こんな場所が地球上にあるなんて…。
地平線の彼方まで真っ白。
雪ではないんです。
実は真っ白な砂。
白い大地は宇宙からもくっきり見えます。
面積1,550平方キロメートル東京23区が2つ入る世界最大の白い砂丘。
何でも訪れた人の人生観を変えてしまうとか。
そこはブラジルの北東部にあります。
日本から飛行機を乗り継いで28時間。
地球の裏側に降り立ったのは俳優手塚とおるさん。
異国に来た高揚感ゼロ!旅があまり好きではないらしい。
暑い…。
すげえ暑い。
インドアですねもうほぼ…外には出たくない。
日本ですら外に出たくないのに。
初球は絶対に打たない。
ど真ん中のストレートでいけ。
ドラマや舞台で活躍する個性派俳優。
芝居一筋。
ふだんは家と撮影現場を往復する毎日。
あとはどっちが最後の切り札を持っているかだ。
海外に来るのは映画の撮影以外でこれが初めて。
美しい砂丘への期待感を聞いてみると…。
僕の中では「砂丘」っていう文字しか今浮かんでないので。
景色は一切浮かんでないからどんな景色なんだろうっていう。
砂丘のイメージが全くないので。
でもそんな手塚さんにこそ見てもらいたい絶景なんですよ。
僕もだからちょっと楽しみですよ。
自分がどうなるのかとか…。
どう…こうインドアな人間がアクティブにアウトドアを満喫するのかとかそういう事をちょっと楽しみにはしてるんですけど。
サンルイス空港からまずは砂丘の入り口の街サントアマロへ。
車で7時間。
ひたすら移動です。
やっとの思いで着いたサントアマロの街人口およそ1万5,000。
最近は砂丘が知られるようになり観光客が増えています。
砂丘を楽しむために必要なものがあるとか。
インドア派の手塚さんもちろん持っていません。
それはビーチサンダル。
これはどれがいいんだろう?全然分かんないや。
ああそうですか。
いいじゃないですか。
しかもブラジル国旗だし。
これにしましょう。
これを下さい。
僕これからレンソイスって所に行くんですけど…。
レンソイス。
どんな所ですか?人が住んでるんですか?砂丘じゃないんですか?それ僕とかでも行けますかね?
(通訳)6時間ぐらいかかる。
アハハハハハハハ!歩いていくと6時間?しかしそれは行ってみたい!通常観光客は砂丘の入り口付近までしか訪れません。
今回は車で奥深くまで入る特別な許可を得ました。
白い大地はもう目の前。
砂丘の真ん中にある村とは?そんな所になぜ人が?街を出ると視界が白に変わっていく。
うわ〜何これ?すごい。
うわ〜!うわ〜!何?アハハハハハハ!さすがの手塚さんもテンション上がってきましたね。
アハハハハハ!アハハハハ!これすごいですね。
え〜何これ?ついに360度真っ白の世界に。
「レンソイス」とはポルトガル語でシーツの事。
洗いたての真っ白いシーツが広がっているように見える事からこの名前が付きました。
初めて砂丘に降り立つ。
聞こえるのは風の音だけ。
ほんとに不思議。
この砂といい…。
このぐらいの風でもうどんどん飛んでく。
舞うんじゃなくて本当に這うようにどんどん流れていくんですよね。
細かいです。
何だろうなあ?塩とか砂糖みたいなんですよ。
でもきっとなめたら砂なんでしょうね。
…あれ?ああ!砂ですねやっぱり。
でもそのぐらいちょっと時間がたたないと砂だって分からないぐらいの細かさなんですよ。
砂丘に立つと意外に高低差がありました。
ハハハ!すごいなあ。
目の前には高さ20メートルほどの崖が。
「こんな遊び方もあるよ」。
現地ガイドが教えてくれました。
どうやるの?えっ!?ハハハハ!行きますよ!
(拍手)ああ!これ埋まっちゃう。
細かい砂のおかげで痛くない。
転がり落ちる心配もない。
フ〜!アハハ!ハハハ!アハハハハハ!すげえ!砂丘に一切期待しないと言っていた割に楽しそうじゃない?ハハハハハハ!アハハハハ!駆け下りた先は池。
砂丘の低い所には雨季に降った雨水がたまっています。
空と砂と水しかなくてそこに余計な僕みたいな人間がいるって感じがして俺がいてごめんなさいって感じですね。
旅嫌いの手塚さんでさえも魅了してしまう幻想的な風景。
それにしてもこの大地なぜこんなに白いのでしょうか?白い砂の正体は石英という鉱物。
石英はレンソイスの南に広がる山岳地帯に多く含まれています。
この大地が川によって削られ石英は海に運ばれます。
そして海流に乗って西へ。
ここで海からの強い風によって石英は陸に積もり続けます。
こうした営みが何万年もの間繰り返され世界一大きい白い砂丘を誕生させたのです。
砂丘は半年ごとに風景をがらりと変えます。
1月から6月までが雨季。
この時期雨によって出来た池は7月から12月の乾季には乾いて消えてしまいます。
乾季のもう一つの特徴は風。
風速20メートルを超える強い風が吹きつけます。
風は大量の砂を動かします。
砂丘全体が年間2メートルも移動するというから驚きです。
今回の旅は乾季が始まった頃。
徐々に風が強くなっていました。
更に砂丘の奥へと進みます。
人の気配がしなくなりますね一気に。
ほんとに住んでる人いるのかなあ?白一色だった景色に緑が交じってきました。
ああここだ。
わ〜!何?家だ!本当に村がありました。
よいしょ!そうですね風が一切吹いてないですね。
わ〜木も何かすごいな。
特殊な木ですねこれ。
何の木だろ?これ。
もう砂丘とは別な感じですね。
砂丘の中っていうのがすごいですね。
砂丘を抜けたんじゃなくて中にあるっていうのはすごい。
さっきまでもう白一色の世界だったのにね。
砂丘の中にどうして村が?それは砂丘には2か所だけ水が湧き出るオアシスがあるからなんです。
その一つの村ケイマーダ・ドス・ブリトス。
ここには12世帯82人が暮らしています。
電気もガスも水道も通っていません。
ほぼ自給自足の暮らしを送っています。
こんにちは。
これ入っていいですか?お邪魔していいですか?いや〜どうもこんにちは。
村のリーダーハイムンド・ガルシアさんと妻のジョアナさん。
ここに住んでいらっしゃるんですね。
ずっと?何年ぐらい住んでいらっしゃるんですか?そうですか。
今おいくつなんですか?あっじゃあずっと生まれてから?すごいな〜。
僕今砂丘ずっと通ってきたんですけどすごい風だったんですよ。
ここに入ってきた途端風が全然吹いてないんですけど…。
オアシスに生えているナツメやカシューナッツの木が村を風や砂から守ってくれるというのです。
例えば伐採したりとか切ったりとかしちゃうといけないんですか?家の裏には不思議な形の菜園が。
高床式になっています。
何で菜園をこう高く作ってあるんですか?ジョアナさんはここでネギやトマトなどの野菜を育てています。
そのほかにこんなものも…。
これ何?いい匂い。
ミントみたい。
あ〜!フフフフ!あ〜これすごいわ!村の人たちにとって貴重な現金収入を得る仕事があります。
それは魚を取る事。
砂丘の村で漁?一体どこで?同行させてもらう事にしました。
漁をする場所までは歩いて2時間かかるといいます。
まずは村から砂丘に出ます。
それだけでも一苦労。
砂を歩くのは結構体力が必要なんです。
ハハハハハ!ああ〜!おっと!砂と水が混じった場所もあり突然足を取られてしまう事も。
アハハハハハ!はあ〜。
今は乾季の始まり。
これでもまだ風はそれほど強くないので2日に一度は漁に出かけるそうです。
更に風が強くなるととても歩けないといいます。
何の目印もない砂丘の中を迷わず歩く。
村から北へ5キロ。
海だ。
目の前には海岸線が広がってました。
大西洋です。
砂丘の真ん中に暮らす彼らがどこで漁をと思ったんですがこういう事だったんですね。
網を仕掛けるポイントを見極めるのはリーダーハイムンドさん
海見て一目でどこに魚がいるって分かるっていうのは何かポイントがあるんですか?
波が割れたところに魚?僕にはさっぱり見えませんでした。
魚は敏感なのでまずは遠くから見ているようにと指示されました。
漁は追い込み漁のようです。
まず2人が浅瀬に細長い網を張ります
残る1人が岸の方から網を目がけて魚を追い込んでいきます。
おっ!近づいてよいと許可が出ました
ほんとだ!すごい!
意外に取れてる
え〜!すげえ!これ何て魚ですか?これ?手塚さん次のポイントでは手伝いを買って出ました。
インドア派初めての漁体験。
まずは魚の追い込み。
だけどこれちゃんと追い込めてるのかな?
役所さんご安心を。
網を引くのだって手伝いましたよ。
これは難しかった!網に掛かった魚が逃げないよう地面から離さずに引かなくては駄目なんです
どうです?取れてるでしょ!この日はおよそ200匹3家族で5日は食べられる量が取れました
イエ〜イ!フ〜!
ハイムンドさんたちにとって漁は貴重な現金収入の手段
魚を街で売ると1キロおよそ500円になるそうです
漁は乾季が本格化するとできなくなります。
風が強すぎてここまで歩いてこられない上波が高くなって危険だからです
そのためハイムンドさんたちは風の吹かない雨季に集中して漁を行います。
その時期は海辺の小屋で寝泊まりして一日中漁に明け暮れるんだとか。
小屋を案内してもらうと…なんと砂に埋まっていました
2メートル?2メートル埋まってるんですか?うわ〜!そうなんだ。
じゃあほんとに今屋根の部分なんですねこれ。
ハイムンドさんたちがつい2か月前まで寝泊まりしていた小屋は僅かに屋根を残すのみ
次の雨季には10日かけて砂をかき出しまたここから漁に出るんだそうです
強い時には風速20メートルもの風が吹きつけるレンソイス。
風の猛威によって砂丘は日々動いています。
砂はあらゆるものをのみ込むといいます。
ケイマーダの村の入り口にも砂が入り込んでいました。
ハイムンドさんとジョアナさんが村から300メートルほど離れたある場所に案内してくれました。
(通訳)ここに私の実家がありました。
えっ!ここが?どの辺にあったんですか?本当にこの辺に?今もう跡形もないですね。
実はここもかつてはケイマーダの村の一部でした。
しかし30年ほど前砂にのみ込まれてしまったのです。
あっそうなんだ…。
思い出がたくさん詰まった家でした。
しかしいよいよ砂が迫った時2人は引っ越しを決意。
村人同士で助け合い10日間かけて荷物を運び出しました。
そして今の家に移ったのでした。
苦労して移った新しい家は今はオアシスの中にあります。
しかし2人は数年後にはまた砂にのみ込まれる事を覚悟しています。
その時はまた引っ越しだといいます。
砂の猛威に圧倒されているとジョアナさんがこんな使い方を教えてくれました。
ジョアナさんがいつも料理の時に使っている金属製のコンロ。
水で練った砂を塗り付けます。
砂なんだ。
砂丘の砂。
炭を入れて調理する時砂を塗り付けておくとコンロの耐久性と火力が増すんだそうです。
砂丘っていうのはこの村の人たちにとってはいいものなんですか?それとも…。
砂と共存していくって事なんですね。
街は便利じゃないですか。
でもやっぱりこっちの方がいいですか?ちょっとできないですよね。
なおかつここがいいしここにもう…故郷を捨ててここに全部愛情を注いでいるっていう…。
う〜ん…。
いや〜ちょっと感動です。
わあすごいな。
わ〜ちょっと俺泣きそうになってきちゃった。
アハハハハハ!ウフフフフ!ああでもちょっとすごいですね。
それすごいな。
そうですねうん…。
便利なだけ…。
そうか…そうですね。
ハハハハ!何か恥ずかしいなこれ。
うん…そうですね。
うん。
いや〜すごい。
すばらしいや。
うん…うん。
来てよかった。
うん。
砂丘のオアシスにいつごろから人が住み始めたかははっきり分かっていません。
ハイムンドさんの家族に限っていえば90年前祖父が干ばつで故郷を追われこのオアシスにたどりついたのだといいます。
しかし今村は住民が徐々に減っているんだそうです。
それじゃ頂きます。
頂きます。
うん!うんおいしい!ハイムンドさんとジョアナさんの8人の子どもも皆独立。
6人が仕事を求め街に出ていきました。
6人のお子さんが今街にいらっしゃるじゃないですか。
それについてはどう思いますか?
(鶏の鳴き声)翌朝。
村には1つだけ学校があるといいます。
ハイムンドさんの孫アウチレーニちゃんに連れていってもらいました。
いっぱい子どもたちがいる。
へえ〜。
ここでは4歳から14歳まで11人の子どもたちが学んでいます。
バラバラの年齢の子どもたちを同時に教えています。
教室には黒板が2つありました。
こちらの黒板では小さい子どもたちがお絵描き。
もう一方の黒板では数の計算。
村で教えられるのは小学校4年生9歳まで。
それ以上になると街の学校に通わなければなりません。
近い将来みんな村を出ていきます。
皆さんは将来何かなりたいものありますか?おお!ほんとに?ほんとに?ケイマーダっていう村を好きな人!おお〜みんなだ。
へえ。
街の学校に行かないといけなくなっちゃいますよね。
それはどうですか?うん…行きたくない?ジョエルレイ君は13歳。
ジョイナ先生によると本来なら街の学校に通わなくてはならない年齢ですが帰ってきてしまったのだといいます。
ジョエルレイ君の両親。
戻ってくるのを許したものの街で勉強を続けてほしかったといいます。
穏やかで平和なケイマーダ。
しかし村を取り巻く環境は猛スピードで変化しています。
レンソイスが1981年国立公園に制定されて以降砂丘を訪れる観光客が増え始めました。
今では砂丘の入り口付近を中心に観光ルートが出来年間4万人が訪れるようになっています。
一方国立公園になった事でもともとの住民の暮らしに影響も出ています。
ジョアナさんの高床式の小さな菜園だってそうです。
かつてこの村には広い畑があちこちに広がっていました。
森林を焼きその灰を肥料にする事で作物を育てる焼き畑農業。
国立公園化に伴い生態系を保つために禁止されました。
砂丘を取り巻く環境が変化する中新しい生き方を模索する住民もいます
僕は砂丘にあるもう一つのオアシスの村バイシャ・グランジを訪ねました
ハイムンドさんの弟のモアシールさんが暮らしています
モアシールさんはこの村で宿を経営しています。
最近砂丘の奥深くここまで歩いてやって来る観光客が現れ始めたのです
ああ〜。
一泊食事付きで2,500円。
モアシールさんは昔は兄と同じく漁師をしていましたが今では観光業に専念しているそうです
観光客のための娯楽にも力を入れています。
これはビリヤード台。
わざわざ街から車で運んできました
更にはこんなものも
あ〜発電機なんだ。
常時発電機を回してテレビや冷蔵庫などの電化製品を使えるようにしました
ああほんとだ。
ああほんとだ。
電波が入ってる。
音響設備もそろえました。
16万円もしたとか!
観光業に専念したモアシールさんの暮らし。
兄のハイムンドさんはどう思っているんだろう?
10年後砂丘の村がどうなっているのか見てみたい気がしました
砂丘に吹く風が一段と強くなっていました。
本格的な乾季の到来です。
ケイマーダの村では風と砂が防風林を越えて入り込んでくるようになりました。
村人たちは深まる乾季に向けて準備に忙しくなります。
この日は男たちが屋根の上に上っていました。
ヤシの葉を一枚一枚外し葉の間に入り込んだ砂をかき出します。
村人総出で助け合う大仕事。
仕切るのはハイムンドさん。
一方ジョアナさんも忙しくなります。
家の裏にある池へ向かいました。
いや〜。
もちろん!もちろん!言われるままに網を持つと…。
あ〜!すごい!なんと小魚がいっぱい。
え〜!ハハハハハ!すごい!実は池の中にはたくさんの魚がいます。
え?でもちょっと待って。
確か池は乾季で干上がってしまうんじゃなかったっけ?それなのになぜ魚が生きてるんだろう?なるほど。
さてジョアナさんが小魚を持ってなぜか別の池へ。
この池は不思議にも一年を通して干上がらないといいます。
小魚はここに放します。
こうすれば先ほどの池が干上がっても問題ありません。
そうか。
いろいろ使い分けてるんだ。
それで魚をいろいろ…運んで放したりしてるんですね。
すごいなあ。
生活の知恵だな。
魚も人間も乾季を一緒に乗り越える。
手塚さん旅の終わりにハイムンドさんとジョアナさんが一番好きな場所に案内してもらいました。
それはあの砂に埋まった昔の家に近い丘でした。
わあきれい!きれい…。
ジョアナさんは街が恋しくなった時必ずここに来てこの景色を眺めていたそうです。
お二人が一番好きなスポットって事ですか?ここが。
そうですね。
アハハハハ!アハハハ!
砂丘に人が住んでいる。
そう初めに聞いた時僕は「なぜこんな砂だらけの所に…」と思った。
だけどハイムンドさんやジョアナさんと過ごした今はちょっと違う。
ここには豊かな恵みがある。
仲間もいる。
そして何より悩みを吹き飛ばしてくれる天国の風景。
もしかしてそれで十分なんじゃないか。
旅をするって捨てたもんじゃないですね
2014/11/20(木) 02:15〜03:05
NHK総合1・神戸
地球イチバン「世界最大の白い砂丘〜ブラジル・レンソイス〜」[字][再]
こんな絶景が地球上にあるのか?地平線のかなたまで真っ白な砂丘。この極限の世界に人が住むという。なぜ?誰が?訪れた者は皆、人生観が変わる。砂丘の奥にあったものは?
詳細情報
番組内容
こんな場所が地球上にあるなんて!今回紹介するのは、ありえないほどの絶景。地平線のかなたまで真っ白な砂丘。砂と風が織りなす奇跡的な造形美。なぜこんなに白い?しかも、この極限の世界に人が住んでいるという。どんな人が?なぜ?すべてを飲みこんでしまう砂丘の移動!ここを訪れると皆、人生観が変わる。旅人はクセのある演技が人気、俳優の手塚とおる。基本的に旅は嫌い。そんな彼を変えてしまったものが砂丘の奥にあった!
出演者
【ナビゲーター】役所広司,【旅人】手塚とおる
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
趣味/教育 – 旅・釣り・アウトドア
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:9325(0x246D)