今日は櫂未知子さんとご一緒にねんねこを着てご挨拶を致しました。
ねんねこねんねこ半纏ともいいますがここに赤ちゃんを背負って…。
ここに。
ここに赤ちゃんがいてお母さんも両手が使えてしかも親子ともども暖かい。
お母さんお父さんの愛情も感じられる季語だと思いますね。
冒頭の句は櫂さんの句ですけれども。
お母さんもお日様を仰ぐ。
その時きっとその子も目を開けて同じお日様を仰いでいるのではないかというね。
やっぱり親子の愛情といいましょうか一体化してる感じが自分ではあるかなと思っております。
昔は本当によくこういう光景。
よく見ましたね。
先ほど私が着ていたのは昭和20年代の実物なんですね。
今日もお持ち頂きました。
はい。
もちろん今日も自前でございます。
よろしくお願い致します。
さあゲストご紹介致します。
今日はこの方にお越し頂きました。
小泉武夫さんでいらっしゃいます。
よろしくお願い致します。
ご自身食の伝道者とおっしゃって本当にお詳しい。
単なる食いしん坊ってなもんで。
もうとにかく世界中の食べ物を召し上がり極めてらっしゃいますけれども俳句も実は食べ物にちなんだ句会を…。
そうなんです。
食べ物ばっかりが…特に食いしん坊ばっかり集まってるような会ですけども食句会といってましてね食べる句の会という事で。
実はその宗匠は櫂先生なんですよ。
という事でお越し頂いた。
師弟の関係でございまして。
時々怒られてこっちはショックってな感じで。
そのショックもあるんですか。
落ち込んでる時もありますが。
ただ今日の「ねんねこ」この季題はとってもいいですねこの時期に。
私なんていうのはもうねんねこの温もりを知って育った年代ですからだからこれはすばらしく…心もねんねこと聞いただけで心だけも温まるようなね。
そんな事で今日は楽しませて頂きます。
よろしくお願い致します。
まずは食の…食べ物ですねご自身の句をここでご紹介頂けますか?はい。
私の俳号は醸児でございますから。
醸すという字ですね。
醸す子どもと。
酒屋の子どもだから。
発酵学の大家ですからね。
石川県の能登半島に能登町っていう所がありましてここはずっと鰤の有名な所なんですね昔から。
鰤漁の有名な所なんです。
そこにいつものようにこの時期になりますと民宿に行ってたんです。
その民宿がとても鰤のおいしいとこでたまたまその民宿に行って風呂へ入ってたんです。
そこの露天風呂みたいなとこへ。
寒いとこの露天風呂ってまた効いていいんですよ。
効くんですか。
それでシュッと前を見たら塩鰤ですね。
鰤に塩をかけてそしてそれを干してあって珍しいなと思いました。
塩鮭はね。
塩鮭はありますけど塩鰤は。
しかも寒風にさらすという事でしょ。
これは珍しいなと思って。
それをそのあと向こうではもっとそれを長く貯蔵するのには巻鰤といいまして縄でギュッと強く巻いてという事で保存するんですけどもこれがちょうど強く吹いてきた風に揺られている状況を見てて途端に食べたいなという胃袋が揺さぶられたという…。
それと鰤が揺れてるというのと一つになりましてもう何かとにかくいっぱいよだれが止まらずという。
よだれを垂らしながらお風呂に入ってた訳ですか。
この俳句はいかがでいらっしゃいますか?とにかくおいしそうなんで。
あとたくましいですねやっぱり。
能登らしさがあります。
そうですか。
ありがとうございます。
そういう事言って頂ければ本当にありがたいんですけど。
今後とも優しく指導したいと思います。
この番組で櫂さんには「日本の季語遺産」をテーマにお話をして頂いてるんですが小泉さんには後ほど「日本の食の季語遺産」についてお話をよろしくお願い致します。
よろしくお願いします。
それでは今日の入選句ご紹介してまいります。
まず1番です。
ほかの句はほとんどが「ねんねこの温もり」「背の温み」というふうに詠んだ句が多かったんですね。
ねんねこ母子一体化して燠のようだと言った。
しかも夜の街かどこか分かりませんけれどもさまよっている感じ。
これ似た句は全くないと思われますね。
風景ドラマのような…。
ドラマが感じられますねこの句は。
どんな事情があったのかなという感じですね。
では今度は2番です。
2番ご紹介します。
お母さんと子どもが集まっているという事を「ねんねこ」という一語で説明ではないんですが描いた。
お母さんたちがいっぱい集まって日だまりの中で日を浴びているあるいは情報交換したり笑ったりしている。
とてもなんとものんびりとしたいい味わいのある句だと思われます。
今度は3番です。
この句は「夕映え」で一旦軽く切れまして誰にともなく言っている「帰ろうか」っていう感じ。
もう夕暮れになったと。
多分2人ぐらい人がいるんでしょうね。
ねんねこの柄を描いた句は多かったんですがそこに夕映えが映っているっていう句はこの句だけだったんです。
それも「帰ろうか」。
そうなんです。
寂しい感じではないんです。
家が待っているという感じですね。
今度は4番です。
この句「どこを押しても」っていうのは何とも言えずいいですよね。
この句どう思われますか?すごくねんねこの持ってる温もりっていうんですかね。
それと柔らかさとそれから何かこう包み込んでくれる優しさとかねそういうものがずっと出てるような感じしましてねとってもいい句だなと思いましたね。
赤ちゃんのプニャプニャした…プニュプニュっていうんですかね。
その様子も感じられてとてもかわいい句だと思いました。
小泉さんご自身も昔は…。
私は「ねんねこ」というと思い出が2つ3つあるんですけども私の場合には結構2歳半ぐらいまでおぶさってねんねこの中へ入れられて育ったんですけどもその場合も私ものすごくきかんぼうで暴れん坊でそのためにねんねこの中に押し込められてしばらく縛られてた感じの方がとても強かったのと…。
だって2歳半3歳ですもんね。
それからいまひとつはお酒を買いに来るおかみさんたち奥さんたち女性たちがいつも大体ねんねこを…赤ちゃんを自分のお子さんを背中にしょってそれでねんねこをして。
本当にその形が今でも「ねんねこ」っていうとそういう事を思い出して懐かしさをとても感じますね。
造り酒屋の息子さんでいらっしゃいますものね。
ありがとうございます。
今度は5番です。
「花のようだ」とか「花のごと」という例えはたくさんあるんですけども母子を「花のようだ」と言った。
しかもねんねこにくるまれている母と子っていうふうに詠んだっていうのは非常にいい…なんとも美しい。
美しさを描いた句は意外となかったんですね。
温もり温度を描いた句がほとんどだった中で見た目を「花のようだ」と例えた句はこの句だけだったと思われます。
6番です。
ほとんどお子さんが寝て重くなったというような句が多かった中で「子の眸」に映る天を描いた句はとても少なかったんですね。
しかも「無垢の天」である。
「無垢の天」ですからね。
傷一つなく汚れなき天。
恐らくその子の眸も無垢なんですね当然ね。
これも着地のとってもいい句ですっきりと五七五の最後が決まったとんだ決まったという感じの句でございました。
7番です。
この句も本当はおなかがすいたとかおむつ取り替えてほしいって泣いてるんでしょうけれどもあたかも意志があるようだと詠んでるんですよね。
この句どう思われますか?全くそうだと思いますね。
私はねんねこの中に子どもの意志が入るって事がとても力強くて…。
そういう事だと何かねんねこの中に一つの子どもの短い世界がずっと閉じ込められてるようなそんな感じしましたね。
何かこれ小泉さんの事を描いてるような句ですよね。
私そう思いました。
ええ。
今度は8番です。
これも小泉さん。
どうでしょうか?こっちの方が私に似てるんじゃないかと思います。
子どもがぐっすりと寝て目を覚ましたらこんな窮屈なとこにいたんだと。
早く外へ出たいってこの気持ち。
それと同時にこの子どもの力強い将来性を感じるような感じでね。
むしろ私はこっちの…。
いいですか?私の小さい時のねんねこの中の姿っていうのはむしろこっちじゃないかなと思うぐらいに…。
それからユーモラスさをとても感じますよね。
「反り返る」っていうのがね。
のけぞるんですよねよく赤ちゃんってね。
本当そうですよね。
小泉さんそっくりな感じで。
そうなんです。
これをさっきもちょっと読んでて小さい時を思い出して涙が出るような感じでございまして。
本当にいい句ですね。
今度は9番です。
「ねんねこ」と「母の背」をセットにした句はたくさんあったんですが小泉さんこの句どう思われます?これ私とてもねんねこそのものの世界とそれからお母さんの温もりというものが一つになったような句でそしてその中に何かこう子どものユートピアっていうんですかね。
それとかこの子だったら私だったら恐らく桃源郷っていうような世界の…。
そういうような世界を感じさせるとこで。
とにかくお母さんの背中は無敵だなというね。
もうどんなものにも負けない力強さのあるねんねこの中だと思いますね。
一つのねんねこというこういう狭い世界の中にこんなにほのぼのとして明るくて大きな母の信頼みたいなのがあるっていうのはとっても句というのはただ十七文字でこういう事ができるって世界は本当に俳句こそ世界遺産じゃないかって感じしますよね。
以上が入選句でした。
では特選三句をご紹介する前に「俳人のことば」をご覧下さい。
白い鸚鵡なんですけれども正月元日だけはお客様が見えて私が「おめでとうございます」って言うとお客様も「おめでとうございます」って言うでしょ。
そうすると肩の所に止まりながらそわそわそわそわしてとっても嫌な顔をしてるんです。
それでどういう意味だって聞くみたいに必ず鼻の頭にくちばし載せるんです。
毎年それを18年繰り返しました。
寒卵振るなんて事誰もしないでしょう。
だから自分がやりたい。
人のしない事やってみたいから一応振ってみる。
「こんにちは。
元気ですか?」って。
「へえおかげさんで」って言うんです。
大阪の寒卵は大阪弁で答えるんです。
卵の形だけじゃなくて中身にとても大変な力があるんだよっていう事を知らせてるような気がするんです。
ちょっと私たちでは想像つかないような生命力だと思うのでその力のある揺らぎに少し感動したという事なんです。
それでは特選句です。
まず第三席はどちらでしょう?鶴岡加苗さんの句です。
二席の句です。
柳村光寛さんの句です。
一席はどちらでしょう?高橋淳子さんの句です。
「ねんねこ」と「母」っていうのは常にセットでありましてしかも「背中」もセットである。
しかしその中に「無敵なり」というまこと母は強しという姿を描いた句はほかになかったんですね。
こういう言葉が来るとはね。
びっくりしました。
下五でこれだけ句がユニークになるという事を教えてくれた作品でした。
以上が今週の特選でした。
ご紹介しました入選句とそのほかの佳作の作品はこちらの「NHK俳句」テキストに掲載されます。
俳句作りのためになる情報も参考になさって下さい。
続きまして…入選までのあと一歩を教えて頂きます。
今日は中七の音数とあと言葉の順番について刈り込んでいくという事を考えてみたいと思います。
こちらの句でお願い致します。
内容はすばらしいんですよ。
実は特選レベルといいましょうか。
赤ちゃんの顔をねんねこの中から掘り出したっていう発想は全くない。
まことにユニーク。
特選レベルなんですが惜しいのは真ん中なんです。
音数数えてみますと…。
九音。
九音なんです。
私は中七女といわれるぐらい中七にうるさい。
しかもそれが九音になってしまっているという事でもったいないという事でちょっと省略していきます。
「小さき貌」の「小さき」は赤ちゃんは小さいに決まってるのでまずこれを取ります。
そして「ねんねこの」をトップに持ってまいります。
そうしますと…。
「中より貌を」。
ちゃんと七音に。
なってますよね。
無駄な言葉を省きまして句の意味がきれいに伝わるように定型を大事にするという事をいま一度考えてみたいなと思います。
どうぞ参考になさって下さい。
それでは続きまして櫂さんの年間のテーマ「日本の季語遺産」。
今日は「ねんねこ」について伺います。
最近ほとんど見ませんよね。
ええ。
大抵今のお母さんたちというのは赤ちゃん前にだっこして。
あの姿見てるとちょっと危うい感じしませんか?お母さんも大変だと思うんですよ。
ただだっこですと普通のコートを着てここにだっこする事ができるのでファッショナブルなんです。
ねんねこというのは背中にしょって何となくやぼったく見えるんでしょうかね。
だけど最近私の郷里…。
北海道。
余市です。
今朝のドラマの「マッサン」の舞台の一つになってますけどもそこでうちの姉が若いママがねんねこ姿で買い物している姿を何度か見たそうです。
最近?最近なんです。
という事はお年寄りの知恵を頂いて試してみたらとても都合がよかったんじゃないかなと私は思ったんですね。
今日ご紹介して頂くのはこちらなんですが。
普通の句は皆さん大体ねんねこをしょってるんですがこれは多分置いてるんですね。
で解いてみた。
そしたら意外とすごく小さくて思ったよりも小さかった。
その驚きとあとその子を見守る大人の愛情が感じられる句だと思われましたね。
ありがとうございました。
続きまして今度は小泉さんに「日本の食の季語遺産」ご紹介頂けるんですね?はいそうですね。
冬の季語の遺産で特に私の好きなものばっかりを選んだという。
まず「河豚鍋」「河豚汁」ですね。
これは本当に河豚というのは猛毒中の猛毒で河豚を食べる民族というのは本当に日本ぐらいなもんですよ。
河豚にはテトロドトキシンというものすごい毒があってこの毒どれぐらい青酸カリよりも強いと思いますか?どっちも試した事ないんですが恐ろしいんですよね。
実は青酸カリの18倍。
そのぐらい猛毒なんです。
それを日本人は食べるっていうんだからこれはやっぱり冬の季語としても世界遺産としても妥当であろうと。
こういう事ですね。
それから「鰭酒」と「身酒」。
鰭酒というのは魚のアラという所例えば鰭だとか尻尾だとか頭だとかそういうようなものなんですが特に鰭という所はとてもアミノ酸が多くて…。
アミノ酸ですか。
おいしさ成分がすごく多いのとゼラチンが多いんですね。
それを熱いお酒の中に入れると溶け出してきてそれをグググッと飲んでコピリンコンとやると…。
コピリンコンって。
とにかくおいしいんですねこれが。
それと「身酒」っていうのあります。
身酒っていうのはお酒の中に魚の身とか例えば肉だったら焼いた雉の肉とかそういうのを入れて飲むお酒を身酒というんですけどもこれも世界中どこを見ても魚のアラを酒の中に入れて飲んじゃうなんて事はまずありえないし。
本当そうなんです。
ないんです。
世界中探してもないですか。
ないない。
だからそういう事で本当にすごい…。
実はアラの方がおいしさはすごく詰まってるんですよ。
先ほどおっしゃったアミノ酸関係ですか。
それとね体にいい成分がアラにはいっぱいある。
お酒を飲みながら体にもいいと。
そうなんですよ。
人のアラを拾うよりは魚のアラを食べろってなもんで。
そういうようなアラですよ。
それから「海鼠腸」。
「海鼠腸」ってなかなか読めない字ですけどね。
これはなまこですよね。
大体なまこを食べるって事自体がすごいですよあれは。
あのグロテスクなものをね。
最初食べた人は勇気がいったでしょうね。
最初食べた人こそ世界遺産の候補者でしょうね。
人間国宝みたいなものかも…。
無形文化財かもしれない。
とにかくそういうような海鼠腸のしかも中の卵巣とかはらわたを取って食べる訳でしょ。
だから海鼠腸も言ったんじゃないですかね?「このわたし食べて」とかって言わなかったかなと思うぐらい…。
言ってないと思います。
すごいね海鼠腸を食べるって。
これもやっぱり世界では日本だけですから。
だけですか?そうです。
なまこを食べるのはあるんです。
中国料理でなまこ。
歴史的には日本から中国に行ってるんですけども。
これはなまこの食文化ってのはまず日本が最古。
それからいまひとつは「新海苔」ですね。
海藻を食べるっていうのは例えば中国の一部にもあるんですがこれほど海藻をいっぱい食べてそれでもってそれを季語にするって事はとてもいい事であると思いまして。
こういう事から考えると日本のみの一つの季語としてこれは冬の季語として成立すると。
従ってこれを季語の世界遺産に私は選んだと。
こういう事です。
小泉さんここに現物は持ってきてらっしゃらないんですね?あったら大変な事になりますからね。
現物を持ってきたらまずそこにもってきてお酒はどこにあるかとかなってしまいますからね。
食べ物も旬。
そして俳句もやっぱり旬っていう事…。
旬は大事ですよね。
その季節のものを味わう一句にする。
季節の移り変わりを自分で体で楽しむっていうんですかね。
その点では食と俳句っていうのは…。
食と俳句というのは食の中に全部旬がある訳ですからね。
すばらしいですね。
ありがとうございました。
ここで今度は食べ物からがらっと変わって投稿のまずご案内しますね。
投稿のご案内こちらです。
そして今日も実は…。
もちろん持ってきました。
最初に水につけたのがこちら。
1週間後につけたのがこちらです。
ちょっと芽がもう出てきてましてこれがどんどん根がびっしりになって花が咲くのを楽しみにしているという。
今ちょっと出てましたけどヒヤシンスって風信子と書くんですね。
風信は風の便りという事ですね。
それにヒヤシンスという植物の名前をあてた。
なかなかのセンスだと思いますね。
ですよね。
やはり早春の喜び…。
室内でいち早く感じられる春の喜びを表す季語として風信子のすてきな句を是非とも寄せて頂きたいなと思います。
今日も櫂さんご自身がこれは。
そうです。
鋭意制作中でございまして。
ありがとうございました。
小泉さん今日はありがとうございました。
楽しくおいしいお話をありがとうございました。
また次回櫂さんよろしくお願い致します。
それでは今日はこの辺で失礼致します。
ごめんください。
2014/12/24(水) 15:00〜15:25
NHKEテレ1大阪
NHK俳句 題「ねんねこ」[字]
選者は櫂未知子さん。ゲストは農学博士の小泉武夫さん。発酵が専門の小泉さん。食べ物の旬と俳句の季語は共通しているため、俳句に興味を抱くようになったという。桜井洋子
詳細情報
番組内容
選者は櫂未知子さん。ゲストは農学博士の小泉武夫さん。発酵が専門の小泉さん。食べ物の旬と俳句の季語は共通しているため、俳句に興味を抱くようになったという。【司会】桜井洋子アナウンサー
出演者
【出演】小泉武夫,櫂未知子,【司会】桜井洋子
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 文学・文芸
趣味/教育 – 生涯教育・資格
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