かつて皇帝たちの避暑地だったこの公園に1軒の高級レストランがある。
宮廷料理を中国国内で初めて出したというこの店。
なかなか予約の取れない人気店として知られてきた
高級官僚や共産党幹部の接待に使われることも多く個室も数多く用意されている
この部屋は最低27万円使わなければならない
数百種類あるメニューのなかで最も値段が高いのが…
それでも必ずといっていいほど注文が入ったという。
しかし…
世界一のフカヒレ消費国中国に今何が起きているのか?
乾物問屋街に行ってみるとサメのヒレを乾燥させたフカヒレが所狭しと並んでいた。
売れ行きはどうなのか?話を聞こうとすると…
最近フカヒレを悪者扱いする報道が多いということで皆ピリピリしていた。
ようやく1軒話を聞くことができた
見たところ普通の食堂。
ところが中国全土から客がやってくるという
店の売りは…
物価が上がり続けている北京でもかなりの安さ
味はどうですか?
微妙な反応だ。
ではこの人気はいったいなぜ?
突然の訪問に見えるが実はしっかり記者がいて翌日新聞の一面を大きく飾った
国家主席が庶民的な饅頭店を訪れその姿を中国国民にアピールする。
その裏にはある狙いがあった
それは公務員の接待禁止。
通称…
習近平氏による反腐敗キャンペーンが始まったのだ。
なかでもフカヒレはぜいたく品の象徴とみなされ名指しで禁止。
中国公務員の飲食接待や無意味な出張などの浪費はなんと年間…
この恐るべき腐敗に対して市民の怒りが今インターネットを通じて爆発している
ニュース映像を見て役人が高価なアクセサリーや腕時計をしていないかチェック。
それをネットにアップし賄賂の疑いで告発する。
実際この手法である役人がロレックスなどの…
懲役14年の刑が下された
そんな庶民の間で…
それは広州の区おじさんというツイッター。
一般人にもかかわらずフォロワーはなんと9万人。
なぜそんなに注目を集めているのか。
区おじさんに会うため広州へと向かった
待ち合わせ場所に現れたこの人が…
あいさつもそぞろに早速ついて来いという。
区おじさんこと…
広州で生まれ育ち公務員の仕事などを経て現在は年金暮らし。
区さんが向かったのは広州市内にある…
ジロジロ見始めたのは車の車種とナンバープレート
実は区さん役人が公用車を私的に使っていないか日々目を光らせているのだ
突然歩くスピードが上がった。
何かを見つけたようだ
公務員が私的に使っている現場を押さえた区さん。
その証拠を動画撮影
そして撮影した映像は手早くその日のうちに中国版ツイッターにアップした。
翌日早くもたくさんのコメントが返ってきていた
区さんが公用車の不正利用を追って9年
その一方で嫌がらせや脅迫も多く暴漢に襲われて入院したこともある
危険を顧みず役人たちの腐敗に立ち向かう区さん。
現場で握手を求める市民も
大混乱の街。
そこでは市民の9割がこぞってあるものに投資
驚きの…
暗雲立ち込める中国に日本のあの店が初進出
トラブル続出!しかし…
中国側に非を認めさせた秘策とは?
今回は緊急拡大スペシャル中国異変の第三弾です。
あの区おじさんすごい迫力でしたね。
すごいですね。
ほんとに悪いことやってる人がいっぱいですよね。
早速ですけれども大橋さん今回の沸騰キーワードお願いします。
今回の沸騰キーワードはこちらです。
今中国は異変が続出しているということなんですか?そうですねまさに続出という感じですね。
今回この異変の現場をですねつぶさに見ていくことで中国のこれからがわかると思います。
なるほど。
さぁというわけで今回名づけて中国異変ボードというのを用意いたしました。
いくつかありますけれども異変その一から見ていきましょうこちらです。
これは国を挙げてのキャンペーンみたいなものなんですか?2012年11月に就任した習近平国家主席が…。
そのぜいたく禁止令いったいどういうことが禁止されているのかいくつかピックアップしてみました。
レッドカーペットというとハリウッドスターみたいですけども視察に来た役人におべっかを使うという意味でですねぜいたくな待遇をするということなんですね。
フカヒレ以外にも禁止されてるんですね。
何だと思いますか?え?高級お酒とか。
そうなんです中国で高級なものといえばこちらですね。
まさかトイレじゃないよね。
なんでトイレ…。
水流すのがもったいないとかそういうことじゃないよね?そこまでじゃないです。
逆の発想ですね。
正解は…。
禁止する以前に普通になってること自体が不思議ですよね。
だって禁止されたってことは今まで実際にこれをやってたっていうかあったってことですよね?まず中国というのはですね共産党員を中心とした役人の天国ですから腐敗ぶりっていうのも深刻なものですね。
いろいろと浪費した金額というのが驚くべきものがあります。
これは庶民も怒りますよね。
更にですね習近平国家主席が最近言い出しているのは…。
虎というのは大物ハエは小物ということですよね。
ハエというのはですね一般的な役人ということでいわば小物なんですけれども…。
驚くべきです。
更に虎のほうなんですけれども今年に入って摘発されたのが…。
非常に高位まで上りつめた人なんですけれども立件されてしまったと。
この人が一人でですね1兆6千億の汚職をしていたということなんですね。
1兆?1兆6千億。
ちょっと信じられない話ですね。
1人で1兆6千億って…。
1兆6千億だからね。
竹田さんわかります?毎日毎日新幹線走らせて年間積み上げて1兆6,000億ですから。
それくらいのものを1人で。
ほんとに今真剣に反腐敗キャンペーンというのを全力で動いているという印象なんですけどもなんでこんなに今…。
1つはですね経済発展するとともにですねこの汚職・腐敗の金額がですね天文学的に拡大してきていることですよね。
放っておくと共産党がその批判を全部受けてしまって体制が崩れてしまう。
そういう危機感を習近平主席はもっているんじゃないかと思いますね。
続出する中国の異変ですけれども続いてはこちらです。
えっなにどうなっちゃうの?日本経済にもいろんな影響が出てくるんじゃないかと思います。
番組では知られざるバブル崩壊の現場に潜入取材しました。
ぜいたく禁止令によって大きな影響を受けたものがもう1つ。
それは白酒と呼ばれる中国の酒
コーリャンを主な原料としウイスキーブランデーと並ぶ世界三大蒸留酒とされる
3年以上熟成させることでまろやかな口当たりと深いコク。
独特の強い香りが生み出される。
アルコール度数は50度を超えるのが一般的だ
中でも貴州省茅台村で造られる白酒は最高級品とされ接待や贈り物に使われてきた
歴代の最高指導者が外交の場で愛飲
日中国交正常化のときにも茅台村の白酒で乾杯した。
希少な年代物は争奪戦。
2年前上海のオークションでは50年物の白酒が驚きの高値で落札された!
田中角栄と周恩来が乾杯した酒中国の茅台村の白酒
その40年後投資の対象になっていた。
上海のオークションでは50年物の白酒がこの価格。
1本360万円で落札された
ちなみにこれまでの最高価格は2011年に落札された1本1億6,0000万円
しかし今酒店を訪ねてみると…
すっかり白酒バブルははじけ飛んでいた
その影響をもっとも受けている場所へ…。
かつて白酒バブルで沸騰していた貴州省茅台村に向かった
そこは車で険しい崖道を行く秘境
周囲を山々に囲まれた茅台村。
大小およそ1,000軒の白酒工場がひしめき合う
早速村をまわってみるとそのほとんどが平日だというのにシャッターを閉め静まり返っていた
壁には…
村の人に話を聞くと
酒造工場の実態はどうなっているのか?
出てきたのは社長の息子。
工場は休業中で留守番を任されているという
静まり返った白酒工場。
本来この時期は発酵窟と呼ばれる穴の中で原料のコーリャンを発酵させている。
しかし今年の白酒造りは中止
15人いた従業員も解雇せざるを得なかったという
あらゆるものが投資の対象となる中国。
ある特異なバブルに踊った街があった。
陝西省神木。
人口35万人のこの田舎町がここ数年注目を集めている
役所の前に1万人もの市民が押し寄せ暴動寸前の状態に…
しかしバブルがはじけその怒りの矛先が政府に向けられたのだ。
いったいなにに投資したというのか?その答えは頻繁に行き来するダンプカーにあった
黒光りする石炭だ!
もともと神木は炭鉱の町として知られていたがあまり開発は進んでいなかった。
しかし中国の経済成長に伴い状況は一変
今から6年前。
石炭価格が急上昇。
町は炭鉱開発にまい進し価格急上昇の波に乗った
空前の好景気に沸きマンションが次々と建設され…
突然街が豊かになった
まさに石炭バブル!その影にあったのが石炭融資を掲げる民間投資会社。
なんと1,000社以上もの投資会社が神木の町にあふれかえった。
いわゆる影の銀行…
その仕組みはこうだ。
神木の地方政府が炭鉱の開発権を売りに出す。
その開発権を得るために投資会社は年利30%といった高い利回りをうたい神木市民の9割もの人々からカネを集めたのだ
しかし2009年石炭価格が急落。
石炭バブルは一気にはじけた
町行く人に訪ねてみると…
そんな市民から資金を集め炭鉱の開発に突き進んだ人物に会うことができた
炭鉱開発権を転売し1億8,000万円の利益を得たという。
実は王さん…
一時は7つの炭鉱を所有し総資産100億円。
しかしバブルがはじけ会社は倒産
現在は細々とレストランを営む王さん
80人以上いる債権者への借金返済に追われている。
もてなしている客は実は…
この日店の1週間分の利益をすべて渡した
そこへ奥さんが帰ってきた
生活は苦しいですか?
借金取りは自宅にも来るため不安の毎日だという
王さん借金は残り1億円だというが全額返す自信があるという
その根拠を見せるというので一緒にある場所へと向かった。
町の中心から車で1時間。
着いたのは何もない広大な大地
王さんは石炭バブル崩壊で1億円の借金を抱えるが全額返す秘策があるという。
着いたのは何もない広大な大地
なんと王さん知人4人に出資してもらい今度は農業に投資するのだという
東京ドーム40個分というこの広大な土地に…
来年の春から野菜を育て始めるという
石炭バブルに踊った王さん。
今度は農業で人生の一発逆転を狙っている
大丈夫なのかな?すごい心配になっちゃいました。
だってまだ1億円借金が残っててお友達から借りて5億円で今から農業始めて。
そうですね。
中国のバブル白酒そして石炭。
これ以外にもまだまだあるんですよね。
こちらをご覧いただきたいと思います。
今ニュースなどで話題になっているのはやはりこの赤サンゴですよね。
日本中を驚かせた…
一時は200隻も押し寄せた。
その狙いが赤サンゴ
中国では古来から宝石サンゴとして珍重されてきたが…
これ驚くべき高騰ですけどこれもある種バブルということです。
実は他にもこちらニンニク。
ちょっとニンニクバブルってピンとこないと思うんですけれども4年前になんと…。
他にもこちらショウガ。
これもバブルを迎えたんですね。
なんとこちらは…。
なんで…どうして中国って次から次へとバブルがどんどん出てくるんですかね?中国人の気質なものなんですよ。
どんどん運用していかないと将来に備えられないっていうのが1つあるんじゃないかと思いますね。
中国のバブルといえば以前番組でも取り上げましたけれどもやっぱりこれ気になりますよね。
鬼城ゴーストタウンというのが続出していたという話がありましたけれども今どんな状況なんですか?もう不動産はどんどん値下がりが続いていてバブルの崩壊はもう不可避だというふうに私は思いますね。
そうなんですね。
こちらをご覧ください。
こちらは前の月より住宅価格が下落した都市の数をグラフで表したものなんですけれども今年の春あたりからグ〜ンと都市の数が増えているんですよね。
今年の9月に至りましては70都市のうち69都市で価格が下落したということなんですね。
これ中国の代表的な主要都市70都市ですからもう全国的な傾向ということなんですね。
国内ほんとに全体的にこれが見られているということなんですよね。
バブルの崩壊っていうのが全国的に感じられるような状況になってきてますね。
中国経済に暗雲となると日本も気になりますよね?日本からの投資というのも実は大幅に減ってるんですね。
すごく大きな不安材料ですね。
他の国の企業もそれをマネしてどんどんもし撤退したら中国の経済はちょっとやっぱりやばくなりますね。
というわけで次の異変ですけれどもこちらです。
今なぜニトリ初進出です。
経済に陰りが見え始めた中国に今あえて進出するその舞台裏を追いました。
長江中流域に位置する内陸部の大都市
市内を行くと建設中のビルが目立つ
武漢でもマンション価格が下落しているのだが…
そんな武漢に今また大規模施設が誕生しようとしていた。
その中心となるのが…
武漢最大級。
オープンを目前に控えた巨大ショッピングモールを後藤が訪ねた
ここに日本でもおなじみですけどH&Mが入ってます。
おなじみの世界の有名ブランドが出店していた。
そのなかで中国初登場の店として注目を集めているのが日本の…
おはようございます。
出迎えてくれたのは出店プロジェクトリーダーの…
店内にはすでに商品が陳列されていた
品揃えはほぼ日本と同じ。
ベッドやソファーなどの家具から生活雑貨まで幅広く置かれている
価格も日本とほぼ同じだという
安全性で勝負できると見ていた
頭や首にフィットするという…
お値段以上の価値を中国の客にわかってもらえるだろうか
1年前から中国初進出に向け準備してきた
温和そうに見えるが実は妥協を許さない男だ。
オープン目前にして…
セラミック包丁も機能性が売りの戦略商品。
その陳列が気に入らないようだ
すべて日本語で指摘を受ける中国人スタッフたち
現地工場との取り引きや商品開発にはニトリの中国子会社の社員が関わってきた
そんな日本語が堪能な社員の中でも中堅クラスが中心になって店作りを進めていた
それにしてもなぜ今中国なのか?似鳥会長に話を聞いた
似鳥会長の期待に中国の消費者は応えてくれるか?
王さんと方さんは婚約中のカップル。
これからの消費を担う世代だ。
2人にはすでに愛の巣が
ソファーやテレビなどはあるが足りないものをニトリに買いにいこうと考えている。
王さんはIT企業勤務方さんは看護師
中国ではバブル崩壊といった不安の一方でこうした中間層が増え続けているのも事実だ
ニトリ中国第1号店。
突然店内が騒がしくなった
2階の売り場で…
オープンを翌日に控えた
トラブル発生
2階で何か起きたようだ
すぐさま商品を緊急避難。
エアコンのパイプから水漏れしているという
古宮専務もすぐさま駆けつける
ずさんな工事。
しかしここから古宮専務の本領が発揮されることとなる
ほどなくすると…
ショッピングモール側の担当者がやってきた
早速本題に入る
しかし中国側の担当者は…
まるでひと事。
居直りを決め込んだ。
すると古宮専務…
この言葉に皆黙り込んでしまった。
そして…
実は古宮専務こそがニトリ中国進出の切り札だった
当然中国をよく知る中国側にとっては手ごわい相手だ
華々しいオープニングセレモニーが開かれ武漢最大級のショッピングモールが誕生した
モール側の期待のあらわれだ
ニトリの店内には早速客が押し寄せていた
問題の水漏れ部分は応急処置。
1週間以内に直すという約束で壁で仕切られ隠されていた。
あの王さんと方さんのカップルも早速来ていた
他にもシューズラックや食器の水きりカゴを購入
その頃客が殺到していたのはソファー売り場
あの形状記憶枕も大量買いする客や試してみる客が続出
今後ニトリは中国で100店舗を目指していくという
いやすごいですね古宮さん。
正当な理由でちゃんと相手を言い負かしてましたよね。
古宮専務見ると中国の事情に当然精通していてまた日本企業で長年働いてきたため日本人の考え方とか日本企業の文化ってものをよく知ってますよね。
それを踏まえて中国人の現地社員をうまく使いこなしている。
また中国人のパートナーといろいろやりあっている。
これがやっぱり強みだと思いますね。
こういう人材が増えるということはつまり日本にチャンスですよね。
ねぇ確かに。
もっとどんどん日本企業も出ていく企業あるんじゃないですかね?1つ目はお手ごろ感ということですね。
カギはぜいたく禁止令で中国の高級商品こういうものがどんどんどんどん低下してる。
高級ブランドに逆風が吹いてるんですね。
実際に中国での高級品の消費の落ち込みが激しいんですねこちらご覧ください。
軒並み落ち込んでいるんですね。
こういうときにはやはりニトリのようなお手ごろ感覚やっぱりメードインジャパンというのはブランド品ですよね。
実際にメードインジャパンとはいえ工場で半分くらいの商品は中国で作っているということがあってもやはり日本品質っていうのは?そうですね設計も日本製でしょ?あと管理も品質管理とかそれはやっぱりポイントですよね。
それはすごく信頼されてるんです。
今話聞いてて思ったのは。
お手ごろ感っていうのも結構日本得意になっちゃってそれは結果的にデフレが長く続いたおかげで安くていいものを売らざるをえなくなっちゃったんですね。
日本企業って。
なるほど。
後藤さんもう1つは何ですか?もう1つは内陸ですね。
内陸?はい。
中国の消費市場というと従来は沿海部北京とか上海とかそういう大都市が中心だったんですけど今どんどんどんどん。
中国を生産拠点としてきた日本企業も内陸の消費というものに今目を向けているということなんですね。
先ほどニトリが初進出したショッピングモールなんですけど。
そのなかには日本のメガネのJINSとかあるいはダイソーですね。
そういう非常に日本で鍛えられたクオリティーは高いけど非常に安く物を売っている。
そういうチェーン店が出店してるんですね。
さぁ次なる4番目の異変。
こちらです。
今や世界一のがん大国となってしまった中国。
そこで称賛される日本のスーパードクターがいました。
中国湖南省長沙。
この町で医療の異変が起きていた。
その現場は市内の中心部にある横丁
小さな旅館が軒を連ねている
よく見るとなぜかパジャマ姿の人たちがあちこちに
町の人に聞いてみると…
旅館を訪ねるとわかると言われ行ってみると…
こちらの女性は旅館の宿泊客。
病院を追い出されてきたとはどういうことなのか?
高額な入院費を払えないためしかたなく旅館に泊まりここから通院しているという
更に別の旅館を訪ねると…
ここから放射線治療の通院をしているという。
彼らが通院しているのは旅館横丁の近くにある
しかし保険制度が未発達のため患者の医療費負担が重いのだ。
患者の受け入れ能力も限界にきている。
また技術や能力が高い医師も限られているため庶民が十分な治療を受けるのは難しい。
そのカゲで去年とんでもない事件も起きていた。
大腸がんの男性が家族に迷惑をかけたくないと自ら腹を切り裂き自己手術。
出血多量で死亡したという
中国大連で最も大きい
やってきた一人の男性
旅人ですよね。
スーツケースを引きながら病院に入っていく。
実はこの人は日本の医師
中国人医師たちに出迎えられ手術室へと向かう。
いったいどんな人物なのか?
がん内視鏡手術で日本トップクラスの実績を誇る
そんな感じなんでしょうねきっとね。
巧みな内視鏡さばきで通常なら数時間かかる手術も30分ほどで終わらせてしまう
日本のゴッドハンドは
今回は10人の患者が待っているという。
早速1人目の患者がやってきた。
大腸がんの疑いがある
大圃医師が内視鏡を手に取り大腸に入れていく
病変が見つかった
すかさず内視鏡の中にワイヤーを入れその病変をつかむと…。
焼き切った
中国人医師たちも目を見張る早ワザだ。
次の患者もがんを発見
早期のがんを摘み取った
大圃医師は日本での勤務がない休日を利用して来ているという
ナビゲーターの後藤が大圃医師をたずねた
なぜ中国で医療活動をしているのだろうか?
そんな思いから快諾したという
この日大圃医師は山東省済南市にいた。
一度に3,000人の中国人医師に伝授するという
早速手術室に向かうとなにやら機材が…
たぶん背景に入れるんですよ。
あそこがモニターなんですよ。
病変はおよそ3センチ。
早期の大腸がんだ。
切除にかかった。
すると…
いきなり装置のトラブル
それでも動じない大圃医師鮮やかに切り取っていく。
カメラの向こうでは3,000人の中国人医師がかたずをのんで見守っている
そのとき腫瘍の近くに血管を発見。
誤って切ってしまうと危険だ
手術中腫瘍の近くに血管を発見。
誤って切ってしまうと危険だ
冷静に判断を下しながら止血しがんを難なく切除していく。
中国人医師たちも驚きの表情
(拍手)どうでしょう?取ったところを見るととてもきれいなのわかると思います。
一人の医師が日本と中国の医療のかけ橋となっていた
いやぁ…大圃さんを見ると本当に医者のカガミですよね。
こういう活動によってやっぱり中国人はそれでも反日かってちょっと聞きたいですね。
そうですよね。
でもこういうふうにやっぱり病気を見たら治さずにはいられないというのが医師だというふうにおっしゃってるのかっこいいですね。
後藤さん大圃先生が一人で中国にいって一人でやってるんですか?一人で行くっていうこともあるんですけど現地でいろんなサポートをしてくれる人がいます。
1つは中国側の病院ですね。
実は先ほど出てきました内視鏡というのは日本メーカーの独壇場なんですね。
世界のシェアを見るとですねほぼすべてが日本製の内視鏡ということで…。
医師と企業は二人三脚で中国の医療現場を改革しようとしているわけですね。
それは逆に言えばビジネス的にも中国の巨大市場を日本製の内視鏡がどんどんどんどんシェアをとっていけるわけですから中国の異変の先になにが見えてくるんでしょうか?後藤さん未来予測お願いします。
私の未来予測はこちらです。
中国異変その先に見えてくる未来とは?
この中国の異変が何かのはじまりであるということなんですけどもこれ何だと思いますか?え〜中国の異変?大変みたいな。
(笑い声)竹田さんどうですか?正解をお願いします。
えぇ〜。
混乱とかですかね?どうなんだろう。
ということで改革ということですね。
改革し続けるという…。
えぇそういったものをどんどんどんどん解決していくとやはりある種のバブル崩壊にいたるだろうということです。
その影響というのは日本にももちろんやっぱり影響があるわけですか?気になりますね。
竹田さんどう思いますか?バブルを崩壊させてでも改革していこうというのはすごくお話にあったようにいいことだと思うんですけども当然それに反発する人たちもいると思うんですよね。
それへの不満をたとえばそらすために改めて反日感情をそれに利用したりとかというようなことが出てくるとやっぱりちょっと心配になってきたりとか…。
そっか…あれ?はい。
最後に残された異変とは?
中国異変5つ目は?
ここがですね日中関係ということなんですね。
日中首脳会談。
日中首脳会談。
日中関係にも変化が生じ始めているということだと思います。
この首脳会談自体は異変なんだろうなと思いつつ坂下さんあの会談での両者の無表情ぶりというか。
ねぇあんな笑顔がない握手も久しぶりに見たなって感じもしましたけど。
そうですね。
でもそうするにせざるを得ない部分もあるんですよね。
そういうふうに無表情な表情じゃないと国民は納得しないんですよね。
中国国内もやっぱり…。
こんなふうに両者いろいろ確執を抱えての会談だったけれども会談があったということは日中関係は今後?今回の無表情といわれながらも心の中にはある種和解へのきざしがあったんじゃないかという気がしますね。
この習近平さんが進める改革がうまくいけば日本にとっても非常に大きなメリットがある。
ウィンウィンの関係をこの日中首脳会談をきっかけにもう1回築いていってほしいなという気がします。
後藤さんどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
2014/11/17(月) 22:00〜23:24
テレビ大阪1
未来世紀ジパング<緊急拡大スペシャル!“中国異変”第3弾>[字][デ]
中国、そして日本の未来を展望する1時間半スペシャル▽フカヒレ激減▽官僚の腐敗を命がけで告発するおじさん▽衝撃のバブル崩壊現場▽ニトリがいま中国初進出…なぜ?
詳細情報
番組内容
今まさに中国で起きている“異変”に切り込むシリーズの第3弾。日本にとって無視することのできない隣国の実態を知り、中国、そして日本の未来を展望する1時間半スペシャル。
内容つづき
異変の一つ目は、バブル崩壊。“ある投資”のバブルに、住民の9割が踊ったという謎の街に潜入取材!また、大きな異変が全土で吹き荒れる「反腐敗キャンペーン」。贅沢な宴会や公用高級車の不正使用…官僚の腐敗実態を告発するある市民に密着。決定的な現場動画の撮影に成功!さらに、あの「ニトリ」が中国初進出。なぜ今なのか?その舞台裏を取材する。
出演者
【メーンMC】
SHELLY
【進行役】
大橋未歩(テレビ東京アナウンサー)
【沸騰ナビゲーター】
後藤康浩(日本経済新聞社 編集委員)
【ゲスト】
竹田圭吾、坂下千里子、周来友
関連情報
【公式ホームページ】
http://www.tv-tokyo.co.jp/zipangu/
【公式Twitter】
https://twitter.com/miraiseiki_zipa
【公式Facebook】
https://www.facebook.com/miraiseikizipangu
ジャンル :
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ニュース/報道 – 海外・国際
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32118(0x7D76)
TransportStreamID:32118(0x7D76)
ServiceID:41008(0xA030)
EventID:30008(0x7538)