趣味の園芸「見て、食べて楽しむ オリーブ」 2014.11.20


(テーマ音楽)
(三上)いただきます!う〜ん。
ほのかな渋みと酸味でうまい!じゃ次これ。
はい。
おっ!あらまたキタキラしてますね。
おいしそうでしょ。
いただきます。
食べて食べて。
んっ!?こっち甘くてフルーティー!じゃ次いきましょ。
はいはい。
これなんかペーストになってるんですね。
いただきます!まだ残ってますね…。
本日ですね講師を務めます岡井路子と申します。
そして…。
はい!三上真史です。
岡井さん早い!味わわせて下さいよもっと!おいしいでしょ。
皆さん何の事か分かんないと思うんで今日のテーマはこちらです。
本日ご紹介するのは…たわわに実る実が収穫の真っ最中!しなやかな枝ぶりそして銀白色の葉がキラキラと輝く人気の果樹です。
そんなオリーブの魅力をたっぷりとお伝えします!講師はオリーブの伝道師…スペインポルトガルなどの原産地を訪ね栽培や実の楽しみ方を探求。
その魅力を日本各地で発信しています。
そこで本日の内容は?実を収獲したら是非お試し下さい。
他では味わえないおいしさを堪能できますよ。
続いてはベランダ庭植え…そして実つきを良くするコツも大公開!紙コップが役に立ちますよ。
後半の「寄せ植えアプリ」はハボタンを組み合わせてつくるエレガントな寄せ植え。
こちらもお楽しみに!岡井さんよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
いや〜冒頭からごちそうさまでした。
いえいえ。
ほんとおいしい幸せな気持ちになりましたよ。
こちらご紹介遅れましたが全て岡井さん手作りのオリーブの料理。
あっという間に出来る料理。
どれもおいしいんですがこれら普通ピクルスイメージ強いですよね。
酸っぱかったりとかね。
ですが今頂いたものが甘いものだったりペーストだったり。
メープルシロップに漬けたりしてたんですよ。
ペーストは黒くなったのを塩漬けして攪拌しただけ。
ふだんあまり見かけないですよね。
家で簡単にできるんですこれが。
でもそれぞれ実の状態によって作り方が違うってお聞きしたんですが。
あのね10月ぐらいだとこれで言いますと…。
こちら。
だんだん熟していくとですか?緑から黒になる。
どんなオリーブでもね。
分かりやすい。
オリーブの実は熟してくると黒くなります。
これらの成熟度に合った調理方法があるんですよ。
まだ緑が多い所だと塩水に漬けたようなのが向いてます。
皆さんイメージしやすいピクルスですね。
今頃ですと実が完熟してきて黒くなるわけ。
今の時期は完熟している。
オイル分もたっぷり出ます。
今の時期におすすめの料理っていうと?メープルシロップ漬けとか黒いので塩漬けしたりしたものとかが出来るんですけども。
ペースト状。
作ってみたい?作りたいですね。
どれ作ってみたい?えっどれもいいんですがあまり見かけないペースト状ね。
あっいいと思います。
これからねお友達呼んだりしておもてなしにぴったり!パンにつけてもよりオリーブのコクが出てとってもおいしかったので。
保存もできるので。
是非作り方教えて下さい。
簡単なのでやってみましょう!お願いします。
それではオリーブのペースト作りをご紹介します。
レッツクッキング!使う道具はこちら。
完熟した実を使います。
まずは渋みを取るためにタネを抜きます。
タネは堅いので専用のタネ取り器を使うと便利です。
ナイフで切れ込みを入れておくだけでも渋は取れます。
タネは実が柔らかくなってから取っても構いません。
渋抜きの処理をしたら実の重さの1割に当たる塩を全体にまぶします。
塩はね天然の塩を使って下さい。
その方がねおいしさが全然違います。
塩分濃度が濃いの嫌だなぁとか思って塩チョロッとにしておくとカビの原因になるので多めに使って下さい。
塩はしっかりとたくさん天然の塩ですね。
この状態だけで置いとくんじゃなくて…はいよ。
このようにざるにやっとくわけ。
どれぐらいたった状態ですか?3日ぐらいこんなふうに汁が出るんだ。
アクが。
このアクが出なくなったらば瓶とかに詰め替えて下さい。
渋を抜いた実を容器に入れ…その後好みの塩加減になるよう水に漬けて塩抜きするといいですよ。
塩抜きした実を容器に移します。
ナイフで切れ込みを入れただけの実はこの時タネを取っておきましょう。
オリーブオイルを適量入れます。
そしてフードプロセッサーでペースト状になるまで混ぜたら完成です。
さあペースト出来ました。
出来ましたねぇ。
簡単に出来ましたね。
でしょ。
ほんとに味わい深くてコクが口に広がるんですよ。
ねえ。
これしかも野菜ですか?そうそうそうそうそう。
野菜につけてもおいしい。
おいしいですよ。
1か月以内ぐらいに食べきった方がいいんですけどもつ事はもちます。
どれぐらいもつものなんですか?1年とかでも全然大丈夫なんだけど悪くなるわけじゃないですよ。
それだけもつんですね。
保存食としてもいいですね。
いいと思います。
オリーブの塩漬けペースト。
来客へのおもてなしにいかがですか?続いてはこちら!さあ改めて今日のテーマは見て食べて楽しむオリーブという事でおいしい実を楽しむためにはしっかり育てる事。
そして魅力は何と言っても木の美しさですよね。
常緑樹なのに風を見せてくれるたおやかさを持ってるでしょ。
葉の裏は白いし美しいですよね。
きれいですよね。
しかも冬枯れの季節にこれだけきらびやかな姿って貴重ですよね。
マイナス10度を下らなければ戸外で一年中育ちます。
丈夫ですよね。
記念樹とかねそういうのに植えたがる人多いですよ。
シンボルツリーとしてもぴったりですもんね。
ご自分の庭や目的別に合った品種を是非ご紹介頂けますか?是非見ていきましょう。
お願いします。
目的別品種紹介。
初めはこちら。
上に向かって伸びるのでベランダなど省スペースで育てやすいタイプ。
葉の裏が特に白くキラキラと輝いているように見えます。
こちらもスリムな樹形が特徴の…病気に強く庭に植えて記念樹にするのもお勧め。
続いては定番品種…枝葉が多く樹形が広がるので目隠しにおすすめ。
生け垣にも使えますよ。
最後は…どちらも実をたくさんつけるので見て食べて楽しめるオリーブです。
実を楽しみたい人実をつけるポイントを紹介したいと思います。
オリーブってね1つの品種だと実がなりにくいんですよ。
ほう。
このように並べて置いておくといいんですが違う品種。
違う品種2株必要って事ですか。
あった方がいいんです。
ブルーベリーなどと同じなんですかね。
そうなんです。
どの品種でもいいんですか?いいんですけどよく手に入る品種で言えばネバディロ・ブランコ聞くと思うんですが花の数が多いし花が咲いてる時期が長いので…花粉がたくさん出るものがいいわけですね。
ただ岡井さん僕もそうなんですけど2株置くスペースがない場合ってどうしようもないんですかね?誰かさオリーブ育ててる友達いないかな?僕ですか?ちょうど峰竜太さんがオリーブ育ててらっしゃってこの間遊びに行って僕手入れさせて頂いたんですよ。
実もしっかりなってましたね。
ばっちり。
じゃ花咲くって事だから花咲く時期一緒なんですよ。
その時期になったら袋とか持って「こんにちは」って遊びに行って下さい。
どういう事ですか?どういう事でしょうか。
紙コップでいいです。
花の咲く時期って5月の中旬から6月の初めと決まっているので自分ちのが咲いたなって頃にお友達の家行きましょう。
紙コップ持って。
行きましたら「花粉ちょうだい」って言ってね。
先っちょが咲いてますから突っ込んで振って下さい。
そうすると静電気でここにペーッてつくわけ。
いっぱいもらって違う品種ならそれももらって袋入れて。
飛んでっちゃうからね。
ふたをして帰ります。
そしたら今度耳かきのぼん天って分かる?フワフワ。
あれとか筆でいいですからここから花粉取ったら自分ちの咲いてる所にポンポンってつけてあげて下さい。
人工授粉って事ですね。
そういう事なんですよ。
自分のオリーブの花粉を持っていって交換するのもいいですよね。
お互い様でね。
そうか!峰さん花の咲く時期にまたお邪魔させて頂きます。
でもねそのためにはね花が咲くような育て方しなきゃいけないわけよ。
しっかり育てないと。
育て方のコツをこれからお教えします。
お願いします。
という事でここからは実つきを良くするコツをご紹介します。
この時期チェックしてほしいのは株もと。
根詰まりしているとこうして根が地表に出てしまいます。
この状態で冬の寒さに当たると弱ってしまうので培養土で覆って保護しておく事がポイントです。
そして春になったら一回りから二回り大きな鉢に植え替えましょう。
鉢底石を敷いて…大きな鉢に移し培養土で植え替えます。
株を安定させるために隙間なく土を入れましょう。
最後に名札と支柱を立てれば完成です。
岡井さんちなみに大きな鉢にではなくて同じ鉢に植え直すってのは駄目なんですかね?大丈夫ですよ。
だってどんどん大きくしてたら切りがないもんね。
スペースがやはりなくなってしまうので。
同じ鉢でいいですから根鉢をきれいに崩してそれで土をちゃんと入れて植え替えれば同じサイズでも大丈夫。
同じ植え替え方法で大丈夫ですか。
大丈夫。
実ってなるものなんですか?なるんですよ。
よかった。
大丈夫なんですね。
安心して下さい。
庭植えにする場合は植えつけ時に土壌改良をしましょう。
オリーブは水はけが良く中性の土を好むので堆肥と苦土石灰を混ぜます。
元肥として有機肥料を混ぜておきましょう。
植えつけた年は実がつきにくいですが鉢植えと比べると株が大きくなりたくさんの実を収獲できますよ。
三上君実をつけさせるポイントがねもう一つあるんですよ。
是非知りたいんですけども。
せん定。
やっぱりせん定ですか。
そうなんですよ。
怖いとかめんどくさいとかでやらない人多いんだけれどもやった方がいいんですよ。
やはり重要と。
これ見て下さい。
良さげ?いや僕的にね立派に茂ってていいように見えるんですが。
ところがどっこいこれだとね葉が多すぎるんですよ。
やっぱり実をつけさせようとしたら向こう側の景色がうっすら見えるぐらいを目標にして。
枝葉少なくしといて光と風よく通るようにしておいてあげた方がいいんです。
でもどこを切ったらいいんですか?あのね今年の春から初夏に伸びた新しい枝に来年花が咲いて実がつく。
今年伸びた枝に来年実がつくと。
でも今年伸びた枝ってどのように見分けたら?分かりにくいですけど。
この先の方にシューッと伸びてる枝ありますよね。
これ去年伸びた枝とは思えないですよね。
この中にあるのは古い枝。
だから中で混み合ってる枝は切ってもいいけどこの先っちょのはできるだけ残して間引きせん定をするという事なんです。
せん定のコツは混み合った枝を切る事。
例えば株の内向きに伸びている枝。
日当たりや風通しを悪くするので枝の付け根で切ります。
他には…こういう枝は育ちにくいのでバランスを見てどちらか1本を切ります。
このように混み合った枝をせん定しましょう。
勢いよく飛び出した枝は実をつけるのである程度残しながら切っていけばよいですよ。
完成!出来ました。
いやかっこいいですししっかり向こう見えますよ。
混み合ってる枝を切ってるともうこのようにすっきりするんですね。
これで光と風がよく当たってリフレッシュされたわけ。
せん定の適期っていつごろがいいんでしょうか?思い切ってやりたい時はね休眠期といわれてる1月2月におやりになると安心だと思うの。
春の植え替え前に思い切ってこのように切るわけですね。
そうすると春に芽が動き始めて新芽がブワッと出る。
きっかけが与えられますもんね。
冬のせん定をしっかりとやってたくさんの実を収獲しましょう。
続いてはこちらのコーナー。

花が少なくなる冬に活躍するハボタン。
ボタンの花を思わせる葉が美しく長く楽しめます
今日はハボタンでエレガントな寄せ植えをつくりましょう
担当講師はこの方です
今日のテーマは豪華なブーケ。
色とりどりのハボタンで華やかなブーケをつくりましょう。
色や形大きさが違うハボタンを集めてみたよ
豪華にエレガントに仕上げるためには品種を1つに絞らずにいろいろな色や形のものを組み合わせます。
その中に黒い葉のハボタンを入れておくと全体の引き締め役になってくれますよ。
定番の丸葉系。
豪華なバラの花を連想させます
こっちは葉にフリルがあるんだ。
同じ丸葉でも華やかな印象ね。
細かいレースのような葉の…葉の縁がギザギザしたちりめん系。
シックな色がアクセントに。
続いて器選びです
2種類の鉢を用意しました。
山口さんのお薦めは…
今回はこちらのバスケット形の鉢を使います。
だ円形ですと上もだ円形につくれて広がりと奥行き感が出てきます。
取っ手がついたデザインもブーケのイメージにぴったり。
次は脇役を選びます
丸くコロンとした形のハボタンばかりでは単調で面白みがありません。
そこでこのように動きのある植物を加えると良いアクセントになります。
スッと伸びた葉が印象的な…
柔らかなラインを描く…
シルバーリーフを加えてエレガントさを演出します
それでは植えつけましょう
まずハボタンのレイアウトを決めていきましょう。
一番手前には一番魅力的なハボタンを持ってきます。
次にちょっと違った感じのハボタンを2列目に添わせていきます。
隣り合ったもの同士は違う感じのものがいいですよね。
配置が決まったら植えつけです
土を落とし根鉢を一回り小さくしてから植えましょう
茎の長いものや背があるものはこのまま植えてしまうと他のものと高さのバランスが合いません。
ですから深植えにします。
次にバランスを見ながら脇役を植えていきます
オオバジャノヒゲは小さく分けて隙間にさし込みます
ハボタンを使ったエレガントな寄せ植え。
完成です
まるでバラのブーケみたい!花を使ってなくてもこんなに豪華になるのね。
これからは南向きの軒下程度で乾いたらたっぷり水をやりながら管理して下さい。
寒くなってくるとますます色が鮮やかになってきます。
3月の初旬ぐらいまでこの状態で楽しめます。
是非皆さんもつくってみて下さいね。
次回はツワブキで和モダンな寄せ植えをつくります
「花信〜わたしのメモリアル〜」。
皆さんは「踊り葉牡丹」って知っていますか?今日はちょっと変わった方法で葉牡丹を楽しんでいる方からのお便りです。
「昨年踊り葉牡丹に挑戦いたしました。
おととしの冬から苗を育て始め春に切り戻し夏は早起きをして水やり害虫駆除など手入れに大変苦労いたしました。
そのかいあってか秋にはすばらしい枝ぶりの踊り葉牡丹が。
冬に向け日がたつにつれきれいに色づきとても華やかになりました。
『これが葉牡丹?!初めて見た!!』などと家族や友人からもたくさんお褒めの言葉を頂きました。
花の少なくなる季節心を和ませてくれた踊り葉牡丹。
今年も挑戦中です。
みんなの笑顔を思うと今からワクワクウキウキしています」。
踊り葉牡丹今ちょうど色づく季節ですよね。
その個性的な姿是非僕も見てみたいです。
今日ご紹介した「オリーブ」そして「寄せ植えアプリ」は「趣味の園芸」テキスト11月号に掲載されています。
岡井路子さんがオリーブについて詳しく紹介していますので参考になさって下さい。
鉢花にはない盆栽の魅力と味わい方をご紹介します。
2014/11/20(木) 10:30〜10:55
NHKEテレ1大阪
趣味の園芸「見て、食べて楽しむ オリーブ」[字]

シロップ漬け、ペーストなどの調理アイデア。植え付け方法、実付きをアップさせる管理方法などを紹介。<ミニコーナー>寄せ植えアプリ【ハボタン×エレガント風】/花信

詳細情報
番組内容
人気果樹オリーブは収穫時期。シロップ漬け、ペーストなど、この時期にできる調理のアイデアを伝える。また、冬は銀白色の葉やしなやかな枝ぶりを観葉として楽しめる。植え付け方法、実付きをアップさせる管理方法などを紹介する。【司会】三上真史(D−BOYS)<ミニコーナー>寄せ植えアプリ【ハボタン×エレガント風】大きさや色形がさまざまなハボタンでブーケのような一鉢を作る。/花信〜わたしのメモリアル〜
出演者
【講師】園芸研究家…岡井路子,園芸研究家…山口まり,【司会】三上真史,【語り】笠原留美,恒松あゆみ

ジャンル :
趣味/教育 – 園芸・ペット・手芸
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい

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