円相場:5日東京市場も一時120円台

毎日新聞 2014年12月05日 13時23分(最終更新 12月05日 15時24分)

 5日の東京外国為替市場の円相場は円安基調が継続、前日の海外市場に続いて一時、1ドル=120円台をつけた。正午現在は119円89〜93銭と前日比01銭の円安・ドル高。

 前日の海外市場では、約7年4カ月ぶりに120円台に下落。市場では「一定の達成感が出ている」(外為仲介業者)ことから、さらなる円売りには慎重姿勢になっているという。米国で日本時間の5日夜、市場が注目する11月の雇用統計が発表されるため、様子見ムードも広がっている。円は対ユーロでも下落。正午現在は1ユーロ=148円43〜46銭と93銭の円安・ユーロ高。

 財務省の浅川雅嗣国際局長は同日午前、東京都内で開かれた討論会で、一時1ドル=120円台に下落した円相場について「水準にはコメントしない」と語った。その上で、これまでの円安は日銀・金融政策の副次的な効果との認識を示した。

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