トロください。
というんです。
これは何ですかというと、ウニだと言うんです。
ウニをくださいって言って食べました。
めんどくさくなるまで聞くというのがコツです。
三宅さんに証言をいただきました。
岸谷のすしの執着心はすごかった。
昔舞台が終わったあとおすし屋さんに連れて行こうと思ったものの、夜遅かったのでどこも開いていなかったことがあった。
すると岸谷は道行く知らない人にこの辺りにおすし屋さんはありませんか?としつこく尋ねまくっていた。
こいつは根性があるなと思ったということでした。
笑い声
もうおすしって決めてかかっていたんですね。
三宅さんがいなかったら食べられませんでした。
ぜいたくなものですよね。
おすしをごちそうになっていた劇団時代ですけれど、29歳のときにSETから独立をされました。
演劇ユニット、地球ゴージャスを立ち上げました。
こちらが同じくSETのメンバーだった寺脇さんと一緒に立ち上げたんですね。
29歳だったんですね。
ちょうど20年たちました。
地球ゴージャスを結成してから。
なぜ、居心地がよかった和気あいあいとしたSETから独立したんですか。
劇団ってすばらしくてSETの先輩たちも本当にすばらしい先輩たちで、そこで演劇を作るよさ、芝居作りのよさというのを徹底的に教わったんですよね。
30歳を前にすごく心が動いていったのはすぐに集まれて心を知っている仲間のある芝居ではなくて全く考え方イデオロギーも違う人間で集まって芝居をしたらどんなことができるんだろうということに興味を持ったんですね。
地球ゴージャスは寺脇さんと2人だけのユニットであとは毎回毎回僕が本を書いているんですけれどそこに合う俳優さんに出ていただいてるんです。
極端なことを言えば黒人の役があれば黒人の役者を連れてくることもできるし当時、20年前というのはそういう演劇ユニットがなかったんですよね。
劇団主流の時代だったんです。
地球ゴージャスの作品です。
全部でこれまで13作、地球ゴージャスはやっていらっしゃいます。
2年ごとにやっていらっしゃるんですね。
20年です。
よく続けていらっしゃいましたね。
いろんな人と演劇、お芝居の道を広げていらっしゃるんですけれどその舞台、地球ゴージャスの舞台ですけれど2012年の舞台、一部をご覧いただきましょうこういった舞台です。
おい!こんなこともできないのかお前ら。
(蚊の飛ぶ音)何やってんだ?蚊はいないだろ。
追わない、スプレーとかしないの。
もう我慢できねえぞ。
焼きそばパンを2個買ってこい。
お前、買いに行け。
♪〜
拍手
かっこいい。
ありがとうございます。
汗びっしょりで、きれのいいパフォーマンス、すばらしいです。
地球ゴージャスだからこそカリスマダンサーなんですけれどこういうメンバーたちと、できるんですよね。
舞台で、ダンスあり歌もありというエンターテインメントがぎゅっと詰まっている舞台ですね。
今のダンスだけではなくてタップダンスもやっていらっしゃるんですよね。
そのVTRがございます。
タップダンスのシーンもご覧ください。
♪〜戸田恵子さんですね。
拍手
また衣装もすてきですね夢のようですばらしいです。
劇団時代にレッスンしていたものがクラシックバレエとか、アクロバットとか本当に20代にやったものを。
どのくらいレッスンしていたんですか?クラシックバレエ、タップダンスジャズダンス、ヒップホップアクロバット立ち回りアクションとか。
その合間をぬって稽古ですよね。
そうです。
スタジオには、先ほどのタップダンスを踊っていらっしゃいましたけれど、思い入れのあるタップシューズを持ってきていただきました。
特別な靴ですか?初めてブロードウェイに行ったときに注文して作ったものです。
それこそ、職人さんです。
ブロードウェイの職人さんがいて有名な人のタップシューズを作った職人のおじいちゃんです。
タップカップの重さとか、厚みとか自分で作れるんですよね。
自分でオーダーして作ってくれるんですか?金具の部分ですね。
そうです。
それを作るのが夢で、ニューヨークに行ったときにはお金がなかったので、買えなくてそれから頑張って何年かしておじいちゃんに作ってもらいに行ったんです。
ちょっと見せてもらっていいですか。
ちょっと重たいですよ。
重たい重たい。
裏を見ると結構きれいになっていますね。
文字が残っていますね。
もったいなくて履けないんです。
飾ってあるんです。
10年前ぐらいに買ったんですけれど飾ったままで、ほかのタップシューズを買って使っています。
日の目を見させてあげてくださいませ。
大事なものをお持ちいただいて。
見事な舞台で。
動いていらっしゃいますけれどもう50歳ですね。
どうやって、体作りというんでしょうか体力作りをやっていらっしゃるんですか。
僕はわりと、時間があったらロードワークに外に出て走ることをすごくしていますね。
基本は走ることです。
ジムとかに行くよりもでも必ず公演をやるとどこが痛いんです。
どこか故障するのでやっぱりジムに行って、部分的なひざならひざに対して何をするかということをしていかなくてはいけないんでしょうね。
必ずやる運動はあるんですかストレッチとか。
僕はベッドなんですけれど、必ず肩甲骨を伸ばすようにしています。
肩甲骨が緩まないと全体が緩まないんですよね。
前にして開いています。
ちょっとやってみて、開く?かたいんですよ、体が。
あなたはかたいわ。
私もかたいからよく分かる。
いすだったら下に降りてストレッチをしています。
伊藤さんは?できるわけがない。
伊藤さん、ズボンが危ないんじゃないですか。
それを欠かさずやって、ああいうようなハードな舞台ができるんですね。
時間にしてどのくらい?撮影のときは毎日1時間ぐらいは体をほぐしています。
開脚をしています。
肩甲骨と股関節ですね。
股関節を動かすのがいちばん大事なんですよね。
脚を動かしたりしてそれと後ろですね。
そこを緩めています。
参考にさせていただきます。
ストレッチを心がけたほうがいいわね、われわれも。
皆さんからメッセージが届いています。
東京都の方からです。
SETのころから岸谷さんのファンです。
今後、何か挑戦してみたいことはありますか、という質問です。
今、目の前に、実は12月1日毎年ActAgainstAIDSというエイズと闘う子どもたちの支援をしています。
ことしも12月1日から武道館でやりますので、ぜひ皆さんいらしてください三浦春馬とか後輩の俳優とかポルノグラフィティとかそういうメンバーが集まって大きなその日しかできないライブを行います。
22年間やっていてラオスに病院、小児病棟を建てています。
それが来年、出来上がるんです。
続けるのは大変ですよね。
22年やっています。
ぜひ武道館に来てください。
皆さんの1枚1枚のチケットがワクチンになっています。
エイズに苦しむ子どもたちを守っています。
次の質問です。
神奈川県の方からです。
「ぼんくら」毎週楽しみにしています。
毎回毎回、田楽やおまんじゅうが出ています、毎回食べていますか?京都ではスーパーでしか通っていません。
時間がなくて。
だんだんスーパーに慣れてきました。
なんと対応能力が高いのかしら。
生活の知恵もついてきたんですね。
埼玉県の方です。
「ぼんくら」楽しみに見ていますもともと宮部さんの、原作を読んでいました。
実際ひょうひょうとしたたたずまいと言い顔の長さといい平四郎に、はまりすぎです。
きょうの放送も待ち遠しいですといただきました。
ありがとうございましたたくさんいただきましたありがとうございました。
2014/11/20(木) 13:05〜13:52
NHK総合1・神戸
スタジオパークからこんにちは 岸谷五朗[字][双]
木曜時代劇「ぼんくら」主演。 楽しかった!修業時代 ゲスト:岸谷五朗 司会:伊藤雄彦アナ、竹下景子
詳細情報
番組内容
双方向データ放送番組。テレビのリモコンを使って、ゲストに関するクイズやアンケートに挑戦!気になるゲストの生トークにあなたも参加しませんか?テレビをネットにつなぐとさらに楽しめます。
出演者
【出演】岸谷五朗,【司会】竹下景子,伊藤雄彦
ジャンル :
情報/ワイドショー – 芸能・ワイドショー
バラエティ – トークバラエティ
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
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