NHK歌謡コンサート「古賀メロディーよ 永遠に」 2014.11.18


「人生の並木路」昭和12年発表終戦後、古賀政男のもとへ「この歌に勇気づけられ力を振り絞って復員した」との手紙が多く届きました
生字幕放送でお伝えしています≫110年前の11月18日作曲家・古賀政男が生まれました。
幼いころに父を亡くし貧しい少年時代を過ごした古賀政男。
明治大学マンドリン倶楽部時代に音楽への情熱を高め昭和6年にプロの作曲家としてデビュー。
藤山一郎と出会いその歌唱力に触発され古賀政男は才能を開花。
ヒットメーカーとしての地位を確立しました。
昭和13年海外に音楽親善使節として渡ったこともその音楽性に大きな影響を与えました。
戦後も美空ひばりをはじめとして多くの歌手におよそ5000曲を提供。
今でも日本人の心の歌として生き続けています。
古賀メロディーを数多く歌いヒットさせてきた藤山一郎さんの懐かしい歌声をお聴きください。
≫今夜は偉大なる作曲家古賀政男さんの名曲をお送りしています。
森進一さん、今日が古賀政男さん生誕ちょうど110年なんですね。
お亡くなりになって36年の歳月が流れました。
でも今なお多くの皆さんの心をつかんでいますよね。
≫古賀先生は、いつも人の心に語りかけるようなメロディーを作ろうとしていらっしゃいました。
今、私たちが歌っている歌謡曲の原点も古賀メロディーなのだと思います。
≫続いては「誰
(たれ)か故郷を想
(おも)わざる」。
古賀政男は日本を離れ、南米で果てしない大草原のかなたに沈む夕日に心打たれました。
そのとき、胸に去来したのははるかなるふるさとと幼なじみの顔。
そんな望郷の思いをこのメロディーに託しました
≫「湯の町エレジー」。
終戦後、焼け野原の中から日本人は前を向き歩み始めました。
古賀政男はそんな時代をとらえ新しい音楽を作り始めました。
昭和23年、この曲が戦後最初の古賀メロディーの大ヒットとなりました
≫「東京ラプソディ」。
モダンボーイ、モダンガールが行き交う戦前の東京。
新しい文化の薫り高いまさに花の都でした。
古賀政男は人々が憧れるその風景を軽快なマーチで描きました
坂本冬美さん「東京ラプソディ」でした。
≫古賀メロディーの魅力の1つに多彩な音楽というものが挙げられます。
常に時代や世相を読み時には外国の音楽を取り入れて新しい日本の音楽を作り上げてこられました。
大川栄策さんは、古賀政男さんの最後のお弟子さんということで近くで、いろんな古賀さんをご覧になったと思うんですが。
≫よく時間があると海外に行ってらっしゃいました。
よく、羽田空港に送りに行ったものですけどね。
お帰りにはお好きなラテン楽器をよくお持ちになってましたね。
≫続いては昭和25年に公開されたイギリス映画「赤い靴」がモチーフになりました「赤い靴のタンゴ」。
今夜はクミコさんに歌っていただきます。
よろしくお願いします。
とてもこの作品には魅力を感じていらっしゃるそうですね。
≫大学生のころに芝居をやってる友達にこんな歌謡曲があるというふうに教えてもらったんですね。
詞とか曲を聴きましたら本当にお芝居の力強さとか愛のはかなさとか美しさとかいろんなものがあってすごい歌だなと思って。
やっと今日歌えることになりました。
≫じゃあ今夜はドラマチックなステージを期待してよろしいですか。
古賀政男がアルゼンチン音楽のタンゴを取り入れた新しい日本の音楽「赤い靴のタンゴ」。
今夜はクミコさんの歌とバンドネオン小松亮太さんとの共演でお送りいたします。
クミコさん「赤い靴のタンゴ」でした。
≫「人生劇場」。
昭和13年映画「人生劇場・残侠
(きょう)編」の主題歌として発表。
古賀政男が義理と人情の世界を重厚なメロディーで描きました
島津亜矢さん「人生劇場」でした。
≫古賀政男の作品の中で忘れてならないのが明るく楽しい青春の喜びを描いたメロディーです。
「二人は若い」。
当時、若者の間で大流行した映画の挿入歌でした。
今夜は「第7回思い出のメロディー」の映像からディック・ミネさん楠トシエさんの歌でお楽しみいただきます。
昭和の名曲を、平成に生きるフレッシュな二人が歌い継ぎます
昭和32年に、折からのサイクリングブームに乗って当時の若者たちに愛唱されたのが、この歌
竹島宏さん、西田あいさん「二人は若い」そして「青春サイクリング」でした。
≫「古賀メロディーよ永遠に」。
最後は、「酒は涙か溜息か」。
歌は大川栄策さんです。
師匠、古賀政男さんから厳しく言われたことは人を思いやりこまやかに気を配り笑顔を絶やさないこと。
歌手である前に1人の人間としての生き方を教えてもらいました。
古賀政男生誕110年の今夜恩師への万感の思いを込めて歌います
大川栄策さん「酒は涙か溜息か」でした。
≫続いては話題の歌です。
BEGINのボーカリスト比嘉栄昇さんです。
よろしくお願いいたします。
歌っていただくのは「赤とんぼ」そして「故郷」という叙情歌なんですけど今の時代、なぜ、比嘉さん叙情歌を?≫BEGINでハワイとかブラジルとかで県人会を頼ってコンサートをさせていただいたときに日系の方々移民の今は2世3世の方4世まで、その方々にどういう歌が聴きたいですかって言ったらやっぱり、叙情歌だったり唱歌だったりとか。
子どものとき日本語学校で習った歌とかをばあちゃんが孫と一緒に歌いたいとかそういった歌を僕ら自体が忘れていてですねだからそういった歌を歌ってあげたいなと思ったんですけど1回目は歌えなかったんですよ。
2回目のときにかなったんですけどその思いを持って今、歌を自分で歌ってみようと思っています。
≫本当に日本の宝だと思うんですけどふるさとの山や川懐かしい人の顔そして、家族のぬくもりなどを皆さんも感じ取っていただけたらと思います。
≫続いても話題の歌でお楽しみいただきます。
まずは、氷川きよしさん。
着流し姿で盛り上げていただきます。
「ちょいときまぐれ渡り鳥」。
そして松川未樹さんには切ない女心ですね。
「冬かもめ」を歌っていただきます。
そして森進一さん人との大切なご縁を歌い上げていただきます。
「えにし」。
3曲続けてどうぞ。
今年、歌手生活15年を迎えた氷川きよしさんが原点の明るい股旅演歌でさらなる飛躍を目指します
ちょいとそこの人急ぎ旅でござんすか道中気をつけてお行きなせえよ
いとしい人を待ち続ける女の思いを寂しげに鳴くかもめの姿に重ねます
愛する人の面影を胸に女はひとり、旅に出ます
ここでお知らせです来週は「歌謡チャリティコンサート」をお送りします2014/11/18(火) 20:00〜20:43
NHK総合1・神戸
NHK歌謡コンサート「古賀メロディーよ 永遠に」[字]

テーマ「古賀メロディーよ 永遠に」出演:大川栄策、クミコ、坂本冬美、島津亜矢、竹島宏、西田あい、比嘉栄昇、氷川きよし、松川未樹、三山ひろし、森進一

詳細情報
番組内容
今年生誕110年、作曲家・古賀政男が生み出した選りすぐりの名曲をとどける。「人生の並木路」「誰か故郷を想わざる」「東京ラプソディー」「人生劇場」「酒は涙か溜息か」など、人々の心に今も残る名曲を森進一、氷川きよし、坂本冬美、島津亜矢、大川栄策など人気歌手が情感たっぷりに歌いあげる。「青春サイクリング」「二人は若い」を竹島宏と西田あいが、「赤い靴のタンゴ」をクミコが情熱的に歌いあげる。
出演者
【出演】大川栄策,クミコ,坂本冬美,島津亜矢,竹島宏,西田あい,比嘉栄昇,氷川きよし,松川未樹,三山ひろし,森進一,【司会】高山哲哉,【演奏】三原綱木とザ・ニューブリード,東京放送管弦楽団ほか

ジャンル :
音楽 – 歌謡曲・演歌
音楽 – ライブ・コンサート
音楽 – その他

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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