バリバラ〜障害者情報バラエティー〜▽学校をデザインするプロジェクト(前編) 2014.12.24


障害者のための情報バラエティー…
(拍手)MCも私はるかぜちゃんとそして…。
まっちゃんでお送りします。
お送りします!よろしくお願いしま〜す!玉木さん玉木さん。
こうやって番組は乗っ取られていくんですよね。
僕焦ってるからこんな事なってますからね。
フォローを頼みますよ。
で今日のスペシャルは何するの?今日は…学校をデザインするって…。
すいません。
学校は最初からデザインされてますよ。
それはいろいろ見て頂いたら分かると思います。
はい。
それではゲストのCOWCOWさん。
学校の「あたりまえ体操」をお願いします。
ムチャぶりやな!どうぞ真ん中に真ん中に。
司会者ですから司会者ですから。
今回はですね学校の「あたりまえ体操」を作ってきたんで見てもらいましょう。
いきましょう。
さあみんな「あたりまえ体操〜学校バージョン〜」の時間だよ。
今日も元気にいってみよう!
(拍手)皆さんありがとうございます。
みんなはどうですか?授業中ね席を立つと怒られるというのを今やりましたけども。
これも当たり前ですよね皆さん。
じゃあ席を立っちゃう人手挙げて!はい。
立っちゃうの?たかとら君は?2年生の時席を立って教室から出て勝手にそこら辺うろちょろしまくってるっていうところ。
それは何でそういうふうに出ていこうと思ったの?理由を忘れた。
カーリー君。
え〜っと僕は勝手に外の水道とかに行ったりしてる。
急に行きたくなるの?玉木さんこれは…?そういう意味では「あたりまえ体操」でも授業中座っとく事が当たり前やって言われるとちょっとつらい子もいるって事やね。
障害のある子どもたちにとっては物理的に…学校にはいろいろな…という事で今日は学校の当たり前を見直して誰にとってもバリアのない楽しい学校をデザインする事が目標です。
なるほどはるかぜちゃん。
これはいいですね。
要するに困ってる事を困らなくするようにデザインするっていう事なんですね。
そういう事です。
なるほど。
僕たちのこのプロジェクトの強い味方を紹介します。
平井康之先生です。
(拍手)皆さんこんにちは。
よろしくお願いします。
平井先生はデザインの専門家。
生活の中でバリアを感じている人たちのSOSを…高齢者の人とか障害をお持ちの方それから子どもたち外国人の方々等々ですね。
多様な人々と一緒に…
(多田)やりましたね平井先生。
たかとら君のお墨付きがもらえましたよ。
はい。
では学校をデザインするプロジェクト。
(2人)VTRスタート!息ぴったりやん。
7月上旬。
関西を中心に東京九州から12人のプロジェクトメンバーが大阪のとある小学校に集まった。
今日はねこんな学校にしたいなっていうアイデアを考えてほしいんだけど。
まずみんなが日常的にSOS…。
何かこれちょっと微妙だなみたいな事があると思うんですけどそれを書いたりとかして下さい。
いいですか?探検スタートです。
学校をデザインするプロジェクト。
やって来たのはトイレ。
よし書こう!みんなが感じたSOSをその場で書いて貼っていく。
これが空間ペッタンという技。
るりちゃん和式のトイレは使いにくい?どうして?どこでもいいかな?においは。
とりあえず気がついた事は何でも書くのだ。
しずかちゃんとはるなちゃんがやって来たのは廊下。
はるなちゃんのSOSセンサーが反応したみたい。
目が見えないはるなちゃんにとって誰かが廊下を走ってくるとぶつかるんじゃないかと恐怖を感じるのだ。
はるなちゃんの代わりにしずかちゃんがペッタンを書いて廊下に貼ってくれた。
廊下を走るから怖い。
続いて教室の中のバリアをチェック。
カーリー君は黒板にペッタンを貼っているぞ。
「黒板がホワイトボードだったらいいと思う」。
どうして?カーリー君黒板に関してもう一つ困っている事があるらしい。
発達障害のある子で黒板をノートに写す事が難しくSOSを出しているケースは少なくない。
今回参加したメンバーの中にも発達障害のある仲間はいるけど障害の状態や程度はそれぞれ違う。
人によってその特徴はさまざま。
SOS探検では学校生活を楽しくするためのユニークなアイデアも飛び出した。
たかとら君が思いついたのは楽しい黒板のアイデア。
たかとら君のアイデアは曲が流れると黒板に曲の名前が表示されるというもの。
不思議な黒板だ。
おや!平井先生が何かを見つけた。
おおちゃんがアイデアを書いてくれたぞ。
あっ学校にお肉屋さんがあるの?いいね。
おおちゃんは料理を作るのも食べるのも大好き。
この日作ったのはゴーヤチャンプルー。
これを一人でペロリ!大好きな食べ物のお店が学校にあれば楽しくなると考えたんだね。
引き続きSOS探検。
次のポイントは階段。
ズビーが何か気がついたみたい。
ペッタンを書いているぞ。
こっち側にも手すりが欲しいなって。
あすかちゃんは脳性まひのためふだん歩行器を使って校内を移動しているが階段は先生に抱えられて上り下りしている。
やっぱり必要なのはエレベーター?でもあすかちゃんが書いたのは意外なSOS。
どうして?あすかちゃんは視覚にも障害があり距離感がつかめなかったり似た色を見分けにくかったりする。
特に同じ色だとどこから階段が始まっているのかが分からずぶつかりそうになって危ないのだ。
この気づきが新しいデザインの卵になるかも。
さてCOWCOWさんどうでしたか?階段の色が1段ずつ違う方がいいっていうのは言われて初めて気づくっていう感じですよね僕ら。
そうですね。
あすかちゃん赤と白だと分かりやすいですか?はい。
ほかの色じゃダメなの?青とか黄色とか。
よく考えて下さいましたね。
これこそ僕らは分からない。
僕たちの気づきをまとめてみました。
あの〜この写真の中にもございますけども廊下を走られるのが怖いと先ほどね。
はるなちゃんやっぱり廊下を走ってくるお友達結構いるんですか?そんなん怖い?なるほどね。
COWCOWさんは学校で困ってた事とか変えたかった事ってありますか?僕は特にねやっぱり小学校の時に男ってトイレが小便器と大便器に分かれてていわゆるウンコさんしたくなると大便器に入るじゃないですか。
明らかにウンコさんするっていうのが分かるじゃないですか。
僕はやっぱりそれ恥ずかしいじゃないですか。
みんな恥ずかしかったな。
あれもよく分かって…。
「洋式にしてほしい」っていうの。
僕も和式がすごい苦手でやっぱり座ってたら足もしびれるしだから全部脱いでたのを思い出した。
小学生の時に。
確かに。
そうなんですよね。
分かる分かる。
それぞれ一人一人いろんな課題があってねそれを学校の中でいろんなSOS…。
こうしたいけどこうできないっていう事があるっていう事が本当によく分かったと思います。
あとたかとら君の曲が流れたら黒板に題名が表示してほしいっていうのは…・「あたりまえあたりまえあたりまえ体操」学校でのSOS探検。
続いては設備面ではなく人間関係で探してみよう。
やって来たのは先生とクラスメート。
こんにちは!
(一同)こんにちは。
こんにちは。
まずみんながペッタンしたのは先生だ。
クラスメートにもペッタン。
そんな中友達が欲しいと貼ったメンバーがいる。
ここはtira君の自宅。
時間は平日の朝午前10時40分。
学校ではまだ授業中のはずだが…。
いつも1時間目が終わると家に帰ってくるというtira君。
感情のコントロールが苦手なためなかなか友達ができないらしい。
実は今朝メンバーが集合した時もみんなの輪に入る事ができなかった。
その時何度も声をかけてくるたかとら君の言葉に怒りが爆発してしまう。
我慢の限界を超えると感情が抑えきれなくなってしまうtira君。
落ち着くまでにはかなり時間がかかってしまう。
友達が欲しいというSOS。
解決してくれるアイデアは出てくるのかな。
まっちゃんもまた発達障害のためふだんの学校の環境で困っている事がある。
必要なのは一人になれるテントのような空間。
まっちゃんは読み書きがとても苦手。
タブレットで文字を拡大したり先生が読んでくれた音を聞いたりして勉強している。
聴覚や視覚の過敏もあるので集中するととても疲れてしまう。
そんな時は机の下に潜る。
落ち着くと元気が回復してくると言う。
学校でも落ち着ける場所があるといいね。
続いてのSOSポイントは学校の制服。
そこにペッタンを書いた…性別に違和感を感じているまりあちゃん。
女の子の服装で学校に行きたいのだがいつもズボン。
赤いけど嫌だ?じゃあ好きな服で行けばいいのにと思うけどそうできない理由がある。
何を言われるかもれしないの?ランドセルも嫌いな青色。
まりあちゃんは毎日悩みを抱えながら学校に通っている。
今回は自分の着たいかわいい服で参加。
生き生きとした表情を見せてくれた。
まりあちゃんが好きな服で小学校に行けるようになるにはどうしたらいいんだろう。
半日掛かりのSOS探検。
みんなのペッタンは100以上に上った。
報告会ではメンバーそれぞれが一番気になる事を選んで発表した。
そんな中tira君はなぜか発表できない。
恥ずかしいのかなあ。
紙には何も書かず言葉も出てこない。
その時…。
声をかけたのは朝けんかになったたかとら君。
人に話しかけるのがとにかく大好きなのだ。
握手したら?友情の握手?そう。
じゃあしてみてよ。
長え。
長え!友情の握手。
いやばっちりやんか!かっこええな。
どうでしたか?tira君やったら何か結構普通に友だちできそうな感じやけどやっぱり難しいですか?友達作るのはtira君。
何かあんまりこっちからしゃべりかけていいのかどうかが分からん。
それは気になるの?何か向こうがまあ誰かとしゃべってたとしてでその子と終わったかなと思ってこっちがしゃべりかけて向こうの子はいやでももうちょっともう一人の子としゃべりたいなと思ってたっていう事があったら嫌やから。
向こうがしゃべりかけてくるのをずっと待ってるから。
しゃべりかけてこなかったらず〜っとできないっていう…。
なるほど。
僕らがtira君ぐらいの年何にも考えてへんかったけどね。
繊細やね。
まりあちゃん今日はかわいい格好してますよ。
自分で選んだんですか?自分で選びました。
いや〜上手なコーディネートですね。
いつも…学校行ってる時の服っていうのは何でこんなん着ていかなあかんのみたいな感じですか?自分ではすごく嫌で…。
でもそうやっていかないとあかんって…。
何であかんの?何か…。
自分が言われたら嫌な事とかを言われるかもしれないから。
言う人がいるんや。
それは傷つくよね。
時々…
(玉木)そうやねん。
そこや。
男らしい女らしいより自分らしいでいいやんなあ。
まりあちゃん。
(多田)何かずるいなたかとら君。
(玉木)いいとこ取り。
たかとら君ハードボイルド。
さて次回はいよいよどうすれば学校が楽しくなるかアイデアを持ち寄って模型などを作っていきます。
楽しみですよね本当。
何よりも僕らじゃ想像できないようなアイデアがね出てくるんですけどね。
実は僕TBSラジオでね「全国こども電話相談室」ってやってるんですけども。
その番組でもこの回はねちょっと追っかけようかなと思ってるんですよ。
僕らもラジオの方でこのテレビの放送を追っかけますんでね。
それじゃ締めてもらいましょう。
はい後編。
お楽しみに〜!完璧!見てね〜!見てや!ほんま見てや!2014/12/24(水) 00:25〜00:55
NHKEテレ1大阪
バリバラ〜障害者情報バラエティー〜▽学校をデザインするプロジェクト(前編)[解][字][再]

障害がある子どもたちが学校での困りごとを話し合い、自分たちのアイデアで解決策を生み出す「学校をデザインするプロジェクト」の前編。先生も気づかなかった悩みが続出!

詳細情報
番組内容
今回は、子どもスペシャル「学校をデザインするプロジェクト」。障害がある子どもたちが学校で困っていることを話し合い、自分たちのアイデアで解決策を生み出す。1回目はSOSを洗い出す。「階段の色が同じだから段差が分からず危険!」「目が見えないから廊下を走ってくる人が怖い!」「発達障害のせいでついつい教室で怒ってしまう」など、大人があまり気がつかなかった悩みが続出する!【ゲスト】COWCOW
出演者
【ゲスト】大橋グレース,COWCOW,【コメンテーター】玉木幸則,【司会】山本シュウ,【リポーター】大西瞳,【語り】神戸浩,西村頼子

ジャンル :
福祉 – 障害者
情報/ワイドショー – 健康・医療
バラエティ – トークバラエティ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
サンプリングレート : 48kHz

OriginalNetworkID:32721(0x7FD1)
TransportStreamID:32721(0x7FD1)
ServiceID:2056(0x0808)
EventID:343(0x0157)

カテゴリー: 未分類 | 投稿日: | 投稿者: