こんばんはさぁ「鑑定団」始まりました。
今日もよろしくお願いします。
お願いします。
すごかったですねハロウィーンねぇ日本に定着してきましたよ。
子供が2人おって10歳くらいと5歳くらいの子が子供の意思をたぶん無視されてるんだと思うんですけどこんだけ『妖怪ウォッチ』流行ってるのに『ゲゲゲの鬼太郎』やらされてたんですよ。
後ろの5歳の弟が『天才バカボン』のパパやってるんですよ。
歌手の…
しつけの厳しい家庭に育ちお嬢さま学校として知られる…
両親から宝塚音楽学校への進学を勧められピアノやバレエ声楽を習い始めたものの稽古尽くめの毎日に耐えられずこっそりクラブ通い。
するとそこで耳にしたR&Bに魅せられ以来自ら機材を買い集め作曲するようになりました。
高校3年生のときカラオケバーで歌っていたところをスカウトされ…
しかしまったく売れず3年後SILVAとして再デビューしました。
ちなみにこの名は事務所の社長からキミはゴールドというクラブで見かけたからゴールドだと言われならば上品なプラチナがいいと主張したもののそんな玉じゃないと却下され結局シルバーからSILVAになったそうです。
以来自らの恋愛体験をもとに揺れる女心をつづった曲を次々と発表。
情熱的でパワフルな歌声と大胆なファッションで大きな話題になりました
更にテレビやラジオに出演するとあけすけな恋愛トークが受け女鶴光と呼ばれお茶の間の人気者に。
その後はDJをしながら歌うというまったく新たなスタイルでアジアやヨーロッパアメリカに滞在し精力的な音楽活動を続けてきました。
また今年9月にリリースしたアルバム『GO!GO!SILVA』では昭和歌謡のカバーにも挑戦。
1960年代から70年代の懐かしい名曲を独自のアレンジで歌い上げています
依頼人の登場です。
東京都からお越しの海外とか行ってたんやね。
行ってました行ってました。
DJをやったり。
DJやったりとかスカウトされるんだ。
だってだいぶ前やけどカラーコンタクトってもうあったん?ありましたね海外から取り寄せました。
今じゃみんなつけてますけどね。
今みんなつけてる。
本来の自分の黒目よりも大きいサイズのコンタクト入れてるから黒目が大きくてかわいく見えるらしいんですよ。
それを取ったらすごい黒目ちっちゃい。
今すっぴん見せるより恥ずかしいらしいですよ。
さぁ今日お宝ですけども見てみましょうか。
拝見します。
勝海舟の書なんです。
ええ〜っ!?うちのおじにあたるんですけども國際松濤館っていう空手の館長でそのおじが空手家なのに結構人がよすぎて物を売りつけられたら買ってしまうようなすごいいい人なんですよ。
もう帰れとか一喝できないんだ。
できない。
で刀を買いに行ったらこれどうですか?みたいな。
このまませい!せい!お金もせい!言うて渡すんや。
でも勝海舟なのに20万円だったんですよ。
幕末で勝海舟さんっていうたら人気キャラの1人ですよ。
コピーでしょう。
このね汚しが怪しいですね。
いかにもなんか古いもんですよっていって不自然な醤油を塗ったような。
これ偽物やと思うな。
ええ〜っ!さぁご本人の評価額ですけどもおいくらくらいでしょうか?期待を込めて倍で50万円で。
50万!20万の倍は40万ですけどね。
あなた大丈夫ですか?更に乗っけちゃいました。
計算ができないわけじゃない?違います違います。
願望も込めてね。
込めて。
50万…それではまいりましょう。
オープンザプライス!え…?え?ええ〜っ?勝海舟の真筆の扁額間違いございません。
すごい!嘯風館というふうに読むんですね。
建物の名前なんですけれども嘯風というのがですね心地よい風に吹かれながら漢詩などを吟ずるという意味なんですねですから建物の主が漢詩を得意としたような文化人かもしれませんね。
その人からこういう揮毫を依頼されたんだと思います。
「風」がまえのところのかすれてる非常にきれいな線これは相当スピードを出さないとこういう線は出ないんですね。
そして館という字の重量感というの考えますとこれ相当太い筆でしかもやわらかい筆でスピードもって書いてるというところからですねたいへんこれは出来栄えのいい勝海舟の書だと思います。
落款のところがですね庚午初春勝海舟72歳亡くなる5年前のときの作品だということがわかります。
本文の筆とひと筆で書いてます。
ですから実に流れができてていいですね。
勝海舟の作品というのは小さい字で書かれているものが多いんですけどもこれだけ大きな作品というのは珍しいんじゃないかと思います。
それから紙の焼け具合なんですけどもあとからの作為的なものではございません。
お醤油じゃない?非常に自然なきれいな焼けだと思いますね。
どうぞ大事になさってくださいこれは。
まさかこんな貴重なもの持ってきていただけるとは。
私もびっくりしました。
思いませんでした。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
番組も最後まで楽しんでいってください。
こちらのゴルフ練習場にお伺いしました。
次なる依頼人は真剣な表情でゴルフの練習に打ち込んでいるこの方…
しかしまだ動きがぎこちなく球がまったく飛びません
若い頃からスポーツが大好きで特にサーフィンやヨットに熱中。
それなりにかっこよかったのですが仕事に夢中になっているうちあっという間に中年を過ぎ最近は体力が落ちるばかり。
そこで一念発起しゴルフを始めたそうです
ただうまくできない分…。
夕方会社に戻ると玄関前に顔なじみの清掃会社の社員が集まり立ち話をしていました。
聞けばこの日清掃を請け負ったお宅から廃品を大量に引き取ってきたとのこと。
そのお宅というのは…
それで中を見せていただきましたらほとんどがガラクタだったんですけれど…。
欲しければどうぞというので自宅に持ち帰りとりあえず洗ってみると…
それでこれは何だろうと思いまして調べてみましたら中国の…。
それ以来価値が気になって夜も眠れません。
鑑定のほどよろしくお願いいたします。
スタジオで拝見しましょう!
依頼人の登場です。
東京都からお越しのどうぞ。
いや〜サーフィンやってた感じしないですね。
もうじいさんになりました。
ねぇ。
いや〜もうヨットとかマリンスポーツすごいじゃないですか。
昔の話です。
今この間ゴルフ始めてみたけど下手です。
そうですね…ほぼなんか機械仕掛けみたいな…。
頑張ってください。
じゃあ今日はこちら…。
確かに気になるなこれ…。
孫の手作り…。
これ何なんですか?中国製の急須です。
他のもんには全然惹かれなかったんですか?他はもうガラクタですね。
もう全然?コップだとか…メーカーのコップとかあと外国のお土産品だとか…。
はいはい。
これなんで惹かれたんです?最初真っ黒だったんですね。
あっそうなんですか!その前に私家内と鉄瓶が欲しいって話がありまして見たときにその話がなかったら完全にスルーしてました。
あ〜それで黒やからこれ鉄瓶ちゃうかなと。
そう思ってました。
墨汁かなんかたらしたみたいに真っ黒でした。
でうちでタワシで洗ったらきれいさっぱりと…。
あっタワシで洗ったんですか。
えぇクレンザーかけまして。
クレンザーかけた!?えぇかけました。
ものすごい…ええもんやったらどうするんですか。
ネットで調べたら似たのがあったんです。
500年くらい前…。
500年くらい前!これでお茶淹れると非常においしいらしいですね。
で女房と飲もうっていう話もあったんですけどもそのまましばらく飾っておいたまんままだ飲んでません。
他の人に見せました?よく新聞に出てて…「無料鑑定いたします」ってあったんですね。
あれ持ってったんですよ。
そしたら5,000円だとか2万円だとか言われましていや2万だったらうちに飾っておいたほうがいいってまた引き上げてきました。
あ〜よくネットで写真見て似たようなのがあったっていうて見たら全然似てないこと多いんで…たぶん思い込みってすごいんだなと思うんですよ。
今回の依頼品は中国製の急須である。
中国では急須のことを「茶壺」と呼ぶがとりわけ名品の誉れ高いのが宜興で作られた…
宜興は中国第3の湖太湖の西側に位置する町で陶土の埋蔵量が豊富であること。
また燃料の雑木が大量に採れることからおよそ5,000年前から窯業が盛んであった。
そして後漢の時代にこの地で茶の栽培が始まり明の時代に釜炒りの茶葉を茶壺で淹れて飲む喫茶法が確立したことにより独特の茶壺が作られるようになったのであった。
紫砂茶壺に用いられる土は主に…
これらを総称して紫砂泥という。
これを焼成すると磁器に劣らぬほど硬くなり紫色あるいは紫がかった褐色に変化する。
そしてこの茶壺で茶を淹れると渋やアクを吸収するためよりいっそう甘露になるのである。
しかし登龍門の故事をあしらったこの魚化龍壺など見事な装飾を施した名品は極めて少ない。
なぜなら紫砂茶壺は焼く際十二分に火力を与えて窯出しをせねばならずこの火加減をほんの少しでも誤ると割れてしまうからである。
そのため紫砂茶壺の名品には陶工の誇りを示すかのごとく必ずその銘が刻まれている。
これは長きにわたる中国陶磁史上において極めて異例である。
紫砂茶壺の名陶工のなかでは明時代ひも状にした土をろくろにのせ手で成形する技法を編み出した…
清時代前期青銅器の造形と文様を再現し神業と称えられた陳鳴遠が双璧である。
日本では江戸時代後期煎茶道が文人墨客の間で流行したことにより紫砂茶壺が愛好家垂涎の的になり現在に至るまで珍重され続けている。
改めて依頼品を見てみよう。
大ぶりの紫砂茶壺で器全体があたかも老木の瘤のごとくしわで覆い尽くされ瓜のヘタを象った蓋がかぶせられている。
蓋裏には印が押されており…
しかし紫砂茶壺は極めて人気が高く現在でも安価な工芸品が作られているが…
ご本人のまずは評価額はおいくらでしょう?女房に言うなって言われたんですけど200万でいきます…申し訳ないです。
あつかましいですねぇ。
200万ですか。
えぇ。
お父さんそんな高い値段言わんといてって言われたんですか?はい。
200万…。
さぁそれではまいりましょう。
オープンザプライス!200万!えっ500万!?えっ!?まいったな…。
本物ですね。
ありがとうございます。
ウソや。
いやいい仕事してますねぇ。
ありがとうございます。
これはね150年くらい前の中国清王朝後期同冶帝と光緒帝の御世に活躍した宜興窯の名工黄玉麟の作品間違いございませんね。
木の瘤のように細かいしわを刻み込んでね急須の底まで仕事が逃げておりませんね。
その取っ手はおそらく根っこか小枝を模しておりますね。
玉麟っていう2字の角印がございます。
それが実にきめの細かいいい彫りで格調が高い。
全体見ますとね大ぶりで具象的なんですね。
同時代のちょうど江戸時代後期の日本の煎茶道っていうのが小ぶりでシンプルなんです。
まったく別の美意識なんですね。
恐らく明治の後期から大正時代になって招来されたものだろうというふうに考えます。
これからもますます人気が出る。
大切になすってください。
200万どころか500万ですよ。
ヨット買っちゃいますか?大事になさってください。
ありがとうございます。
ありがとうございました。
今回の舞台は…
瀬戸内海に面した風光明媚な土地で日本の白砂青松100選に選ばれた虹ヶ浜海岸や象の鼻の形をした…
随所に美しい景観が広がる
江戸時代は瀬戸内海有数の港町としておおいに栄えた。
そのため白壁格子造りの商家がいまなおそのまま残されており郷土館には北前船で用いられた航海道具や船箪笥などが展示されている。
普賢寺は海から引き揚げられた菩薩像を祀る海難守護の古刹で境内にはかの雪舟作と伝えられる枯山水の庭園があり実に趣深い。
初代内閣総理大臣…
1841年この地に生まれ9歳になるまでをここで過ごした。
現在は生家一帯が記念公園になっており資料館には生前愛用した家具や大礼服更には…
さっそくいってみよう!
出張!なんでも鑑定団IN光!
まずは幼い頃からアニメが大好きだった…
どんなアニメがお好きなんですか?大好きでした。
ロボット系が好きなんですかじゃあ。
好きですすごい好きです。
普通は少女マンガのほうにいったりとかそういうふうにするけどなんではまっていったんですかそちらに。
すみません僕質問してるんですけど。
お宝は…
さっき「ガンダム」と『宇宙戦艦ヤマト』って言うてましたやん。
めちゃめちゃやん!
宝塚歌劇団が『ベルサイユのばら』を舞台化すると知り…
宝塚で上演されると?はい。
親に頼み込んで。
事前にチケットを買わないまま家族4人ではるばる宝塚に駆けつけた。
すると席はすでに完売しており当日の立ち見2人分しかないとのこと。
そこでやむなく母と2人だけで芝居を楽しんだ
ファミリーランドのほうの?そうねファミリーランド…。
プールに行って?よう水着持っていってましたね。
いや買いました。
買いましたか。
そして終演後うっとりしつつ劇場の売店に立ち寄ると…
ふって見たら呼んでるんですよ私を。
誰が?オスカル言った?言ったんですよ。
だからこれは買って山口県連れて帰るしかないなみたいな。
とても高かったが母に頼み込みなんとか買ってもらった。
しかしその後はもったいなくて箱から出さず指1本触れていない
ず〜っとそのままです。
じゃあ40年間の眠りからやっと?そうです。
久々に眺めたところ昔の感動が昨日のことのように甦った。
本人評価額は期待を込めて…
この人形はとても人気があったのでまだたくさん残っているだろうがこれほど状態がいいものはそうそうないはず。
果たして結果は!?
ジャカジャン!
う〜ん残念
1975年です。
サンエートイというところが当時4,800円で販売したものなんです。
『ベルサイユのばら』といえば池田理代子さんが『週刊マーガレット』に連載してテレビアニメそれから劇場用アニメ。
社会現象になるくらい人気ありましたよね。
それでたくさんの人形が作られたんですけどこれは作りがすごくいいんですよ。
金のモールだとか勲章だとか編み上げのブーツだとかね。
状態はすごくいいですね。
大事にされてきたなっていう。
人形がそんな顔して喜んでますね。
そうですかやっぱり。
そうですか?僕にはうるさいおばさんやなっていうふうに…。
続いてはまったく会話せず見合い結婚した…
それ何年前の話ですか?50年から55年。
5年も違いますけどね。
初対面どんな感じでした?奥さん。
あんまり感想を聞かれても…。
だからこの状態や。
そのあともう一回会ったんですか?え?一回もしゃべってないのに結納?そうそう。
じゃあ会話のないままずっと?そうそう。
お見合い結納結婚?初めてキスしたのどこですか?せっかくですから奥さんにありがとう愛してるよって言ってみたらどうですか?愛してるよ。
お宝は…
55年前自宅で結婚式を挙げることになった際金屏風がなかったため父が遠く離れた骨董店に出向き大枚をはたいて買ってきてくれたもの
いくらで買ったとか覚えてらっしゃいますか?
しかしあまりに大きく場所をとるのでその後はずっとしまったまま。
再び取り出して飾ったのは…
父を送り出すときにこれを立てて…。
お葬式のときにもお父さんを送り出した?
とても思い出深い屏風なのだが妻は特に愛着はなくいつも口にするのは…
本人評価額は今ならこのくらいかなと…
どこのどんな絵師が描いたものやらそんなことはまったくわからないが上品な筆致がとても気に入っている。
果たして結果は!?
ジャカジャン!
これはすごい!
250!元禄から享保くらい。
だいたい300年くらいは時代のあるものなんです。
町絵師といってもきちんとした方が描かれたものだと思います。
地方の大名あるいは豪商といった人たちが京都はこんなところなんだよと故郷に持って帰ってみんなに見せたりするためのとても豪華なお土産ですよね。
たいへん穏やかで丁寧に描かれている。
お店だったりとかあるいは弓の競争をしてるそういう町なかの人々の生活っていうんですかねそういうのがとてもよくわかる。
たいへんいい屏風です。
はっきり言ってあげてくださいお荷物じゃないよって。
岡村さんのお宝は亡き弟が遺したもの
弟さんどんな方やったんですか?じゃあお金はたくさんあったと。
どれくらい?
しかしそれでも足りなかったらしく…
はずれた分を全部ためてたんですか?そうです。
まだまだ一獲千金したいと。
お宝は…
8年前弟が他界したので家を片づけにいくとさまざまな骨董や美術品が遺されていた。
そのなかの1つでひと目で気に入ったためいただいてきたしだい
どこが気に入られたんですか?
名画に違いないと思い友人たちに自慢するのだが反応はいまひとつ
すみませんみんな知識がないんでしょうねってその言い方は…。
ちなみに何を描かれてると思います?違うねそうですねすみませんそれは失礼しました。
僕は近場で小豆島って…。
そうですよねそれは失礼しました。
いや…すみませんすみません。
本人評価額は自分の目を信じ…
恐らく弟は株と同じく投資のつもりでこの絵を買ったに違いない。
とするとかなり期待できると思うのだが…。
果たしてどうなるのか…
株で大儲けした弟が8年前他界したので家を片づけにいくとさまざまな骨董や美術品が遺されていた。
そのなかの1つで恐らく投資のつもりで買ったに違いないからきっと高いはず。
果たして結果は!?
ジャカジャン!
大幅アップ!
やった!すごい!地中海とかねいろいろ話ありましたけどこれ沖縄を描いてます。
昭和20年代後半にパリに渡って実はもう四十年強フランス画壇でたいへんに高く評価されていた方なんですね。
1979年70歳のときの作品なんですが日本に戻られて7〜8年間沖縄を描いていた。
その1点です。
日本画に通じる描写表現いわゆる水墨画のような非常に流れるような線とあと空間をうまく取りながら木とか自然界の風とか空気感とかそういうものを非常にやさしくとらえていますよね。
すばらしい作品です。
大事にお持ちください。
いや1回確認してください。
続いては住宅販売員から歯科技工士に転向した…
何きっかけで辞めたんですか?営業先行ったらおばちゃんが…。
お客さんやね。
じゃあ僕お客さんとしたらピンポン鳴らすわけですよね。
どうもはい。
どうされました?えっ?あの…。
向いてない向いてない!
お宝は…
四十数年前父がある方からいただいたもの
話がざっくりすぎる。
実は今回の出張鑑定には父が応募したのだが…
出れなくなったんで急きょ僕が出るようになって…。
タイミング悪い交通事故。
大事には至らなかったが今もリハビリ中で今日出演できないことをとても残念がっていた
せっかくやからお父さんにこのカメラを通じてコメントしてくださいよ。
手振っただけ…。
昔父が電力会社に勤めていた頃その所長さんが社宅の向かいに暮らしていた。
あるとき兄がボール投げをしていてその所長さんの家の窓ガラスを割ってしまったことがきっかけで親しくなり時々庭の掃除をしてあげたところそのお礼としていただいたと聞いている。
本人評価額は父と相談し…
父は今ごろ自宅でやきもきしながら自分からの連絡を待っているはず。
いい報告ができるといいのだが…。
果たして結果は!?
ジャカジャン!
う〜ん残念
お父さんごめんなさい!残念ながら偽物でした。
円山四条派という画派の人なんですけれどもこういう南画的なものも勉強してしっかりと取り入れて自分のスタイルを作った人なんですね。
たいへんうまい人で明治の23年帝室技芸員という制度ができていちばん最初になってる人なんですよ。
それだけにいろいろとマネをしたものもいっぱいあるということだろうと思います。
お父さまによろしくお伝えください。
続いては…
どんな状況なんですか?僕ら想像つかないんですけど。
ヘリコプターで昭和基地に物資などを運ぶ仕事をしていた。
過酷な環境だったがとりわけ思い出深いのは…
行きますペンギンはい。
逆なんです我々がしらせで行くと…。
実は観測船は氷を砕きながら進むので水に潜り魚をとるペンギンにとっては好都合。
それを知っているため観測船の後ろをチョコチョコついてくるのであった
お宝は…
3年前なじみの骨董店を訪ねると自分が大の猫好きであることを知っている店主が話しかけてきて…
いくらで?
ひと目で気に入り迷わず購入した。
以来大事に飾ってきたが最近詳しく調べたところこれとよく似たブロンズ像があることが判明。
両者を比較するとそのブロンズ像は…
足首こうなってるんですか?そっちは立ってるんですよ足首が。
これまっすぐでしょ?はい。
よ〜く見ると確かに足首の角度が違う
そのため偽物ではないかと急に不安になってきた。
本人評価額は買ったときと同じく…
ひいき目かもしれないが足首をスッと伸ばした自分のブロンズ像のほうがずっと色気があると思うのだが果たして結果は!?
ジャカジャン!
よかった
おめでとうございます!おぉ本物ですね。
いわゆる具象彫刻。
日本を代表する彫刻家の1人です。
この作品が作られたのが1978年なんですがその2年前1976年の日展の出品作が今言われた作品。
同じような作品を作ってくれということがあって部分的に変えて作ったんだろうと。
足首が伸びてることで非常にシャープな感じがしますよね。
これはこれでいいと思いますね。
肉づきの非常に力強いグッグッという調子とかですね非常にこれはすばらしい作品ですね。
大事にお持ちいただきたいと思いますね。
最後は子供の頃からの自動車好き…
もの心ついた頃から…。
スポーツカーに乗りたかったですね。
スポーツカー!
そこで大人になるとすぐさまこのスポーツカーを乗り回し
へぇそのあと2人が一体化したんですか?
お宝はブリキの自動車。
バンダイの赤箱シリーズ9台である。
子供の頃お年玉を貯めコツコツと買い集めたもの
小学校の5〜6年から中学生くらいにかけてですねあの当時この普通…220230円でしたね。
しかしこれで遊ぶことはなくずっと大事に飾っていた。
結婚して男の子が2人生まれると壊されるのがイヤだったので
衣装ケースに入れましてね…。
本人評価額は期待を込めて…
今でもこの車を一つひとつ眺めていると実際に乗り運転しているような気分になるのでとても幸せ。
果たして結果は!?
ジャカジャン!
やった〜
1950年代ですよね。
このバンダイの赤箱シリーズっていうのは実車タイプなんで出来がすごくいいのでね大人も結構コレクションしていたんです。
おもちゃ屋さんのデッドストックか大人が集めてきれいな状態で残っているっていうのはあるんですけど子供のときから持っててこれだけいい状態って本当に少ないですね。
1番高いのはスバルですね。
それで25万です。
当時のカタログだとかチラシだとかねそういうものまで残ってる。
なんか見るだけで子供のときの思い出だとかその街の風景だとか見えてくるじゃないですか。
これはねすごいことです。
出張鑑定IN光はこれにて無事閉幕
続いては…
こちらの建設会社にお伺いしました。
次なる依頼人は会長の…
そして25年前からはそれまで培った木の知識を生かし住宅の建設会社も営んできたそうです。
実は銘木の東濃檜が生える100haの山林を所有しているため
なるほどところで…
30年前のこと。
友人にある人物を紹介され土地購入の契約をしたのですが
すると仲介した友人が
聞けばそれも友人の知り合いの持ち物だったためこれまた怪しいと一度は疑ってみたものの土地で損した分をなんとか取り返したくて
その後詳しく調べたところ作者は江戸時代の有名な人物と判明。
もし本物なら安い買い物をしたことになるのですが
本物か偽物かモヤモヤしております。
鑑定よろしくお願いします。
果たしてどんなお宝か…
依頼人の登場です。
岐阜県からお越しのどうもこちらのほうへ。
なんで買ったんですかまた。
いや笑てる場合ちゃいますよ。
なんで騙されたんですか?そもそも。
名古屋で土地を1,500万円で買おうということで司法書士の先生のところへ相手方が印鑑証明それから権利書等を持ってきてその場で1,500万現金を渡しました。
そのときに水を1杯くださいと言ってその方が言われまして水を司法書士の事務所で出されましたら手が震えてガタガタとしておったんですが。
ほお!今から思えばそうかなと。
もう現金あるしあとちょっとで手に入ると思ったらもう…。
2年くらいあとに東京で捕まりまして私の友達がお前被害者で新聞に載っとるがどういうことだという電話がきまして。
あっ新聞にも載ったんですか。
はい。
被害者の顔してないですよね。
落ち込んだり…。
いやそれほど。
その当時は景気がよかったもんですから。
のんきな…。
そのあとの150万もよく買いましたね。
えぇ大変迷惑をかけたから6幅ほど掛軸を持ってきてそのなかでいちばんいいものを取れということでしたので。
いいもの取れっていうのは好きなやつ取れっていうことですか?はい。
どれか選べっていうのもこれなかなかの怪しさですね。
見ましょう見ましょう。
ほ〜これがいちばんよかったんですか?はい。
えっこれ作者の方何ていう方ですか?与謝蕪村です。
なんとも言えん味のある。
描けそうで描けないシリーズですね。
これ何が気に入ったんですか?この老人の頭の格好がたいへん滑稽で。
あの頭1個で決めたんですか?ここによう150万出しましたね!滑稽とはいえ。
はい。
これ1発で150万!すっごいカネ払い。
本物でしたら子供が3人と女房それからこれに応募するお手伝いをしてくれたふたむら君っていう若い青年がおりますがそれに1割ずつ分けたいと思っています。
もうはっきり決まってるんですね。
本物やった場合は。
家族来られてるんですか今日。
どうですか?これお父さん買って。
また騙されてるんじゃないかと思います。
でもすごいいつも笑うてはりますね。
でもこれ150万使ったんでしょ?はい。
偽物やったらまた損で…前はなんぼ…1,500万?1,650万?はい。
また…。
いやいや笑ってる場合ちゃう…。
江戸時代中期を代表する俳人与謝蕪村はまた南画を大成した類まれな絵師でもあった
二十歳の頃江戸に下り芭蕉門下の俳人夜半亭宋阿の弟子となった。
しかし27歳のとき宋阿が没するとその後は雲水となり10年あまり放浪。
その間奥羽にまで足を運び敬愛してやまない芭蕉の旅を追体験した
この頃描いた『梅花図』は初期の傑作でゴツゴツとした幹を墨のかすれで表現するなどすでに並々ならぬ画力を身につけていたことがうかがえる
本格的に絵を学ぶべく…
狩野派や沈南蘋の名作を見て回ったが誰にも教えを請うことはなく生涯独学を貫いた。
やがて40歳を過ぎると妻を娶り娘が生まれ弟子を抱えるまでになったがもともと無欲だったため赤貧洗うが如し。
そんな蕪村があるとき富くじを買ったので弟子が真意を尋ねるとこう答えた。
「自分は前から高価な絖の屏風に絵を描いてみたいと思っていたが今のままでは到底叶わぬからだ」。
これを聞いた弟子たちは講を組織して資金を集め絖の屏風を調達したのであった
その一方で軽妙洒脱な俳画も大成。
例えばこちらは薙刀を構え睨みをきかせる武蔵坊弁慶だが上に添えられた句には…
女性には無縁とされてきた弁慶に対し風になびく花すすきのごとく一夜くらいは女性に心を動かしたらどうだというほどの意味である。
『夜色楼台図』は蕪村晩年の最高傑作で2009年国宝に指定された。
夜京の都にしんしんと雪が降る様子を描いたものだが縦28センチに対し横は130センチでこのような大パノラマは山水画史上他に例を見ない。
一度胡粉をひいた上に墨を重ねることにより雪夜の明るさが表現されているがもちろんこれは単なる写実ではなく蕪村の心象風景である。
これを目にした誰もがホッと心和むのは家々にほんのりと代赭をのせることによりひっそりと生きる人々のぬくもりが暗示されているからであろう。
改めて依頼品を見てみよう。
与謝蕪村の掛軸である。
いかにも蕪村らしい軽妙な筆遣いで寿老人が描かれている
蕪村62歳の作か
ご本人の評価額ですけれどもおいくらくらいでしょう?500万。
500万。
どうですかいきますかはっきりします。
まいりましょうオープンザプライス。
ほら!ありがとうございます。
ほらほら!与謝蕪村の作品真作間違いありません。
寿老人を描く場合には仙人のような服を着てそれから靴を履いているのが一般的ですね。
ところがこの寿老人はまるで日本の農夫のような肩入れですね。
そしてズボンのようなものをはいて草履を履いていますね。
こういったふうに描くとですね俗っぽくなってしまいがちなんですけども蕪村は超一流の俳人でした。
ですから非常に人間の観察力というものが長けているし超一流の画人でもあったので描写がすばらしいですね。
例えば袖の部分の線がありますけども非常にたっぷりと墨を使ってゆったりと線を太く引いています。
それに比べて足もとそれからその横の人物なんかは速い筆遣いで軽妙に描いていますね。
その太い線と細い線との対比っていうのが非常にすばらしいし。
それからその眉ですねかすれたように描いています。
それによって非常にやわらかさっていうのが表現できて親しみやすい作品に仕上がってるっていうところがさすがにやはり蕪村といえるところですね。
落款を見ていきますと…。
この安永六年から遡って8年間を蕪村芸術の完成期というふうに言われています。
そしてこのあと亡くなるまでの6年間が大成期っていうふうに言われています。
こういう軽妙な絵画が完成してそして今からまさに大成していくというそういう非常にいい時期に描かれた作品ですね。
すごいですねちょっと寿老人似てまっせ。
おめでとうございました。
ご家族のかたも…。
また来週ですさようなら。
2014/11/18(火) 20:54〜21:54
テレビ大阪1
開運!なんでも鑑定団【1500万だまし取られた男が買った絵は本物?】[字]
友人に紹介された人物と土地購入の契約をしたものの、悪質な詐欺だった!そのお詫びとして今度は有名絵師の掛軸を安く買えるよう仲介され購入したが、果して本物か!?
詳細情報
番組内容1
<詐欺にあったお詫びとして手に入れた有名絵師の掛軸>
30年前、友人に紹介された人物と土地購入の契約をしたものの、書類は全て偽造で1500万円をだまし取られてしまった。そこで友人がお詫びとして掛軸数本を持参し、どれでも好きなものを安く買えるよう仲介すると言う。これまた怪しいと一度は疑ってみたものの、土地で損した分を何とか取り返したいと思い、150万円で購入。
番組内容2
その後詳しく調べた所、作者は江戸時代の有名な絵師で、もし本物なら安い買い物だったと思うが、土地の件を考えると不安でたまらない。
出演者
【司会】石坂浩二、今田耕司
【進行アシスタント】吉田真由子
【ゲスト】SILVA
【出張リポーター】石田靖
【ナレーター】銀河万丈、冨永みーな
【鑑定士軍団】
中島誠之助(古美術鑑定家)
北原照久(「ブリキのおもちゃ博物館」館長)
安河内眞美(「ギャラリーやすこうち」店主)
阿藤芳樹(「阿藤ギャラリー」代表取締役)
永井龍之介(「永井画廊」代表取締役)
田中大(「思文閣」代表取締役)
増田孝(書蹟史家)
ホームページ
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バラエティ – その他
趣味/教育 – 音楽・美術・工芸
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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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