インフルエンザ:「全国的に流行」厚労省が発表
毎日新聞 2014年12月05日 12時23分
厚生労働省は5日、インフルエンザが全国的な流行期に入ったと発表した。11月24〜30日の1週間に全国約5000カ所の医療機関から報告された患者数は9396人。1機関あたりの平均は1.90人となり、流行入りの目安となる1人を上回ったとしている。流行入りの時期は昨年より3週間早い。
同省によると、流行は首都圏から始まっているといい、11月24〜30日の報告数は埼玉県(5.05)▽神奈川県(4.04)▽東京都(3.62)▽千葉県(2.90)−−など。岩手県(10.52)や福島県(6.41)など東北も目立つ。流行のピークは1月中旬〜2月中旬とみられる。「A香港型」の割合が多く、2009年に新型として世界的に流行した「H1N1型」も検出されている。【桐野耕一】