グレーテルのかまど「ハリー・ポッターのホームメイドファッジ」 2014.12.24


世界中で人気のファンタジー「ハリー・ポッター」。
魔法使いの少年ハリー・ポッターが繰り広げる冒険と友情の物語。
1997年にイギリスで出版され映画も話題沸騰。
子どもから大人までファンがいっぱいです。
日本ではハリーの世界を再現したエリアもオープン。
物語の世界観が細部まで再現されています。
魔法使いの気分が味わえると大人気。
身寄りがなく孤独な少年ハリー・ポッター。
忘れられないクリスマスのスイーツが…口の中でホロホロとほどけるような食感の甘〜いお菓子です。
今回はファッジとハリー・ポッターにまつわるすてきな物語をひもときます。
光る石をたどれば行き着く不思議な家にあのお菓子の家のヘンゼルとグレーテルの末裔が暮らしています。
彼らが振る舞うおいしいお菓子の物語をご賞味あれ。
・「WewishyouaMerryChristmas,」・「WewishyouaMerryChristmas,」いや〜今年もクリスマスかもうすぐ。
よしOK。
楽しそうね。
目線が来たよ何か。
だってクリスマスだもんもうすぐ。
すごい楽しそうな雰囲気は伝わりました。
うれしいね。
クリスマスっていったら心が躍ります。
う〜ん。
ねっ。
グレーテルほらクリスマスはうちで過ごせるのかしら?今年は。
いや何かね今年はちょっと意味深な事を言っててちょっとかまど見てこれ。
またさみしい事あったか?ねえ。
どうしよう?かまど。
どうしてあげたい?姉ちゃんの心を温かくしてあげたい。
心がじ〜んと温まるというスイーツを作るしかないんじゃないですか?え〜?でもどんなスイーツ?あのベストセラーにすてきなエピソードがありますからそこからヒントを得て下さい。
ベストセラー?あれか!これだ。
えっと…。
…という事で今宵ひもとくのはハリー・ポッターのホームメイドファッジ。
世界のベストセラー「ハリー・ポッター」。
なんと70以上の言語に翻訳されているんだとか。
主人公のハリー・ポッターは1歳の時に両親を亡くし意地悪なおばのもとで孤独な日々を過ごしていました。
11歳の誕生日自分が魔法使いである事を知らされたハリーは魔法学校に入学。
寄宿舎で生活を始めたハリーが親友と出会い魔法界の敵と戦いながら成長していく全7巻の物語です。
とりわけ生き生きと描かれているのがハリーが魔法学校で初めて迎えるクリスマスの様子。
イギリスのクリスマスは家族が集まる1年で最も大切な日。
多くの子どもはクリスマスを家族と過ごしますがハリーは意地悪なおばのうちに帰りたくないと寄宿舎に残ります。
そこで迎えたクリスマスはハリーが今まで味わった事のない夢のような時間だったのです。
そしてハリーが何よりうれしかったのが生まれて初めてもらったクリスマスプレゼント。
送り主は親友ロンの母親。
家族のいないハリーのためにロンがお母さんに頼んでくれていたのです。
イギリスでクリスマスに贈るスイーツの定番ファッジ。
イギリスには専門店があるほど人気なんです。
ロンのお母さんのように自分で作る人も多いとか。
口に入れると甘くてホロホロッと溶けていく。
ホームメイドファッジはハリーにとって家族のぬくもりを初めて味わった心のこもったクリスマスプレゼントだったのです。
う〜ん。
これさハリーにとってはクリスマスのごちそうもプレゼントも初めてだった訳でしょ?うん。
相当うれしかったんじゃないかな。
うれしかったと思いますよ。
でもファッジって知ってた?いや知らなかった。
今回初めてだね。
イギリスには専門店があるっていうんだけど。
そんなにポピュラーなんだね。
そうよ。
すごくないですか?でも何か人の心を温かくしてくれるようなスイーツだね。
そんな感じですね。
そうだね!早速作ってみましょうか。
はい!じゃあキメテお願いします。
おいしくて見た目も楽しいクリスマスにぴったりなファッジを作ります。
はい。
ではまずは基本のファッジを作りたいです。
はいはい基本の。
材料見て下さい。
ものすごくシンプルじゃない?これだけなの?全部鍋に入れんのよ。
分かりました。
本当シンプルだね。
そうなのよ。
こりゃあもうイギリスも専門店作るわ。
簡単だから。
家庭でも簡単に作れそうなね…。
今日本で始めたらはやりますよどなたか!何それ。
そして焦げないように混ぜていきます。
分かりました。
あっでもバターのいい香りがします。
あっ溶けたな。
溶けましたね。
溶けました?じゃあオキテお願いします。
そういう事なんだね。
そうですよ。
ここでしっかりしっかり火を通さないとファッジ独特のホロホロ感があるんですよ。
食感ね。
それが得られないんですな。
ほうほう…。
じゃあここでしっかり…。
モトッてキャラメルみたいになってしまうんですね。
そういう事か。
いい感じになってきてるね色合いも。
はい止めて。
う〜んとちょっと足りないかな?もう一度火にかけて。
分かった。
ファッジったら。
はい。
じゃあ止めてみて。
はい。
火も?うんうん火も止めて。
これでいいんじゃないですか。
持ち上がってきてるね。
ぶわ〜来てるよ。
沸いてきたね。
ほらほらほら!それでゴムべらで混ぜて落ち着かせて下さいませ。
手を止めてもらったら…。
うわっあっあっあっ!全然落ち着いてないじゃない。
早く指示を!早く混ぜて。
アハハハッ…。
うわっ危ね〜。
すごい。
どうですか?まだ反抗する?ファッジ。
あっでもさっきよりは…。
だいぶ落ち着いたね。
落ち着いてきたね。
いいですねはい。
よかった〜。
はい落ち着いた落ち着いた。
はいどうどう…。
はい型に入れて下さい。
型に入れる?これ何?この型。
クリスマスらしく仕上げたいでしょ?だからほらドライフルーツをね…。
これ緑がキウイで赤がクランベリーだね。
そうよ。
いやこのファッジはね…ファッジみんな知らないでしょまだ。
いや知らないですよ。
知らないし…。
本当なかなかこれ作ってる人いないと思う。
いないよね絶対。
初で作った人だよ?そうだね。
そしてそれで紙を上にひくでしょ。
紙を上にひくと。
ハハハハハッ…。
熱い!あっち〜。
熱い!もう出来ちゃった。
世界の人々に愛され根強い人気を保つ「ハリー・ポッター」。
実は「ハリー・ポッター」はとてもイギリス的な物語だと語るのは新聞記者として16年イギリスに滞在していた…イギリスの生活を表しているという事から非常に興味を持ちましたね。
例えば森。
イギリス人が大好きな森が出てきますね。
森というのは…木の実がなり動物が命を育む森は古来イギリス人にとって神からの恵みそのものでした。
しかし18世紀に入り産業革命が進むと木々は次々と伐採され木材が工業燃料として使われるようになりました。
やがて森は姿を消していき川や生き物に至るまで自然破壊が急速に進みました。
危機感を募らせた人々は自然を守ろうと訴えます。
こうして始まったのがナショナル・トラスト運動。
市民自らの手で歴史や自然を保護する取り組みです。
やがてイギリスは緑を守る心をよみがえらせます。
もともと神聖なものとされてきた森に宿る力。
それは魔法としてイギリス人の心を捉えます。
そうイギリス人にとって魔法は時に特別な価値を持つすてきな力でさえあるのです。
まか不思議なゴーストだとか魔法使いとか妖精そういうものがね非常に憧れなんですね。
小学生あるいは子どものパーティーがあります。
そこには必ずですねマジシャン魔法使いが呼ばれるんですね。
魔法使いといってもマジックをやる人です。
また物語の舞台が寄宿学校というのもイギリスならでは。
厳格な規律の下勉学とスポーツで心と体を鍛え紳士を育てる寄宿学校。
それはイギリス社会の縮図そのものだと黒岩さんは考えます。
「ハリー・ポッター」の筆者は非常に…だからたとえ一つの寄宿舎生活にしてもそこで支配しようとする人それに抵抗する人…抵抗しようとする人あるいはそれを傍観的に見ている人。
「あっこんな事はうちでもあるな。
私らの社会でもあるな」。
そういう思いがですねあそこに詰まってる訳ですね。
「ハリー・ポッター」は魔法世界のファンタジー。
でもイギリスらしい文化や生活がリアルに描かれている物語だったんですね。
う〜ん。
イギリス人にとってハリーのような生活はイギリスそのものだったんだね。
ねえ。
何か私たちからするとすごいファンタジーって感じで見ちゃうじゃない?遠い世界みたいに。
だけどイギリスの人からするととってもリアルで何かすごい違う楽しみ方もあるんだなって…。
そうだね。
ちょっと僕らもさイギリスの人たちが喜ぶようなファッジ作ろうよ。
うん作ろう。
さっきクリスマスカラーのファッジ作ったでしょ?今度はイギリス人が大大大好きというチョコレート味のファッジを作ろうかと思います。
やった!作ろう!フフッ喜んだ。
さっきと同じようにするんだけど材料全部お鍋に入れちゃうでしょ。
そしてここにチョコレートも入れちゃうんです。
ここにチョコレートもう直接入れちゃうんだね。
さっきみたいにぶわっとはいかないんだけど。
きっちり沸騰させますよあのサクサクを出させるためにね。
うわっチョコレートのいい香りするな。
クリスマスにこれがあるとうれしくない?そうだね〜。
何か特別感あるね。
あっでも…そうかクリスマスだけじゃないのか。
イギリスの人たちにとってはファッジはね。
もう止めて止めて。
ええっ?ぶわっと来てないけれども…。
うん。
さっきよりは来ないっつってたもんね。
ゴムべらで落ち着かせて下さいさっきみたいに。
さっき全然落ち着かなかったもんね。
はい!そこになんとマシュマロを入れます。
マシュマロ?これですか。
これ入れちゃうよもう。
からめるように混ぜる。
からめるように混ぜると。
マシュマロが溶けますから。
あ〜溶けてってるねどんどん。
何か魔法みたいだね。
そうでしょ?魔法感あるでしょ?あ〜マシュマロいい香りだ。
マーブルっていうのがまた何かこう不思議でしょ?OKです!OK?おお…。
さっきよりボリュームが…。
うわ〜。
これもうこぼれそうだよ。
あ〜!あ〜熱い!はああっつ…。
いけた?やっぱり熱い。
ちょっと一息TeaBreak!魔法界のお菓子はとってもユニークなのよ〜。
魔法学校に初めて向かう列車の中そこでハリーが出会った魔法界のお菓子。
どれも一風変わったものばかり。
こちらはハリーたちがよく通っていたお菓子屋さん。
なんと血の味がするペロペロ・キャンディが!うわ〜!キャンディが勝手にお店を飛び出しちゃった!うわっ。
そう魔法界にはこんなお菓子ばかりなのよ。
ほかにも蛙チョコレート。
これは本物の蛙のようにピョンピョンと逃げていっちゃう可能性あり!そして百味ビーンズ!いろんな味が入ったジェリービーンズ。
おいしいものもあれば絶対食べたくないような味も入っているそうよ。
魔法界ならではのまか不思議なスイーツ。
あなたはどれが食べてみたい〜?よしいい感じだ。
何作ってるの?どうしたの?いやちょっとね僕も魔法のお菓子を作ってみたくなってね。
かまどをびっくりさせてあげるから待っててよ。
何?怪しい。
ここにね秘密のゼラチンをここに入れてと。
そして何を煮てたんだろうそれ。
ジャムを煮てたんでしょう?ヘッヘッヘ。
分かんないだろう。
グミでしょ?えっ?グミじゃん。
何で分かったの?グミでしょ〜。
どう見てもグミでしょうよ。
いやグミはグミでもねちょっと違うんだよ。
何?僕がハリーだったらね何を食べたいかなってちょっと考えた時にやっぱ子どもはグミだなと思ったけどちょっとねただのグミじゃないんですよね。
それがそのヘヘヘ笑いになってるの?そうそう…。
ただのグミじゃないって事は?ただのグミじゃないって事は魔法界のグミで〜す。
魔法界のグミ。
ああそう。
どういうふうに魔法界のグミなんだろう?それは後ほど。
何休んでんの?ちょっと何休んでんの魔法のグミ出来たの?出来てるよ。
何だそれ。
かまどの中入ってるよ。
えっ?何…。
見てみて。
何の事?ほら!あっ!すごいでしょ?すごく光ってる!やだやだまぶしいよ?ちょっと光るグミ?そう!ブラックライトに照らすと光るフクロウのグミです!どや!秘密はね…これ!ゼラチンをいわゆるエナジードリンクで溶かしておいたんです。
なるほどね!ビタミンはピカッと光りますからね。
ちょっと食べよ。
食べて。
頂きます。
勝手にかまどの扉開けないでくれる?ねえ本当に。
うん!変身か?魔力が湧いてきた!おいしい!ファッジファッジそれよりファッジ。
そうだ!忘れてた。
ファッジ見て。
何よ変身しないんじゃん。
あっ何かもう固まっててほんのり温かいね。
はいじゃあねそれを型から出しますよ。
どんな感じになってんのかな?どんな感じになってましょうか?ほらほら!うわっ!すごいきれいだね!うわ〜。
何か宝石みたいだね。
宝石や〜。
急いで切ろう。
幸せな気持ちになってる暇もなく切るよ。
(チャイム)あれ?姉ちゃん帰ってきた。
姉ちゃんお帰り!かわいいファッジ出来てるよ!紅茶との相性抜群なイギリスの伝統菓子ホームメイドファッジ。
ドライフルーツとマシュマロでクリスマスらしくおめかし。
カラフルでかわいいファッジとともにメリークリスマス!魔法学校でクリスマスを迎えたハリーに届いたもう一つのプレゼント。
それは亡くなった父の形見の透明マントでした。
着ると透明になり姿を隠す事ができる魔法のマント。
クリスマスの夜誘われるようにして入り込んだ部屋には大きな鏡。
そこでハリーは幼い時死に別れた両親と鏡越しの再会をするのです。
優しくこちらを見つめているのはハリーが初めて見る家族の姿でした。
そういう時なんですね。
やはり1年に一度でもいいからあるいは何年に一度でもいいから…それはイギリス人の中にある家族と会える…本当に会うのはクリスマスだというそういう気持ち。
それを反映してるという事ですね。
そういう意味じゃ「さすが!この筆者」という感じですね。
魔法の力で数々の悪に立ち向かっていくハリー。
初めてのクリスマス最高のプレゼントは家族のぬくもりだったのかもしれませんね。
今日の「グレーテルのかまど」いかがでしたか?「ハリー・ポッター」の物語に登場するファッジをはじめ魅力的なスイーツ。
今回作ってみてとてもワクワクしました。
イギリスのホームメイドスイーツの温かさを実感できました。
ではまたこのキッチンでお目にかかりましょう。
ではちょっと失礼して。
頂きます!どうぞ。
これ楽しみだね。
フフフッ。
じゃあまずこっちの…。
初体験ですね。
クリスマスカラー。
あっいっちゃった。
う〜んう〜ん!もうホロホロ。
口の中で溶けちゃいますね。
またキャラメルとは違った食感で…。
おいしいでしょ?おいしいですね。
とっても甘いから本当に…。
次こっちのマシュマロ。
きれいになったね。
チョコマシュマロのファッジ。
おしゃれなデザインになったね。
頂きます。
一個一個模様が違うっていうとこがいいでしょ?幸せ〜。
これ疲れが吹っ飛ぶね!本当魔法にかけられたみたいになっちゃう。
またまたすてきな事言って。
おいしい!魔法にかけられた。
魔法学校はね厳しい所なんだよ。
そうなの?はい。
だからねそういうファッジの甘さがね身にしみる訳ですよ。
ふ〜ん。
でも魔法とか使えるようになったらうれしくなるね。
うれしくなっちゃう。
いろんな事するんだろうねきっと。
いろんな事するんだろうな。
あ〜危ない危ない。
駄目駄目。
あなたみたいな人が使えるようになったらえらい事になる。
頂きま〜す。
一生使えなくていいです。
障害者のための情報バラエティー…2014/12/24(水) 00:00〜00:25
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グレーテルのかまど「ハリー・ポッターのホームメイドファッジ」[字][デ][再]

世界的ベストセラー『ハリー・ポッター』。魔法学校で初めて迎えたクリスマス、ハリー思い出のスイーツ、ファッジにヘンゼルが挑戦!かまどもアッと驚く、魔法菓子も!

詳細情報
番組内容
世界的ベストセラー『ハリー・ポッター』。魔法学校で初めて迎えたクリスマス、ハリーの心に染みた思い出のスイーツが、ファッジ。ホロホロとした口溶けが特徴のイギリスを代表するお菓子です。魔法で悪に立ち向かうハリー少年の成長のなかで、お菓子が果たすマジカルな力を探る。スタジオでは、クリスマスカラーに彩られた心華やぐファッジにヘンゼルが挑戦! さらに、かまどもアッと驚く、魔法のお菓子も作っちゃいます!
出演者
【出演】瀬戸康史,【語り】キムラ緑子

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
バラエティ – 料理バラエティ
情報/ワイドショー – グルメ・料理

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
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