(磯山さやか)わ〜広大な平野が広がっていますよね〜。
(藤崎弘士)きれいですよね。
あっこの…川のように見えて実は川じゃなくて水路なんですよね。
そうなんです。
こちらは佐賀県にあるクリークと呼ばれる農業用の水路なんです。
佐賀平野全体に全長3,000kmもあるというものなんですけれども実は農業に使うだけじゃありません。
びっくりするようなおいしい恵みがあるんですよね。
おどろきのグルメがこのあとも出てきますよ。
(藤崎)わ〜ほんとにきれいな景色ですね。
こちらは瀬戸内海ですけれどもこのピーンと干してあるのが名物グルメなんですよね。
干しダコなんです。
岡山の下津井に揚がるタコある特徴があってまさに…さすがうまいですね〜。
ありがとうございます。
今日は「ひるブラ特選」。
これまでの放送からびっくりするような地域のグルメをえりすぐりでお伝えします。
(ユージ)気持ちいい〜!
(丹沢研二)秋晴れですね〜。
天気もいいですしね。
でもちょっとねそよ風に微妙に流されつつあるんですよ。
そうですね。
ただこれはほんとに楽しいですね。
我々は今ハンギーという木の桶に乗ってるんですがこれがまたなかなか難しいんですよね。
「おっとっと」という感じで。
ユージさんがだんだん風に離れていってます。
流されてね。
どうですかこんなもの見た事ありますか郁恵さん!いや〜見た事ないですけどずっと見てられますよ。
どうしたんですか丹沢さん!大丈夫ですか?流されてますね風でね。
そして我々はねこのハンギーをこぐのに手に持ってるこの木の板をオール代わりにしてこうやって進んだりとか回転したりするんですね。
ユージさん慣れてますね。
上手。
僕も今日初めてやったんですけど何かセンスがあるみたいですね。
これもう今ではね地元の方々慣れてますから通勤通学には欠かせないんです。
適当な事言わないで下さいよ。
ここね佐賀県神埼市今私たちがいるのが農業用の水路クリークなんですがここであるものを収穫するのにこのハンギーが使われるんですね。
まず上がらない事には。
よいしょよいしょよいしょ。
楽しい!俺はねユージさんと違って結構運動音痴な方なんで。
そうなんですか?見て分かりますよ。
あっ分かりますか?そこで倒れないでね。
ご苦労さん。
このクリーク室町時代から佐賀平野にあったといわれています。
すごいですよね。
また見てもらいたいのがさっき我々がハンギーで浮いていたクリークとこれ同じクリークなんです!えっそうなの?でも何かが…何だろうこれ!何かが茂ってる!何これ!ハンギーに乗った地元の方々が何かとってるの分かりますか?はい分かりますけど何をとってるの?あれがですねヒシの実なんです。
ヒシの実?ヒシの実っていうねまさにどういう形でしたっけ?まさにこんなヒシの実!出ました丹沢ピース。
まさにこういう感じなんですよね。
クリ?クリみたいな感じ?まさにそうなんです!味がクリみたいな感じなんですよ。
はあ〜!どんなふうにとればいいか教えて頂けますか?
(牟田)反転して頂いて…。
あっ付いてますね!これ牟田さんこれ…。
(牟田)これです。
郁恵さん見えますか?あっ!これこれこれ!赤いやつ。
これはどうやって食べるのがおいしいんですか?湯がいて食べればクリとまた違ったおいしい味がいたします。
じゃあちょっとこれ1個とってみてもいいですか?ちょっとねじりながらパキッと。
あっとれました!こんな感じで収穫していくんですね。
へえ〜!初めて見た。
こちらでゲットをするのは…。
これもクリーク!?そうなんですよ!畑っぽい感じですけど。
まさにこちらもクリークでございます。
ハスの葉の下にあるのはれんこん!私大好きれんこん!しかも自然に生えてるものなんです。
ほんとに?これ自然なの?天然物?そうなんです天然物なんですよ。
…あっちょっと待って下さい!水面に何か…あ〜!今一瞬見えました?何かいましたね。
あっブクブクいってる!カッパか?あっびっくりした!あっ出た!出ました!人間でした。
こちらは…いらっしゃ〜い。
お願いします。
行きますよ。
お〜!きたきた!もう深いですよ。
あ〜胸のところまで!だってユージ君結構身長高いですよね?そう僕185cmあるんですけど…お〜!これ首まできてますよ。
さあカメラさんもついてきて下さいね!ここからがれんこんとりですがこれ足元に何かいろいろ…あっ…当たったりしてるんですけどこれ何ですか?これですね…多分れんこんだと思いますよ。
れんこん!それではじゃあお願いします!行きます。
よいしょ!お〜行きました。
これまた水の中が濁ってまして…。
お〜足が上に出てるって事は今新井さんは逆さまになってますね。
バタバタしてる。
出てきた!あっという間に出てきましたね。
とれた〜!出た〜!お〜長〜い!長い〜!なっげぇ〜!こんな長いんですか?見た事ありますか?こんな長いれんこん!初めて!食べたい〜!すごいですね〜。
我々がよく目にするれんこんというのは品種改良されたれんこんこれなんですよね?天然ですよ。
これは天然。
昔から日本にある天然のものというのはこういう形をされていたそうなんです。
細長いのが特徴なんですよね。
郁恵さん郁恵さん!私は新井さんのお宅にいち早くお邪魔してます。
お庭にクリークの恵みを愛する会の皆さんに集まって頂いてます!皆さんよろしくお願いします!よろしくお願いします。
さまざまなクリーク料理を用意して頂いたんですが先ほど私が収穫していたヒシ湯がいて頂きました。
ご覧下さい。
こんなふうになっているんですね。
真ん中今ナイフで割れているんですけれどもこれをこうグイグイッとやるとほら実が中の白いものが出てきたでしょ?あっ出てきた。
これをパクッと。
どんな?あっ意外に甘い!結構ちょっと塩味が利いていてほんとにこれクリですね。
お芋よりはやっぱクリって感じなのね?うん結構クリ…とサツマイモみたいな感じもしますし。
植物性のやわらかい甘さですね。
こちら新井さんがとった生れんこんを食べていきたいんですが…。
生れんこんですか?生れんこん。
ほんとに切っただけの…刺身ですよね要は。
れんこんの刺身なんて聞いた事ない。
いただきます。
うん!どうですか?シャキシャキだ!程よい粘りけもあって…粘りけも程よくあるんですけどシャキシャキ感がすごくてあとは甘みがすごい広がります。
おしょうゆ付けるとなおさら引き立っていい香り!そこでしか食べられないんだもんね〜貴重だね。
なかなか我々佐賀県に住んでてもほとんど食べる事がないですからね。
お隣にはふなを使った料理もあるんですよ。
「ふなんこぐい」といって非常に長い時間煮込んでるものなんです。
これね実は半日間煮込んであるので頭から尻尾まで全部食べれる。
そうなんですか。
そしてこちら!すっぽんだ!せっかくなので天然れんこんとすっぽんの筑前煮今よそって頂いたものをいただきたいと思います。
僕もねすっぽんの身を食べる機会なかなかないんで。
いただきます。
うん!やわらかい!おだしが利いてておいしい!ほんとに鶏肉に食感も近いですね。
でも結構精がつきそうですけど。
そう言いますからね。
あとおだしもほんとに…うんおいしい〜!
(南波雅俊)さあ船から出てくるのが…タコ!
(大島麻衣)マダコでございます!ありがとうございます。
元気がいいんですよね〜!生きがいいタコ!お〜吸い付いてくる〜!タコといえば兵庫県の明石が有名ですけれども下津井のタコも負けていません!そうなんですよ〜。
東京築地の日本料理の名店でも絶賛されて仲卸業者が欲しくて欲しくてたまらないというまさにひっぱりダコのタコなんです。
スタジオの鈴木さ〜ん!は〜い!こんにちは!すごいでしょ?こんにちは!下津井のマダコすごいですよね!すごいですね。
南波さんの腕に絡みつくタコが思ったよりもすごいですよ。
特にこの足の太さが特徴なんですがこれが独特の食感やおいしさにつながるんですよ。
この太さが。
女性にもうれしいヘルシーな食材なんですよ。
今日お邪魔しているのは瀬戸大橋のたもと岡山県倉敷市の下津井漁港です。
瀬戸内海といいますと穏やかな海という印象があると思います。
でもここ下津井周辺は潮の流れが急に変わるポイントがいくつもあるんですね。
そしてその下津井特有の潮の流れがこのタコの太い足に大きく関わってくるんです。
実際に漁師さんについて漁場に行ってきました。
その下津井の港から船で20分。
岡山県と香川県を結ぶ瀬戸大橋の中間くらいにやって来ました。
この辺りはこうした岩場が点在しています。
漁師さんたちはこうした潮の流れが速いところを選んでタコつぼを仕掛けるんです。
取材した漁師さんの場合は200ポイントくらい知っているという事なんですね。
ではなぜ潮の流れが速いとタコの足が太くなるのかなぜなのか解明していきたいと思います。
ジャジャン。
この下津井の沖合は岩場と岩場の幅が狭いところが多いんですよね。
海水が一度狭いところに押し込まれるんですが出口に来るとブワーッと一気に流れ出るんです。
押し出されるような?はい。
逆方向から海水が入ってくるため流れがぶつかり合いまして渦が出来る事もあります。
ほうほう。
こうした速い渦や潮に流されまいとマダコはこうした岩場にギューッとしがみつきます。
ふんばるわけですか。
離れないようにふんばるんです。
これが絶好のタコ的な筋肉トレーニングになりまして太いこのマッチョな足を作り上げるんですよ。
まさにアスリートのような足を持ったタコなんですよ。
ムッチムチですよ〜足が。
何とかこれを外して…。
外れましたね。
ありがとうございました。
このタコの筋トレはすごい事になってますね。
離れない!好かれてますね南波さん。
見えてくるものありませんか?あっ干してある?そうなんです!見えてきましたね。
こういった天日干ししている港や民家の軒先などが頻繁にこうして天日干しの風景が見られるそうです。
これマダコを乾燥させるとギューッと凝縮します。
これが海産物ならではの絶妙なうまみをより引き立たせてくれるんです。
そして今日はまさに今この瞬間に干しダコを作って下さるという事で見ていきたいと思います。
鈴木さんタコってそんな簡単には足広がらないんです。
これぐらいしか開かないんですよ。
今さっき干してあるやつはもっと開いてますよね?ええ。
ですので足と足の付け根の部分の皮を切って足を広げやすくするんです。
ほう〜!こうして。
切ってますね。
皮の部分をこうやって切っていくんですけれども。
スースーとやってるように見えますけど…。
一見簡単に見えるんですが下津井のマダコは足が太いので熟練の技が求められるんです。
切り方が浅いとあまり広がらない。
逆に深く切り過ぎると下津井のタコ足が太くて重いのでぶら下げた時に皮が切れて足が落ちちゃうんです。
皮一枚残す絶妙な技術が求められるんです。
こうやって切った部分を広げて竹串に刺して。
立派。
硬いからね足が。
さっきとは比べものにならないくらいの足の広がりですよね。
ほんとですね〜!ほんとにしっかりしてるのが見た目で分かりますね。
そうなんです。
でこの状態で丸2日間天日干しするんですがこの足が太いからならではのおいしさの秘密があるんですよ。
何だろう?これを切ってみますね。
足の部分を…どこを切ろうかなここにしようかな。
ほっ!切ってみますと…。
ジャンッ!分かるかな〜?外側と中身の色が違うの分かりますか?あっほんとだ!分かります分かります。
外側が乾燥しても身の中心には生っぽい部分が多く残るんですよ。
ほ〜!中はレアって事ですね?そうなんです!足が太いからこそなんですよ。
今こうして焼いて頂いています。
香ばしい香りが漂ってきます。
うわいいな〜。
これいい香りしますね〜!いいな〜行きたい。
これ早速頂きましょうかね。
いただきま〜す。
ん!だいぶかみ応えがありまして大変ですけどおいしいですね。
表面はスルメみたいな感じなんですけど…。
中は生っぽくてジューシーですよ。
塩だけですか?味付けは。
これ塩ですか?もうそのままで。
何も付けずに。
干したまんまです。
でも炭のおいしい風味と元のタコの甘みで味付けしなくてもおいしいです。
甘みがあるんだ?甘みがあります。
ただねまだまだ全国的には知名度が少し低いという状況があるんです。
そこで地元の人たちはこの愛してやまないマダコのおいしさを少しでも多くの方に知ってもらおうといろいろな新作料理を作ってらっしゃるんです。
タコの新作料理を。
そしてそのために力を入れてるのがこちらです。
ジャジャン!とっておきのマダコ料理を出してくる漁協直営のお店です。
お願いします!ジャジャーン!丸ごと!?どうですか?タコのステーキなんですよ〜!丸ごと!?丸ごと!鈴木さん丸ごとのタコのステーキ見た事ありますか?正直これ見た事ないでしょう誰も!そう!迫力がすごいですよね!すごいですよ!丸ごと焼くのがポイントなんです。
ほほう。
何だ?焼く前に足を切ってしまうと切り口から味が逃げてしまうんですね。
ただこうして丸ごと焼く事によってうまみ甘みが閉じ込められておいしく焼き上がるんです。
味付けはどうですか?味付けは塩こしょう。
塩こしょうのみで。
のみでやります。
いっちゃいます。
うわっもうおいしそうなタコ汁っていうんですかね?あふれ出してますよ。
いただきま〜す。
タコ汁!う〜ん!歯応えがすごいですね!これは弾力がすごいですよ。
生のタコも十分弾力ありましたけどより増してるような。
より増してますね〜!タコ汁どうですかタコ汁の味は?タコ汁がかんだ瞬間ジュワーッと出てきます。
おいしいですよこれ塩こしょうだけで十分おいしいです。
本来のうまみが全て出てきますね。
南波さん!タコ1本丸ごといっちゃいませんか最後に。
太いやつ?じゃあいっちゃいましょうか!ワイルドにいっちゃって下さい!では1本いただきます!アッハッハッハッハ!かみ切るのが大変…!うわ〜タコおいしそうですね!太いですもんね〜。
タコ汁がすごい。
ほんとですよほんと太い。
私タコ大好きなので1人で丸ごといきたいです。
似合いそう何かこうむしってるの。
でも全国ってこういうびっくりするようなグルメありますよね。
ありますね〜。
私は茨城出身なんですけど茨城だとメロンが有名なんですけどちっちゃいメロンをそのまま漬けたメロンのお漬物ちょっと甘くておいしいですよ。
スイカはありますけどね。
えっスイカですか?三重県ではありますよ。
スイカの食べ終わったあとの緑のとこ。
食べた事ないです。
すごいな〜。
あっそうなんだ。
地域変わればね…。
いっぱいありますね。
番組ではこれからも日本人のそういうびっくりするものを探してどんどん紹介していきます。
それでは…。
(2人)また〜。
2014/12/24(水) 12:20〜12:38
NHK総合1・神戸
ひるブラ「ひるブラ特選 季節限定!びっくりグルメ」[字]
季節限定ご当地びっくりグルメを大特集!佐賀の農業用の水路では驚きの秋の味覚がゾクゾク!短足なのに極太!?な瀬戸内のタコは豪快に丸焼きで!絶品グルメを一挙ご紹介。
詳細情報
番組内容
【ゲスト】ユージ,大島麻衣,【コメンテーター】榊原郁恵,鈴木浩介,磯山さやか,【司会】藤崎弘士,丹沢研二,南波雅俊 〜佐賀県神埼市、岡山県倉敷市などで収録〜
出演者
【ゲスト】ユージ,大島麻衣,【コメンテーター】榊原郁恵,鈴木浩介,磯山さやか,【司会】藤崎弘士,丹沢研二,南波雅俊
ジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
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