渡辺篤史の建もの探訪 2014.12.06


(渡辺篤史)
大きな庭と小さな庭
庭が2つあるぜいたく
おはようございます渡辺篤史です
今日の建もの探訪は2つの庭と2つの吹き抜けでさまざまな角度に視線が抜ける家
ご家族はご夫婦・4歳の樹季ちゃん・0歳の律くんの4人
さてどんな空間が待っているんでしょうか
(チャイム)あっどうもおはようございますおはようございますよろしくお願いしますお名前言える?うん山田樹季と山田律ですいい子だ何歳ですか?4歳と0歳です
(さやかさん)ハハッこっちも…えーっと女の子?男の子?男の子です
(樹季ちゃん)律
(さやかさん)律3ヵ月ですえ〜お子さん2人でじゃあ4人家族のための建物
(俊彦さん)そうですお隣がご実家?
(俊彦さん)はいじゃあもうほんとに一緒にね…
(樹季ちゃん)朝ばあばのおうちでごはん食べたあ〜そうばあばのおうちで時々朝ごはん食べるの?いいね〜夜ごはんもあっちで食べる時あるあっほんと結構お世話になってるね大事にしないとねこの生け垣ね大谷石に生け垣ねほんとにボリュームのあるねこれほんとに町の宝ですよね内部のほうよろしくお願いしますはいお願いしますじゃどうぞ失礼しますあっあら〜広いあぁ〜色んなね木そして花がね泰山木というのはね実におおらかな木でそして開口部が見えますけどもそこからこの緑がね手に取るようにというかねへぇ〜でこの空間いいですね
印象的な深いひさし
愛車の上はもちろん門の外まで伸びています
雨外バーッと走ってきても開けてスッとここでねちょっとこうあれしていよいよ「ただいまだよ」なんて言いながら失礼しますあぁ〜落ち着きます手前に置いてあるこのイスが…
(俊彦さん)これは100年ぐらい前のベルギーのものって聞いて家を建てる時に何か欲しいなと思って全然建つ前に買っちゃってですねなるほどそれがぴったり合ってますもんねデザインがね非常に…色んな要素が入ってる感じします失礼しますふ〜ん砂利もね…1つ1つ表情があるんだからね石はねで失礼しますあぁ〜あっあぁ〜あぁ〜!ハハッすごいねへぇ〜これ大開口まさに表…中入ってのこのなんか大窓からの母屋というか親御さんの丹精込めて作られた椿から泰山木から全部ここから見えるわけだねへぇ〜斜めですよねそうですはい大胆に斜めこれいいですねそしてスロープですよね石畳というかねでシンボルツリーがあります下はねまた緑ということですよね非常に繊細なねディテールまでおろそかにしないというそしてこちら内部は吹き抜けおぉ〜あっ青空ということは星空・月も見えるということですよねで物干しですか?
(俊彦さん)そうです物干しですデザイン感じますね〜日ざしもね動いていきますからね壁・天井白ということでで1階部分はまずソファーがシンプルでいいですねなんかいいですよねこの空間にぴったり合うというか照明もいいわちょっと座ってくださいよご主人いい…奥さんどうぞ座ってほら
(俊彦さん)いいですねほれ直すわうんでうれしいのはねこれですよやっぱりお客さん来るでしょ大人も恥ずかしながら「座っていいかよ」なんて
(俊彦さん)絶対座りますねあぁ〜あっ…囲まれるよねはぁ〜あれ?テレビ台これもなんかちょっとクラシックな感じしますけども
(さやかさん)アンティークじゃないんですけどアンティークっぽいものを合わせて作って頂いてなるほどこうしてお話ししてる間にね揺れを楽しみつつね対角線のダイニングスペースだこの窓これいいですね交流の窓だね
(俊彦さん)そうですね料理作ってる時に1人になっちゃうっていうのがあったのでまさに奥さんを額縁…
(俊彦さん)アハハハ…これほんといいですよ奥さん向こう行ってくれます?揺られながらね…いや…ちょっとフェルメール!アハハハすごい…美しいほんとそのままでいてくださいよこれだよ!まいったな〜大成功だねぇ〜おめでとうございます!それと外との関係ですよね距離がありますからね大谷石のあの塀との間に木が何本かねぇ〜いいですねこれそして…あっ…少し角度変わってきたさていざなわれるように…あっ…小上がりがあってあらこれいいですねコルクだ
(俊彦さん)そうですねここは主に今子どもの遊び場にしてますいいイス持ってる
(俊彦さん・さやかさん)アハハッでこちらもまたこっからね外扉開けてのアプローチがね椿がピンクでまたきれいだよね〜
ダイニングの隣はコルクタイルを敷いた小上がり
やわらかい床はまだ幼い子どもたちにとって安心できる遊び場です
そしてキッチンが…あぁ〜横からもいいけどもこちらからもいいでしょうねでだんだんこのスペースにね目が慣れてきますと階段これがまたいいじゃないですかね〜僕は階段好きでね〜なんかあの南欧よりもアメリカよりも北ヨーロッパの感じかな
(俊彦さん)ハハハッそっちのほうのテーストで集めてらっしゃるという例えばテーブル・イスにしてもねそんな感じしますよこれまたさらに大きめでね座面が余裕ありますよね失礼しますねうわ〜あぁ…あのイスもいいけどこれいいっすね今親子4人というか赤ちゃん…赤ちゃんのイスもそこにありますもんね横に置いて一緒に食事をということですよねでその食事を作るスペースですがご主人は料理のほうは…
(俊彦さん)全くやらないそうしますと設計家と厨房の話は奥さんが?そうですね主にどんなことを?そうですね大きくはオープンにしてでも見せたくないものは隠せるようにあっち側に食器ですとかパントリーですとかあと冷蔵庫もあっちに配置して頂く冷蔵庫奥にねさて手前これ収納ですよね
(さやかさん)はいでここにないのがいいですね迷ったんですけどねあっL字だそして奥に3口のガスニッチの…このなんか収納いいですね出っ張るとちょっとね
(さやかさん)そうなんですそして作業台としてはねここ全部そうでしょ?そうです物を置かないように思いっきりここで腕を振るうというかねそんな感じですよねでシンクも2つだなんかこう形が…もちろん使いやすさを考えてのことなんだろうけどもプラスあったかみが感じられるよねこれは不思議なもんですねあぁ〜いいねで棚にはねいろいろ…こちらお皿がね取り出しやすいでちょっとしたここは家事コーナーというかね
(さやかさん)そういうものがあると楽だなと思ったので
奥さんこだわりのキッチンでランチの準備
お隣に住むご両親も時々こうして一緒に食卓を囲みます
にぎやかなランチっていいですよねぇ
このあとは世界遺産!?
今日の建もの探訪は「2つの庭と2つの吹き抜けのある家」
ご家族は山田さんご夫婦と4歳と0歳2人の子どもたち
ふ〜んいざないの階段しっかりしてるね〜おぉ〜はぁ〜いい写真だ〜それ娘の七五三の…帽子かぶったモダンな方がいらっしゃる
(俊彦さん)妻の父です
(さやかさん)一番目立ってるんですけどかっこいいよねお嬢ちゃんかわいいわこれいいね
(俊彦さん)これは祖母が使ってたんです隣の家でずっと置いてあってそれをもらってこれを?うわ〜でこっから見下ろすいい関係だな「今日は料理は何?」って聞かなくたって手元で分かるわね
(俊彦さん)はい
(ピアノ)
この中2階にはピアノも置かれています
樹季ちゃんの練習を奥さんが台所仕事をしながら見守ることができます
早く上達しちゃいそう!

(ピアノ)そしてこれは何ですか?
(俊彦さん)これはさっきの帽子の妻の父が書斎に置いてあったのから頂いたんですでもすごくいいですよねなんか厳かな雰囲気でしかも手書きか何か…
(さやかさん)そうですまさにこれ芸術作品でね額装して光はこのトップライトがありがたいね〜ないことを想像できないですねこれコの字型になってますもんねなんか上と下との関係がねいい形ですよそしてどちらから?
(俊彦さん)じゃあこちらのほうで失礼します寝室…
(俊彦さん)こちら今使ってないんですけど将来こっちにわれわれが寝ようかなと思ってますでこちら…ブルーブルーブルースカイ!あぁ〜あららららこれいいじゃないですかちょっとね日のもとにというかこのニッチこれは?これは窓なんですねこれを開けると4つに分かれて…っていうことは
(俊彦さん)一部だけとか一部だけ開けることもできるとちょっとこれ広すぎるから一部だけにしたいというねそういう時もありますよねこれいいなぁ
この窓は世界遺産でもあるメキシコの建築家ルイス・バラガンの自邸の窓を参考にデザインされたもの
あっ…正面この枠ガラスの枠ですよね?
(さやかさん)裏側が鏡になってますなんかこういいですよね枠っぽくてねで失礼します引き戸…わぁ〜幸せだね〜文庫本
(俊彦さん)奥が寝室なんですけど子どもが将来われわれが読んでた本を持って寝室に行くっていうことができたらいいなと思ってここの廊下に置いてますそしてこの廊下というかこっから下もということですよね話もできるしね立ち働く姿も見ることができる失礼します
(俊彦さん)はいあぁ〜この空間いいねなるほど鏡だ
(俊彦さん)はいあちらから見えてるんですいいですねこれも1つのおいしそうな形してますねでこちらトイレですね折れ戸…あれ!?いい色だね〜
(俊彦さん)全体的に白なので1面変えたいなと思ってトイレの扉が折れ戸っていうのは
(さやかさん)私は鏡台を持っていないのでここで身支度をするんですねでここに座ってイスを出してここでするのでドアとぶつかってしまわないために折れ戸にして頂きましたなるほどね〜そして洗濯機があってここは外部空間に出られると
(俊彦さん)ここがさっき向こうから見えた洗濯物を干すサンルームみたいな所上とプレート全部これガラスですもんね結構乾くでしょうね
(俊彦さん)乾きますね夏はそして…この空間もとここは脱衣所ですねイスが出るようになっておもしろいな〜イスじゃねぇか…これいいね
スツールのほかタオル掛けも隠れています
でこちらがお風呂失礼します!あぁ〜いい…すんごくいいですねこのタイルはこれはあれですか?お2人で選んだ色
(俊彦さん)色を選んでどうかなと思ったらちょうど落ち着く感じでよかったですそして?最後の部屋なんですけど寝室です失礼しますはぁ〜広いですね〜わぁ〜ハァ…ここいい
(俊彦さん)そうですねそれも作って頂いたものですこれ何畳ぐらいですか?
(俊彦さん)15畳ですね将来は2つに分けて子どもは2人になってもらうとでお2人は奥のほうへということですか
(俊彦さん)はいうわ〜いやいやこれ泰山木だってさすごいじゃない枝ぶりがだから丹精込めてちょっとね整えながらっていうことですよね
(俊彦さん)はい
1階を共有スペース2階を個室スペースとした間取り
2つの庭・2つの吹き抜けによってどこに身を置いてもさまざまな方向に視線が抜けます
山田さんのお宅いかがでしたか?とても落ち着いたいい建物ですよねまず都市住宅ですといわゆる逆転型でね2階に光を頂きつつのくつろぎのスペースそしてキッチンということなんですがこれは昔からの1階にそういう機能を設けてということですよね実に落ち着きを感じるのはこの庭園の生かし方・緑との関係ですねそして母屋ですよねこの斜めの大開口から藤棚そして椿など色んな植物見えるわけですよね基本的には徹底して使いやすくというのはありますねだけどもそのうえで余白をどうするかということですけどもとても味わい深いスペースになってますね
あえて控えめにした採光
年代物の家具と絵画がなじむ落ち着いた空間
次回は「光と影を楽しむ家」
大人だね
2014/12/06(土) 05:13〜05:38
ABCテレビ1
渡辺篤史の建もの探訪[字]

「2つの庭と2つの吹き抜けの家」東京都中野区・山田邸

詳細情報
◇番組内容
庭や吹き抜けによる多様な視線の抜けによって広がりを感じる家。動線も庭や吹き抜けを巡るよう設定され、移動する毎に様々な風景が楽しめる。水回りはユニーク仕掛けが沢山。
◇出演者
渡辺篤史
◇おしらせ
☆番組HP
 http://www.tv-asahi.co.jp/tatemono/

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz

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