伊方原発:設置変更許可の補正書を15年2月に提出へ
毎日新聞 2014年12月25日 20時36分
四国電力は25日、伊方原発3号機(愛媛県)の安全対策などを盛り込んだ原子炉設置変更許可申請の補正書を、原子力規制委員会に来年2月中に提出する方針を明らかにした。再稼働に必要な三つの許認可のうち最も重要なもので、同原発の審査は大詰めを迎えた。
補正書には、これまで規制委と交わした議論を踏まえ、新規制基準に合わせて原発の設計や設備を変更した点などが記載されている。補正書が提出されれば、九州電力川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県)、関西電力高浜原発3、4号機(福井県)に続き3番目になる。提出を受け、規制委は事実上の審査合格を示す審査書案の作成に入る。
その他の原発では、耐震設計の基礎となる基準地震動が決まった関電大飯原発3、4号機(同)、九電玄海原発3、4号機(佐賀県)の審査が先行している。【鳥井真平】