さまざまな色や素材を使って作られ発達しました。
その伝統が引き継がれ今も書の世界で使われています。
とある町のとあるカフェー。
訪れる人々とマスターが日々語り合っています。
成君今日は何か考え込んでいますね。
(尾崎)どうしたの?
(足立)いや〜シャツのボタン取れちゃったんだけどさ近所のリフォーム屋さんだとボタン付け代が280円ってちょっと高いなと思って。
あ〜出せない金額じゃないけど考えちゃうよね。
(パパイヤ鈴木)うんそうなんだよね。
値段もそうなんだけどさ出しに行ったりさ受け取りに行ったりするのが面倒くさいんだよね。
そうなんですよね。
(青木)自分で付けちゃえば。
えっでも何か…。
う〜ん迷いどこなんですよね。
こんにちは「家庭総合」です。
ナナコちゃん四苦八苦してましたね。
裁縫とか皆さんやります?成君は?いや僕全然やらないです。
やらないですか。
私パパイヤさんに手縫いでリボン作ったように手縫いはよくしますね。
好きで。
ありがとうございます。
ちゃんと使ってますからね。
ありがとうございます。
私も下手くそですけど子どもにお弁当箱入れとかそういうものは作りますけどね。
巾着みたいなね。
そうです。
さて今回はですね「服を作ろう」がテーマでございます。
そこで服を作るのはハードルが高いんですが実は千瑛ちゃんが服のリメイクに挑戦してきたんだよね。
はい行ってきました。
VTR見て下さい。
気に入って買った服だけど……って事ありますよね。
そこで服のリメイクに挑戦。
教えてくれるのは…ファッションモデルとして活躍するかたわらリメイクアーティストとしてさまざまな作品を発表しています。
明弥さんのリメイクテクニックで千瑛ちゃんのTシャツを生まれ変わらせます。
…っていう事で明弥さんお願いします。
(大田)お願いします。
今回このTシャツなんですけど普通すぎて着回しが大変なんですよ。
千瑛ちゃんはどんなふうにしたいですか?そうですね個性的なかわいらしいものにしていきたいんですけど。
個性出ますかね?うん出ると思います。
じゃあ是非是非お願いします。
じゃあやってみましょう。
はい。
最初にデザイン画を描いた方が出来上がりのイメージが湧きやすいので簡単に作る事ができます。
あっ本当ですか?2人でアイデアを出し合いデザイン画を描きました。
目指すイメージを確認しながら具体的にどう作るのか絵にしていきます。
出来上がったのはTシャツをワンピースに大変身させる計画です。
Tシャツにギャザーを寄せたスカートを縫い付けて一着の服にする事にしました。
新たに必要になるスカート部分の布を選びます。
グレーのTシャツにあえてピンクを合わせる事でかわいすぎず子どもっぽくなり過ぎないようにできるかなと思います。
用意したのはシフォンという布。
光沢があり柔らかいのが特徴ですがスカートにする場合透けやすいのが問題です。
そこで解決策裏地を重ねます。
透ける素材の内側に厚手の素材を重ねて二重にします。
ではまずインナーのスカートを縫っていきましょう。
はい。
(大田)この素材は筒状になっているのでこういった時に簡単に縫い付けれるようになってます。
(尾崎)本当だ。
裁断する時は縫い代を確保。
必要な丈の上下それぞれ3センチずつ合計6センチを足して布を切ります。
切った所は後で折り曲げて隠すので神経質にならなくても大丈夫です。
(大田)切れました。
よかった。
ここでちょっと休憩。
大田明弥さんにリメイクに懸ける思いを聞きました。
母が私が生まれるまでスタイリストをしていたのでやっぱりそのお仕事柄いろんなタレントさんの洋服とかも作る事が多かったみたいで縫い方とか教えてもらって遊びでやってたんですけどそれをずっと大人になってからもやっていて。
大田さんは高校卒業後服飾大学で本格的に服作りを学びます。
その時書いたブログが読者の人気を集めました。
リメイクした作品とかを載せてたら結構コメントもらえたり。
読者の方とのコミュニケーションが取れるようになって面白いなと思ってから結構リメイクをたくさんやるようになりました。
大田さんはこの秋念願のオリジナルブランドを立ち上げました。
リメイクの楽しさをもっと多くの人たちに知ってほしいと思っています。
リメイクを始めるきっかけとかってどういったものから始めればいいですかね?新しく買ってこれをリメイクしようってやるとやっぱりその買ったっていうプレッシャーもあると思うんですよ。
なんですけど何か「これ汚れちゃった」とか「穴が開いちゃった」っていうやつを捨てる前にちょっと自分で何かトライしてみるとそこから入り口が広がるんじゃないかなと思います。
(大田)待ち針でやっていきたいと思います。
間隔を空けて待ち針を打ちしつけ縫いをします。
使うのは…糸の端が抜けてしまわないように結び目を作ります。
(大田)内巻きに巻いてこれをこするような形…こすってから引っ張ります。
すると結び目が出来ます。
これを…
(大田)1本どりして縫っていきたいと思います。
1本どりって何ですか?1本どりは針に通した糸の片方だけ玉結びして縫う方法。
2本どりは2本まとめて玉結びする方法で丈夫に縫い付ける事ができます。
裏を一緒に縫ってしまわないように襟から手を入れ…千瑛ちゃんも挑戦です。
私絶対失敗してます。
あ〜縫ってます後ろ。
すいません。
まさかのナナコと同じ失敗。
気を取り直して頑張ろう。
外側に付けるギャザースカートを作ります。
まずは布の端と端を縫って輪にします。
いよいよ本縫い。
ミシンの出番です。
輪になった布を重ね幅が余った部分を使ってギャザーにします。
均等にギャザーを寄せるためにはポイントがあります。
両端を待ち針で留めたらその中間を留め更に中間と16等分になるまで繰り返します。
そして…
(大田)ちょうどこのフワフワを潰していく感じで…。
(尾崎)潰しちゃうんですか?
(大田)はい縫っていきます。
ギャザーの出来上がりを意識しながらしつけましょう。
さあラストスパート。
気を抜かないで頑張って。
縫えてます?
(大田)縫えてます。
これ止めても大丈夫ですか?
(大田)止めながらでも大丈夫です。
本当ですか。
(大田)なるべくミシンを上げる時は針をこうやった状態で上げた方がいいです。
ここがこうなっちゃうとこっちにギャザーが寄っちゃったりするのでこっちはなるべく平らにしていくときれいに行きます。
最後に裾を縫って完成です。
さあ千瑛ちゃんが頑張って完成させたリメイクワンピースどんなものになったんでしょうか?どうぞ!ジャ〜ン!どうですか?かわいいよ。
いいじゃない。
(足立)これ本当に自分で作ったの?作りました。
大したもんですね。
(足立)すごっ。
それ無地だったよね?Tシャツね。
「Love」って書いてなかったよね。
ここ服用のペンで書いたんですよ。
水洗いでも落ちないんです。
あっそうなの?はい。
自分のサイズにすごいぴったり合ってるんで。
それがいいね。
愛着湧きます。
僕たちもねちょっとやってみたいなと思うんですがなかなか難しいんですが…。
いやそろそろねあの方がいらっしゃるんですよ。
来ますか?ええ。
(高橋)こんにちは。
こんにちは。
やって来たのは…あの服の印象って工夫次第でだいぶ変わりますね。
そうですね。
ちょっとした工夫ですごくオリジナリティーを出す事ができると思うんですね。
ちょっとこちらをご覧になって下さい。
この2つの服もともとは全く同じものでした。
左側は買った時のままですが右側はパンツの裾を上げシャツのボタンを赤いものに付け替えています。
これだけでだいぶ印象が変わりますね。
すごくかわいくなりましたよね。
そうですよね。
印象が随分違う。
何か自分でこれをできて自分で着たら何かすごく自慢したくなるね。
ではここでですね皆さんがどれぐらいできるのか?実際にやってみたいと思います。
という事でボタン付けに挑戦。
ボタン付け用の糸と針を用意します。
さあお手本なしのぶっつけ本番。
上手にできるかな?初ですか?4年ぶりぐらいですかね。
成君は布を何度も裏返しています。
どこ刺してもボタンに刺さっちゃう。
いいですよ。
パパイヤさんは最後の玉どめで糸を10回も巻きました。
大きな玉どめです。
さあ全員出来ました。
どうですか?
(尾崎足立青木)出来ました。
先生どうなんですか?正解とかあるんですかね?そうですねまず大事なのは付いているという事ですよね。
付いていますね。
しっかり付いてる。
ボタン付けにはいろいろな方法がありますが今回は丈夫な付け方のコツを確認しましょう。
(高橋)まず表からすくいます。
まずねボタンは置いといて糸だけで…針と糸だけで1回すくいます。
ここからボタンを持ちこういうふうに通します。
そういうふうにやってた。
そんな感じだった。
(高橋)ここでまたすくいます。
表だけ見て作れるもんなんですよこれ。
へぇ〜あ〜。
へぇ〜。
最後の玉どめも表側で行います。
(高橋)土台の布をすくったらここで玉どめをします。
表なんですね。
(高橋)そうです。
全部表でする事によって壊れてきづらいボタン付けになります。
ボタン付けもそうなんですけど身近なお直しでいうと裾上げとか縫う作業が入ってきますよね。
結構僕それ苦手なんです。
そうですよね。
そこで先生に4つの基本的な縫い方を紹介してもらいました。
表と裏を交互に縫い進める最も基本的な縫い方です。
(高橋)チクチク針を進めて縫っていきます。
裏も同じようにチクチク縫われてます。
これあれですよねさっきしつけの時に…。
あっそうですね。
やったのがそうですよね。
続いて半返し縫い。
1針進んだらその半分戻る。
それを繰り返します。
(高橋)1針先に出して半分戻る。
裏側はどうなんですか?
(高橋)裏はこういうふうに…。
あっちょっと違うよね。
つながってますね。
(高橋)つながってます。
これでしっかりした縫い方になります。
本返し縫いは更に丈夫な縫い方です。
(高橋)半分返るのが半返し縫いでしたけど本返し縫いは全部返るのでこうして縫い目がくっついた状態になります。
裏もしっかり返ったものになります。
これはより強いって事ですよね。
そうですね。
ひもを付けるとか本当にしっかり付けたい所にこれで縫っていきます。
まつり縫いは裾上げなど折り返した布を留める時の縫い方です。
先生に実際にやってみせてもらいました。
(高橋)裾のような感じに折ってあります。
初めに中から出してきます。
ここでちょっと向こう側を横にすくいます。
横にすくうと糸が斜めになってきます。
あっそうですね。
斜めになりました。
(高橋)それをまたここにすくいます。
そしたら次にまた向かい側を斜めにすくって…。
これ本当一連の動作でこうすくってこの中に入れて出していきます。
そうすると反対側はこういうふうに縫い目がちょんちょんって出て。
裾なんかはね表側の方の縫い目がちっちゃい方がきれいですよね。
そうですね。
いや〜いろいろあるんですねぇ。
今日はこの4つの縫い方だけでお洋服も作る事ができるんですね。
へぇ〜そうなんですか。
こちらは先生が手縫いだけで作ったというチュニック。
1枚につながった布から出来ているんだそうです。
あんまり難しいものじゃなくて簡単なものからねまずお洋服作るの始めていかれるといいと思うんですね。
自分でねこれできたら先生…。
(高橋)そうなんですよ。
自分で作ったら自分が一番美しく見える洋服になるはずなんですよね。
自分が好きな布でね。
という訳でみんなそれぞれの縫い方でですねあの〜チャレンジしてもらいたいと思いますけれども。
という訳で思い思いの場所で縫い物にチャレンジです。
自分の思ったものがちゃんと出来るっていうのを久しぶりに体感してこれから続けたいなって思いました。
やっぱり針と糸を持つっていうのは結構楽しい時間だと思うんですね。
高校生の皆さんもね縫い物をちょこっとしてもらってだんだん上手になったらお洋服作ったりしてもらったらすてきだなと思うんですけどね。
そうですね。
先生の服とか千瑛ちゃんの服見てるとそんな簡単にかわいいのできるんだったらやってみたいなと思いますよね。
あっそうですか。
手持ちの服に少し手を加える事によって自分に合ったサイズやデザインにする事ができます。
自分らしい一着を工夫して作ってみましょう。
服を作る時にはまずデザインを考えましょう。
そして複雑な部分はしつけをしてから本縫いを行うとスムーズに作る事ができます。
ボタン付けや裾上げなどは衣生活の自立の基本です。
身につけておきましょう。
手縫いにはさまざまな縫い方があります。
用途や自分の技術に合わせて使い分けて下さい。
2014/12/25(木) 14:40〜15:00
NHKEテレ1大阪
NHK高校講座 家庭総合「服を作ろう!」[字]
ちょっとした服の修理から、個性を楽しむファッションリメークまで、自分なりの衣生活を営むための、裁縫の基本的な技術を学びます。【出演】パパイヤ鈴木・青木さやか 他
詳細情報
番組内容
ボタンつけや裾上げなど、ちょっとした服の修理、自分でできますか?基本的な裁縫の技術があれば、修理だけでなく、手持ちの服を自分だけの個性的なデザインにアレンジする、ファッションリメークも楽しめます。番組レギュラーの尾崎千瑛ちゃんが、人気リメークアーティストの大田明弥さんに入門。Tシャツをワンピースに変身させます。【出演】パパイヤ鈴木、青木さやか、足立成、高橋恵美子 他【声】沖田愛【マンガ】和田フミ江
出演者
【ゲスト】手芸家(袋物)…高橋恵美子,リフォームアーティスト…大田明弥,【司会】パパイヤ鈴木,青木さやか,【出演】尾崎千瑛,足立成,【語り】沖田愛
ジャンル :
趣味/教育 – 中学生・高校生
趣味/教育 – 生涯教育・資格
バラエティ – その他
映像 : 480i(525i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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