拍手
鶴竜は先場所に続いての中日勝ち越しですが、先場所よりも内容がいいと見ていいですか?鶴竜の調子の悪い相撲かなと序盤見ていたところもあるんですが高安戦などは積極的に気持ちも勝ち星を挙げることによって気持ちも乗ってきた感じがしますね。
きのうの勢戦もよく前に出ていました。
初めての単独先頭での後半戦です。
横綱になって初めての優勝に向けて、後半戦は。
どうしても、さばきでそのへんのうまさがある横綱ではあるんですがそこにばかりこだわってしまうと少し相撲が消極的になってしまいますので、積極的に仕掛けたいところでしょう。
中日終わって鶴竜が先頭です。
白鵬と稀勢の里そして40歳の旭天鵬と追いかけるきょうからの後半戦です。
2敗では日馬富士と平幕7人が追いかけていきます。
その鶴竜を追う1敗の白鵬がきょうは注目の一番新関脇の逸ノ城と2回目の対戦。
先場所に続いて、2回目の挑戦を受けます。
先場所は新入幕の逸ノ城が優勝を争う中で十四日目に白鵬と1敗どうしで対戦がありました。
その一番です。
実況
胸が合ってきた。
白鵬の引き付け。
上手を与えない横綱。
白鵬の寄り、上手出し投げ!これが横綱の力。
挑戦を退けました。
沢田石⇒解説は元貴ノ浪の音羽山親方です、これが横綱の力だとありましたがまさに横綱が最後のとりで、壁となった一番ですね。
音羽山⇒それまでに大関、横綱が敗れていたわけですけれども自分も優勝の対象ということで横綱自身も相当気持ちが入ったでしょうし、地位の重みというかそういったところ出したかったんでしょうね。
白鵬としては下手を引いてから攻める、本当に万全を期した内容でしたね。
限りなく負けのリスクを減らした内容だったと思います。
向正面は元関脇琴錦の中村親方です、今場所この取組にどんな期待がありますか?中村⇒右の相四つということもありまして、やはり先場所の逸ノ城は上手が取れなかったわけですけれどもどのように、右は入るに違いありませんがどのように上手を取りにいくのかこの立ち合いの変化が見どころかなと思っていますね。
やはり、逸ノ城は今場所も上手を取れば力強さを発揮していますからね。
そうですね、でもそう簡単に横綱も取らせませんし立ち合いを先場所よりどれくらい工夫してこの一戦に挑むのかを楽しみにしています。
きょうは結び前、白鵬に新関脇の逸ノ城という楽しみな後半九日目の取組が待っています。
その九日目、幕内のきょうの取組です。
ニュースをお伝えします。
先月、首都圏で発売された新築マンションの戸数は、建築コストの増加などによる物件価格の上昇傾向で消費者が購入に慎重になっていることなどを反映して、前の年の同じ月を10%余り下回って9か月連続の減少になりました。
民間の調査会社、不動産経済研究所によりますと、先月に東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県で発売された新築マンションの戸数は、合わせて3120戸と前の年の同じ月に比べて10.9%減少しました。
マンションの発売戸数が前の年の同じ月を下回ったのは、9か月連続です。
これは、ことし4月の消費税率引き上げ前の駆け込み需要の反動が続いていることに加えて、人件費など建築コストの増加で、物件価格が上昇傾向になっているため、消費者が購入に慎重になっていることなどが主な要因だということです。
不動産経済研究所は、年内は前年の実績を下回る状況が続くのではないかと話しています。
福島県の内堀知事は、就任後初めて望月環境大臣と会談し、原発事故による除染で出た土などの廃棄物を建設が計画されている中間貯蔵施設に搬入する前に地元の自治体や地権者に対して、丁寧な説明を行うよう求めました。
原発事故の影響で、放射性物質を取り除く除染で出た土などの廃棄物について、政府は福島県の大熊町と双葉町に中間貯蔵施設を建設する計画で、来年1月から搬入を始めたいとしていますが地権者との交渉などが難航していて、計画どおり進むかは不透明な状況です。
きょうの会談で望月大臣は、これから大変なことがたくさんあると思うが、よろしくお願いしたいと述べて搬入の開始について理解を求めました。
これに対して内堀知事は次のように述べました。
内堀知事は、搬入前に地元の自治体や地権者に対して、丁寧な説明を行うよう求めました。
では為替と株の値動きです。
生字幕放送でお伝えしています福岡国際センターです。
この九州場所は新十両が4人誕生しました。
中入りのこの時間、きょうは4人目、木瀬部屋の英乃海のインタビューです。
けがで途中休場がありましたがきのうから再出場を果たしてきょう九日目にインタビューをお届けできることになりました。
この恵まれた体格を生かして入門から2年半で関取の座をつかみました。
インタビュールームから聞き手は太田アナウンサーです。
太田⇒今場所の新十両、岩崎改め英乃海にお話を聞いていきます。
昇進おめでとうございます。
ありがとうございます。
きのう土俵に戻ってきて連勝ですが、どうですか?そうですね、なんとかいい相撲を取れて残りまだあるんで一番一番集中して頑張りたいと思います。
四日目から左足首を痛めたことで休場していたんですがどんなことでどういうことで、再出場、戻ってきたんですか。
やっぱり新十両で場所前に皆さんに応援していただいたりとか声をかけていただいたりとかお世話になっている方々にもう一度自分の相撲を見てもらいたいと思いまして毎日病院に通ってなんとか出られるようにと先生にお話ししてだいぶよくなったので戻ってきました。
今お話をうかがいながら関取のプロフィールもご紹介しています。
東京都の出身で小学校時代から相撲に取り組んで日本大学を卒業して木瀬部屋に入門しました。
新十両昇進をきっかけに本名の岩崎から英乃海というしこ名に変えたんですがこれをお世話になった方たちの名前を1文字ずつもらったそうですね。
そうですね。
英乃海の英の字は日本大学の相撲部の監督の田中英壽先生の英の字をいただきました。
乃の字は母からいただきました。
海の字は師匠の肥後ノ海からいただきました。
お母さんは久美乃さんですね。
温めていたしこ名なんですか?そうですね。
自分の中では。
親方は、ほかの名前を温めていたみたいなんですけれどもどうしても自分の、このしこ名英乃海というしこ名にしたかったんで親方に申し出て許可をいただきました。
お世話になった方の名前を入れたというのは。
恩返ししたいという気持ちがやっぱり強かったので英乃海という名前で新十両から頑張りたいなと。
聞くところによると親方は木瀬ノ富士というしこ名を考えていたと聞いています。
お世話になった日本大学から化粧まわしもいただいて、初めてつけたときの喜びはどうでしたか。
やっぱり入門したころからこれが目標でしたから本当にうれしいです。
入門から2年半で関取になったわけですけれどもここまでは、どうでしたか?自分の中で早いほうだと思います。
やっぱり学生のころにそこまで強い選手ではなかったんで、自分の中では早いなと。
本当に満足ですね。
子どものころから相撲に取り組んでいたということでお写真をお借りしました。
3歳のころ、お祭りか何かの帰りですかね、かわいい写真ですが。
そうですかね。
あまり記憶がないんですけれども。
昔から大きかったんですか?小さいころは背は大きかったんですが横にはあんまり大きくなくて、小学校に上がるくらいから横に大きくなりまして。
どうして大きくなったんですか?父が仕事の帰りが遅くて帰ってきましたら一緒に夕食を終えてから深夜にもう1回食べるという。
夜食ですか、それを食べて。
お父さんはまだごはんを食べていないから仕事から帰ってきて夜遅くにごはんを食べるんだけれども。
僕は食べているので夜食になっちゃうんですけれども、夜2回目を食べて寝るという。
それで体が大きくなったんですね。
相撲を始めたきっかけは体が大きくなったからでしょうか。
そうですね。
やっぱり体が一回りも二回りもほかの同級生よりも大きかったものですからそれで始めましたね。
始めたところから大会でも勝てるようになってきて、中学3年生のときには都道府県大会、全国大会で団体優勝もしたんですよね。
そうですね、初めて全国大会で団体ですけれども優勝したので本当にうれしかったです。
子どものころから右四つの相撲だったんですか?そうですね、本当に小学生くらいのころは突き押しだったんですけれども中学に上がるころには右四つの形になっていたので。
このあと埼玉栄高校から日本大学と、高校、大学と相撲の強豪校で活躍されたんですが大学時代に大きな大会で勝てなかったことが入門のきっかけだったんですね。
やっぱり勝てないということもありますし大けがはしたことはないんですけれども小さなけがの積み重ねで結果が出せず腐ってしまって稽古もろくにせずに毎日だらだらとした生活を続けてレギュラーからも外されて日本大学が最後、インカレで負けて4年生のときに負けてそのときにやっぱりみんなレギュラー陣はまわしを巻いて頑張っている姿を見て自分はブレザーでネクタイを締めて立っている。
何をしているんだろうという思いで不完全燃焼ですかやっぱりそういう気持ちがあったので燃え尽きるので最後までやりたいという気持ちがあったので木瀬親方のもとに入ることになりました。
そこから再スタートを切ってもう一度頑張ろうということでここまでやってこられたわけですが、この新十両昇進に向けてはここ2場所6勝1敗、6勝1敗と好成績が続いて上がってきたんですよね。
何かきっかけはあったんですか?去年のちょうど九州場所のときに母がちょっと体調を悪くしましてそのあとは大丈夫なんですけれどもやっぱりそういうときのためにやっぱり十両でしっかりとした給料をいただいて家族を支えられるような存在になりたいなという気持ちが強かったんで長男ですし家族のために頑張るという気持ちが強かったのでそれが奮起の材料になりました。
そのお母さんの久美乃さんの乃の字もしこ名に入れたわけですね。
このあともまた伺っていきます。
2勝6敗巻き返しを図りたい栃乃若に十両筆頭の鏡桜の対戦です。
寄り倒し、栃乃若の勝ち。
栃乃若3勝目、3勝6敗鏡桜5勝4敗です。
音羽山さんと同じように長身の、スケールの大きな体の栃乃若ですがきょうはそのスケールの大きさを見せましたね。
きょうは積極的に自分に圧力をかけていこうという姿勢がよく見られました。
鏡桜に上手引かれましたが。
そうですね。
とにかく立ち合いからの流れで自分の体の重さは圧力を十分生かしきりました。
体勢を作られているんですが攻め込んでいきました。
内容がとてもいい相撲でした。
こういう相撲ですよね。
できれば、もろ差しというよりは差して、もう1つ上手という形のほうがこの人には合ってるような感じがします。
では再びインタビュールームです。
新十両、英乃海関にお話を伺っています。
新十両初日、初白星が出ました。
その相撲を一緒に見ましょう。
大栄翔関との相撲でした。
緊張はどうでしたか?全くありませんでした。
ただ合い口が悪かったので勝ったことがありませんので。
幕下時代ですね。
いい相撲を取ろうという気持ちで前に出ました。
集中して取れましたか?そうですね。
初日に白星を挙げたということは責任を果たした気持ちですか?英乃海⇒そうですねえ大きかったです。
大栄翔関は、埼玉栄高校の後輩ですしね。
そうですね。
上がったのは大栄翔関が先でした。
負けたくない気持ちがありましたが、負けたくありませんでしたそのあと連勝スタートだったんですがそのあとは足首を痛められてそして再出場実際足の状態からですか。
きょうも、そうなんですがやはりあまりふんばれません。
まだまだ万全とは言えません。
しかし土俵に立つ以上は一生懸命取って頑張らなくちゃという気持ちです。
今いちばん磨いてる相撲は何ですか、理想の相撲は。
やはり、そんなに常に左前まわし立ち合いで1発いってひっつけて根こそぎ持っていくそういう相撲です。
師匠にも言われています。
きょうは栃飛龍との相撲では左前まわし取れましたね。
勝ったことよりも師匠に言われている教えを守れたということがいちばんうれしいです。
いい相撲を取れましたね。
いったん土俵に返します。
再び幕内の土俵、蒼国来に荒鷲です。
6勝2敗どうし、前半戦好調の両者です。
東、蒼国来は五日目4連勝と好調だった旭天鵬に左四つ胸を合わせて寄り切りという力強い相撲を見せました。
荒鷲は6勝のうち、3勝がとったりという決まり手です。
寄り切り、蒼国来の勝ち。
最後は、腰の備えも万全でした。
7勝目、7勝2敗です。
荒鷲は6勝3敗と変わりました。
向正面の中村さんいかがでしたか。
蒼国来、力強かったですね。
そうですね。
同じような技の多彩な両力士です。
蒼国来は前に出ながら、横に食いつくような攻撃相撲ですね。
荒鷲はとったりがありますがまったくそういう隙を与えませんでしたね。
そうですね。
荒鷲のほうは前に出る力がありません。
相手の力を利用してという相撲が多いように感じます。
蒼国来は前に出る立ち合いの、低さ、組んでからの圧力の強さじわじわと前に出て行きます、押っつけからはいかがですか。
よく効いていたと思います。
荒鷲のほうは体が浮いてしまいましたね。
流れの大変にいい相撲でした。
勝ち越しまであと一番と蒼国来のあすは千代大龍戦で荒鷲は隠岐の海戦です。
それではインタビュールームから太田アナウンサーです。
英乃海関にお話を伺っています。
師匠の木瀬親方に話を聞いています。
入門から2年半ですね。
順調ですか。
どんなところが今回関取に結び付いているとお考えですか。
やはり右を差して左を取るというそういう相撲だったんですが左を最初取って右を差す。
こういう相撲をプロになって覚えてきたのがよかったと思います。
負けるときは押し相撲に負けます。
右を差しにいったら必ず引く。
押っつけられて持っていかれますので、最初に上手を取るということを覚えたのがよかったと思います。
これからどんな力士になってほしいですか?左を取って右を差すようなスケールの大きい相撲を取ってほしいですね。
それを取れれば。
もっと上を目指していけると思います。
という話です、もっと上を目指して、とおっしゃってました。
英乃海⇒うれしいですね。
師匠から一文字、しこ名をもらっているわけですが改めて師匠についてはどうですか。
ここまで育てていただいたんで感謝しています、これからも師匠についていくだけです。
まずは、今場所残り6日間。
一番一番必死にしっかり集中してここまできたら勝ち越しを目指して頑張りたいです。
残り6日間頑張ってください。
ありがとうございました。
新十両英乃海関でした。
音羽山さん、母親のために頑張りたいですとか師匠の言ったとおりの相撲が取れてうれしいですと言ったことばが非常に素直な力士と受け止められますね。
そうですね夢を抱いて上がってきたわけですからぜひこれからも頑張ってほしいと思います。
師匠が木瀬ノ富士という名前をつけてほしいとおっしゃってましたが師匠の期待の表れだと思います。
大学1年先輩の常幸龍などもやわらかくて、非常に押しにくい素質があるとおっしゃってましたね。
今場所新十両4人目英乃海のインタビューをお届けしました。
幕内3番目の相撲北太樹と、貴ノ岩の対戦です。
行司は木村元基。
寄り切り、北太樹の勝ち。
北太樹、踏みとどまって2勝7敗です。
貴ノ岩、敗れて2勝7敗。
あとはなくなりました。
まず北太樹から伺いましょう。
きょうは左四つ、上手を取ってからの投げ、厳しかったですね。
そうですね。
上手を引いたことによって自分の相撲がそれによって安心しましたね。
相手を半身に横に向かせましたのでそれに対応してうまく土俵では攻めていったという相撲の展開でした。
逆に心配なのは貴ノ岩もっと勝つのかなと思っていましたが部屋の音羽山さんいかがですか?身長がそれほど高くないだけに効率的に相撲をとらなければいけない。
はたきを怖がっていてすこしうけるような相撲が多いですから今後ぶつかり稽古をしながら下半身の強化に努めていかなきゃいけませんそうしないと幕内で通用しないかもしれません。
きょうも少し消極的ですか。
気持ちがもっと積極的になれば相撲が取れるんですが大事に相撲を取りすぎています。
北太樹2勝7敗としてあすは妙義龍戦です。
貴ノ岩2勝7敗、あすは佐田の海です。
きょうは九日目。
博多見番の日です。
きょうは芸妓衆が向正面に訪れています。
千代丸はご当所ということで大きな声援が上がっています。
妙義龍、休場明けの今場所ここまで5勝3敗です。
きのうは好調の千代大龍を押し出しで破りました。
千代丸がやはりご当所知人や後援会の応援はもちろんですが知らない人が鹿児島から応援しに来てくれて声をかけてくれる、それがうれしいと話していました。
千代丸も先月虫垂炎、いわゆる盲腸の手術をして満足な稽古ができませんでしたが前半戦好調の6勝2敗です。
引き技がよく効きますね。
この人の特徴です、一概にだめとは言えませんが突いて丸っこい体をさらに攻撃的に使うと千代丸の幅が広がるのかなと思います。
対戦成績は1勝1敗。
中に入って妙義龍が1勝千代丸が得意のもろ手からの引きで1勝という対戦です。
千代丸に声援が飛ぶ福岡国際センターです。
引いたところを押し出しました妙義龍の勝ち。
手を出して妙義龍、きょうは千代丸のもろ手を受けることはありませんでした。
先手を取った妙義龍が勝ち6勝3敗です。
千代丸6勝3敗です。
妙義龍、先に手が伸びました。
顔を張ってから千代丸のあたりを止めました。
止めたというか千代丸にもろ手突きをさせませんでしたね。
1発あたって重い千代丸の体を起こしました。
勝つ相撲は妙義龍らしい相撲が出ていますが負けるときはあっけない相撲が最近多い気がします。
そのあたりは休場明け、まだまだ。
本場所の相撲勘はまだですか。
中日を過ぎていますのでそろそろ戻ってきてもいいかなと思います。
千代丸のリポートです、先に顔を張られたのが効きましたと言っています。
音羽山さん張っているように素人目にはそのように思うんですが効きますか。
強さというような、痛みといったものではなくてはっと思わせることでいったん最初にそのように思わせることが、効果があるんですね。
心理面ですか。
目の前でぼんと、はたかれるので顔を触られることによって自分の感覚では立てなくなるそれをうまく呼吸の間合いをずらすような立ち合いができましたね。
お互い呼吸を合わせることが立ち合いなんですけれどもずらすこともうまさの1つになります。
大きな声援が飛んでいます。
東の松鳳山が今場所は東の前頭10枚目、番付を下げていますが前半戦は二日目から5連敗でした。
きのうは満員の館内の応援を力に変えて激しい相撲で連勝で星を戻してきています。
向正面は同じくスピード相撲でならした元琴錦の中村親方です。
松鳳山は決して大きくない体きのうのような相撲ですね。
流れのいいときは突っ張って頭であたるという繰り返しですがやはりこの力士は立ち合いのあたりが鍵を握っていると思います、もろ手でいくこともあれば頭でいくこともありますし立ち合いはやはり相手にどのような相手でも1発あたってからのほうが突きっぱなしの効果があると思います。
何か1つ立ち合いを確立させてほしいですね。
もろ差しがあって速攻相撲もあるという中できょうのような頭から来る押し相撲の相手にはどういくといいですか?松鳳山は。
頭からあたらないことには突きっぱなしはできないと思います。
われわれの時代には、よく押し相撲には押し相撲で対抗しなければいけないという話がよくありました。
誉富士ですか、結構突っ張りが激しいですから突っ張り負けしないようにまずは、あたらなければいけませんね。
松鳳山コールが九日目福岡国際センターに響きます。
3勝5敗松鳳山、声援を力に変えることができるか、返り入幕の誉富士4勝4敗です。
式守与太夫が合わせます。
行司の、まだまだの声です。
立ち合いやり直しです。
松鳳山は、もろ手からきました。
幕内最初の初めての待ったです。
突き出し、松鳳山の勝ち。
拍手と歓声
七日目から3連勝。
きょうも声援を最後は祝福の拍手に変えました。
誉富士が右足でしょうか、気にしながら下がっていきます。
突き出しで松鳳山の勝ち。
右足を浮かせながら下がっていく誉富士です。
相撲は松鳳山でした、琴錦の中村さん、二度目の立ち合い頭でいったんですか。
いきましたね。
ですから角度の問題なんですよね、もろ手でいってしまいますと背中が伸びて起きてしまいます、頭でいこうという気持ちがあれば若干背中がまるまるので相手を受け止めることができるんです。
ですから頭でいったことによって少し後退しましたけれども、そのあと押し返すことができましたね。
立ち合い最初一度目はもろ手でしたがそのあと頭があたる切り替えでした、どうですか。
よかったと思います。
もろ手でいってしまうと、突っ張り合いになればどうしても上突っ張りな激しい誉富士のほうが有利な展開を生んでくると思うんですが1発あたることによって誉富士の上体が上がりますからそうすると松鳳山のほうが突っ張りやすくなりますね。
誉富士は少し右足を気にしていました。
土俵際でのけぞってこらえようとしたときに右ひざががくんと入ったということです。
右足を引きずりながら誉富士は風呂に入っていきました。
九州福岡は1年納めの九州場所です。
きのう1年で最も白星を挙げた年間最多勝が白鵬に決まりました。
中日を終えた時点での年間の勝ち星を見ていきますと白鵬と鶴竜が星の差7つ、鶴竜が残り7日すべて勝っても74勝までということできのうの時点で白鵬の年間最多勝が確定しました。
きょう勝てば年間の単独の最多勝が確定します。
ここまでは年間9敗ということで1場所で2敗しないぐらいの計算になるんですね白鵬は。
そうですねこのペースで中日決まってしまうというのはということは、周りの力士もね発奮しなければいけないことですし、白鵬の強さを物語っているという気もします。
鶴竜は健闘してるように見えますがほかの力士の星の数を見ますと力の差があるということですか。
そうですね。
ことしも白鵬が81勝まで白星を伸ばすことが可能なんですけれども年間最多勝は8回ということで単独1位です。
白鵬の時代が8年間続いているということですね。
そうですね。
この中では史上最多の年間86勝というのも2回ありました。
ただ音羽山さん、先ほど少し力が落ちてきた印象があるという話をしていました。
より横綱白鵬が積極的に自分から仕掛けていくというような相撲が減ってきています。
対応する型の相撲を取っていく向かっていく力士にとってはつけいる隙があります、あとは工夫しだいです。
その中で将来のライバルとなる可能性を秘めている逸ノ城との2回目の対戦も楽しみです。
ですから朝青龍引退後、一人横綱の時代が終わって白鵬の実質的なライバルがいないというこういう結果なんですね。
そうですね、これだけ優勝回数を伸ばしている状況を見ればやはり1人で長い間活躍しているという状況というのはそのとおりだと思います。
今場所は白鵬が1敗で追いかけるという展開で後半戦に入っています。
土俵上は3勝5敗どうしです。
旭秀鵬、徳勝龍です。
両者きのうは持ち味のいい相撲で勝っています。
2番続けて立ち合いが合いませんでした。
きのうは旭秀鵬は得意の左の前まわしが引けました。
徳勝龍もいい相撲で勝ちました。
はたき込み、旭秀鵬の勝ち。
物言いはありません。
少し際どくなりましたが相手の動き、きょうはついていきました旭秀鵬です、4勝目です。
4勝5敗。
決まり手は、はたき込みで旭秀鵬の勝ち。
きょうは立ち合い、左に動いていきました徳勝龍。
徳勝龍、あの動きはあるんですが旭秀鵬よくついていきましたね。
最後はたいたところを土俵際です。
完全に徳勝龍のほうが先に手をついていましたね。
きちんと土俵際、旭秀鵬は残っていましたね。
完全にとったりのイメージが旭秀鵬にはあったんでしょう。
変化に対応しながら十分あたりをこらえながら強さであたっていけたというのもありますし横への動きもあった、上手に対応していると思います。
白星を盛り返してきました徳真鵬です。
松鳳山のリポートです。
3連勝ですが、相手がよく見えています。
誉富士との対戦、立ち合い1回合いませんでした。
手をつこうとしたときにファンの方から誉富士負けろといった声が聞こえてきてがくっときました。
改めて気持ちを入れ替えて立ちましたと話していました。
土俵上、取組む前でもファンの声は聞こえてくるんですか?私は結構声援は耳に入ってこなかったほうなので全く無音の状態でした。
声援は聞こえませんでしたがそれだけ冷静になって相撲を取れているという証しだと思ってすごいと思います。
取組直前にはファンの声援は聞こえましたか。
私は聞こえましたよ。
冷静なときに、やはり平常心でいるときほど聞こえました。
ですからこういう懸賞金なども自分で、何本あるのかとカウントをしたこともありますしそれはありましたけれども。
逆に緊張しましたよね。
多いと逆に緊張しましたよね。
遠藤は毎日懸賞金の垂れ幕が並びます。
その中での毎日の土俵です。
いろいろ聞こえてくるでしょうね。
センセーショナルなデビューをして日本人力士頑張れ、という声援の中で少しずつスターの階段をのぼる段階で応援していただくのはありがたいですが、やはりそれを破ることによって相手の力士は自分の力を誇示することができますから対戦相手のほうも厳しくなる責任を果たしたいということ、そういう意識が強くなると思いますので毎日大変だと思います。
きのうの千代鳳戦やはりまぶたのあたりが腫れているようですね。
テーピングをしてここまで3勝5敗まだまだもがいている段階ですかね。
そうですね。
プロの関取の相撲にうまくチェンジできていないというか。
やはり地力をつけないことには厳しいでしょうね。
まだ大いちょうも、結えていない。
まだこれからの人ですから期待したいところですよ。
新入幕、阿夢露は2勝6敗です。
遠藤の場合はご当所の関係なく常に土俵への声援を受けての土俵です。
木村寿之介が合わせます。
上手出し投げ。
遠藤の勝ち。
張り差しで、新入幕を退けました。
そして分厚い懸賞金を受け取ります。
拍手
まだもがいているという中できょうの張り差しでの立ち合いは。
ですから立ち合いに、動くような立ち合いをすればさばきのうまさというか相撲センスはとても高い人なのでこういった展開にはなるんですが相手の直線的な動きが強かったり押し込みの激しいときは体で持っていかれてしまいますよね。
この辺の対応力はすばらしいと思うんですが自分の体を使ったような攻めを見せていかないと、今後は厳しいと思いますよ。
ただ遠藤、連日の声援がある中で目先の白星も手に、していかなければいけないという重圧もありますね。
そういったところもあるので、本人も苦しんでいると思いますけれどね。
今苦労をしてでも攻め込む姿勢を見せていったほうが今後のためになると思います。
一皮むけるとスターへの階段が見えてくるということですね。
4勝5敗として、あす魁聖。
新入幕阿夢露は2勝7敗。
あとがなくなってあすは松鳳山戦です。
けがから復活した返り入幕の両者が6勝2敗どうしです。
好取組です。
栃ノ心に琴勇輝。
西の琴勇輝が返り入幕。
去年の九州場所に左ひざのけが。
九州場所に、1年かけて幕内に復帰してきました。
その中で琴勇輝が、四日目から5連勝と白星を伸ばしています。
両者は初顔です。
幕内では最初の取組。
栃ノ心も右ひざの大けがからおよそ1年半ぶりに幕内に戻ってきました。
四日目から5連勝としきのうは今場所好調の、蒼国来からも白星を挙げました。
その取組を振り返りながら西のリポートは刈屋アナウンサーです。
きのうの琴勇輝もいい内容ですよね。
そうですね、相手が腕を手繰ってくるのが分かっていたので突き放しながら腕を取られたときには、来た来た来たと体を寄せていったんだそうです。
初日から、前に出て突っ張っていくだけ相撲内容は5連勝とその前と自分としては変わらないんですけれどきのうの動きを見ると、いい動き自体もよくなってきたのかなと話していました。
きょうの相手栃ノ心は十両ではなかなか通じなかったんですがあたるたびに前よりも一歩、自分の中では押し込んできている感覚があるんだそうです。
ですからきょうもどこまで押せるか、楽しみです、と思い切りいきますと話しています。
向正面は以前部屋で琴勇輝の指導もしていた中村さんです。
きのうも勢いだけではないというか落ち着きが感じられましたね。
非常に冷静に考えたとおりの相撲を取りましたね。
立ち合いから右で張り蒼国来の動きを止めて相手を見ながら突きましたね。
腕を手繰られても全く慌てることなくそのまま体を寄せていきましたね。
気合いだけで取っているのかなと思いきや、冷静に取るところもあるんですね。
十両では先場所、先々場所と栃ノ心が、全勝優勝などもして通じていないんですが少しずつ押し込めているという先ほどの話きょうのポイントはどんなところでしょうか。
しっかりとあたってその気持ちだけで勝ち負けにこだわらずいけば一歩二歩いけるかもしれません。
栃ノ心はきのうの相撲で脱臼ということで骨には異常はありませんでした。
きょうから後半戦です。
まわしを引けば栃ノ心です。
先場所は栃ノ心がまわしにこだわらず琴勇輝を押し出しました。
6勝2敗どうし。
はたき込み、栃ノ心の勝ち。
さあ押し込んでいこうというところでしたが栃ノ心のはたきを食ってしまいました。
栃ノ心が7勝目。
勝ち名乗りです。
琴勇輝は連勝が5で止まって6勝3敗です。
中村さん、張り差しは琴勇輝全くぶれずに突き放していったんですけれども。
そうですね。
でも多少はちゅうちょしていなしていますよね。
いいあたりではなかったような気がするんですよね。
手は出ましたけれど1発目のあたりがいつもよりも威力が止まってしまうと、なかなかそのあとのリズムがつかめませんよね。
足がすぐ止まっているんですよ。
引かれてしまうとあたっていってしまいますよね。
相手も張ってあたりを止めてくるというそういう相手、力士が多いと思いますけれど気にせずに、打ち込めるぐらいの勢いが、増してくればいいんですがね。
気にしないことなんですかね。
なかなか難しいことかもしれませんが来るものだと想定して突っ込んでいくしかないですね。
想定していると、また少しは違うんですね。
栃ノ心は7勝目、地力を発揮していますね。
下半身に力が入るようになってきました。
前よりも相撲がよくなってる気がしますね。
琴勇輝のリポートです。
最初の張り手は想定していたので自分としてはそれほどいけなかったと、思ってそのあとちょっと体が棒立ちになって、立て直そうとしたときに足が両方そろったのが自分では分かった相撲です。
あっと思ったらそこではたかれたと言っています。
十両この一番、新十両の輝が7勝目を挙げた相撲です。
実況
いいはず押し、送り出し輝、勝って7勝目。
沢田石⇒今場所の新十両は4人います。
英乃海、琴恵光、出羽疾風、輝。
その1人輝がここまで7勝と星を伸ばしています。
楽しみな新十両ですよね音羽山さん。
引くような相撲を見せませんからね。
期待したい力士の1人だと思いますね。
幕内前半戦あと3番です。
玉鷲は栃ノ心に土をつける相撲もありました。
佐田の海は2勝6敗。
右四つ、もろ差し。
寄り切り、佐田の海の勝ち。
佐田の海これで3勝目。
通算勝ち星300勝。
よく残しました。
向正面は琴錦の中村さんです。
玉鷲が頭であたってから突き放して玉鷲が一方的にいくかと思ったんですが。
伸びのある、重みがある突っ張りがさく裂しましたね。
ですが、佐田の海、ねらってましたよね。
手を手繰るというかいなして伸びてくるところを見まして横に食いつくというのは考えたうえでの相撲だったと思います。
立ち合いからいつもの佐田の海であればさっと入るうまさがあるんですがこの場所後も立ち合いのあたりが悪いような気がしますね。
相手の力を利用して取るような力士ではないんですが少しずつ元気を取り戻してやってもらえればいいなと思います。
きょうは右四つ左上手。
玉鷲が右を抜いて抱える形に。
佐田の海がもろ差しから寄り切りです。
勝って7勝目の、栃ノ心のリポートです。
痛めた左足のせいではないんだけれどもきょうは踏み込めなかったと言っています。
勝ち越しまであと一番ですねと声をかけましたらあしたインタビュールームに行きますと言いました。
栃ノ心は先場所、先々場所と十両優勝そしてその前、春場所と夏場所は幕下優勝で、ほとんどこの1年インタビュールームに登場しています。
栃ノ心も苦労して戻ってきた1人ですよね。
大けがをして、なかなか苦労していますからね。
早く自分が本来取っていた場所まで栃ノ心も、戻りたいんでしょうね。
博多見番の芸者衆の姿も見えます。
その中で今は常幸龍の力士座布団が呼出しに渡されて下がっていきました。
九州場所は、きょうから後半戦の土俵が続いています。
千代大龍に常幸龍。
この一番は学生時代からのライバルどうしの対戦。
ともに先場所は、そろって三役も経験した仲。
日本体育大学で主将を務めた千代大龍そして日本大学で主将を務めた常幸龍です。
ただ両者の対戦は千代大龍が5対0と大相撲の世界では千代大龍がすべて勝っています。
常幸龍は学生時代は大体五分の星なんですがただ、相手は自分との対戦にいつも以上に気合いが入っているように感じていると話していました。
両者の対戦は、ほとんどが千代大龍が常幸龍にまわしを与えていない展開が続いています。
常幸龍としては学生時代の五分の中でまわしを引きたい相撲で勝てていない、どんなところに要因がありますか。
千代大龍のほうが立ち合いからの流れを作るというかはじくようなあたり、引きもあります。
その両方に対応しなければいけないということで常幸龍も千代大龍に力強く踏み込めていないんですね。
あまり怖がらずに自分の取りたい形を決める前に強いあたりを意識しないとこの辺りは大変厳しいと思います。
師匠からはきょうは勝ち負けに関係なく低く思い切りあたることだけ考えろと言われたということです。
押し出しました、常幸龍の勝ち。
大相撲で初めて千代大龍から白星。
きょうは落ちませんでした。
自分の中でも意識がきちんとできていましたし、強いあたりを心がけていれば。
千代大龍のほうも立ち合いあたって相手の力を利用しての引きや、はたきですからその辺、自分の意識強いあたりという意識がちゃんとあれば引きも食いませんしより積極的に前に攻めようという気持ちにもつながります。
引かれたあとにしっかりと足が前に出ていますね。
それだけ間合いを詰めていればこれだけ一方的な相撲展開になりますよね。
常幸龍が新三役をつかんだときには、あたりからの前まわしの形がありましたよね。
もともと四つはしっかりしたものがありますので立ち合い、強い気持ちを持って強くあたるということが大事ですよね。
常幸龍は初めて千代大龍戦を制してあすは旭天鵬戦です。
常幸龍は、あすは蒼国来戦です。
幕内前半戦最後の相撲注目です。
7勝1敗の40歳旭天鵬。
全勝の鶴竜を追いかける1敗勢3人の1人でもあります。
40歳の旭天鵬がきょう九日目この一番に勝ち越しをかけます。
対戦相手は今場所好調6勝2敗の豊ノ島です。
大学時代からの同級生対決で初めて敗れた千代大龍のリポートです。
花道奥のモニターには全く目を送らずに足早にひと言だけ全くだめだと言って唇をかんでいました。
悔しさが伝わってきます。
対戦成績は、ほぼ五分。
両者の対戦は豊ノ島がもろ差しになって、旭天鵬がそれを抱えてという展開がほとんどです。
その中で旭天鵬はきのう隠岐の海との1敗どうしの対戦を制してきょう勝ち越しをかけます。
きのうの相撲を振り返ります。
一瞬の勝負でしたね。
中村⇒そうですね。
これは、いかがでしょうか。
お互いに右四つということもありまして立ち合いすんなり組みましたが、そのあとの反応のよさですよね。
隠岐の海が、若干立ち合いが低かったんですよ。
ですから旭天鵬もすかさず左上手から投げを打って決めたんですけれども対応の速さですよね。
その辺りが、さすがベテランですよね。
そして旭天鵬は今40歳2か月となりまして勝ち越せば能代潟、藤ノ里の40歳1か月での昭和以降の幕内最年長勝ち越し記録を塗り替えます。
これだけ長いこと活躍していますと、そういった記録も毎場所出てくるでしょうし旭天鵬の相撲っぷりを見ているとまだまだ、そういった記録をどんどん塗り替えそうな雰囲気がありますよね。
先場所40歳で初めて勝ち越して40歳で勝ち越しを2回達成した成し遂げた力士はいません。
40代2度目の勝ち越しに向けてきょうは6勝2敗、好調の豊ノ島との一番はたき込み。
旭天鵬勝ち越し!40歳2か月、幕内最高齢の勝ち越しとなりました。
そしてなんといっても1敗で鶴竜を追いかける形になりました。
なんとなんと40歳2か月九日目に勝ち越しです!きょうは豊ノ島が、もろ差しねらいで右は差せませんでしたが左は差させませんでした。
がばっと左が入ってしまうと豊ノ島が中に入ってきますのでねだいぶ苦しくなります。
それにしても、泳がされていますので本来厳しいところなんですけれども。
俵に足がかかっていますよ。
相手につかまってはいけないということで豊ノ島も速く、という気持ちが強かったですね。
自分のいいところも旭天鵬は分かっているだけに相手が速い間合いで仕掛けてくる心理戦でも優位に立っているような内容です。
ーお伝えします。
塩崎厚生労働大臣は、危険度の高い感染症の病原体などを取り扱うことができる実験施設がある、東京都武蔵村山市の市長と会談し、エボラ出血熱の患者が国内で発生した場合などに備えて、施設の全面的な稼働に向けて、今後、安全対策などを協議していくことになりました。
国立感染症研究所の高度安全実験施設は、危険度の高い感染症の病原体を解析したり、ワクチンの開発を進めたりする設備を備えているものの、地元住民の同意が得られていないことから、危険度の高い感染症の病原体は取り扱えないなど、全面的な稼働はしていません。
塩崎厚生労働大臣は、施設を視察したあと、武蔵村山市の藤野勝市長と会談し、エボラ出血熱への対応は喫緊の課題であり、国内で患者が発生した場合は、実験施設の活用が不可欠だと述べ、全面的な稼働に向けて協力を求めました。
これに対し、藤野市長は、稼働にあたっては、国の責任で万全の安全対策を講じ、市民の理解を得ることが大前提だと述べ、今後、安全対策などを協議していくことになりました。
国内で唯一の、産業と文化をテーマにした、短編映像の優秀な作品を表彰する式典が開かれ、グランプリには、すばる望遠鏡に設置された、高性能レンズの開発を分かりやすく描いた作品が選ばれました。
この映文連アワードという式典は、産業や文化の分野で、短編映像の制作を活性化させようと、毎年開かれています。
ことしは146本の映像が寄せられ、きょう、優秀な作品29本が表彰されました。
グランプリには、アメリカ・ハワイ島にある日本のすばる望遠鏡に設置された高性能レンズの開発を描いた作品が選ばれました。
標高4200メートルのマウナケア山の頂上に…。
13分間の映像の中には、最新のレンズによって、宇宙の謎の解明に迫ることや、レンズの性能や構造などを学者と技術者のインタビュー、それにCGを使って分かりやすく解説しています。
受賞作品29本は、あすとあさっての2日間、上映されます。
続いて気象情報、あすの天気です。
冬型の気圧配置になるため、日本海側は広い範囲で雨や雪が降り、北陸を中心に、朝にかけて、雷の鳴る所があるでしょう。
太平洋側は、広く晴れる見込みです。
生字幕放送でお伝えしています九州場所九日目の福岡国際センターです。
これから後半戦の土俵が始まります。
幕内のここまでの結果です。
旭天鵬が40歳2か月で幕内最高齢での勝ち越し、昭和以降の記録をまた更新しました。
きょうから横綱大関戦が始まります、結びは日馬富士に豪栄道です。
幕内は全勝が鶴竜。
1敗で白鵬と稀勢の里。
そして旭天鵬も、きょう勝ってすでに1敗を守る形。
2敗で日馬富士以下が追いかけます。
後半最初の相撲4勝4敗の千代鳳6勝2敗隠岐の海の一番です。
木村庄太郎が合わせます。
小手投げ。
決まりました、軍配は隠岐の海。
隠岐の海が7勝2敗と星を伸ばしました。
千代鳳は4勝5敗。
解説は元貴ノ浪の音羽山さんです。
隠岐の海は立ち合い、手を出していたでしょうか。
音羽山⇒相手の重心が低いということで支点が少し上がればということで突っ込んでいっているんですけれども左手が差すような動きでしょうか。
四つに組み止められればそれでよしというような感じで立ち合ったんでしょうけれども頭はなかなか千代鳳、上げませんし押っつけの形が厳しいですからね。
土俵際苦しい、強引ですけれども小手投げがやっと決まったという感じでしょうかね。
インタビューです。
今場所の平幕勝ち越し第1号しかも昭和以降最年長での幕内勝ち越しです、おめでとうございます。
ありがとうございます。
勝ち越した心境はどうですか。
信じられないですね。
昭和以降といってももう90年くらいの力士の中で幕内の勝ち越し最年長ですよ。
そうみたいですね。
自分でもあまり40と思っていないので、頑張っています。
自分の中では27、28歳ぐらいですか?もうちょっと上かな。
本場所、すごく反応がいいですね。
いいスタートが切れて4連勝してちょっと気持ちにゆとりというかそういうものも大きいと思います。
40歳になって、ますます体のキレがいいというのは、50歳になったらどれだけ強くなるんでしょうか。
あとは思い切ってやるだけなんでたまたまうまく決まっているのでよかったです。
体が動いている実感はありますでしょう?ありますね、自分でも分からないですね、何かどういうふうになっているのか分からないので気付いたら勝っている感じになっているので。
このあとどうしましょうか、もう1回優勝をねらってみますか?それはないです。
あとは、けがをしないように1個ずつでも増やせるように頑張ります。
土俵に上がるたびにどんどん記録が変わっていきますね。
そうですね、せっかくなんでどんどん伸ばしていきたいです。
おめでとうございました。
ありがとうございました。
能代潟、藤ノ里の40歳1か月での昭和以降の幕内の最年長勝ち越し記録が今まであったんですがそれを塗り替える40歳2か月での勝ち越し幕内最高齢での勝ち越し旭天鵬のインタビューでした。
50歳というところにはさすがに乗ってきませんでした。
相撲っぷりもそうですがインタビューの受け答えもなかなか若手のようなフレッシュさも出しつつ。
アナウンサーさんとのやり取りも慣れていますので堂々としてるところがベテランかなと思いますね。
インタビューにもありましたが旭天鵬は優勝経験者です。
今鶴竜を追いかける1敗勢の1人白鵬、稀勢の里と肩を並べていますがどうですか?本人がそのことばどおり意識していないと思いますね。
とにかくけがをしないように1日も長く楽しく相撲を取れればいいやというような心理状態じゃないでしょうかね。
40歳で、この活躍です。
すばらしいことですよ。
自分には到底できないような活躍ぶりですから、尊敬に値しますね。
土俵上、嘉風は三日目に腕を痛めて途中休場でした。
向正面は、尾車部屋で指導にあたっている中村さんです。
中村さんきのうの相撲を見ても嘉風苦しそうという印象ですか。
そうですね。
痛めている部分をかばっているという内容ではなかったと思います。
まだ1勝もしていないということもあって相撲勘が狂ってますね。
きょうの相撲を見て、どうアドバイスするか決めたいと思います。
地元大分県からの応援団横断幕が掲げられています。
地元の声援もあります。
まずは今場所、初めての白星を手にしたい嘉風コールが起きています。
対戦相手は3勝5敗照ノ富士です。
行司は木村恵之助です。
押し出し、照ノ富士の勝ち。
きょうも中には入ったんですが入ったときには土俵の外でした。
照ノ富士4勝5敗です。
中村さん、いかがでしたか。
そうですね、あたりもよく中には入れましたがなぜ飛ばされたのか見えなかったですね。
あたりはよかったです。
左からあたって回り込んで自分で後退してしまいましたね。
ちょっと余分な動きをしてしまったという感じですね。
大きな相手ですので、横に揺さぶってという気持ちは分かりますが、せっかくいいあたりしましたのであと左がはいって追い込んでじっくり攻めるという方法も大事だと思います。
横の動きももちろんあるんですが嘉風の好調の要因だった上下の動きが見られませんね。
そうです。
ひざにも余裕がありませんね。
ちょっと1人で、ばたばたしているいわゆる1人相撲が多いと感じています。
嘉風はこれで6敗、3日の休みとなりました。
すでに負け越しと同等の星勘定になります。
あすは再出場を果たす、大砂嵐の対戦です。
照ノ富士は、あすは横綱鶴竜との対戦です。
東の宝富士は前頭2枚目で横綱大関戦をすべて終えて五分の星として折り返しました。
新三役に向けて勝負の後半戦ということになります。
きのうも常幸龍戦、力強さを見せました。
その宝富士のリポートです。
手応えどうですか、相手得意の右四つになってしまったんですね。
ただ慌てることなく自分得意の左四つに戻すことができた、これが大きいと、話していました。
慌てることはなかったのはまず1つは常幸龍戦きのう勝って6対1と分がいいんです。
もう1つは、先場所東の4枚目で2大関を破って勝ち越したということで自分の相撲に自信がついてきたとそういう部分があるかもしれませんと話していた宝富士です。
新三役がねらえる番付で場所に入る前から勝ち越しして新三役にのぼるんだという気持ちが強く、ありました。
ここまで4勝4敗はまずまずです。
きょう勝って白星先行とすれば気持ちが楽になります。
白星先行すると攻める相撲ができる、そのためにもこの一番大事だと話していました。
音羽山さん、本人は自信がついたという話をしていましたが相撲内容には表れてますか。
左四つの形が確立できたというのと右の使い方が積極的になっていますね。
安易に引っ張り込んで下がって上手を引いてという展開には寄るための上手の引き方をしている。
これが好成績につながっていると思います。
拍手と歓声
寄り切りました魁聖の勝ち。
力を使い果たしました魁聖。
腕が、握力がなくなるような感じです。
右四つで魁聖、負けるわけにはいきません。
魁聖が制して4勝5敗としました。
宝富士4勝5敗です。
音羽山さん宝富士も右四つですがいい形になりましたよね。
右四つになった時点で自分の得意の四つではありませんが組み止めていい形になりましたね。
相手が体力にものをいわせました。
魁聖よく辛抱しましたね。
そうですね、上手が引けるまでは横に振ったり動かないということも重さで止まっていられるということも四つ相撲の大事なポイントではあります。
まず押し込んで魁聖が差し手争い、右四つを制しました。
巻き替えも展開が変わってくる1つの要素になりますね。
寄り立てました。
こうなると魁聖ですね。
上手を引かれてしまいますと、体の厚みですとか。
重さというところで本来右四つの相撲を取りますので魁聖の重さも倍増しますよね。
上手を引いたところで魁聖の勝機。
魁聖が4勝5敗、あすは遠藤戦。
宝富士も4勝5敗となって新三役に向けて勝負の後半戦あすは豪風戦です。
1年納めの九州場所。
年に一度の福岡での大相撲。
九州場所はあす十日目を迎えます。
博多湾のすぐそばに立つ福岡国際センターです。
博多湾からは時折冷たい風とその風を縫うように海鳥の鳴き声、船の汽笛が聞こえてきます。
奥のほうには博多湾も見えます。
きょう勝ち越しを決めた旭天鵬あす常幸龍との対戦です。
黄色の数字はこれまでの対戦成績です。
大砂嵐あすから再出場です。
これで幕内休場はいなくなりました。
これまで全勝の鶴竜あすは照ノ富士の挑戦を受けます。
九州場所、新三役の小結勢が1勝7敗とあとがありません。
安美錦は横綱大関戦を終えて3勝5敗とし返り三役に向けて後半戦に向かいます。
勢は、琴奨菊戦の白星がありましたが8日間、新三役横綱大関関脇3人と、総あたりとなりました。
ここまで1勝7敗です。
新三役へあとがなくなっています。
安美錦は琴奨菊、豪栄道を破りました。
行司は木村玉治郎です。
押し出し、勢の勝ち。
2勝7敗としました勢これで通算勝ち星300勝です。
中村さんに伺います。
中村さん勢の右はのぞいたんじゃないですか。
そうですね、のぞいたぐらいでした。
まわしには手が届いていませんでした。
前にいきましたね。
安美錦のあたりも強いんですがそのあたりに負けないあたりをしました。
しっかりとあごを引いてあたっていきました。
引きもありますが、安美錦はそれに怖がらず前へ前へと進んでいきました。
ですからこういう相撲を取れば横綱大関にも抵抗できると思います。
どうしても彼の悪いところは押せないと思うと引いてしまう癖がありますね。
そこだけ直れば、上位には通用すると思いますよ、勢は。
これで上位戦、ほとんど終わっていますので、これからですね勢はあすは栃煌山戦安美錦はあす逸ノ城戦です。
今場所32回目の優勝を目指す白鵬はきょうは逸ノ城との対戦です。
先場所は両者1敗どうしで十四日目の対戦となりました。
その取組です。
実況
右が入った、横綱逸ノ城は抱えています。
胸が合ってきた。
白鵬の引き付け上手を与えない横綱下手も引いた、上手出し投げ。
これが横綱の力。
挑戦を退けました。
解説は元貴ノ浪の音羽山さんです。
白鵬はあの勝ち方、きょう2回目の対戦というところで自信というのはあるんでしょうか。
やはり先場所、上手を速く引きましたので横綱としても強さを十分見せつけるような内容になっています。
今場所も含めああいった展開になるとは思います、右四つの相四つですからいかに逸ノ城側としていかに先場所はまだ自分も優勝の対象の中でふわふわした緊張感の中で相撲を取っていたと思います。
やはり大関戦鶴竜戦も乗り越えての白鵬戦だったので自分の気持ちが高まったあとでの白鵬戦でした、今場所は自分の実力を横綱に見せつける自分はこれだけやれるんだという強いあたりを見せてほしいですよね、ですから上手は当然ほしいです。
まわしにこだわりすぎない立ち合い重さ強さというところで軽くなってしまうと思うので横綱に強くあたるということを意識してなおかつ左のいい位置を取れれば、画面の手前側前まわしが取れればということですね。
逸ノ城は左の上手が取れたら分かりませんね。
そうですね、体格でも十分越えられるところがありますので期待できると思います。
中村さん、前半戦の中で左の前まわしを逸ノ城はどう取るかという話をしていました、どう取ればいいですか?身長が全く同じなんですね、192cmで。
しかし先場所の立ち合いを見ていると逸ノ城のほうが高いんです。
立ち合いは。
上から下に上手を取っているんです、ですから逸ノ城が気持ちの中で前まわしを取りに行くぐらいの気持ちで勝てれば立てれば上体も前かがみになりますしそうなりますと横綱に対する圧力も変わります。
その立ち合いの工夫ができるかどうかですね。
音羽山さん、逸ノ城はがばっと上手を取りに行く、ここまでの前半戦ですが下から前まわしを取りにいくという相撲は逸ノ城、取れますか。
気持ちがそういう意識であればそういう相撲が取れると思います。
いかに強いあたりきょうなんかも左の肩からあたっていってはたきにいくような上手を取りにいくような意識だといい位置が取れると思います。
横綱は張り差しで安易に上手を取りにくるということは考えづらいので、体格は同じぐらいですからねそのあたりを考えて逸ノ城も強いあたりをしてほしいです。
右の相四つだけにどちらが、どう上手を引くかということですね。
上手を先に引かれてしまうと先場所のVTRのようなことになってしまいますので簡単に上手を引かせないためにもやはり少しでも土俵際に追い詰めることができればいいんですけれどもね。
土俵上は豪風と栃煌山です。
ともに横綱、大関戦をすべて終えています。
1勝7敗の豪風に栃煌山は3勝5敗です。
押し出し、栃煌山の勝ち。
豪風は1勝8敗、負け越しとなりました。
三役小結。
栃煌山は落ち着いていました。
栃煌山はきのう逸ノ城の変化にも落ち着いて対応していました。
今場所は三日目に白鵬を土俵際まで押し込んで日馬富士から金星を挙げてきょうの相撲を見ていても落ち着きを感じますね。
そうですね、栃煌山は自分の相撲の取り口に自信が出てきた内容だった落ち着いて相撲が取れるようになったんだと思います。
攻めたてなければという気持ちばかりが前にいってしまう相撲がどうしても見えました。
落ち着いて、栃煌山は相手の動きを見て相手が動いてくることもある、止まって反応を示したらまた動き出すという繰り返しで実力は十分あるわけですからねきょうのような相撲でいいのではないかと思います。
横綱大関戦をすべてを終えています、4勝5敗でこれから返り三役に向けて絶好の後半戦ですね。
本来はもっと力がありますのでまだもの足りないんですが本人としてもこれからというような強い気持ちで今後、終盤戦に向けていくと思います。
栃煌山が1敗の稀勢の里に力水をつけました。
東は豊響です。
九州場所、前半戦は白鵬が1年10か月ぶりに金星を許すという中で全勝が鶴竜1敗白鵬、稀勢の里、旭天鵬と続く中稀勢の里の弟弟子高安が白鵬に土をつけて同じく1敗勢で稀勢の里は鶴竜を追いかけています。
きょうの対戦相手は豊響です。
両者の対戦は初場所は豊響が頭でぶちかまして一方的に押し出しました、それ以外では左四つに組み止める稀勢の里を追う展開になっています。
7勝1敗、先場所先々場所は9勝6敗と存在感が薄かった稀勢の里です。
弟弟子高安の活躍でにわかに優勝争い、鶴竜を追いかける3人の1人となっています。
西のリポート刈屋アナウンサーです。
稀勢の里、前半戦の手応えどうでしょうか。
場所前にいい稽古ができていい手応えだと思っていたので、そのままの流れでこのままきていますと稀勢の里は言っています、立ち合いがいいのではないかと聞くとたまたまです、ただ自分としてはどこかを変えてということはありませんと言っています。
一番一番集中できていますという話をしています。
だったらこのあと優勝をねらいますとテレビで宣言したらどうですかというとにやっと笑ってお好きにどうぞと言いました。
一番一番やるしかないという気持ちでのぞみますということです。
音羽山さんはどう見ますか。
ここ半年ぶりにいいような稀勢の里です。
押っつけが何番か見られます、好調だと思います。
ですがきょうの相手は少しでも左四つに組み止めてしまえばいいというような心構えでは危険だと思いますね。
土俵際詰まってしまえば一気に持っていかれます。
突き落とし、稀勢の里の勝ち。
拍手
稀勢の里、九日目に勝ち越し。
今1つ息を吐きましたが、余裕はありましたか。
やはり立ち合いあたった瞬間は中に一瞬潜られて押し込まれるような体勢になりましたので右のはずにきちんと入ったいっぺんに持っていかれる形ですから危険なことはやはり危険なんですね。
向正面は元琴錦の中村さんです。
豊響、いいあたりでしたね。
いいあたりでしたよ、確かに今音羽山さんが言われたように左足の送り左の脇に、はずに入っていれば分かりませんでしたが稀勢の里も表情では余裕がありました、そのような顔つきをしていますが実際は余裕がなかったと思います。
本来優勝をねらうのであれば早々気持ちも乗っていかなければいけない時期だと思うんですが、音羽山さん。
そう思います。
自分の気持ちを高めるために相撲内容も、厳しくして自分が調子がいいんだということをそういう錯覚におちいるような相撲を見せられると乗っていけると思うんです。
押し返していけると思うんですがちょっと勝ってはいるんですが心配です。
このような勝ち方だと優勝争い自信にはならないんですね。
自分で勝ちを拾っているというようなことにならなければいいんですけれどもどこがおかしいんだろうという気持ちで終盤戦横綱大関戦になるとどうしても何番か落としてしまうと思います。
稀勢の里、旭天鵬は1敗を守る形同じく1敗で前半戦に1つ星を落とした白鵬がこれから入場してきます。
今場所は史上最多、横綱大鵬に並ぶ32回目の優勝をねらう白鵬です。
白鵬は10場所連続で金星を許しませんでした。
今場所は星を落として1敗で追いかける形できょうこの逸ノ城の2回目の挑戦を受けます。
全勝鶴竜を追いかける形できょうから後半戦です白鵬です。
ですからいつもとは違う後半戦になっていますね。
そうですね、追いかけるような展開はこの横綱の場合は、あまりそうないはずですよね。
気持ちの上ではどうでしょうか。
まだまだという思いはあるでしょう、まだ直接対決が横綱自身残っていますので、まだまだという気持ちがあるでしょうけれども心中穏やかではないと思います。
きょうの対戦相手は先ほど入場してきた逸ノ城ということになります。
白鵬入場です。
白鵬が前半戦で星を落としてからの逆転優勝ということになりますと4年前の平成22年の九州場所までさかのぼります。
というのは二日目、稀勢の里に敗れて63で連勝の止まったあとの14勝1敗で決定戦で豊ノ島を下して優勝、それ以来前半戦で星を落としての優勝はありません。
ですからほとんどが先行逃げきりといいますか中日まで星を落とさないという白鵬です。
序盤戦は本当に危ない相撲も何番かはあるんですが、やはり落とさないというのが白鵬のイメージです。
そういった中で追いかけるというのはなかなか嫌な展開でしょうね。
きょうの対戦相手は逸ノ城です。
新入幕の先場所は13勝2敗で一躍その名を日本中にとどろかせました。
きょうはモンゴルで憧れのまなざしでテレビで見ていた白鵬に2回目の挑戦です。
ちょうど白鵬に細い目で視線を送ったでしょうか。
この逸ノ城の前半戦、どうですか。
どうしてもまだ、さばいて勝っているという感じが否めないですね。
どうしても体格差でいなして勝ってというそういうふうにして勝ってるので安易に勝っているという気がします。
きょうは全力で向かっていかなければ勝てない、横綱実力者ということで相当気持ちものっているはずです。
本来の逸ノ城の強さというものを十分発揮できる一番だと思いますよ。
きのうは変化がありました。
きょうはどうでしょうか。
きょうは思い切って、頭から突っ込むような強い気持ちでいくでしょうね。
塩をまいたのは琴奨菊です。
ご当所、福岡県柳川市出身の大関の琴奨菊です。
ここまで3勝5敗です。
これから横綱大関戦があります。
九州場所優勝争いをおもしろくした高安です。
前半戦大活躍です。
拍手と歓声
寄り切り、琴奨菊の勝ち。
国際センター、大きな拍手に包まれました。
4勝目の勝ち名乗り、ほっとした表情です。
寄り切りで琴奨菊の勝ち。
向正面は以前部屋で指導されていた中村さんです。
中村さん、琴奨菊きょうの相撲どうですか?やはり左の相四つということで高安がたまたま四つに組みにきてくれたからこそ組めたと思います。
ですから負けているにもかかわらずしっかりとあたって前へ前へ出ています。
自分の相撲を取り切ろうという一心でやりきれていると思います。
これからまた後半、星が伸びてくると思いますから決して悪い相撲が続いていると思っていません。
琴奨菊にとって勝ち越しは厳しい道のりとなります。
声援を力に変えられるか琴奨菊。
さあ、8戦全勝の鶴竜が土俵です。
拍手
幕内でただ1人、きのうの中日に勝ち越し。
横綱になって4場所目初めて自身単独先頭で後半戦に入りました。
きょうの対戦相手は新関脇の碧山です。
音羽山さん、鶴竜は横綱になって初めての賜盃に向けて絶好の好機ですよね。
そうですね。
やはり星のうえでもそうですけれどここ2、3日見せている相撲内容もよくなっていますので期待したいところですね。
高安を破って勢いがついてきたということですね。
どうしても、さばき、いなしで展開を作って自分の形を作っていくというイメージなんです。
きのうおとといぐらいから押してもいっていますので攻撃的な相撲を取りましたということは乗ってきていると思うんですね。
その辺は、気の充実とともに横綱としての初優勝というものも少し意識し始めているのかなという気もしますね。
確かにおとといの高安戦きのうの勢戦は突き押しで前に出る厳しい攻めを見せました。
ただその前の逸ノ城戦2分26秒の大相撲を制したわけです。
逸ノ城に頭をつけて、まわしをぐっと引き付けながらの2分以上の相撲。
あの相撲の蓄積の疲労は後半戦どう見ますか。
いや、それよりも簡単に勝ちを拾いに行く相撲を取らなかった自信のほうが横綱としてはあるでしょうし疲労というよりは充実した相撲を取った満足感のほうが残っていると思うんです。
ですから相撲の内容のいい一番が続いているんだと思います。
逸ノ城戦をしのいで制したところで乗ってきているんですね。
単独先頭で初めて追う追われる立場での優勝争いというの心理的にどう相撲をしますか。
そこは終われているという意識はないと思うんですね、ただ優勝の意識はありますけどね。
まだまだ先がありますので自分の相撲を取りきる先場所とは、内容が全く違いますからね。
先場所はたたきが多かったです。
逸ノ城戦からよけいによくなりました。
ですから気持ちも乗っていますね。
さあ制限時間いっぱい。
両者の対戦は前半はほとんど突き合いです。
5勝3敗の新関脇碧山。
単独先頭の横綱鶴竜。
鶴竜厳しい攻め。
寄り切り、鶴竜の勝ち。
9連勝。
初めて初日からの連勝を9に伸ばして、単独先頭を守りました。
拍手
全勝を守った横綱鶴竜です。
踏み込みから厳しい攻めを見せました。
碧山も善戦しました。
碧山の一発一発の突きも強くなっているので重いと思うんですね横綱の気持ちの充実は、ここ数日間でずいぶん強まっている気がします。
碧山が頭をつけるんですが鶴竜がさらに低くなるんですね。
沈み込むことによって相手の突進してくる力が一度止まりますのでね。
左の巻き替え、万全の一番ですね。
優勝するために自分で気持ちを作っていく。
15日間を通して鼓舞する気持ちを作っていく作業が必要なんですね。
これができています。
今後相撲が厳しくなっていく予感がします。
さあ注目の一番。
伊之助⇒かたや、白鵬白鵬。
こなた、逸ノ城、逸ノ城。
白鵬は、この土俵に立ったことできょうで横綱としての連続出場が654回目となりました。
北の湖の653回を抜いて歴代1位となりました。
その節目の土俵対戦相手は逸ノ城です。
7勝1敗、追いかける白鵬に新関脇の逸ノ城。
白鵬は、きょうで654回目、横綱としての連続出場。
横綱として44場所8年近くにわたって第一人者として君臨し続けました。
綱の責任、そして若手の壁として立ちはだかり続けました。
きょうは21歳の大器、逸ノ城との対戦です。
先場所1敗どうしで十四日目に対戦して優勝を争う大一番。
白鵬が右四つ、先に上手、下手を引いてから寄り立てて上手出し投げで、逸ノ城をしとめました。
さあ逸ノ城は2回目の対戦。
きのうは立ち合い変化で敗れるという内容がありました。
西のリポーターは刈屋アナウンサーです。
きのうの相撲は、全然だめ全然だめということばを繰り返しました、その分きょうはまっすぐ思い切ってあたりますと話をしていました。
先場所は先に左の上手を取られてしまったので今回は思い切り踏み込んで、絶対自分が左の上手を取りたいと話していました。
そのときに下のほうから手を出していましたので恐らく下から左の上手を取るというイメージがあるのかなという動きでしたね。
左前まわしをどう取るか前袋を取るくらいのつもりで踏み込んだほうがいいという音羽山さんの話でしたね。
そうですね。
下から拳が出ていく展開だといかに横綱とはいえ土俵際詰まると思うんですね。
横綱と言っても土俵際に詰まってしまえば慌てますからね。
相撲の展開で逸ノ城としての有利なところも作りやすいんじゃないかと思います。
拍手と歓声
さあ時間です。
どちらが先に上手を引くか。
白鵬、怪物の2回目の挑戦。
今場所も壁となるのか。
逸ノ城、横綱に2回目の挑戦です。
上手出し投げ、白鵬の勝ち。
白鵬、九日目に勝ち越し。
鶴竜を星の差1つで追いかけます。
今場所も壁となって立ちはだかりました。
拍手
上手は引いた逸ノ城でしたが白鵬の動きについていけませんでした。
逸ノ城、上手は今場所手がかかりましたね。
音羽山⇒上手を引いているんですが何の力も伝わらない上手ですから上から覆いかぶさっているだけです。
自分からつかまりにいくような立ち合いのしかたなんですよね。
ですから相手に圧力が全然伝わっていませんしこういった相撲を取っていれば何十番やっても同じような相撲になると思いますね。
向正面の中村さん、白鵬は踏み込んでの前まわし、いい位置でしたね。
逸ノ城、この位置を取っていれば展開は変わったと思うんですが逸ノ城の弱点は右を差したあとの右手の使い方なんです。
誰とやっても右手が使えていないんです。
きょうも右は浅く入りましたよね。
あそこで、密着するか、かいなを返すような動きがあれば変わったと思うんですが右手の使い方が誰とやってもできていないんです。
あすからの方向から投げられてしまうところっといってしまいます。
逸ノ城が右のかいなを返すか。
もしくは手をぐっと白鵬の方と密着するようにしなければいけないんですがただ差していて何もしていないんです。
右手の使い方が上手にできれば白鵬の上体を起こして肩の位置を合わせることができてくると思うんです。
右かいなを返す動きがあれば、あの投げはなかったかもしれません。
武蔵丸が相当うまかったんです。
相手が密着感を感じるわけです。
簡単に投げにもいけないんです。
差し込んで、手首をひっくり返す。
反転させるだけで相手には効いてきますので。
逸ノ城のリポートです。
戻ってきて立ち合いが全然だめでした。
あたった瞬間に、横綱のほうがずっと下でした、低かったですという話をしました。
まだまだ、白鵬の壁は厚いですね。
入幕2場所目ですからどうしても先場所の活躍がある分周りが期待しますしこれから強くなるというのは誰が見ても分かるわけですから相当期待が高いんですが少しずつ、でも工夫をして進歩を見せてくれないことにはいけないと思います。
頑張ってもらいたいです。
これで鶴竜は9戦全勝と星を伸ばして1敗は3人が勝ち越しを決めました。
鶴竜が単独戦闘で先頭で首位を守っています。
1敗で白鵬が追いかけるというおもしろい展開。
稀勢の里、旭天鵬も追っています。
2敗で追いかけるのがこれから結びの一番を取る日馬富士です。
きょうは大関豪栄道戦日馬富士は前半戦高安、栃煌山と2日続けて金星を許す苦しい土俵となりました。
五日目から4連勝少しずつよくなったという話がありました。
どの辺りですか。
休場明けで体格に恵まれている横綱ではないので土俵勘を大事にしている横綱だと思うんです。
対戦するほうも積極的にいったことによっての対戦だと思うんです。
横綱のほうも攻めたてていかなければいけないんだという相撲を取れれば少しずつ戻ってきていると思うんです。
内容が攻撃的になってくればこの横綱のよさも十分出てくるでしょう。
今後星を落とすこともなく後半戦に行くと思うんですけどね。
そうなってくると優勝争いはますますおもしろくなってきますね。
自分で優勝ラインを落として優勝ラインにいる対象者とあたるまでは横綱としても、維持しなければいけないでしょうね。
きょうから横綱対大関の対戦が始まっています。
向正面は元琴錦の中村さんです。
豪栄道が大関2場所目に4勝4敗と星が五分できょうから後半戦です。
横綱大関戦が続くなかで存在感を見せたいですね。
厳しいんですが立ち合いの鋭さがかけてしまっていますね。
左前まわしねらいでいくんですが自分の右の胸をあてて勝っているんですね。
日馬富士のような、突き刺さる力士には、間を与えてしまっている立ち合いです。
日馬富士が突き放して中に入れずに得意の展開に持ち込む展開が多いです。
豪栄道は右の胸の的を与えないということです。
起きてしまうとあたりでヒットしてしまいますからね。
さあ3人目の横綱6勝2敗。
鶴竜、白鵬についていきたい横綱日馬富士。
後半戦、存在感を見せたい豪栄道。
はたいた。
突き落とし、日馬富士の勝ち。
日馬富士7勝目、7勝2敗。
豪栄道4勝5敗です。
2敗を守った日馬富士。
これで鶴竜全勝1敗で白鵬稀勢の里、旭天鵬です。
「大相撲九州場所九日目」をお伝えしました2014/11/17(月) 15:55〜18:00
NHK総合1・神戸
大相撲九州場所 九日目 ▽新十両紹介 英乃海[二][字]
(4:10)「幕内取組」 【解説】正面(幕内)音羽山,向正面(幕内)中村,【アナウンサー】正面(幕内)沢田石和樹,<副音声>【実況】マレー・ジョンソン
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番組内容
(4:10)「幕内取組」 【解説】正面(幕内)音羽山,向正面(幕内)中村,【アナウンサー】正面(幕内)沢田石和樹,<副音声>【実況】マレー・ジョンソン 〜福岡国際センターから中継〜 <中断>(4:00)−(4:03)[字]ニュース (5:00)−(5:03)[字]ニュース
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【出演】【解説】正面(幕内)音羽山,向正面(幕内)中村,【アナウンサー】正面(幕内)沢田石和樹,<副音声>【実況】マレー・ジョンソン
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スポーツ – 相撲・格闘技
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