NEWS23【解散を表明へ…何のために?野党批判▽大谷翔平vsメジャー打線!】 2014.11.18


速やかに国民に信を問うべきである。
衆議院を解散いたします。
解散の風が現実のものとなった。
2年の任期を残しながら衆議院は選挙に突入する。
一体、何のための選挙なのか、なぜ今なのか?野党は批判を強める。
課題山積の日本、問われるのは安倍政権の2年間。
そして、私たちは選ばなければならない。
今後もこの国を託すのか、それとも…「NEWS23」は今夜、安倍総理に直接問う。
今夜は21日の解散を表明した安倍総理にスタジオに来ていただきました。
いつもより25分遅いスタートなんですけど、生出演ありがとうございます。
総理、今日は伺いたいことがたくさんありますので、よろしくお願いします。
早速今日の会見で安倍総理が何を訴えたのか、そして、野党の反応です。
昨日、7月、8月、9月のGDP速報が発表されました。
残念ながら、成長軌道には戻っていません。
このように国民生活にとって、そして国民経済にとって重い重い決断をする以上、速やかに国民に信を問うべきである、そう決心いたしました。
今週21日に衆議院を解散いたします。
衆院選は来月2日に公示、14日に投票と開票が行われる。
改めまして、今日は安倍総理にスタジオにお越しいただきました、よろしくお願いします。
TBSの日野政治部長とともにお伝えしてまいります。
それではまず最初に、ズバリ、なぜ今このタイミングなのかをぜひ、伺いたいんですけれども、改めて。
昨日、7−9のGDP速報が発表されました。
大変厳しい数字、成長軌道には残念ながら戻っていない中において、来年の法定で予定されている消費税、10%の引き上げを行わず、18カ月延期をし、そして18カ月後の平成29年4月には確実に消費税を10%に上げていく。
今回、付則18条、景気条項を使って引き延ばしをする、延長したんですが、それを今度はなくして法改正をしてそれを削除して、間違いなく行っていく。
これを併せて国民に信を問わねばならない。
税制というのは、まさに議会制民主主義の基本ですから、前回の総選挙においても民主党はマニフェストで約束していなかった消費税引き上げを断行した、これはおかしいと我々はずっと訴え、民主党はその結果大敗をしたわけであります。
さらには、私たちが進めている経済政策、また成長戦略、法人税減税を含め、成長戦略には様々な反対論もありますし、あるいは抵抗も強い中にあって、この政策を国民とともに進めていくためには国民の皆様の声を聞かねばならないと判断をしました。
ただ、今師走というのは非常に急いでいた、素朴な疑問からしますと、なぜ今これをしなければならないかという疑問は残ると思うんですよね。
師走ということでいえば、投票日は前回の野田さんの選挙と2日しか実は変わっていないので、江田さんはそこをなぜ批判されるのか私は全くわからなかったんですけれども、来年度、予算に遅滞をもたらさないギリギリのタイミングであると判断したからであります。
消費税の引き上げについて言いますと、ほとんどの野党が凍結している。
民主党も先日、来年10月の増税は凍結するとはっきり言っているわけですよね。
となると、争点にならないのではないかと思うんですけれども、その点は?民主党は7−9のGDP速報を見る前にそれが発表される前に凍結をされたので、私はもうびっくりしたんですがね、こういう不真面目な態度ではダメですよ。
我々はその統計を見て、これでは連続して消費税を引き上げるべきではないという判断をしました。
でも、これは賛否両論あります。
国の信任はどうなるのか、あるいはまた社会保障の充実のためにも使えます、その点はどうなのか。
そしてさらに、民主党は3年後の引き上げを約束していません。
我々はそれも含めて約束をしています。
必ず引き上げていく。
景気条項判断条項を落とすんですから、これは大変重い判断だと思います。
そしてマニフェストに改めていないこと、前回の選挙では基本的には予定どおり引き上げることを決めていた、それを変更する以上、やるべきだと考えますし、そもそも野党は常に解散を求めているんですよ。
だって自分たち政権とれないじゃないですか。
解散に反対するというのは、政権をとる気がないのかというふうに私は大変驚いているんですが。
我々も野党時代、1年経過した段階であなたたちには任せられないと解散をずっと要求してきました。
そしてまさに2年前、野田さんが解散をして政権交代できた。
野党は政権解散しないということは、安倍政権が続いていくわけですね、今のこの実績で。
それはやはり野党である存在意義を放棄しているのではないかと思いますね。
消費税の実施の引き上げを先延ばしするということで踏み切って国民の信を問うということですけれども、これは総理から見ると、メディアの勝手な推測だと言われるかもしれませんが、いろいろ今までの解散の実績なんかを見ていまして情報をいろいろ総合して分析した結果なんですがやはり党利党略と言われても、それはどこでもそういうことがあるんだろうと思いますけれども、野党の選挙準備がそろわない、あるいは政治とカネでいろいろあってまだ疑惑があれしているのをリセットしたいとか、支持率の低下傾向とか、あるいは景気の減速といいますか、低迷にストップをかける。
何よりも追い込まれてからの解散だけは避けたいとか、そういう総合的な政治判断があってこのタイミングになったんじゃないかという、これについてはどうお考えですか?普通、支持率が低下して景気低迷のときには選挙しませんよ。
また政治とカネで追及されたときも選挙はしません。
それも併せて私は今回、2人の大臣が辞任したことは私の任命責任です。
このことも含めて、信を問いたいと思っています。
野党の選挙準備というのは、これはそれぞれの党の責任ですから我が党は119名になりました。
しかし、しっかりといつやっても、1年後でもいいと、一日も早く民主党政権を倒すことが日本のためであると我々は考え、直ちに準備に入りました。
これはその準備が整って2年たってるんですから、それは野党の責任じゃないですか。
ただ、普通の有権者から言わせていただければ何で今、解散・総選挙なのかなと思ってしまう。
そこでこれが理由なのではないかなと思ってしまうのが、追い込まれる前に今のうちに解散してしまおうというおつもりなのかなという?今、290を超える議席を持っています。
この選挙、敗れば私は退陣しなければならない。
政治家は選挙には常に命懸けなんです。
そんな単純な理由で解散・総選挙をするわけがないんですよ。
そしてですね、4年間、今まで日本は任期が4年ありますが、この4年任期満了したことはほとんどありません。
では3年だったらよくて、2年ならいけないのか。
例えばアメリカの下院議員は2年ごとに選挙をやります。
下院議員は全員が改選されますね。
これにはもちろん大きなお金がかかる。
しかし、それは民主主義のコストだとみんなが思っているんですね。
2年ごとに民意を反映させるべきだと。
それはその時々の日本においては判断になります。
この判断に対してご批判ももちろんあります。
ご批判もいただいている。
それはもとより覚悟の上です。
それも含めて国民の皆様に信を問いたい。
その結果、自民党・公明党で過半数をとれなければ選挙は常に過半数です、とれなければ私は退陣します。
そのことを後ほど、また伺うことがあるかもしれません。
ただ、消費税の引き上げを先送りするということは、同時にずっと政権の公約としてやってきたことができなかったということになりますし、何よりも、財政の健全化の問題とかあるいは税と社会保障の一体改革の、これの社会保障への手当てができなくなるという、それも先送りするという問題をはらんでいるのでは?できなかったことになるんですから、まさに真を問わなければならないと思っているんです。
さきの総選挙においては、我々は3党合意において基本的には上げていくということを申し上げました。
だからこそ、そのことについて信を問わなければならない。
この18カ月、延期というのはまさにそれは岸井さんがおっしゃったようなご議論があるからこそ私は選挙を行うわけであります。
ただ有権者からいうと、何が大義なのかなのとかあるいは何が争点なのかってものすごく迷うと思うんですよね。
でも、今岸井さんがおっしゃったように我々が選挙で約束したことができなかったわけですからそれは当然、問わなければならない選挙というのは常に争点があります。
我々、閣議決定をやったときにも集団的自衛権に関する閣議決定を行ったときにも、解散して信を問えとあのとき結構たくさんの方から言われました。
それは当然、今回も含めて、こうしたことも含めて論点になると。
もう一回繰り返して言いたいんですが、解散しなければ野党の皆さんは政権とれないんですよ。
よほど自信がない限り、解散に反対するというのは私は本当にのけぞったぐらい驚きましたよ。
安倍総理、税制そして経済政策を訴えてこの選挙に臨むということですが、こちらをご覧いただきたいんですね。
最近の日本のGDPの伸び率を見ますとこの1年間で3四半期マイナス成長、さらに、円安で地方の中小企業の状況が大変厳しいと聞きます。
アベノミクスが実はうまくいっていないのではないかという声も総合して聞くんですけれども、これに対してはどうお答えになりますか?経済の指標で各国共通ですが一番大切な指標は、雇用と賃金です我々が政権をとって、今、有効求人倍率は22年ぶりの好水準で完全雇用に近いですね。
そして今年の4月、2%以上、賃金が上昇しました。
物価安定目標より上です。
そしてこれは15年間で最高ですね。
つまり、雇用においても賃金においても結果を出しています。
そして就業者の数は100万人以上増えました。
企業は最高の収益を挙げていて、その収益が雇用の拡大や賃金につながり、消費が拡大し、そして景気がよくなる。
この景気の好循環に変わり始めたのは間違いありません、デフレ時代にはそれは起こっていなかった。
例えば今年の4月、大卒、高卒の新卒者、内定率は改善しています。
高卒者はこの2年間で1割以上プラスになっているんですね。
間違いなくよくなっている。
また円安・円高、これ、どちらについていいということは私は言いません。
しかし、円高時代を思い出していただきたい。
根っこから仕事が奪われるんです。
私の地元でも、最もたくさん若者を雇っている会社が行き過ぎた円高のために倒れました。
500人以上の職が一気に失われました。
日本中たくさんあった。
あの期間にたくさんの製造業が外に出て行った。
日本ではなくて、製造業は海外に投資し始めた。
輸出も落ちた。
しかし、この輸出の減少を私たちは食い止めることはできました。
やっと今になって、この為替水準、このビジネス環境の水準においては日本に投資をしようかと考え始めた。
東芝をメインに大きな投資をしています。
そしてこれはまだまだ不十分です。
それはデフレマインドがこびりついている。
経営者にも、これは組合にもそうです、もっと賃上げを続けなければいけない。
総理、成果が出始めてるとおっしゃいましたがまさにその賃金、物価上昇分を加味した実質賃金ですけれども、15カ月以上連続で前年比マイナスなんですよね。
ですので、まずここで街の声もちょっとお伺いいただきたいんですが…。
ちょっと大事なところなんで言わせていただきたいんですが、実質賃金というのは消費税も今、含めての話なんですが我々は物価安定目標を2%定めました。
しかし賃金は、賃上げのチャンスって4月しかありませんから必ず遅れます。
我々は大体2年間遅れると言いました。
しかし、待てないから政労使の会議をやって今年から上がって2%上がりましたが、それ以上に消費税3%上がります。
その分は、これはカバーできないということは申し上げています。
これは社会保障をみんなで負担していこうということであります。
この社会保障費を除けば実はもう、追いついているんです、実質賃金においても追いついています。
それプラス、もう1点言わせていただきますと景気回復局面においては基本的にパートの労働者、短期の労働者から仕事が始まります。
経営者もそうです。
そうしますと、平均すれば賃金が下がってきますから、正しい指標の見方は、いわば総雇用所得で見なければならないんですね。
これは働いている人の数をかけます。
これで見れば、この3カ月はプラスになってきていますから、間違いなくよくなってきていると思います。
総理は、もう好循環が始まっているんだよ。
これは恐らく選挙になれば政府・与党としてはそれをずっと訴えていくことになるんだろうと思いますがそれが庶民の間で本当に実感になっているかどうかということがね。
街の声をここでお聞きください。
これは街の声ですから皆さん選んでおられると思いますよ、もしかしたらね。
だって国民総所得というのがありますね。
我々が政権をとる前、40兆円減少しているんですよ。
我々が政権とってから、プラスになっています。
マクロでは明らかにプラスになっています。
ミクロで見ていくと、いろんな方々がおられますが、中小企業の方々、小規模事業者の方々で名前を出してテレビで儲かっていますと答えるのは相当勇気が要るんですよ。
納入先に間違いなく、それだったら、もっと安くさせてもらいますよと言われるのは当たり前ですから。
しかし、事実、6割の企業が賃上げしてるんですから。
これ、全然声が反映されていませんが、これはおかしいじゃないですか。
それとですね、株価が上がればこれはまさに皆さんの年金の運用は株式市場でも運用していますから20兆円プラスになっています。
民主党政権時代はほとんど上がっていませんよ。
つまりそういう意味においてもしっかりとマクロでちゃんと経済を成長させ株価が上がっていくということはこれは間違いなく国民生活にとってプラスになっています。
資産効果によって消費が喚起されるのはこれは経済学的に極めて重視されているわけであります。
例えば倒産件数、24年間で最も低い水準にあるんですよ。
それもちゃんと示していただきたいと思いますし、あるいは海外からの旅行者、去年1000万人、これ、円安効果です。
今年は1300万人です。
日本から海外に出て行く人たちが使うお金、海外から日本に入ってくる人たちが使うお金、これ旅行収支と言うんですが、長い間、日本は3兆円の赤字です。
ずっと3兆円の赤字です。
これが黒字になりました。
黒字になったというのは、いつ以来だと思います?大阪万博ですよ、1970年の大阪万博で1回、あのときになりました。
あれ以来ずっとマイナスだったんです。
これもかなり大きな結果なんですね。
ですから、こういうところをちゃんと見ていただきたい。
ただ、まだデフレマインドがあるのは事実ですから、デフレマインドを払拭するというのはね…デフレマインドだけじゃなくて、恐らく総理のこれは認めざるを得ないと思いますがやはり明暗がありますよね。
今、解散・総選挙をこの時点で見ると、やはり基本的に中小零細企業とかあるいは地方とか、あるいは低所得者の方たちにとってはまだ本格的に好循環という実感がないというのは事実だと思うんですよね。
もちろん、我々もそれは十分に承知をしています。
ですから、それはまだ政権をとって2年ですから中間評価をいただきます。
その中において、我々も個人の消費やそして地方経済の底上げに力を入れていきたい。
例えば地方の故郷名物みたいなものの消費を感知する、販路拡大なんかなかなか難しいですから、そういう支援策等をしっかりと来年、補正予算を国会に出していきたいと思います。
燃料費、灯油費等が寒冷地で上がっている。
そういう支援は地域地域によって別の支援を行っていきたいと思います。
総理、1つ、お伺いしたいんですけど、記者会見の中で景気条項、これもう完全に外しますと。
次の税率アップの機会のときには必ず上げるんだと力強くおっしゃって、財政再建に向けた意気込みを語ったと思うんですけど、一方でリーマン・ショックのような大きな経済的な要因ということが起きる可能性もありますよね。
これ、今から先々のことを決めてしまっていいんでしょうか?これは私が申し上げているのは、リーマン・ショックとか世界的な大経済緊縮状況、あるいは、また大変な天変地異、これは国会で機能して法律を出してやるということになりますよ、そのときにはね。
しかし今回のように景気判断、マクロ経済を見ながら景気判断をして、そしてそういう状況になるという判断はしないということです。
それは天変地異のような事態に陥ればこれは当然国会で議論して法律を新たに出すということになりますよ。
そんなことはめったに起きないわけですから、しかし、そうなったときにはやるというのは、別途やるのは当たり前なんですが、今回のような景気判断としての先送りはしない。
これは附則18条を削除するんですからこれは当たり前のことだろうと。
今おっしゃったようなことは世界経済の常識だろうと思います。
そうしますと、多少GDPの伸び率が低迷したとしても、次回は必ず上げると?これは今回、解散しますから私の任期内です。
来年、総裁選挙が別途ありますが、総理大臣としての私の任期は続きますからその中において、私の任期内に1回は消費税を上げますが、1回はタイミングについては考えさせていただきたい、1回はですねということでそこに延ばしますが、そうしますと来年もう一回賃金を上げ、再来年、そしてまたその翌年上げていけばさっきおっしゃっていたように名目賃金が上がっていき、実質賃金においても、今年の消費税アップ分をしっかりと上回っていき、消費においても十分に消費税引き上げに耐えられる状況にしていく。
どちらにしても、デフレが続いたのでは税収、増えないんですから、元も子もないんです。
そういう見通しでいらっしゃるという?それについても私は責任を持つと、それが今回の解散ということになります。
総理、もう1つ、忘れちゃならないものすごく大事なことがあります。
2年前、当時の野田総理との党首討論でお約束されたことがあるんですよね。
ちょっとこれを見ていただきたい。
このやりとりの後、衆議院は解散。
小選挙区について、5つの県で定数が減少する0増5減の法律が去年6月成立したがさらなる定数の削減には至っていない。
2012年の総選挙について憲法違反とする判決も相次いだ。
最高裁は去年11月、違憲状態とした上で、0増5減の見直しについても構造的な問題は最終的に解決されていないと指摘している。
今ご覧になったとおりなんですけれども、やっぱり身を切るという、まず国会議員もということで始まった話ですよね。
あのとき私が言っていることはちょっとちょっとカットされているんですが、しかし、定数削減、あるいは定数の是正、抜本改革については私とあなただけで決めるわけにはいきません。
小さな政党も含めて民主主義のルールですから、この人たちも含めて決めなければなりませんよと、共産党や社民党も含めて決めなければいけませんと。
私とあなただけで決めることはできませんということを申し上げました。
その上において、私は最大限の努力をしていくと申し上げた。
そして、その中において自民党としては全力を尽くすということなんですが、我々が政権をとった後、私は第三者機関をつくらなければ、残念ながら政党同士の交渉ではうまくいかなかったものですから第三者機関をつくる、これは政府ではなくて三権分立ですから、今まで政府でつくっていたのはおかしかったので院でつくるべきだと、議運でやっとできました。
その議運において政党間で今、議論が進んでいます。
ですが大切なことは、私たちはここで決まったことには従います。
野田さんもおっしゃっている、今は野田さんは党首ではありませんが、各党みんながここで決まったことには従うということですよね。
有権者としては、国会議員の身を切る改革を期待していたんですが。
いろいろまだ伺いことがあるので先にいきましょう。
とにかく解散をして、そして国民に信を問うということであれば、通常はもちろんアベノミクスは大事な柱であることは事実なんですけれども、総理の2期目の2年間を総括して国民の審判を受けることになると思うんですよね。
その間の実績、どうだったかが問われると思いますが、いろいろなことがあります。
沖縄の基地の問題、原発の再稼働、今日、特に強調しておきたいのは集団的自衛権とか特定秘密保護法の問題とか、あるいは武器輸出の問題とか一連の安全保障政策なんですよね。
これはとりようによっては、安倍総理がよく言われている戦後レジームの脱却の憲法改正の一環の中でやられてるんじゃないかなと。
それをきちんと国民に説明しているのかな、国会で十分審議しているのか、非常に強い疑問を持つんですがこれについてはどうお考えですか?集団的自衛権については、今年の通常国会からずっと私は予算委員会で何回も答えをしています。
延べ70人以上の皆さんの質問に私はお答えをしていると思いますね。
ですから、そういう意味においては国会を通してご説明をしてきたと思いますし、私自身、記者会見も行いました。
そして、安全保障に関する憲法解釈については、今まで基本的に答弁書等々で変更がなされてきた、規定がなされてきたわけですが、今回はちゃんと閣議決定を行いました。
そして集中審議も衆議院、参議院で行いました。
そしてその上において、個別法をつくって初めて実際に行動できるわけですからその個別法については、これは大きなシームレスな防衛になっていきます、国民の命を守るためのですね。
ですから、来年の通常国会にそれをしっかりと提出をしていきたいと、今、まさにその作業に入っている最中です。
それはわかっているんですけれども、例えば特定秘密でいえば総理ご自身がもっと十分に説明しておけばよかったなとちょっと反省の弁を言われたことがあるんですよね。
集団的自衛権についてもそうですけれども、我々の勝手な解釈じゃなくて事実上の解釈改憲、憲法改正じゃないですか。
それを堂々と国民に信を問わないで閣議決定で決めちゃっていいことなんですかという根本的な問題。
選挙をやるんですから、大義がないとか言わないでそういうのをどんどん議論してくださいよ。
我々は当然受けて立ちます。
そして特定秘密法については、私ももちろんご説明してますよ、国会で呼ばれれば。
ずっと担当の大臣が丁寧にご説明をしてきましたが、なかなか担当大臣の説明ですとテレビ等々でも十分に取り上げられなかったということがありますので、私はもっとテレビに出ていけばよかったと思いますよ。
でも、特定秘密法というのはこれはまさに工作員とかテロリスト、スパイを相手にしていますから国民は全く基本的に関係ないんですよ。
これは施行してみればわかりますよ。
だから例えば報道で映画がつくれなくなる、私は映画がつくれなくなったら私はすぐ総理大臣辞めてもいいですよ。
そんなことはあり得ませんから。
ただ報道がそれで抑圧される、そんな例があったら私は辞めますよ。
そんな例があったら。
ただこれだけは確認しておきたいんですが、一連の安全保障政策は先ほど言った、戦後レジームの脱却の一環という見方からしますは、やはり戦後の憲法9条の平和主義の大きな変更になったり、将来の日本の道筋を変えるということにそれだけ重要な国民の信を問うものではないかなと。
そういう基本的に認識についてはどうですか?もう私が今まで説明してきた集団的自衛権については何回も説明をさせていただいておりますけど、これは集団的自衛権の解釈の変更だけではなくてシームレスな安全保障、国民あるいは国土を守るためのものであります。
尖閣においてもそうですね。
武装漁民が上陸して十分に対応できない、それに対応しなければいけません。
そしてやはり今、日米同盟、戦略関係、安全保障環境が大きく変わってますから日米同盟関係を強化することによってパワーバランスをしっかりと整える中において日本の安全を守らなければなりません。
そこで、より機能するために今までの解釈、今までの解釈というのは例えば昭和47年の安全保障の解釈について原則は守りながら、しかし集団的自衛権について制限的に解釈の一部を変更したところでありました。
それは今まで何回もご説明しているところでありますが、それに対して例えばあなたも戦場に行かされるというのは極めて不まじめな態度ですよ。
そんなことは起こり得ないんですから。
いや、起こり得ないと言われるけど限定的と強調されるんですが秘密もそうでしたけど、定義がものすごく曖昧なんですよね。
だから拡大解釈がどんどんされちゃうんじゃないか。
安倍政権はそれでいいかもしれませんよ、次の政権になったときには、この法律をどう解釈するかわからないですよ。
そんなことはないですよ。
明確な三原則があります。
国の根底が、民主市議、基本的な権利の根底が覆される、国の存続が危うくなる、これはものすごく厳しい規定ですよ。
世界中見ても、これぐらい、例えば集団的自衛権の本来の権利の行使に厳しい姿勢を持っている国なんていうのはないですよ。
安倍さん、お話中、大変申し訳ないんですがぜひとも、本当に国の根幹にかかわるような重要法案ですので、こういうものも含めて今回の選挙で消費税のときもそうでした。
だから今度は選挙をします。
私たちの公約を見ていただきたいと思います。
どうもありがとうございました。
映画「幸福の黄色いハンカチ」や「鉄道員」など寡黙で男気のある役柄を演じ続けた高倉健さん。
今月10日、悪性リンパ腫のため都内の病院で亡くなりました。
83歳でした。
日本を代表する映画俳優がこの世を去った。
高倉健さん83歳でした。
所属事務所によると、高倉さんは次回作の準備中に体調不良で都内の病院に入院。
治療を続けてきたが、今月10日、息を引き取ったと言う。
悪性リンパ腫でした。
1931年、福岡県で生まれた高倉さん。
高校時代の同級生は、当時をこう振り返る。
1956年に俳優としてデビュー。
1960年代には東映の任侠映画、「網走番外地」などがシリーズ化され、看板スターとなった。
東映を退社後の1977年には山田洋次監督の「幸福の黄色いハンカチ」に出演し、刑務所帰りの男の哀愁を見事に演じた。
この作品が映画初出演となった武田鉄矢さんは…高倉さんの代名詞と言える、無骨で寡黙な男。
CMでもセリフが話題となった。
不器用ですから。
寡黙で男気のある役柄にこだわり続けた高倉さん。
そこにはある美学があった。
高い評価は国内にとどまらなかった。
1989年にはハリウッド映画、「ブラック・レイン」に出演し、実直な刑事を演じる姿が世界から称賛された。
1978年に中国で上映された「君よ憤怒の河を渉れ」は文化大革命後、中国で初めて紹介された日本映画の1つ。
ニュースでは、高倉健は中国の当時のアイドルだったと伝えた。
最後の映画となったのが、おととし公開された「あなたへ」。
刑務所で技官として働く男が妻の遺言に沿って旅をする物語。
モントリオール世界映画祭では拍手が鳴りやまなかった。
高倉さんは、自らの希望でロケ地の富山刑務所を訪れ、350人の受刑者を前に、こんな話をした。
200本を超える映画に出演した高倉さんは去年、文化勲章を受章した。
「鉄道員」など数多くの作品を手がけ、次回作を準備していた降旗康夫監督は…自らを映画俳優と名乗り、83年の人生を走り続けた高倉さん。
生前、この言葉を大切にしていたと言う。
ここからは「23TODAY」、今日注目のニュースとスポーツを続けてお伝えします。
NHKの女性記者が嘘の110番通報をしたとして警視庁に事情を聞かれていることがわかりました。
NHK報道局で警視庁の取材を担当する女性記者が今月9日、東京・新宿区の路上で肩にかけていたバッグを自転車に乗った男に奪われたと110番通報。
警視庁の捜査員が防犯カメラ映像を解析したところ、女性記者はもともとバッグを持っていなかったことがわかった。
女性記者は会社の携帯電話をなくしたことを隠すためだったと話しているとのことで、警視庁は軽犯罪法違反の疑いで来月にも書類送検する方針。
ミス・ブンブンに輝いたのは、こちらの女性。
モデルを目指すインジアナラさんは美しいお尻をつくり上げるために2年間、ほぼ毎日ジムに通い続けたとのこと。
月曜日に帰国したテニスの錦織圭が飛躍の1年を振り返った。
日本人初のグランドスラム準優勝など世界ランクは5位に上昇。
その活躍の裏にはマイケル・チャンコーチの支えがあった。
絶対に勝てるというのを、多分一日に5回くらい言われて。
自分を信じ、大きな成長を遂げた今シーズン。
ところで錦織選手、何か験担ぎってあるんですか?18歳の大谷が抱いた夢。
あれから2年、少年は侍へ。
夢への挑戦、これはその第一歩。
さあ、見せつけろ。
2014スズキ日米野球第5戦。
高ぶる気持ちを胸に、大谷がついに夢のマウンドへ。
日本人最速を誇る剛腕は1回…2番・プイグを151kmのストレートで空振り三振。
3番・モーノーには落差抜群のフォーク。
そして4番・ロンゴリアに投じたこの日、12球目。
メジャーのスター軍団に対し臆することなく真っ向勝負。
三者連続三振を奪う。
日本中の期待を背負う大谷もまだ弱冠二十歳。
3回、待ちに待った舞台で力みが生じたのか突如、コントロールを乱し、失点。
さらに内野ゴロの間に3塁ランナーが生還し2−0。
なおも満塁の大ピンチを背負う。
ここからが大谷の底知れぬポテンシャル。
力でねじ伏せ、ピンチを切り抜ける大谷は4回を投げ、7奪三振2失点あこがれのメジャーリーガーを相手に手応えと課題を手にした。
反撃を試みる打線もメジャー投手陣の前にわずか4安打に抑え込まれ、完敗。
対戦成績は、3勝2敗となった。
2カ月後に迫ったアジアカップで連覇を目指すサッカー日本代表が年内最終戦を戦いました。
ゴールを決めた2人の選手とは。
アギーレジャパン、2014年ラストマッチの相手は、アジアカップで最大のライバルとなるオーストラリア。
前半、日本はオーストラリアにボールを支配され、ピンチを招くがここは川島がファインセーブで阻止。
すると40分、パスを受けた本田が粘って、粘って香川へ。
決定的なチャンスもゴールにつなげることができない。
後半、日本は遠藤に代え、今野をピッチへ。
その今野が相手ボールを奪い、自らドリブル。
そして、ゴール前の香川へ。
攻撃にリズムが生まれると本田からのコーナーキック。
流れたボールに今野が合わせ、オーストラリアの壁をついにこじ開ける。
後半23分には森重のドリブル突破から折り返しに岡崎。
ヒールで流し込み、日本代表史上3人目の通算40ゴールを達成する。
アディショナルタイムに1点を返されるが年内ラストマッチを勝利で飾ったアギーレジャパン。
来年1月のアジアカップで連覇に挑む。
大相撲九州場所10日目。
横綱・鶴竜は前頭三枚目・照ノ富士との一番。
盤石の相撲で寄り切った鶴竜は無傷の10連勝。
北京オリンピックや今年のアジア大会など選手は今後も高崎を拠点に活動する。
そしてこちらの写真、ご覧くださいダルビッシュ有投手がツイッターで堂々の交際宣言です。
こちら、ツーショットのお相手、女子レスリングで世界選手権を4度制した山本聖子さん。
2人で相談してオープンに付き合っていくことにしましたコメントしています。
ダルビッシュ投手、お二人とも天気予報です。
東京は晴れましたけれども、風が冷たかったですよね?そうなんですよね、この後も朝までは関東は風が冷たいです。
放送中にいただいたツイートです。
高倉健さんの訃報にたくさんメッセージいただきました。
本当にこういった存在感を放つ方ってほかに思い当たらないんですよね。
独特の存在感ありましたからね。
それと私なんかちょっと感じたのは九州男児の美学というのかな、あまりしゃべらずに、背中で男らしさを示していくというのは、ちょっと違うかもしれないけれども。
本当に寂しくなります。
ではまた、明日の夜に。
2014/11/18(火) 23:19〜00:28
MBS毎日放送
NEWS23[字]【高倉健さん死去…各界から悼む声▽安倍首相に岸井・膳場が直接問う】

安倍首相に岸井・膳場が今夜直接問う…なぜいま解散総選挙?▽高倉健さんが死去…▽大谷翔平対メジャー日本人最速右腕の挑戦▽日本代表年内最終戦

詳細情報
お知らせ
※番組の内容と放送時間は変更になる場合があります。
番組内容
メインキャスター膳場貴子が最新のニュースをお届けします。
出演者
【アンカー】
岸井成格
【メインキャスター】
膳場貴子
【キャスター】
古谷有美(TBSアナウンサー)
蓮見孝之(TBSアナウンサー)

ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 天気
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

OriginalNetworkID:32722(0x7FD2)
TransportStreamID:32722(0x7FD2)
ServiceID:2064(0x0810)
EventID:1202(0x04B2)

カテゴリー: 未分類 | 投稿日: | 投稿者: