こんばんは。
ーこんやのこんてんつ。
安倍総理大臣は、今週金曜日に衆議院を解散すると表明しました。
村尾キャスターが、表明直後の安倍総理を直撃取材しました。
有権者の中にもなぜ今、選挙を行うのか、疑問を感じている方も多いと思います。
インタビューの中で、安倍総理は選挙を行う意義を、繰り返し強調していました。
そしてもう一つ、大きなニュースがありました。
日本の映画界を代表する俳優の高倉健さんが、悪性リンパ腫で亡くなっていたことが分かりました。
83歳。
国内外から、その死を悼む声が上がっています。
これまで出演した映画は205本。
戦後の日本を代表する映画俳優の一人である高倉さん。
次回作に向けて準備を進める中、体調不良により入院。
今月10日、悪性リンパ腫のため亡くなりました。
83歳でした。
高倉さんは1955年、東映ニューフェイス第2期生として、映画の世界を歩み始めました。
何が零下20度だよ。
体中、つららと思えば、ちっともさむかあねよ。
1960年代には、網走番外地などの仁侠映画に出演し、人気を博しました。
そして。
ほら!あれ!なんだか分かる?ハンカチよ。
ほら、ちゃんとあったじゃないの。
山田洋次監督作品、幸福の黄色いハンカチで、第1回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞。
1989年には、ハリウッド映画、ブラック・レインに出演。
オスカー俳優、マイケル・ダグラスを相手に、存在感ある演技を見せ、俳優としての地位を不動のものにしました。
武骨で寡黙。
近寄り難い孤高の男を演じ続けてきた高倉さん。
保険会社のCMに出演したときに発したせりふ、自分、不器用ですからが流行語になるなど、そのキャラクターは多くの人に親しまれました。
1999年に出演した映画、鉄道員。
後悔はしてねえよ。
この作品でも高倉さんは、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞。
俳優として最多となる、4度目の受賞に高倉さんは。
日本アカデミー賞の主演男優賞、これで4度頂きました。
何度頂いても、うれしいです。
また頂けるように、一生懸命やりたいと思います。
ありがとうございます。
そして、おととし公開され、高倉さんの遺作となった映画、あなたへ。
ふるさとの海に散骨してほしいっていうふうに書いてあった。
6年ぶりとなる主演作で、高倉さんは、刑務所に長年勤務する指導技官役を演じました。
映画はカナダで開催されたモントリオール世界映画祭で、審査員特別賞を受賞。
現地の記者会見では。
僕はこういうインタビューが、一番苦手なんですね。
この映画祭で主演男優賞を頂いたということ、どこかでお礼を言わなければいけないと、本当にしぶしぶ来たというのが本音です。
独特の語り口で、さんかりゆうについてかたった高倉さん。
しかし、その後、行われた公式上映会で。
鳴りやまない拍手に涙する場面も。
さらに、遺作となったこの映画で、高倉さんはこんなことも。
それは、撮影現場となった富山刑務所への表敬訪問。
受刑者たちを前に、高倉さんが語ったことば。
自分は、たぶん日本の俳優では、一番多く、皆さんのようなユニホームを着た役をやった俳優だと思っております。
皆さんが一日も早く、あなたにとって、大切な人のところへ、帰ってあげてください。
心から祈ってます。
暑い中、ありがとうございました。
スクリーンでの演技力、そしてその実直な人柄が、人々を魅了してきました。
去年、映画俳優としての功績が認められ、学術と芸術の分野における最高の栄誉である、文化勲章を受章しました。
日本人に生まれて、本当によかったと、きょう思いました。
二百何本という膨大な数字の本数をやらしていただきましたけれども、ほとんどは前科者をやりました。
そういう役が多かったのに、こんな勲章を頂いて、一生懸命やっていると、ちゃんと見ててもらえるんだなと、素直にそのことを思いましたですね。
日本のたった5人しか選ばれない1人に、映画俳優やってても頂けたということ、とってもうれしかったです。
受賞した当時、高倉さんは、映画への思いを一通の手紙につづっていました。
受け取ったのは、小学校時代の同級生、敷田司さんです。
敷田さんが受章を祝う手紙を高倉さんに送ったところ、お礼状が届いたといいます。
新たなストーリーとの出会いを楽しみに、感動する心を養いたいと思います。
今までの人生を、俳優として走り続けてきたんでしょうからね。
長年、日本映画界をけん引してきた高倉さんの訃報に、国の内外からお悔やみが届きました。
高倉さんの代表作、幸福の黄色いハンカチの山田洋次監督は。
極めて繊細な、とっても繊細で、人の気持ちをよく分かる、ナイーブな、怖いほどぴりぴりした神経の持ち主だったように、僕は思いますね。
健さんは僕と同い年なんですよね。
だから健さんが元気でいてくれることは、僕にとって、どんだけ大きな励みであるか。
幸福の黄色いハンカチという作品で、高倉健という、とても大きな俳優さんと出会いまして、私に対して、いつも励ましのことばを。
映画の世界に生きることのすばらしさを教えていただいた方です。
本当にありがとうございました。
感謝の思いでいっぱいです。
高倉さんと共に戦後の国民を勇気づけた長嶋茂雄終身名誉監督は。
20代のころに知り合い、試合前に2人でよくお茶を飲んだり、食事をしたりしました。
ファンの多くは、映画の中の高倉さんを見て、日本人の男としてのあるべき姿を学んだのではないでしょうか。
高倉さんの地元、福岡では。
応援してましたよ。
誇りだからね。
最後の映画が、あなたへは、主人と2人で見たんですけど、あれが最後だったのかと思ったら、ちょっと惜しいですね。
悲しみの声は、高倉さんゆかりの地からも。
こんなに早く亡くなるなんて、本当に信じられないんです、本当に。
どうしたのかと思って、本当に悲しいです、とても。
映画、幸福の黄色いハンカチのロケ地では、訃報を受け、黄色いハンカチが掲げられました。
国際映画祭で受賞するなど、世界的にも評価された高倉さん。
1978年、中国では映画、君よ憤怒の河を渉れが、初の外国映画として公開され、爆発的な人気を博しました。
中国外務省の会見では。
中国映画の巨匠、チャン・イーモウ監督の紹介で、映画学校の客員教授も務めていた高倉さん。
日本だけでなく、海外にも影響を与えた高倉さん。
葬儀は近親者の密葬ですでに営まれたということです。
高倉健さん、本当に大きな存在だったと思います。
私が小学生のころ、みんなの憧れでしたね。
とにかくかっこよかったです。
高倉健さん、最後まで映画にささげた人生でした。
次です。
今夜、安倍総理大臣は衆議院の解散を表明しました。
今夜7時過ぎ。
緊張感漂う会見場に、安倍総理が現れた。
本日、私は消費税10%への引き上げを、18か月延期すべきであるとの結論に至りました。
消費税率10%への引き上げを、2017年4月まで先送りし、そのときには必ず引き上げるとした。
さらに。
今週21日に、衆議院を解散いたします。
衆議院を解散し、国民に信を問うという。
衆議院議員の任期はあと2年。
本当に今、解散する必要があるのか。
また、きのう発表された経済指標は、予想を大幅に下回った。
野党側はアベノミクスの限界だと批判も強めている。
こうした声にどう答えるのか。
記者会見を終えた安倍総理を、村尾が直撃した。
よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
解散・総選挙と聞いて、私は、えっ?なぜ今なの?と正直思いました。
いつごろ決断されたんでしょうか。
決断したのはまさにきょう、決断をいたしました。
昨日、GDP速報が発表されました。
成長軌道には、残念ながら戻っていないという中において、きのう、きょう、ずっと考えてきたうえにおいてですね、来年の10月、予定どおり消費税率10%への引き上げは行わず、18か月延期するという決断をしました。
そして同時に、平成29年の4月には、消費税を10%に上げていく。
今回は、付則18条で、景気判断をした。
その条項にのっとって、こういう判断をしましたが、それは来年の通常国会で提出する法律において、削除するという判断をし、決意を示すこととしました。
そして、それはまさに、税制上の大きな変更になります。
18か月延期すべきかどうか、それは国の信認にも関わりますし、社会保障の充実とも関わってくる。
大きな議論があります。
当然、国民に信を問うべきだと考えました。
例えば2年前の総選挙、民主党政権は敗れ去りました。
それは、マニフェストにおいて上げないと言った消費税を上げた。
税においては、国民に説明し、信を問うたうえで実行していく。
これが議会制民主主義の基本なんですね。
私たちはその道は取らない。
そう判断いたしました。
今、総理はそうおっしゃるんですが、増税の先送り、これは今の法律に沿って、先送りを判断すればよくてですね、そのあとは必要な措置を講じていく。
あえて、選挙で国民の信を問うということはしなくてもできます。
私はむしろ、増税先送りという、有権者にアピールするようなことを掲げて、選挙に臨むのではないかというふうに勘繰ってしまうんですが、そこはどうなんでしょうか。
そんなことはありません。
それにのっとって、われわれは延期を決定しましたが、そのための法律は出さなければいけませんし、そして、付則18条を削除するんですから、29年には確実に10%に上げていく。
経済条項を景気判断条項をなくすんですから、そのことも含めての、これは選挙になるわけであります。
そして、まさに今、私たちの進めているアベノミクスといわれる経済政策。
間違っているんではないかという批判がずいぶんありますね。
この政策を前に進めていく。
これ、デフレから脱却をする、デフレマインドを払拭しなければいけない。
国民と共に、この政策、厳しい成長戦略も進めていくうえにおいては、国民の皆様の声を聞く必要があると私は判断しました。
選挙というのは、甘いものではないというのは、われわれ政治家は、みんな身にしみて知っています。
ですからそんな簡単な判断はしません。
自民党と公明党で過半数を取れなければ、私は退陣します。
その決意で今回、決断をいたしました。
総理、一方で、国民の間には、有権者の間には、戸惑いといいますか、この12月の総選挙に関しては、やや否定的な意見も目立つんです。
私たちの調査では、この日曜日、反対が65%を占めています。
さらに、自民党は今、294議席という巨大議席を持っています。
その巨大議席をなげうってまで、何を目指しての解散ということなんでしょうか?
ある意味では、今、290議席以上持っている自民党。
そして私は総理大臣で、今、政権を運営している。
そのままやれと言っている方々が65%おられるというのは、私にとってはありがたいことでありますが、同時に、謙虚に受け止めたいと思います。
だからこそ、この選挙戦を実のあるものにしていきたい。
つまり税制について、国民みんなで考えていかなければいけません。
これが社会保障制度を次の世代に引き渡していくために必要なものであるということ。
そして、社会保障制度を充実させていくということについて、また財政を健全化させていく。
財政を健全化させていくというためには、身を切らなければならないこともあります。
そして、私たちが進めている成長戦略、例えば法人税減税についても、反対のほうが圧倒的に多かった。
しかし、党内でもそうです。
農業の改革もそうです。
こうした厳しい改革を進めていく、なぜ必要か、国民の皆様に説明し、そして信を得て初めてそれを進めていくことができますし、私はもっとスピードアップしていきたいと思っているんです。
私たちの改革をですね、スピードアップしていくためには、国民の皆様の声を聞き、その上で、われわれは力強く進めていきたいと、こう思っています。
総理、消費増税を先送りすると、来年度予算では1.5兆円、税収が減ります。
この消費税というのは、社会保障の財源に充てられますから、その見合いで、来年度予算、社会保障を削減することになると私は思うんですけれども、社会保障のどこをカットするおつもりでしょうか?
今回の8%、そして10%への引き上げは、社会保障制度を次世代に引き渡し、子育て支援をはじめとした、社会保障制度充実のために使います。
すでに8%引き上げた。
あと2%は18か月間、その税収はありません。
しかし、私は子育て支援、特に保育の受け皿、2年間で20万、5年間で40万人分の保育の受け皿は作っていかなければならないと考えています。
その上において、まだ税収がどうなるか、確定していません。
では、来年どうなるかということを見ていく必要もあるんだろうと。
それをまだやってませんから、今、確たることをここで申し上げることはできません。
その中において、できるかぎりですね、18か月分、なんとか捻出していきたいと思いますが、ただ申し上げたように、これは負担と給付のバランス上ですね、すべてできるわけではありませんが、できるかぎり努力していきたいとこう考えています。
アベノミクスに戻りたいんですけれども、GDPで2期連続マイナス。
それから、私どもの世論調査でも、アベノミクスについては、約8割の人が、景気はよくなっていると感じていないと答えているんですね。
アベノミクス、本当に今、うまくいっているんでしょうか。
われわれが政権を取る前は、まさにマイナス成長でした。
われわれが政権を取ってからプラス成長に転じました。
大切なのは、例えば経済の数値では、指標では、雇用と賃金ですね。
雇用においては有効求人倍率、22年ぶりの高水準です。
ことしの大卒者・高卒者の内定率も上がっています。
特に高卒者は、われわれが政権を取ってから、14%も上がっている。
これはもう本当に大幅に上がっていると思います。
倒産件数も、22年ぶりの低い水準になりました。
賃金もことしの4月、2%以上上がりました。
2%以上というのは、まさに物価安定目標を上回っているといってもいい、いわば15年間で最高と言ってもいいんですね。
その意味においては、雇用は拡大し、賃金は上昇し、消費は拡大し、景気が回復をしていくという、さらに回復していくという、景気の好循環は生まれ始めたのは事実です。
企業が最高収益を上げている、そしてそれが雇用の拡大と賃金の上昇に結び付いていますが、まだデフレマインドがしみついていますから、その上がり方は十分ではないと思います。
この上がった収益がもっともっと設備投資に、そして、これは組合側もですね、デフレマインドがまだあるんだと思いますが、しっかりとこれは給与になっていくというような状況、特に地方においても作っていきたいと思いますが、チャンスをどんどん生かしていく必要があるんですね。
海外からの観光客は、昨年1000万人、ことしは1200万人、いや1300万人になろうとしている。
旅行収支、出ていく人、入ってくる人、この使うお金の差額ですね。
過去ずっと3兆円のマイナスだったものが黒字になったんです。
これはあの1970年の万国博覧会以来ですからね。
これをもっともっと、地方に、そして旅行に来た人たちがもっとお金を使うように、われわれも考えていかなければいけないと思います。
総理、まさにきょう、強調したように、雇用は失業率も確かに3.5%、非常に低い数字。
人手不足のところもあるんです。
今問題なのは、人口が減っていく中で、労働供給の制約、これがGDPの伸びを抑える一因になっていると思うんですね。
ですから、アベノミクスのこれからの有効な方策というのは、増税うんぬんよりも、むしろ、女性の活躍だとかという、供給力をいかに増やしていくかが重要で、今、解散・選挙しているときではなくて、国会で成長戦略をきっちり議論して、それをどんどんやることのほうが、私は先だと思いますが、どうでしょうか?
解散・総選挙をしても、政府は続きます。
当然、われわれはもうすでに、女性の活躍、進めていますね。
安倍政権が出来て、女性が就業する、80万人増えたんですから、これは当然、やっていけますよ。
選挙をやっている期間というのはたった12日間ですから、12日間だけですよ。
そしてこの選挙において、国民の信任が得られれば、私はそのパワーを生かして、もっとスピードアップしていきます。
女性の活躍だって、大変、これは抵抗があるんですから。
国民の信頼を得てですね、これはしっかりと進めていきます。
確かに法案はそうなりますが、しかし、もうすでにこれは経済界側は、しっかりと私の意思を受けて、ちゃんとやっていくということを表明しているんですから、その上で裏付けとなる法律を作っていきますよ。
でも、それはちゃんと経済界には、先行してもらいますし、これでこの国会が、来年の例えば通常国会になったとしても、遅れるということにはなりません。
どちらにしろ、いつかは選挙やらなきゃいけないんですから、4年間のうちにですね。
どっかでそういう時期が出ます。
安倍政権はあと2年間もあるんですよ。
問うべきは、解散するかどうかではなくて、政策でしょう。
あと2年間あるんですよ、今、選挙しなくても。
われわれはその2年間の成果をじっくり見極めてから、選挙で評価したいと思ってるんです。
でもそれはですね、私は間違っていると思います。
つまり税制上の大きな変更をする以上、私はそれは、たとえこれだけ議席を得ていても、この議席を維持するというのは至難の業ですから。
しかしそれであっても、私はやらなければいけないと思います。
今、あなたがおっしゃった言い方で言えば、何もしなくたって、じゃあ、2年間、私は務められるかということになるわけでありまして、むしろちゃんとした仕事をするために、選挙をやるんですよ。
われわれは常に命をかけています。
2選挙は政治家にとって命懸けなんですよ。
そんな簡単なことではありません。
国会議員290名、自民党の、全員が首を切られるわけですから、その判断を私はします、しました。
重い重い判断なんですよ。
そんな簡単なことで、私は選挙なんかしません。
私たちが筋を通していく。
まさに議会制民主主義の基本は税ですから。
野党時代にそれで追及した。
当然私たちは、王道を歩んでいく、当然のことだろうと思います。
村尾さんのような批判がある、ああいう批判も覚悟の上なんです。
そういう批判を受けたくなければ選挙をやらなければいいんですよ。
もう、あと予算委員会もない中で、私は総理の部屋に座っていれば済む。
しかしそうすべきではないということを、私は判断したわけであります。
別の視点でお伺いしたいと思いますけれども、逆に、きのうのGDPのマイナス成長、これは、ある意味、ショックだったと思いますけれども、現時点で、アベノミクスの最大の誤算、これは何なんでしょうか?
アベノミクスは着実に前進しています。
今申し上げたように。
しかし、3%の消費税引き上げによって、個人の消費が2%押し下げられたのは事実であります。
そしてそれを2年連続行うわけにはいかないということであります。
今、申し上げましたように、賃金が上昇している、デフレではないという状況を作った。
これ、誤算ではないですよ。
私たちが目指した方向に進んでいます。
そしてだんだんですね、名目賃金も上がっていますし、そして実質賃金においても消費税増税分を除けばですね、実際に物価の上昇に賃金が追いつきつつあるんです。
ですから、これは全く、かつてデフレ時代には起こっていなかった。
2年前を皆さん、思い出していただきたいと思います。
円高によって、どんどん会社は倒産していたじゃありませんか。
企業は、投資先を日本ではなく、海外に求めた。
輸出はどんどん減っていたんですよ。
それを、われわれはその輸出減を食い止めることができたんですよ。
そして今、とうとう企業は、日本に再び投資しようかどうかと考え始めた。
東芝は事実、三重県に再び投資をしましたね。
大きな変化が起こり始めたんです。
しかし、その動きを確実なものにするために、われわれは18か月、消費税の引き上げを延期をしたということであります。
そこででは、われわれの政策がだめだというのであれば、本当にほかに手段があるんだと、あるんであれば、われわれはぜひ教えていただきたい。
そのことも、まさにこの選挙で議論したいと。
今まで議論してなかったじゃないですか。
私たちの政策がいいのか、間違っているのか、ほかに手段があるのかどうか。
この選挙で国民と共に議論するんですよ。
それこそが選挙の意義じゃありませんか。
その上において、自信を持って、まさにこの政策を進めていく。
デフレというのはマインドの払拭ですから。
この政策が正しい、国民の信を得て、初めてそれは力をもう一度得ることができると思います。
選挙ですので、ここでもう一点お伺いしたいと思います。
安倍政権につまずきがあったとすれば、やはり政治とカネの問題があったと思います。
2人の重要閣僚が辞任をしました。
今度の解散で、例えばですけれども、政治とカネの問題において、疑念を持たれるような候補は公認をしないというような選択肢もあると思います。
どういうスタンスで、この選挙、臨まれますか。
2人の大臣が辞任したことは、私の任命責任であります。
その上においてですね、しっかりと、お2人の議員も、説明責任を果たしていかなければいけないと考えています。
そうしたことすべてを含めた、これは選挙になると、このように思っています。
選挙で使う私たちの税金というのは、600億円以上にもなります。
私はやはりアベノミクス、まだ道半ばで、有権者としてはもう少し様子を見て、しっかりした判断をしたいと、今、総理は、しかし今、やるんだということです。
本当に時期は今なんでしょうか?
あの例えば、アメリカの下院議員は2年後との選挙ですね。
何年ごとがいいかということは、これは村尾さんも私も言えないんだと思います。
確かに、日本は任期4年ありますから、4年全部やったことは、全くないですね。
ですから、どのタイミングでやるか、そのタイミングも含めてこれは選挙において判断していただきたい。
それも含めて、私は全部、私は責任をまさに負うわけであります。
そういう意味で勝敗ラインはですね、自公で過半数というのは、ちょっと甘すぎるんじゃないかという批判が党内にもあるようですが?
選挙は常に、これは過半数です。
過半数をどちらが取るか、これ、真剣勝負ですよ。
ではじゃあ相手の党は最初から過半数を放棄しているんですか。
われわれは過半数を放棄したことは、自民党は一回もない。
常に過半数、野党時代も、過半数を取るために全力を挙げた。
119名まで減っても、過半数を取るために、私は総裁としてすべてを懸けました。
つまりこれは与党で協力して過半数を取る、その戦いであります。
きょうはお忙しい中、ありがとうございました。
どうもありがとうございました。
今回の解散表明。
街の人はどう受け止めたのか。
一方で、野党は批判を強めています。
選挙はしてほしくなかった。
今のまま続投してもらいたかったので、反対ですかね。
今年度に入って、アベノミクスの効果で、ちょっと給料が上がったので、実際、そんなに、むしろいい方向には進んでいると思うんですけどね。
お金のむだづかいかなって思います。
景気がよくならないというか、よくなったとは感じたことがないです。
しょうがないっていう言い方が正しいのか分からないですけど、あのGDPの数字が出てしまったので、国民の信を問うっていうか、それは必要なのかなと思いますね。
あんまり実感はないですね。
気が付いたら消費税8%なので、意外と支出が増えているなっていうのはあります。
野党側は、安倍総理の経済政策を改めて批判した。
成功しているんでしたら、それこそ来年の10月から消費税を上げても、それは問題のないはずであります。
成功していないから、消費税の延期をせざるをえない。
安倍総理は、きょうの会見でもアベノミクスのほかに道はないということを、何度も何度も繰り返しておっしゃっていますけれども、そんなことはありません。
別な道があります。
景気が確実に後退局面にある中で、700億円も800億円も税金かけてね、一体解散する意味がどこにあるのかと。
国会を引き続き開いてね、まさに景気対策、成長戦略の議論を徹底的にやりましょうと、本当に申し上げたいところですよね。
21日金曜日の解散のあと、衆議院議員選挙は来月2日に公示、14日に投開票されます。
現在、世界ランキング5位。
今シーズン、大きな飛躍を遂げたテニスの錦織圭選手。
今夜、記者会見を行い、改めてナンバー1へのその思いを語りました。
今夜7時。
今シーズンの戦いを終えた錦織圭選手が、日本記者クラブに姿を見せた。
ことしは今までの中で、一番飛躍した年になり、ランキングも5位で終わることができて、本当に充実した一年でした。
飛躍の年になったと語る錦織選手。
ことしが始まった時点で、ここまでいくと想像されてましたか?
もちろん目標にはしてましたけれども、なかなか想像まではしてなかったので、まずは去年の終わりの目標が10位に、トップ10に入ることがことしの目標で、グランドスラムでベスト4に入ることが、一つ掲げた目標だったので、それを大きく超えて達成できたっていうのは、うれしかったですね。
正直、驚いている部分もあります。
世界ランキング17位でスタートした今シーズン。
大きな飛躍は、9月の全米オープンだった。
世界ランキング1位のジョコビッチ選手に勝利するなど、上位選手を次々と撃破。
初めてグランドスラムの決勝の舞台に立ったのだ。
ツアー4勝、世界ランキングは5位まで駆け上った錦織選手。
飛躍を支えたのは、去年12月から指導を受けるマイケル・チャンコーチだという。
特にトップの選手と対戦するときに、USオープンのときも、ジョコビッチと対戦する前の日から、ビリーブ・ユアセルフと。
絶対に勝てるというのを、たぶん1日に5回ぐらい言われて。
彼にはメンタル面でもいろんな助け、アドバイスを頂いて、それで自分が強くなってきてると思うので、今はテニスも格段とよくなってきてるので、このまましっかりいいテニスを続けていければ、もっともっと上を目指せると思います。
だが、その上には、大きな壁も立ちはだかる。
それは、ビッグ3と呼ばれる、ジョコビッチ、フェデラー、ナダルの3選手だ。
実はこの10年間、ビッグ3以外が世界ランキング1位になったことはない。
1位になる、あと何年以内になりたいとか、なるつもりでいるっていうことに関しては、いかがですか?
いつかは、なれたらいいなという感じですね。
何年以内というのは、難しいですけど、何年か、この調子でしっかり自分のテニスを磨いていければ、チャンスは出てくると思うので、そうですね、5年を圏内には入りたいと思います。
25歳までにナンバー1になるっておっしゃってたんですけれど、もうでも、今、24歳。
今、5年以内ということでしたけれども。
それは無理ですね、ちょっと。
それはいったん、諦めます。
まあでも、今本当にいいテニスができてきてるので、不可能なことではないと思うので、これからじっくり、もっと強くなっていきたいですね。
つかの間のオフに入る錦織選手。
来年1月には、早くも全豪オープンが開幕する。
私と錦織選手、同い年なんですが、2年前に取材させていただいたときと比べて、錦織選手、本当に自信にあふれているように見えました。
ことし変わった点について、精神面が一番の変化というふうにおっしゃっていたんですが、あれだけの大きな舞台で、自分自身に負けない強さを持っていること、本当に同い年として尊敬しますね。
来年はぜひ、さらに上を目指して頑張ってほしいと思います。
今夜は、予定していた内容を一部変更してお伝えしています。
さあ、スポーツへまいりましょう。
北澤豪さんと共に、サッカー日本代表の試合をお伝えしてまいります。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
さて、オーストラリアという一戦ですけれども、そのオーストラリアがきょうは相手だったんですね。
そうですね。
オーストラリアは、ブラジルワールドカップにも出場しまして、アジアの中では当然ライバルになりますし、アジアカップでも当然当たっていく相手ですよね。
そんな中、きょうの先発メンバーを見てみたいんですが、先週、北澤さんはこの中盤、誰を使ってくるのかで、アギーレ監督の頭の中が分かるという話をしていました。
やはりベテラン2人、長谷部、遠藤が起用されましたよね。
これ、信頼されてますよね。
ほとんど変わらないですよね。
内田が出れなかったところに、太田が入っただけですからね。
結果的にそういうメンバーということになりました。
それでは早速、試合を振り返りましょう。
同じアジアのライバル、オーストラリアと対戦したアギーレジャパン。
さあ試合です。
前半の39分、遠藤の縦パスを受けた香川が、前を走る本田へ、本田、ダイレクト。
しかし、ここはゴールなりません。
さらにその1分後。
香川から本田、そして、再び本田が香川へ。
スルーパス、抜け出して、2人のコンビネーション。
香川、チャンスも、ここはゴールならず。
前半、両チームスコアレスで折り返します。
そして後半です。
日本は遠藤に代えてアギーレジャパン初出場となる今野を投入します。
すると後半5分、その今野がカット。
そのまま左サイドを駆け上がって、香川へ。
香川の左足。
しかし、これはキーパー正面。
ゴールなりません。
それでも後半16分、日本のコーナーキック。
本田のキック、最後はここ、フリーになっていた今野。
アギーレジャパン、初出場の今野が、日本代表ではおよそ3年ぶりとなるゴール。
先制点を奪います。
さらに日本は本田の守備から、カウンター。
左サイド、岡崎へ。
岡崎、どうする?みずから打つも、これはキーパー正面。
追加点なりません。
迎えた後半23分、右サイド、森重の突破から最後は岡崎!ビューティフル!ーうつくしいごーるでしたね。
この前、1本の前に外してるんですよね。
このへんで冷静になれるのは経験者だと思いますし、左手で相手を抑えながら、美しいゴールでしたよね。
ゴール宣言をしていた岡崎です。
岡崎のアギーレジャパン初ゴールで、2対0とリードを広げます。
その後、失点を許したものの、日本は年内最終戦を勝利で飾っています。
試合後、アギーレジャパン初ゴールの岡崎について、本田は。
僕に出せるところで出さなかったり、やはりストライカーとしての気質というか、エゴイスト的なものも、どんどん磨かれてるなという。
これを受けて、岡崎は。
点、決めれないんだったら、外れればいいけど、やれることやらずにやっぱり、外れるのは嫌なんで、そうやって生き残るために、エゴイストというか、要求はしてます。
エゴイストという話もありましたけれども、あのオーストラリアに勝利しました。
勝利はしたんですが、捉え方しだいなんですが、結果的に、メンバーは、ブラジルワールドカップのメンバーでの勝利なんですね。
いろいろ言われますけれどもね、ただ日本代表というのは、やっぱり勝つことがすべてなんで、やはり勝てるメンバーを起用するっていうことは大事なんじゃないかなと思いますけどね。
結果的にこれが年内、桐谷さん、最終戦ということになったんですが。
北澤さん、アギーレ監督になって、6試合で見えてきたことって、なんですか?
最初はどうかなと思ったんですけど、ここんとこ見てますと、やっぱり適応力の高さですね。
適応力の高さ?
その中でも1つ、選手選考、そして2つ目はシステム変更になりますね。
ちょっと詳しくお願いします。
システム、まず選手選考なんですけれども、最初、可能性のあるメンバーを選んでいたんですけれども、やはり結果が出せないならば、変えなければいけない。
決めた選手にこだわらないということでしたね。
ただ結果を出した選手は残す、その象徴になっているのが、武藤選手ですよね。
アギーレジャパン、初ゴールを決めたということで、やはりずっと選ばれ続けていくということになりますよね。
どちらかというと、一度決めると、監督って代えなかったりするんですよ。
ただ勝てるメンバーを選ぶということが、ここで適応力という部分は見せると思いますけれどもね。
ちゃんと結果を残せる選手を起用してきた。
そうですね。
一方、このシステム変更というのは。
きょうの試合、実は前半立ち上がり、負けそうな雰囲気あったんですよ。
攻められてました。
このままシステム変えなかったら、たぶん、僕は負けていたと思うんですよ。
最初、スタートしたのは4ー3ー3といわれる、新しいシステムなんですけれども、途中から4ー2ー3ー1に変えたんです。
今、動きましたね。
これは、変えなければ負けていた。
勝つためにシステムを変えられるというところだと思うんですよね。
こちらご覧ください。
最初は長谷部選手が1人、ディフェンシブな選手、守備的なミッドフィールダーですね。
そこの間を、周りを使われてしまって、攻撃をされてしまって、もう攻撃どころか、守備に不安定が出てしまって、なかなか攻撃にも変えられなかったんですよ。
ならば守備は安定したほうがいいんじゃないかということで、変えていくんですね、ここで。
これを長谷部1人だけではなくて、遠藤を下げて、2人に変えていくっていうことをしていくんですね。
このように、2人になるわけですね。
変えていくということですね。
それによって相手の攻撃を受け止めてから攻めていく形に変えようということでこの4ー2ー3ー1に変わるんですけど、こちらご覧ください。
ここで後半、より守備に強い今野選手がいるんですけれども、奪ってから攻撃に変わっていくという形に変えるわけです。
そうすることによって、前半よりも、よりシュートのチャンスが増えたということにつながっていくと。
このへんは適応力の高さがあることによって、どうやれば勝つのかっていうことで変えていくことができるのは、非常にレベルの高さがあるんじゃないかなって見えましたけれどもね。
以上の2つですね。
選手の起用、そしてシステムの変更ということですが、確かに本田選手も試合後に、前半途中にシステム変更したことで、ポジションが安定していい攻撃につながったという話をしていました。
そうですね、ザッケローニのときは、システムは変えないまま、どう勝ちにいくのかということをしたんですけれども、アギーレの場合は、システムを変えて、勝ちにいくために変えていこうっていうのが、アジアカップに向けての期待じゃないかなと思いますけれどもね。
さあ、来年1月から始まるアジアカップ、日本連覇なるか。
期待しましょう。
そしてもう1つ、その戦いは、ブラインドサッカー世界選手権日本代表の話題です。
きょう勝てば、決勝トーナメント進出となる日本は、モロッコとの一戦。
初戦でゴールを挙げた黒田智成が、得意のドリブルで仕掛けます。
しかし最後までゴールを奪えず、引き分けに終わった日本。
あす、フランスと対戦し、グルー
続いては日米野球です。
侍ジャパン、大谷翔平投手がついに先発。
圧巻の奪三振ショーです。
2014スズキ日米野球第5戦。
先発は日本人最速162キロの大谷翔平。
初回、先頭打者にヒットを許すも、プイグは151キロのストレートで三振。
続くモーノーはフォークで三振にしとめると、迎えるバッターはメジャーの4番モンゴリア。
この日最速、160キロのストレートで、3者連続三振に抑えます。
2回にはゾブリストをフォークで三振。
しかし3回、2点を失い、なおも1アウト満塁のピンチ。
ここでサンタナを154キロのストレート。
ペレスも155キロのストレートで、連続三振。
ピンチを切り抜けます。
4回には、一番対戦したかったという、プイグと再び対戦。
ここも空振り三振。
大谷はメジャー相手に、
腹くう鏡による肝臓手術で、8人が死亡した群馬大学病院で、今度は十二指腸の腫瘍の摘出手術を受けた男性が、手術のミスで死亡していたことが分かりました。
群馬大学病院によりますと、去年4月、群馬県の50代の男性が、十二指腸の腫瘍の摘出手術を受けた際に、執刀した40代の医師が、胆汁などを排出する処置を怠ったということです。
手術の際、臓器の一部を傷つけたことで、胆汁などがたまった可能性もあるということで、男性は手術後に、深刻な肝障害を起こし、ことし2月、死亡しました。
病院は、手術前の説明が不足していたことや、手術にミスがあったことを認め、遺族に謝罪したということです。
今月9日、かばんを自転車に乗った男にひったくられたと、うその110番通報をしたとして、警視庁が、NHKの20代の女性記者を、書類送検する方針を固めたことが分かりました。
女性記者は、会社の携帯電話を落としたのを隠したかったと話しているということです。
NHKは、事実関係を調べているとコメントしています。
北朝鮮のキム・ジョンウン第1書記の側近中の側近、チェ・リョンヘ書記がきょう、特使としてロシアのモスクワに到着しました。
24日までの日程でモスクワのほか、極東地域を訪問する予定です。
韓国メディアは、チェ書記がきょうにも、プーチン大統領と会談すると見られると伝えていて、キム第1書記のロシア訪問が協議される可能性もあります。
きょうは北風が冷たく感じられました。
あすは朝晩、一段と冷えそうです。
では全国あすの予報です。
太平洋側では晴れるでしょう。
風が弱く、穏やかな天気といえそうです。
日本海側は午前中、ところどころで雨や雪が降るでしょう。
予想気温です。
朝は各地で10度以下の予想。
2人の人生を伝える結婚式、いろんな形があっていいじゃないか。
あしたのことを今夜のうちに、11月19日のブックマークです。
活断層なのでしょうか。
敦賀原発の敷地内にある破砕帯についての有識者会合が開かれます。
JALが導入する最新機、エアバス350が、初めて羽田空港に着陸します。
経済情報はご覧のとおりです。
ではまたあした。
2014/11/18(火) 23:00〜00:09
読売テレビ1
NEWS ZERO[字]
注目の会見を速報…凱旋帰国の錦織圭“今後”は▽究極の?エコカー 水素で走る車▽安倍首相“解散”表明へ▽アプリに「萌え系」 お遍路する若者×桐谷美玲取材
詳細情報
出演者
村尾信尚
桐谷美玲
山岸舞彩
右松健太
鈴木崇司
塩川菜摘
おしらせ
※生放送のため、放送内容などは急遽変更になる場合がございます。
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
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スポーツ – スポーツニュース
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