(テーマ音楽)
ユネスコの無形文化遺産に認定された「和食」。
おいしく食べたいけれど「お箸が上手に使えない」「魚をきれいに食べるにはどうしたらいいの?」など今更聞けないお悩みを持っている方も多いのでは?
正しいマナーを身につけるとどんな時にも堂々と振る舞えますよ。
懐石料理や和菓子の作法に詳しい京都の茶の湯家元夫人千和加子さんに美しく見えておいしく頂ける和食のマナーを教えて頂きます
今回は椀物・麺類の頂き方です。
どんなところがポイントになっていきますか?季節感が大変盛り込んであったりそれから大ぶりの椀種具が入っておりますのでそれをいかに上手にきれいに食べるかという事ですね。
ではまず椀物の頂き方からです。
まず立派な器ですね。
器にも季節感があったり立派なまき絵がしてあったりするんですけどまず鑑賞して頂いてそれからゆっくり蓋を取りますね。
左を添え右手で蓋をあけてそして一回左手で持ちかえてまた右に持ちそしてこうした方がきれいにいきますね。
蓋があきにくい場合は手でお椀を挟むようにしてすき間を作り空気を入れるとあきやすくなりますよ
こちらのお椀はみそ汁などのお椀よりも大きいですけれどもこれも同じように持って頂いていいんですよね?大丈夫です。
まずこういうふうに左手で受けてそしてお箸を取りますね。
そして中指で挟んでこうして…。
それで吸い口がゆずが入っておりますけれどもそれの香りをまず楽しんで頂きます。
中の具を頂く時はどういう事に気を付けて頂けばいいですか?結構大きい…たっぷり盛ってありますので少しこうはずして頂いて手前の方から箸で一口ぐらいに切って頂かれたらいいと思います。
頂きながらお汁も味わいそして他のいろいろ具を少しずつ頂きまたお汁を頂き交互に頂いていきます。
蓋の扱い方にも注意しましょう。
空になったお椀に蓋を逆さにして重ねる人いますよね。
でもお椀を傷つける事があります。
取り皿代わりに使うのもいけません。
酢の物などで色が変わる原因になります
続いて麺類の頂き方です。
どんなところを気を付けて頂きましょうか。
結構難しそうですけど。
そうなんですよね。
まず蓋を取りまして。
たっぷり入っておりますね。
そして持って頂いて。
そこまでは椀物と同じなんですね。
同じですね。
麺類の場合はお汁がとんだりしますのでできるだけ口元に近づけて頂いてそしてスススッとすすって頂ければ。
すすっていいんですね。
そうですね。
ただ汁がとばないように気を付けながら。
今回は椀物と麺類の頂き方を教えて頂きました。
あまり大きな音を立ててズルズルッとすすりますとそれを不快に感じる方もおられますし皆さんが楽しく和やかに頂く事も考えてそういう時はちょっと控えめにお汁をすすって頂いた方がいいかと思いますね。
2014/12/24(水) 11:55〜12:00
NHKEテレ1大阪
まる得マガジン 美しく!おいしく!和食のマナー(3)「椀(わん)物・麺類」[字]
「和食を美しくスマートに頂きたい」というあなたへ!京都の茶の湯家元夫人・千和加子さんが基本から伝授。今回はふたのある「椀(わん)物」。それに「麺類」の頂き方。
詳細情報
番組内容
世界無形文化遺産に認定された「和食」。「でも、きちんと頂くとなるとマナーに不安が」という方に!「懐石料理」や「和菓子」の作法に詳しい京都の茶の湯家元夫人・千和加子さんが基本から伝授。今回は、「ふたのある椀(わん)物」、それに「麺類」の頂き方。「椀物」は、季節感を盛り込んだ「和食の花」。注意するのは「ふた」の扱い方。「麺類」は、すすってよいが、改まった席では、音は控えめに。
出演者
【講師】武者小路千家14代家元夫人…千和加子,【きき手】牛田茉友
ジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
情報/ワイドショー – グルメ・料理
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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