ニュースウオッチ9▽GDP2期連続マイナス▽沖縄知事選初当選の翁長氏生出演 2014.11.17


午前9時前、大手証券会社のディーリングルームです。
国内外の関心が集まる、注目のGDPの速報値、まもなく発表されます。
えっ?
えっ?
今、おーという声が上がりました。
おい、ひどいな。
予想外の数値でした。
きょう発表されたことし7月から9月のGDPの伸び率。
年率換算でマイナス1.6%で、2期連続のマイナスに。
消費税率引き上げ後の3か月間よりも悪化しました。
市場は反応。
景気の先行きへの懸念が広がって、全面安の展開に。
日経平均株価終値は、500円以上値下がりし、1万7000円を割り込みました。
年率に換算して、マイナス1.6%となった7月から9月のGDP。
民間のエコノミストは、0.8%から2.8%の伸びを予測していました。
大手証券会社では。
主な項目では、企業の設備投資は0.2%のマイナス、住宅投資は6.7%の大幅なマイナスとなり、ともに2期連続のマイナスでした。
そしてGDPの6割を占める個人消費。
消費増税の影響で、消費者の節約志向が高まったことなどから、プラス0.4%の伸びにとどまりました。
東京・立川市にあるホームセンターです。
消費増税で落ち込んだ売り上げが夏以降には回復すると見ていましたが。
エアコンは、高額商品の買い控えが長引いているため、伸び悩み。
輸入物のソファーは、急激な円安で1割近く、仕入れ値が上昇しています。
価格は据え置いているものの。
一方、消費者のこだわりに勝機を見いだす所も。
東京都内のファミリーレストラン。
消費増税や夏場の天候不順などの影響で、客足は去年を下回った状態が続いてきました。
4月の増税後に試験的に売り出したのが、厚切りのローストビーフ。
税込み価格1995円ですが、意外にも人気を集め、今では定番メニューに。
客層によっては、高めの価格帯のメニューを頼む傾向が出てきて、1人当たりの客単価は伸びているといいます。
都内の楽器店では。
100万円近い高額ギター。
趣味にお金を惜しまない中高年を中心に、売れ行きが好調だということです。
輸出に頼る大手の製造業は、比較的好調が続いています。
山梨県にある大手工作機械メーカーの工場です。
4月から9月までの間で、売り上げが14%増加しています。
売り上げの7割を占めるのが、輸出用の製品です。
その多くを頼るのは、アメリカ向け。
新車販売が好調な自動車業界や、世界的に需要が拡大している航空機業界の需要に支えられています。
しかし、輸出をほとんどしない中小の製造業の多くは、円安による原材料高が経営を圧迫。
かえって厳しい状況に陥っています。
地方に暮らす人たちの景気の実感は厳しいようです。
地場産業は、急激な円安の影響も受けています。
宮城県は、全国有数のかまぼこの生産地です。
かまぼこの原材料の魚のすり身。
そして、それを揚げるための油、円安の影響はここにまで及んでいます。
この会社では、かまぼこの原料となるスケソウダラなどのすり身を、アメリカなどから輸入しています。
輸入価格はこの1年間で20%ほど上がりました。
1年間で製造コストはおよそ2億円上昇。
この秋、スーパーなどへの卸価格を、10%値上げせざるをえませんでした。
こうした中、開かれた消費税率の引き上げについて意見を聞く政府の点検会合。
予定どおり、消費税率を引き上げるべきだという意見が多く出されました。
一方で、次のような意見も。
こんばんは。
景気が足踏みしているとはいっても、少なくともプラスにはなるだろうというのが市場の読みでした。
ところが、結果はそんな予想を裏切りました。
非常に大きな衝撃となったこのニュース、きょうはわれわれ、報道局の経済部長に来てもらっています。
根本拓也経済部長です。
よろしくお願いします。
エコノミストたちも、きょうの数字には驚いていましたが、根本さんもやっぱり、驚きましたか?
正直、びっくりしました。
8時50分にきょうの結果が発表になったんですけれども、私はプラスとマイナスが間違ってるのかなと勘違いするほど驚きました。
その理由を見てみますと、まずは4月の消費税の増税や円安の影響で、物価上昇していますけども、この物価の上昇に所得の伸びが追いついていないということがことしの春闘では、大企業を中心にベースアップの動きがありましたけれども、これが行き渡っている感じがあまりしないということがあります。
次に、ばらつき感です。
業種や地域によって、回復にばらつきが見られると。
例えば、都市部と地方の消費を見てみますと、大企業が多い都市部では、夏以降、消費の回復が見られるんですけれども、地方は非常に厳しいと。
それは、賃金引き上げの動きが弱いということ、それからお年寄りが多くて、なかなか消費に回らなくて、結局、物価上昇の影響がより現れていると。
大都市と中小企業、あるいは都市部と地方の格差は、前から指摘をされていましたけれども、きょう、相場として見ると、その格差はやっぱり大きくて、いわゆるトリプルダウンという効果が現れるところまではまだいってないと。
なかなかそこまで行き渡っていないというのが、きょうの数字なんだと思います。
もう一つ、これは統計のあやのようなもんなんですけれども、在庫調整が進んで、企業の在庫が減ってるんです。
これは、実は、数字の上では統計上、マイナスになるんです。
在庫が減るということは、次の生産につながりますから、あながち悪いとは言えないんですけども、統計上はマイナスになってしまいますので、GDPを押し下げてしまったということがあります。
なるほどね。
アベノミクスが始まって、ほぼ2年です。
現時点での評価はいろいろあると思うんですけれども、これからアベノミクスを見ていくうえで、どこに注視していくべきなんでしょうか?
まず、アベノミクスですが、とりわけ、大胆な金融緩和、これが経済を動かしているのは間違いないと思うんですね。
円安になって、輸出企業の採算が改善しました。
株高になりまして、これ、消費に好影響を及ぼしてますし、あるいは年金の運用ですね。
これもプラスになってます。
それからデフレからの脱却も進んできました。
ただ、すべてが当初の想定どおり、うまくいったかどうかというのはなかなか難しいということだと思います。
これから大事なところは、ちょっとまとめましたので。
まずは、所得が増えていくかどうかです。
物価の上昇に打ち勝つぐらい所得が増えないと、消費が当然、増えないと。
個人消費はGDPの6割を占めてますので、消費が増えないと景気回復はおぼつかない。
ですから、所得の増加というのは、大変重要な鍵を握っているといえます。
これが1つ目。
2つ目です。
これは。
構造変化。
ちょっと難しいですね。
日本の経済構造ってのは、大きく変わってると思うんですね。
日本の経済って、これまでは、どちらかというと円高との戦いでしたね。
円高対策というのはいっぱいあったんですが、円安というのは、これまでどちらかというと、みんながいいほうに働くというふうに見ていたわけです。
ところが、今は円安による物価上昇でマイナスも顕在化していると言えると思うんですね。
それは企業の海外展開が進んでいます。
ですから、円安になっても輸出の数量、ボリュームがなかなか増えていかない。
…を作っていますので、日本からのボリュームは増えないと。
それから円高になった結果、海外から調達するもの、増えてますんで、輸入に頼る部分が増えていると。
これは円高のほうが有利になります。
つまり、日本経済自体が、円高に対応した構造にどうも変わってるんじゃないかという見方もあると思うんですね。
これまでは、円高は困る、円安がいいということだったんですが、そう単純じゃ、もうなくなってるんじゃないかという指摘があるということだと思います。
つまり、かつてのように、輸出主導で景気が回復していくかどうかというのは、疑問視する声もありますので、新しい経済のけん引役、今はなかなかけん引役見つかりませんけれども、これをどういうふうに育てていくかというのが非常に大事になると、これが成長戦略につながるんだというふうに思います。
根本さん、このGDPの数値というのは、安倍総理大臣の消費税引き上げ先送りかどうかという判断を、先送りという判断を後押しするだろうというふうにいわれていますけども、ただこの消費税の税率引き上げ先送りというのも、漫才かというと決してそうではない。
いろんなことが指摘されてますが、今後、どんなふうに展開されますか?
きょうの点検会合で先ほどのVTRもそうですけれども、どういうふうに見るかによって、たぶん意見は違うんだと思うんですね。
一つ、見てくるべきことは、仮に増税が先送りになった場合、じゃあ、消費がいつになったら戻るかということですね。
ことしも夏になれば戻る、秋には戻るといわれてきましたけれども、なかなか戻らなくて、結局、なんとなく弱い状況が続いてると。
そのためにはやっぱり所得の回復が必要になってくるということです。
そして財政ですね。
とりわけ国債への影響です。
本当は増税によって財政再建にも目配りをしていくというはずだったんですが、見送りによって、じゃあ、一体どうやって財政再建に道筋をつけるのかというと、たぶん問われていると思うんです。
国債の信認にも関わりますよね。
今は日銀がこれでもかというほど国債を買って、要は、金利を抑え込んでますので、今すぐどうこうということは、たぶんないんだと思うんですけれども、いつまでもそれが続くかどうかというのは、どうでしょうか、これはいろんな意見があると思うんですね。
日本というのは、ご存じのとおり、人口が減っている、それから急速な高齢化に直面しています。
国と地方の債務残高も1000兆円に上ろうというぐらい膨れ上がっています。
この事実から逃げようはないと思うんですね。
では、こういう状況の中で、日本がどうやって食っていくのか、どうやって経済を回していくのかということを、時間がかかるかもしれませんけども、しっかり考えていくっていうことが、やはり大事になってくるというふうに思います。
正念場ですね。
ここまで経済部長の根本記者とお伝えしました。
さて、GDPが2期連続のマイナスとなったことは、政局の動向にも影響しそうです。
安倍総理大臣はきょう、外国訪問から帰国。
公明党の山口代表と会談するなど、衆議院の解散に向けて、最終調整を行いました。
きょう夕方、外国の歴訪から帰国した安倍総理大臣。
GDPの伸び率が2期連続のマイナスとなったことを受けて、政府専用機の中で、麻生副総理兼財務大臣と対応を協議し、消費税率の10%への引き上げを、1年半先送りせざるをえないという認識で一致しました。
その後、都内のホテルを訪れた安倍総理大臣。
公明党の山口代表と、与党党首会談を行いました。
この中で両党首は、消費税率の10%への引き上げを1年半、先送りすることや、国民に信を問うため、衆議院を解散する意向をあすにも表明することなどを巡って意見を交わし、最終調整を行いました。
そして、公明党の結党50年を記念する式典であいさつした安倍総理大臣。
公明党の山口代表は。
こうした中、政府与党協議会が開かれ、消費税率の引き上げを先送りするという安倍総理大臣の判断を尊重することを確認しました。
一方、野党・民主党。
役員会で、地方組織の選挙責任者らを集めた会議を来週開き、選挙運動を本格化させる方針を確認。
維新の党など、ほかの野党との間で、候補者が競合しているおよそ50の小選挙区について、候補者調整を急ぐ方針です。
みんなの党の浅尾代表は、比例代表の統一名簿を作るための新党の結成も念頭に。
生活の党の小沢代表は、野党間の連携について。
ほかの野党からも、解散・総選挙と景気に関連した発言が相次ぎました。
解散・総選挙に向けた永田町の動きは、一層、激しさを増しています。
安倍総理大臣は、あすにも衆議院解散の意向を表明するものと見られます。
解散の大義は何か。
総理みずからの発言を待ちたいところですが、野党の発言にもありますように、きょうのGDPマイナスのショックで、アベノミクスへの評価が争点としてさらに大きくクローズアップされたのは間違いないようです。
きのう行われた、沖縄県知事選挙。
こちらも安倍政権にとって、厳しい結果となりました。
政府が進めるアメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設計画に、反対を訴えて戦った前の那覇市長の翁長雄志氏が、現職の仲井真知事などを破って当選しました。
翁長氏は移設を阻止するとしており、政府は対応に苦慮することになりそうです。
当選から一夜。
自宅で、記者団の取材に応じた翁長氏は。
翁長氏は、知事としてあらゆる権限を尽くして、政府が進めるアメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設を阻止したいとしています。
新たな知事の誕生で、沖縄の基地問題の局面は変わるのか。
かつて自民党沖縄県連の幹事長を務めた翁長氏。
過去2回の選挙では、仲井真氏の選挙対策本部長として陣営をまとめました。
ところが今回は、移設問題への考え方が違うとして、みずから立候補。
移設を阻止するため、立場を超えて民意を示す必要があると訴え、これまで対立していた政党などからも支援を受け、無党派層からも幅広い支持を集めました。
一方、翁長氏に敗れた仲井真知事は、普天間基地の移設について。
政府が普天間基地の移設先とする名護市辺野古。
去年12月、仲井真知事の埋め立て承認を受け、政府は、移設工事に向けて海底のボーリング調査を進めています。
翁長氏は、仲井真知事が辺野古の埋め立てを承認した手続きや経緯に不備がなかったかどうか、検証を始めたいとしています。
そして、政府が計画を強引に進める場合は、知事の権限を使って承認を取り消すなどして、移設を止めたい考えです。
一方、政府は、県が承認を取り消す規定はそもそも法律にないという立場を取っています。
その翁長雄志さんに、沖縄放送局に来てもらっています。
翁長さん、当選おめでとうございます。
どうもありがとうございます。
次点の仲井真、現職の仲井真知事に10万票の差をつけ、そして全体の50%以上の得票での当選ということなんですが、翁長さんをこの勝利に押し上げたものはなんだったというふうに考えますか?
昨年の1月28日に、全県会議員、前市長村長、全市長村議長、本当にオール沖縄でまとまって、普天間の県外、国外、あるいはまた県内移設はだめですよということを訴えて上京し、総理にも建白書を渡したんですが、一顧だにされなかったと、そういうことで、沖縄の人たちは0.6%という小さな面積に、全国の74%の米軍専用施設が置かれている。
もう69年間になりますので、もう勘弁してくださいという気持ちが、とても強いと思うんですね。
ですから、今まで自分で持ってきたわけでもない、基地を挟んで、保守、革新と相争っていたものをぜひ心を一つにして、保革を乗り越えて、イデオロギーよりはアイデンティティー、オール沖縄で、そういった気持ちが政治のオール沖縄と結びついて、あのような形で当選をしたと思っています。
県民の民意がしっかりと示されたと思っています。
翁長さん、翁長さんは自民党の沖縄県連の幹事長も務められて、政権与党と沖縄の思いとの間の溝を埋める立場のほうが経歴としては長かったんじゃないかと推測するんですが、その翁長さんが、今のご発言、一顧だにされなかった、もう勘弁してほしいという思いに至った、契機というんでしょうか、大きな理由とのはどういうところなんでしょうか?
もともと沖縄県民は、基地をなくしてほしいというのは、みんな共通の願いなんですね。
現実の中で、いわゆる保守と革新という形で、分かれてくるわけですけれども、時代背景もありまして、昔の冷戦構造時代には、自由主義社会を守るんだというような意識もございましたし、そういったことの流れの中でですね、細川連立内閣も出来て、日本の55年体制が終わったと、そういった液状化の中で、沖縄の問題も社会の動きと共に変わってきたと思っております。
私は自民党県連の幹事長をしておりましたけれども、那覇市長になりまして、そういった民意というものをしっかり捉えて、そしてもう、沖縄にこれだけの基地は置かないでくれということをずっと言い続けてまいりました。
ですから、4年前の仲井真さんの選対部長をしたときにも、ご一緒して、普天間基地の県外、国外という公約を作りまして、一緒に選挙を戦ったわけです。
ですから、もう私たちは、そういう意味からすると、沖縄には0.6%の面積に、74%の米軍専用施設を置くことはもう勘弁してくださいというのは、もう正直な県民の気持ちだと思っております。
それをどうやって訴えていくかですね。
翁長さん、ここが難しいところなんですけれども、県外、国外ということになりますと、結局はなかなか解決策が見つからずに、普天間の固定化を招いてしまうということを、政府・与党は言ってきました。
現実に、その危険性がある中で、例えば普天間、危険な普天間近隣に住んでらっしゃる方々に対して、どんなふうに説明をし、説得をしていくお考えでしょうか?
県外、国外というのが見つからないというのにね、沖縄のほうには見つかるという、このある意味で強引な手法だと思うんですね。
沖縄県は戦後69年間、みずから基地を差し出したことは一度もないんです。
全部、銃剣とブルドーザー、そういう形で強制接取をされて、今日まで来ているわけで、今度の新辺野古基地は埋め立てて、改めて国有地となってですね、私たちの自己決定権も及ばないような形に変わってまいります。
ですから、私たちはこういった形式、形態がこれからも続くかと思うと、普天間の県外、国外は、政府の責任でやっていただきたいと、そう思っているわけです。
翁長さん、辺野古の埋め立てですが、いったん、承認したものは手続きに誤りがない以上は、取り消しはできないとの立場です。
主張を実現するために、どう物事を進めていきますか?
法律的な解釈といいますか、そういった考え方が、確かに手続き論もありますけれども、こういう水面、埋め立て法における環境アセスメントの中身もしっかり検証しないといけないと思っております。
去年の10月ぐらいまで、大変県庁内部でも厳しい意見を言っておったんですが、12月になりまして、知事のご判断で埋め立て承認を示した、ですから、そういった経緯はやっぱりしっかりと知事となりましたら、検証をして、それに法的なかしがないかどうか、それが取り消しにつながるかどうか、これをしっかり見極めたいと思っております。
今のお話をずっと伺っていて、沖縄の追ってきた思いっていうものが、いろいろこの基地問題、ずっと20年以来、大きな全国ニュースにもなってますが、やっぱりこのほかの地域、国内のほかの地域に届いていないという思いを、やはり翁長さん、強くお持ちなんでしょうか?
一番、本土とのかい離が大きいと思います。
よく沖縄は基地で食べてるんでしょと、だから、基地を置いて、振興策もらったらいいですよということがですね、いかに沖縄の県民の誇りを傷つけてるか。
それから、今現在に至っては、もう基地は、沖縄経済発展の最大の阻害要因となっているということが、すべての数字で示されております。
基地が返されて、沖縄の経済発展をするんだということが、今は理解されております。
では最後に、基地の足かせというものはありますけれども、沖縄は現実的に、観光客も多くて、交流人口も多いですし、出生率も非常に高いものがあります。
沖縄のこれからの発展、今後をどのように導いていきたいというふうに考えていますか?
今まで沖縄は、日本の辺境、あるいはアジアの辺境ということで、ある意味では、片田舎ということでありましたけれども、今、アジアのダイナミズムで、経済の発展が沖縄を覆い尽くしておりまして、その意味では、アジアの中心になりつつあります。
それは国際物流拠点、あるいは情報通信産業、それから国際観光リゾート産業、そのどれを取りましても、これはもう本当に恐ろしい数字で発展をしてきておりますので、日本とアジアの懸け橋になれる沖縄というものが大変クローズアップされてきたと思っております。
ですから、その役割をぜひ沖縄にさせていただきたい、こういったものが、私の将来の展望であります。
翁長さん、ありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
ここまで、沖縄県知事選挙で当選した前の那覇市長、翁長雄志さんに話を聞きました。
次です。
きょうは各地で住宅火災が発生し、亡くなる人が相次ぎました。
空気が乾燥して、思わぬ原因で火災が起きる可能性があります。
火の取り扱いに注意が必要な季節になりました。
画面中央、2階建ての建物から白い煙が上がっています。
東京・新宿の住宅街です。
木造2階建ての住宅1棟が全焼。
1人が遺体で見つかりました。
火事は水戸市でも。
きょう未明、住宅2棟が全焼し、2人が遺体で見つかりました。
福島県会津坂下町です。
住宅が全焼し、1人が遺体で見つかりました。
暖房器具が使われていた1階寝室の焼け方が最も激しいということです。
きょう未明からけさにかけて、各地で住宅火災が相次ぎました。
特に関東地方では、先週末から晴れる日が多く、南部を中心に空気が乾燥した状態が続いています。
東京都内にある木材問屋です。
自然に乾燥させた木材を多く扱うこの会社では、今の時期は木を乾かすのに、最も適しているといいます。
ただし、火の気は厳禁です。
常時、およそ20本の消火器を置き、万一の場合に備えています。
特に、乾燥した日や風の強い日には、細心の注意を払うよう、従業員に呼びかけています。
さらに、空気が乾燥する季節。
思わぬものが原因で火事になることがあります。
先週木曜日、愛知県安城市で、住宅の外壁などが焼けました。
原因と見られるのが、近くにあった水の入ったペットボトルです。
警察は、ペットボトルがレンズになって、太陽の光が一点に集まり、火が出た可能性があると見ています。
東京消防庁が行った実験です。
ペットボトルの横に置かれた木材には。
10分余りで火がつきました。
このように、太陽の光が集まって起きる火事は、収れん火災と呼ばれ、国のまとめでは、1年間におよそ30件起きているということです。
ペットボトルだけでなく、鏡やステンレスのボウル、水を入れた金魚鉢など、光を集めるレンズのような役割を果たすもので起こるのです。
消防によりますと、冬場は空気が乾燥することに加え、太陽の位置が低く、光が部屋の奥にまで入るため、室内で収れん火災が起きやすくなるということです。
またこんな事故にも注意です。
セルフ式のガソリンスタンドで給油する人。
こうした火災の原因と見られているのが。
静電気です。
空気が乾燥してくると起きる静電気。
セルフ式のガソリンスタンドで、火災につながるケースが起きています。
給油口で静電気の火花が、気化したガソリンに引火したと見られます。
事故を防ぐため、給油前には、静電気の除去シートに触れて、体や衣服にたまった静電気を取り除くことが必要です。
怖いですね。
そうですね。
関東地方、火災相次ぎましたけれども、あす以降も冬型の気圧配置になって、晴れて乾燥した状態が続きますし、風もね、やや強くなるというふうに予想されていますので、くれぐれもご注意ください。
こちらの10の地名、これから目にする機会が増えそうです。
盛岡、川口、春日井など、自動車のナンバープレートに地元ゆかりの名称を表示できるご当地ナンバー。
新たに10の地域で始まりました。
地元の人々の期待は大きいようです。
自動車ナンバープレートの交付所です。
新たに登場した杉並ナンバー、今、まさに付け替えています。
地元になじみの深い地名などを表示できるご当地ナンバー。
きょうから新たに10の地域で導入されました。
自動車を購入したときや、現在付けているナンバープレートの交換で手に入れることができます。
どうぞ。
これまで、群馬と高崎のナンバーが交付されていた群馬県では、新たに前橋ナンバーが登場。
新しいナンバーができたのを機に、希望の番号を手に入れた人も。
びっくりしたんですよ、・・・1で、本当に1番。
そう、念願の。
ナンバーを変えたいけど、時間がない。
そんな人は。
こんにちは。
こんにちは。
行政書士の鈴切貴史さんです。
ナンバープレートを申請し、付け替えを代行するサービスを行っています。
先月、ホームページに広告を掲載すると。
これを出されて、お客様からの反響はありました?
やはりありましたね。
きょうだけで、7件の問い合わせがありました。
来年の3月までに100件の依頼があると見込んでいます。
実は、鈴切さんも。
ご当地ナンバーを、さまざまな形で活用しようという地域も。
全国の離島で初めてご当地ナンバーが認められた、鹿児島県の奄美群島。
その地名を広く知ってもらうチャンスと捉えています。
世界文化遺産の中尊寺金色堂がある岩手の平泉では。
1、2の3。
導入される4つの市と町の担当者が集まり、新しいナンバープレートをお披露目しました。
自治体の間のつながりを深めていきたいとの思いがあります。
多くの観光客を呼び込もうと、こちらののぼりを立てているのは、東京・世田谷区ではなく。
群馬県川場村の道の駅です。
川場村は世田谷区が30年ほど前に保養所などを建設したことがきっかけで、交流を続けています。
世田谷ナンバーの客には、特産品をプレゼントしたり割引をしたりするなど、これまで以上に村に人を呼び込もうとしています。
地域の期待を背負い、走るご当地ナンバー。
その数29となりました。
このご当地ナンバー、採用の基準は、広く認知された地域であることや、その地域に登録されている自動車の台数が10万台を超えること、そして、地域振興策の中での位置づけなどが明確に示されていることだそうです。
身近な地名がね、車のナンバーになってると、うれしいだろうなって、想像はできますよね、確かにね。
地域の振興のきっかけになるでしょうか。
福島県の内堀知事は、就任後初めて、望月環境大臣と会談。
除染で出た土などの廃棄物を、中間貯蔵施設に搬入する前に、地権者などに丁寧な説明を行うよう求めました。
政府は、福島県の大熊町と双葉町に中間貯蔵施設を建設する計画で、来年1月から廃棄物を搬入したいとしていますが、地権者との交渉などが難航しています。
会談で内堀知事は、搬入前に丁寧な説明を行うよう求めました。
海外からの投資競争が激しさを増すミャンマーの国際空港、マンダレー空港を、日本の企業連合が運営することになりました。
三菱商事と日本航空のグループ会社、JALUXなどの企業連合が、空港を運営する事業権を落札。
きのう、ヤンゴン市内でミャンマー政府との間で契約の調印式が行われました。
企業連合は、来年3月から30年間にわたって、空港を運営します。
最近、朝が寒くてつらいです。
井田さん。
けさも広い範囲で、平年を下回る気温となりました。
冬ならではの光景が見られました。
つららです。
こちらは、長野県軽井沢町にある白糸の滝です。
けさの最低気温は氷点下3度5分。
12月上旬並みと、今シーズン、最も気温が下がりました。
今週の木曜日ごろにかけて、上空の寒気が強まり、平年よりも気温の下がる所もありそうです。
朝晩の冷え込みが続いていますね。
あしたも温かくしてお出かけしてください。
そして日本海側、不安定な天気となっています。
石川県の輪島市には、大雨警報が出ていますので、土砂災害に警戒をしてください。
現在の雨雲の様子を見ると、東北から山陰にかけて、日本海側で雨が降っています。
そしてこの時間は、落雷も多くなっているんですね。
あしたの朝にかけて不安定となりますので、落雷、そして竜巻などの突風にも注意をしてください。
では、天気図で見ていきましょう。
不安定の理由は日本海の低気圧です。
あすにかけて、この低気圧、北日本の東の海上へ抜けていきそうです。
低気圧が抜けますと、不安定は解消されていきそうです。
あすは西高東低の冬型の気圧配置でしょう。
詳しく見ていきます。
日本海側では雲が広がりやすく、雨の降る所がありそうです。
北海道では平地でも雪が降りやすいでしょう。
一方で、太平洋側ではよく晴れて、空気の乾いた状態が続きそうです。
各地の天気と気温を詳しく見ていきます。
日本海側ではあす日中も、すっきりしない所が多くなりそうですね。
そうですね。
冬型の天気分布となります。
こんな特徴がありますね。
日本海側では雲が多く、北陸から北の山では雪の降る所がありそうです。
北海道では平地でも雪が降りそうです。
路面の凍結に注意が必要です。
そして太平洋側では晴れます。
引き続き、火の取り扱いには注意をしてください。
気象情報でした。
まあいい準備して。
やっぱり勝ちたい、それだけですね。
さあ、注目の一番がありました。
廣瀬さんです。
こんばんは。
その大相撲九州場所は、9日目。
先場所、優勝を争いました横綱・白鵬と、新関脇の逸ノ城が対戦しました。
白鵬、今場所も相撲のうまさが光ります。
逸ノ城は左上手を取ると、抜群のパワーを発揮します。
初顔合わせだった先場所。
優勝争いの大一番で、白鵬は逸ノ城に左上手を取らせず、ねじ伏せました。
2回目の対戦。
上手を引いた、逸ノ城。
白鵬が…、上手出し投げ、白鵬の勝ち。
白鵬、立ち合いで左上手を取られましたが、まわしを切るタイミングで、出し投げを打ちました。
白鵬は、逸ノ城について、まわしに触れたことが成長した部分かなと、余裕を見せていました。
その白鵬も追うのがただ一人、初日から8連勝の横綱・鶴竜。
きょうは今場所の好調ぶりを示す一番となりました。
鶴竜は、体の反応がいいと、ちょうしのよさを実感しています。
踏み込んだ、鶴竜。
突き放す鶴竜。
頭をつけた碧山、さらに低く、もろ差しだ。
鶴竜、厳しい攻め。
寄り切り、鶴竜の勝ち、9連勝。
威力のある突き押しで、突っ張りの得意な相手を下がらせ、素早く懐に入ります。
すぐにもろ差しとなって、関脇を問題にしませんでした。
狙いどおりの攻めで完勝。
この内容を続けていくことが大事と9連勝にも冷静なままでした。
鶴竜の初日からの9連勝というのは、初めて、自身初なんですよね。
先場所は8日目に連勝して、勝ち越しを決めたんですが、9日目に敗れていたんですよ。
横綱に昇進してから、先場所までの成績がこちら、9勝6敗、11勝4敗、11勝4敗と。
ちょっと横綱としてはね。
11勝なんですね。
追われる立場で、このまま走れるのか、注目です。
さあ、きょうは新たな記録も生まれました。
中入り後の勝敗です。
妙義龍が3連勝、地元、福岡県出身の松鳳山も3連勝です。
旭天鵬が40歳2か月で、昭和以降、幕内最年長での勝ち越し。
自分でもびっくりと、笑顔でした。
豪風は負け越し。
ここまで1敗の稀勢の里の一番です。
突き落とし。
稀勢の里の勝ち。
稀勢の里、9日目に勝ち越し。
日馬富士は7勝目です。
錦織圭選手、男子テニスの最新の世界ランキングが発表され、錦織選手は5位で変わらず、自己最高のランキングでシーズンを終えることになりました。
シーズン最終戦のツアーファイナル。
錦織選手は、年間成績の上位8人が争う特別な大会に、アジアの選手で初めて出場し、準決勝に進みました。
世界ランキング1位のジョコビッチ選手に、フルセットの末、敗れましたが、ベスト4。
世界ランキングは5位で変わらず、自己最高を保ってシーズンを終えました。
錦織選手は、今シーズン、大きく飛躍しました。
四大大会では全豪オープンとウィンブルドン選手権で4回戦に進出。
17位でスタートした世界ランキングを上げていきました。
特に輝いたのが全米オープン。
ランキング上位の選手を次々と破り、ジョコビッチ選手にも勝って準優勝を果たしました。
その後も2大会連続優勝など、今シーズンはツアー4勝。
世界のトップ5として、新しいシーズンを迎えることになりました。
ツアー最終戦を終えた男子シングルスの世界ランキングです。
このランキングは、前の年と同等の成績を挙げないと、下がってしまうシステムなんですね。
錦織選手はツアーファイナルのあと、来シーズンは、自分より上の選手に勝つよう意識してやっていきたいと話していました。
スキージャンプの高梨沙羅選手。
ワールドカップでのこれまでの活躍が、ギネス世界記録に認定されました。
高梨選手には、きょう、認定証が手渡されました。
高梨選手はワールドカップでの通算の優勝回数が、女子で最多となる24勝、さらに昨シーズンは、総合2連覇を達成。
この2つがギネス世界記録に認定されました。
高梨選手はワールドカップに備えて、きょう、日本を出発。
開幕は来月5日です。
2020年の東京オリンピックに向けた動きです。
若手選手の発掘や育成をより効果的に進めようという取り組みが始まることになりました。
お願いします。
福岡県が10年前に始めたタレント発掘事業。
オリンピック開催が決まり、取り組みは全国で加速しています。
運動能力を測定して、子どもたちを選抜。
さまざまな競技を体験させ、適性を見極めていきます。
しかし、取り組みは、県や市町村単位にとどまっているのが現状で、文部科学省は効果を高めるため、全国に拠点を作り、各自治体を連携させる方針を示していました。
そうした中で、事業を委託された日本スポーツ振興センターが、山形、岩手、秋田を中心とした東北と、福岡、宮崎を中心とした九州で連携のための組織を立ち上げました。
それぞれの地域では、各県の行政や競技団体、それに大学などが連携し、情報を共有しながら、合同で測定会や強化合宿を行ったり、選手育成の仕組みを分析したりして、6年後のオリンピックに向け、有能な選手の発掘や育成を進めるということです。
サッカー日本代表、ことし最後となる強化試合のオーストラリア戦をあすに控え、試合会場で調整しました。
対戦するオーストラリアは、連覇を目指す来年1月のアジアカップの開催国でライバルです。
今の力を試す一戦に、アギーレ監督は、ベストメンバーで臨むとしています。
フォワードの岡崎選手、6点を奪ったホンジュラス戦では、ゴールを決められませんでした。
結果を残すと、意気込んでいます。
がんが終末期を迎え治療が難しくなった時。
2014/11/17(月) 21:00〜22:00
NHK総合1・神戸
ニュースウオッチ9▽GDP2期連続マイナス▽沖縄知事選初当選の翁長氏生出演[二][字]

GDPに衝撃走る…予想超えるマイナス幅どうなる日本経済?▽沖縄県知事選に初当選翁長氏が生出演…基地問題の行方は▽ご当地ナンバー新たに10地域地域振興に高まる期待

詳細情報
番組内容
【キャスター】大越健介,井上あさひ,【スポーツキャスター】廣瀬智美,【気象キャスター】井田寛子
出演者
【キャスター】大越健介,井上あさひ,【スポーツキャスター】廣瀬智美,【気象キャスター】井田寛子

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ニュース/報道 – 定時・総合
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