この時間の「テレビ体操」はこの辺で。
このあともどうぞお元気にお過ごし下さい。
3時になりました、ニュースをお伝えします。
STAP細胞の問題で、理化学研究所の調査委員会は、小保方晴子元研究員らが発表した論文の主な結論は否定され、その証拠となった緑に光るマウスなどは、いずれも別の万能細胞のES細胞が混入したか混入で説明できることが科学的な証拠で明らかになったとする報告書をまとめました。
そのうえで、これだけ多くのES細胞の混入があると、過失ではなく故意である疑いが拭えないが、誰が混入したのか特定できないと判断したとしています。
理化学研究所は、STAP細胞の論文にねつ造と改ざんの2つの不正があると認定したあと新たな疑義が指摘されたため調査委員会を設置し、小保方元研究員が保管していた細胞や実験のオリジナルデータなどを詳しく調べてきました。
その結果、STAP細胞ができたとする論文の主な結論は否定され、その証拠として論文に示された緑に光るマウスや、テラトーマと呼ばれる細胞組織などは、すべてES細胞が混入したか混入によって説明できることが科学的な証拠で明らかになったとしています。
そのうえで、これだけ多くのES細胞の混入があると、過失ではなく故意である疑いが拭えないが、誰が混入したかは特定できないと判断したとしています。
さらに、小保方元研究員には、論文に示された図や表のうち、細胞が増える力を示したものなど2つについて、ねつ造などにあたる不正があったと認定したうえで、多くの図や表のオリジナルデータについて、特に小保方元研究員のものがほとんど存在せず、本当に行われたのか証拠がない実験もいくつか存在するとしました。
また小保方元研究員が当時所属していた研究室の長の若山照彦氏や、論文を最終的にまとめるのに主な役割を果たし、ことし8月に亡くなった笹井芳樹氏については、STAP細胞ができた証拠とされた緑に光るマウスなどについて、明らかに怪しいデータがあるのにそれを確認する実験を怠った責任は大きいとしました。
理化学研究所ではあすにも会見し、詳しい調査結果について明らかにすることにしています。
安倍総理大臣は経団連の幹部の会合であいさつし、強い経済を作るには、賃上げの流れを続けていくことが不可欠であり、目に見える形で動きを作り出していただきたいと述べ、継続的な賃金の引き上げを要請しました。
この中で安倍総理大臣は、第3次安倍内閣が発足したことに関連して、あさってには、消費喚起と地域活性化のための経済対策を決定する。
年明けの通常国会では、今年度の補正予算案や来年度予算案の速やかな成立を目指すとともに、農業、医療、雇用、エネルギーといった分野の岩盤規制改革をさらに強力に進めるための法案を成立させる、改革が後退することや骨抜きになることは決してないと述べました。
そのうえで安倍総理大臣は次のように述べ継続的な賃金の引き上げを要請しました。
また、日銀の黒田総裁も同じ会合で講演し、高い収益をあげている企業が積極的に収益を使っていくことが求められている。
いち早く環境変化を先取りし拡大均衡の経済に対応できた企業こそが競争の勝者となると述べ、経済の好循環のためには、収益が改善している企業が資金を賃上げや設備投資に積極的に振り向けることが重要だという考えを強調しました。
きょうの東京債券市場は、日銀が大量の国債を買い入れる大規模な金融緩和を続けていることを背景に、日本国債を買う動きが強まり、長期金利は、0.31%まで低下しておよそ1年8か月ぶりに、過去最低の水準を更新しました。
きょうの東京債券市場は、午後に入って日本国債を買う動きが強まり、長期金利の指標となる償還までの期間が10年の国債の利回りは、一時0.31%まで低下しました。
長期金利は、日銀が大規模な金融緩和策を決めた直後の去年4月5日につけた過去最低の水準をおよそ1年8か月ぶりに更新したことになります。
長期金利が下がっているのは、日銀がことし10月に追加の金融緩和を決めて、国債の買い入れを拡大していることから、今後、市場に出回る国債が一段と減るという見方が強まっているためです。
続いて気象情報です。
まず雲の様子です。
日本付近に強い寒気が流れ込み日本海には筋状の雲が広がっています。
今夜の天気です。
北日本の日本海側から北陸にかけて広く雪が続きふぶく所があるでしょう。
山沿いを中心に大雪のおそれがあります。
2014/12/25(木) 15:00〜15:12
NHK総合1・神戸
ニュース・気象情報[字]
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ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 天気
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