11時になりました。
ニュースをお伝えします。
内戦が続くシリアでは、世界遺産に指定されている古代遺跡など、多くの文化遺産が空爆や砲撃の被害を受けており、被害を受けた建造物の数は290に上ることが、国連の報告書で明らかになりました。
シリアには、数千年前の古代文明の遺跡など、多くの文化遺産がありますが、政府軍と反政府勢力との戦闘が続く中で、こうした遺跡の破壊が懸念されています。
国連訓練調査研究所は23日、シリアの文化遺産の状況を、衛星写真を使って分析した報告書を発表し、290の建造物が、空爆や砲撃によって被害を受けていると明らかにしました。
このうち激戦が続く北部の都市アレッポの被害が最も深刻で、世界遺産に指定されている町並みは、135の建物が被害を受け、中には完全に破壊されて地表に空爆で出来たと見られる大きな穴が開いている所もあるほか、11世紀に建てられたモスクの塔も倒壊しています。
また、イスラム過激派組織イスラム国が拠点とするラッカでは、古代ローマ時代の遺跡に盗掘の跡が見られ、文化財を密輸して資金源にしている可能性が指摘されています。
報告書では、人類共通の財産に対するこれ以上の破壊を放置しておくことはできないと警告していますが、シリアの内戦が収束に向かうメドが全く立っていません。
ロシアは、ソビエト崩壊後に初めて開発した通信や軍事目的の人工衛星を宇宙に運ぶことのできる大型ロケットの打ち上げに成功し、宇宙大国としての存在感をアピールしました。
ロシアがソビエト崩壊後に初めて開発した大型のロケット、アンガラA5です。
23日、北部のプレセツク宇宙基地から打ち上げられ、人工衛星の模型を予定の軌道に載せて、打ち上げは成功しました。
アンガラA5は3段式のロケットで、商業衛星や軍事目的の衛星をはじめ、最大で24トンの貨物を宇宙に運ぶことができるということです。
モスクワからテレビ電話で打ち上げを見守ったプーチン大統領は、ミサイルの発射を警戒するシステムや、偵察、航空機の位置確認、通信などに使われる衛星の打ち上げ能力が高まると述べ、宇宙大国としての存在感をアピールしました。
ロシアでは、これまでソビエト時代に開発された旧式のロケットが使われてきましたが、プーチン政権は新型ロケットの開発をはじめ、極東に有人の宇宙船を打ち上げることができる、新しい宇宙基地も建設して、宇宙開発に力を入れるアメリカや中国などに対抗していく構えです。
全国の天気、まず雲の様子です。
低気圧に伴う雲が、日本海から本州付近に広がっています。
日本海側では雨や雪の降っている所があります。
2014/12/24(水) 11:00〜11:05
NHK総合1・神戸
ニュース・気象情報[字]
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