2時になりました、ニュースをお伝えします。
福島県内の除染で出た土などを保管する中間貯蔵施設について、保管を始めてから30年以内に福島県外で最終処分を完了することを定めた法案が、きょうの参議院本会議で賛成多数で可決されて成立しました。
この法律は、政府が福島県の双葉町と大熊町で建設を計画している中間貯蔵施設について、地元の要望を受けて県外での最終処分を定めたものです。
有害物質の処理を行う国の特殊会社について定めた法律を改正し、事業はこの会社が行うとしています。
そして、国の責務として、中間貯蔵施設で除染で出た土などの保管を始めてから30年以内に福島県外で最終処分を完了するために必要な措置を取るとしています。
また、土などに含まれる放射性物質の濃度を低くしたり、再生利用したりする技術の開発などの状況を踏まえ、最終処分の方法を検討するとしています。
ことし4月に日本で発効したハーグ条約を適用して、大阪家庭裁判所が、母親とともに日本で生活している4歳の女の子を父親がいるスリランカに戻すよう命じる決定を出しました。
日本の裁判所がハーグ条約に基づいて返還命令を出したのは初めてです。
ハーグ条約は、一方の親が、もう一方の親の同意がないまま、子どもを自分の母国に連れ出した場合などに、子どもを原則として、もともと住んでいた国に戻す手続きを定めたものです。
この条約に基づいて、ことし6月まで日本人の両親とともにスリランカで暮らし、現在は母親と西日本で生活している4歳の女の子について、父親がスリランカに戻すよう大阪家庭裁判所に申し立てていました。
母親側は、海外での生活は数年だけの予定だったと反論し、日本で育てるべきだと主張していました。
大阪家庭裁判所はきょう、女の子はスリランカのビザを取得しているうえ現地の学校も決まっていて、日本に戻る予定はなかったなどと判断し、ハーグ条約の原則どおりスリランカに戻すよう命じる決定を出しました。
ハーグ条約に基づいて日本の裁判所が返還命令を出したのは初めてです。
皇居の庭園として一般に公開されている東御苑で、ボランティアによる英語でのガイドが、きょうから試験的に始まりました。
東御苑は旧江戸城の本丸跡などを皇居の附属庭園として整備したものです。
四季折々の自然が楽しめることから、外国人観光客を中心に来園者が年々増える傾向にあり、きょうから英語でのガイドが試験的に始まりました。
ガイドは、皇居周辺の企業に勤めていた英語の堪能な人たちなど16人がボランティアで務め、来年1月からは定期的に実施される予定だということです。
続いて気象情報です。
午後3時から6時までの天気です。
太平洋側は広く晴れて、空気の乾燥した状態が続く見込みです。
午後6時から9時までです。
西日本から東日本は広い範囲で穏やかに晴れる見込みです。
2014/11/19(水) 14:00〜14:05
NHK総合1・神戸
ニュース・気象情報[字]
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ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 天気
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