生字幕放送でお伝えします≫ご覧ください、見事な紅葉。
まさに今見頃を迎えております。
≫私たちがいるのは関東有数の紅葉の名所長瀞
（ながとろ）渓谷です。
風が気持ちいいですね。
≫こんにちは！≫私たち、今舟の上から紅葉をお伝えしているんですよね。
≫川下り中でございます。
どうですか？このゆるりとした川の流れに身を任せて我々は揺られております。
≫長瀞って東京からとても近くて車で２時間なんです。
この近さでこの雄大な景色えみりさん、どうですか。
≫こんにちは。
すごいゆったり時間が流れてるのが画面から伝わります。
東京から２時間とは思えない。
≫川の流れが本当にゆっくりしちゃってます。
≫風が心地いいですよね。
≫今日は自然にあふれた長瀞の秋さらに秋ならではの味覚など秋満載でお送りしたいと思います。
≫こちら、埼玉県の西部東京湾に注ぐ荒川の中流にある長瀞町です。
≫荒川なんですよ。
このまままっすぐ下っていったら東京スカイツリーに行くんですよね。
長瀞といえば崖に囲まれた渓谷その真ん中に、私たちは今、いますよ。
≫たくさん、人が来ていますね。
≫見えたかな？≫おーい！こんにちは。
長瀞というと、本当に崖に囲まれた渓谷なんですが実は「とろ」というのは流れが緩やかな場所という意味なんです。
見てください。
水がきれいでしょ？透き通っていますよね。
さっき、えみりさんはらはらと紅葉した落ち葉が舟の上に落ちてきてすごくきれい。
≫場所によっては太陽の光が映えてエメラルドグリーンに水面が見えるんです。
≫今日私たちを案内てくれる船頭さん２人なんですが前にいらっしゃるのが飯島さんです。
よろしくお願いします。
≫どうですか？今日の長瀞は。
≫天気もいいし最高です。
≫実はですね長瀞の紅葉がきれいなのはちゃんとした理由があるんです。
≫この渓谷は、えみりさん３つの条件がそろっているんです。
まず、この日当たりのよさ。
≫きれいです。
≫そして、寒暖の差が大きい。
水分が豊富なんですよね。
ここ、荒川で豊かな川それが一層、この紅葉をきれいに見せてくれています。
≫朝は本当に寒かったんですけど今は暑いぐらいです。
≫じゃあちょうどいいですね。
≫今、最高です。
≫今、絶景ポイントに近づいてきましたよ。
≫私たちの後ろにあるのが秩父赤壁と呼ばれる長瀞一高い絶壁なんですよ。
高さが５０ｍあってすごい迫力なんですよ。
≫これ、近くで見たい。
すごいなあ。
≫本当に手の届く場所に我々はいるんですけど。
≫岩肌と紅葉のコントラストがいいんですよ。
≫自然の力ですね、これはね。
≫コケがむしていたりしていろいろな表情がありますね。
反対側も見ていただきましょう。
こちら、ご覧ください。
反対側は、畳を敷き詰めたように広いことから岩畳と呼ばれています。
幅が８０ｍ、長さが６００ｍある１枚の大きな岩一枚岩でできてるんです。
≫これ、ともに１億年以上前にできた古い地層なんですね。
≫えみりさんまだ、生まれてないですよ。
≫そりゃそうでしょ。
お願いしますよ。
≫とても地質学的にも貴重だということでこの長瀞は大正時代に国の天然記念物に指定されました。
それ以降９０年間、ここは人の手が入っていない手付かずのまま残っているんです。
≫だから、ほぼ自然の森の紅葉が楽しめるんですよね。
≫両サイド全然違う景色ですよね。
≫そうなんです。
空が、全然違うんです。
≫ダイナミックでしょう。
≫どこ見てもダイナミックです。
≫長瀞っていうのは非常に木の種類も豊富なんです。
≫長瀞で見ることのできる木の一部を集めた標本、こちらのご用意しました。
見てください。
≫いろんな種類があるでしょう。
赤いものはヌルデといいます。
そしてちょっと茶色がかっているリョウブ。
それから、ケヤキですね。
黄色のものですとヤマノイモやフジなどきれいでしょう。
≫こうやって１つに集めてみるといろんな顔があっておもしろいですね。
≫長瀞って植生が豊かなんです。
≫モミジ狩りしたくなるのも分かりますよね。
≫実は、私たちがモミジといっているのは全部、カエデの仲間なんです。
知ってましたか。
≫そうなんだ。
≫長瀞にはいろいろな種類があるんです。
≫よく見るの。
こんな形、よく見ますよね。
ほかにもいろいろあるんですね。
≫３枚の葉でできているミツデカエデ。
それから切れていないものですねウリカエデそれから、ホソエカエデ。
いろんな種類がありますね。
実は日本にはカエデの仲間って２７種類あるんですけどそのうち２１種類がここの長瀞にあるんですよ。
≫そうなんだ。
ほとんど見れちゃうんだね。
≫そうなんです。
豊かな森なんですよ。
≫そんな長瀞の紅葉は日中だけではなくて夜も魅力的なんです。
ちょっと、こちらをご覧ください。
≫こちらは荒川沿いにある月の石もみじ公園です。
先週末からライトアップ始まりましたよ。
≫長瀞では、１１月末まで町内３か所でこうして森の紅葉を楽しむことができます。
色づいた葉に緑の葉も交じって神秘的ですよね。
どうですか？えみりさん。
≫これは見たい。
≫闇夜に浮かぶ紅葉は昼間よりさらに鮮やかに見えてロマンチックな空間を演出します。
≫恋人同士で眺めれば２人の気分も高揚すること間違いなしだと思いますがどうですか？≫かんじゃったから…。
高揚すること間違いないと思います。
≫ありがとうございます。
≫かんじゃうほどゆったりとした気分で私たちは川下りしてるんですけど。
それを支えているのは船頭さんですよね。
≫船頭さんの手に持っている竹ざおが要ですね。
≫これね、えみりさん。
長さ５ｍあるんですよ。
≫これで、川底や岸の岩肌を突いて舟の向きを調整していくんです。
≫このルーツっていうと材木を以前いかだに積んでこの川を流していたんです。
今は、そうしなくなったんですがその技を船頭さんたちが受け継いでいます。
今日もたくさんの人たちが来ています。
この川下り、時間の流れが違うんですが１００年ほど前から続いています。
≫船頭さんの後ろ姿がすごく動かない感じがすごいですよね、格好いい。
飯島さん、５８歳です。
≫半てんが似合いますよね。
こんな男の背中になりたい。
≫もうすぐ舟が着きますよ。
≫２人も相当ゆったりしちゃってない？舟の上で日光浴してるみたい。
≫してないですよ。
≫すごい気持ちいいですよ。
≫気持ちいいのはわかるけど。
この感じで伝わらないですかね。
≫えみりさん、岸につけるのも竹ざお１本なんですよ。
≫大変ですよね、多分。
≫かなりダイナミックなんですよ。
≫私、止まるの見たことない。
どうやってやるんだろう。
≫かつ目してください。
≫そういきますか…。
≫到着でございます。
ありがとうございます。
楽しかった！≫あっという間で…。
≫ありがとうございました。
≫到着いたしました。
≫続いては長瀞の秋の恵みを堪能できる技を紹介しますよ。
≫こちらは長瀞のモミジを集めて作ったアートを紹介したいと思います。
こちら、まずご覧ください。
えみりさん、これはなんの風景か分かりますか？≫今豪太くんたちが乗っていた舟の景色ですよね。
≫まさに、長瀞渓谷の景色をよく見てください。
葉っぱ、落ち葉とかで表現しています。
≫しかも、これ、木の皮ですよ。
≫絶壁を表現したり波しぶきは…。
≫綿毛！≫こんなことできるんだ。
≫長瀞の山から、何十種類もの葉っぱを集めて作っています。
≫風景だけを表現できるわけじゃないんです。
こちら、ご覧ください。
雨に降られる少女。
こちら、少女の傘だったりとかランドセル。
スカートや男の子の前髪もそうだし１粒１粒の雨のしずくも落ち葉の節で作られているんですね。
こういう画材が山に行けばそろっているんです。
≫今日は３人の方に集まっていただきました。
こんにちは。
よろしくお願いします。
先ほどの長瀞渓谷を作った田中さんです。
≫田中さん、すごい。
≫この秋の長瀞は押し花の素材をそろえるのには宝の山ですね。
≫そうですね。
どこへ行ってもありますねたくさん。
今、一番いいときだと思いますよ。
≫忙しいですね、画材集めに。
≫上見たり下見たり。
≫皆さんいつもリュックを背負って集めているんですって。
私、これから、えみりさんにもおすすめしたい技をこれから見せてもらおうと思います。
≫その間に私は秋の味覚を堪能しようと思います。
ドロン！≫教えていただきましょう。
今日、もうすぐクリスマスが近いということで、新井さんは幼稚園の園長先生なんですが教えてもらいます。
お願いします。
≫ご一緒に、どうぞ。
≫後ろの「ＮＨＫひるブラ」もそうだよ。
≫これも作ってくれたんですよ。
全部作ってくれたんです、３人が。
かわいいでしょ。
この秋とれたての新作です。
カエデでモミの木の部分を作りました。
飾り付けをしていきます。
いっぱい秋の素材がこの中に入っているんですね。
モミジですとかこれはなんですか？≫ドウダンツツジです。
≫ドウダンツツジの葉っぱなどが入っています。
これを飾り付けでつけていきます。
コツは何かあるんですか？≫接着剤を裏側につけていただいて…。
≫少しずつでいいということなので…。
≫さすがです。
≫ちょっと赤色もつけていこうかな。
楽しいですね。
≫こういう瞬間いいね。
自然の中でできて。
≫これはいいですね。
えみりさん、このあと私、完成させていきますが…。
渡部さん、そちらおいしいもの見つけましたか？≫見つけましたよ！秋の長瀞グルメを探しに岩畳通りにやってまいりました。
こんにちは。
見てください、これ！≫アユ？≫長瀞でとれたアユでございます。
こちらのアユは今の時期しか食べられない特徴を持っていて。
その特徴というのが子持ちのアユなんですね。
産卵のために川を下る落ちアユというんです。
早速、１匹いただいてよろしいですか。
釜で焼いていますね。
≫温度が保てますので。
≫じゃあ、早速いただきます！卵が…うまい！中までしっかり火が通ってておいしいです。
いい塩加減ですね。
≫ありがとうございます。
≫こちらのアユは、ご主人がとられたんですよね。
≫全部、自分が１匹１匹。
≫釣り歴何年ですか？≫１３年です。
≫私の口の中は卵でいっぱいでございます。
≫忙しいよね、口の中がね。
でも、食べたいしね。
≫もっと紹介したいものがあるのでここで失礼します。
ごちそうさまでした。
次は、こちら。
続いては、こちらのお店です。
ちょっとおしゃれなお店。
みそ豚ガレドッグっていうんですよ。
えみりさん、ガレットってご存じですよね。
≫薄いやつにクレープみたいな…。
≫そうです。
フランス料理でそば粉を生地にしたものがガレットなんですけどこちらは長瀞風のガレットが食べられるお店なんです。
こんにちは。
よろしくお願いします。
２９歳、私と同い年です。
長瀞風ソーセージといういわれはこのソーセージ、中に長瀞名物の豚肉のみそ漬けを細かくちぎったものを腸に詰めてソーセージにしたものを焼いてガレットに包んで食べるんですよ。
この豚肉のみそ漬けっていうのは長瀞名物なんですよね。
お土産物店３代目の井上裕羽也さん。
東京で会社勤めを経てふるさとへ帰ってまいりました。
このガレットと長瀞へのふるさとの思い。
毎日…。
≫気持ちを込めて作っております。
長瀞には、すごいおいしいものが昔からいろんなものが伝わっておりましてそのおいしい料理を長瀞に来ていただいている若い方々に少しでもおいしくいただけたらと思ってガレットを作ってみました。
≫早速、いただきます！≫食べやすそうですね。
≫うまっ！モチモチしてて、かんだ瞬間に肉汁がパシャーンってなります。
≫やっぱりおみそ味なんですか？≫おみそ風味です。
ガレットのクレープの甘みと相まってすごいおいしいです！≫渡部さん！≫できたんだ？≫どうですか？えみりさん。
≫かわいいじゃないですか。
≫よかった。
思い出ですね、これ。
≫作ったんですか？≫作りました、即席で。
出来たてほやほや。
そして、もう１つは渡部さんに３人の押し花娘からのプレゼントがあるんです。
じゃん！≫怖いです…。
≫ボブ・ディランですね。
≫なんかすごいんですけどよくこんな細かく…。
≫長瀞の秋の落ち葉で作りました。
≫めちゃくちゃすごいじゃないですか。
≫顔はゴボウの葉っぱで唇がカエデ。
≫豪太君、すごいよこれ。
≫まだまだ秋の味覚あるのでガンガンいきましょう。
あんなプレゼントがあったんですね。
≫この辺りって非常に秩父の名産のこんにゃくとか、それからお土産物がたくさんあるということで。
歩いているだけで、おなかがいっぱいになるんですよね。
≫目につくもの全部口に入れたくなってしまいます。
紹介したのは、こちらのお店です。
秋が深まるとおいしくなるものを紹介します。
それがお豆です。
こちらは常時２５種類ほどもある秋にとれた新豆も用意されているんですけど。
≫やわらかくておいしいですよね、新豆って。
≫色もきれいですよね。
≫こちらではお豆をつかった和スイーツが食べられるんですけどそれが、こちらの甘納豆です。
≫おいしそう！≫いただきます！おいしい！きな粉がまぶしてあって程よい甘さでおいしいです。
≫どうやって作っているかといいますと、紹介しましょうか。
３日間かけて作っているという店主に大沢さんですがお砂糖を煮詰めて甘くして最後に、きな粉をまぶすということなんですよね。
≫うちはきな粉も売ってて甘納豆も売っているのでたまたま混ぜた。
≫それが２０年前？≫そうです。
≫お客さんの反応どうですか？≫まあまあですね。
≫でも、よく考えると、きな粉もそら豆も、全部大豆ですからダブル効果ですよね。
≫やっぱり相性がいいんですね。
最近、お客さんの中でヨーグルトの上にお豆をのせて食べる人もいるそうなので。
私も実際に…。
≫合うの？≫ヨーグルトときな粉って合うんですよ。
≫でもすっぱさと甘さと合うんだろうね。
≫そう。
酸味と甘さがすごい合います。
おいしい！≫新豆といえば秋ならではですもんね。
≫長瀞の秋の味覚まだまだいっぱいあるんですけど。
≫紅葉、そしてグルメとお伝えしてきましたが本当に渓谷は今秋、真っ盛り。
≫今が見頃です。
≫もう一度渓谷の様子を見てみましょう。
≫どうぞ。
≫色づいていますよね。
本当に、見頃の見頃です。
≫長瀞の川下りは１２月７日まで楽しめるんです。
そして紅葉は今月いっぱい楽しめるということで多くの観光客でにぎわいそうですね。
（政志）俊夫と一緒に試験醸造をやるんじゃ。
2014/11/18(火) 12:20〜12:45
ＮＨＫ総合１・神戸
ひるブラ「渓谷は紅葉真っ盛り！〜埼玉・長瀞町〜」[字]
紅葉真っ盛りの埼玉県長瀞の渓谷を満喫。２０種類を超すカエデが楽しめる絶景！川下り。甘納豆など観光客に人気の最新グルメもご紹介。秋本番を迎えた長瀞を丸ごと楽しむ！
詳細情報
番組内容
【ゲスト】渡部豪太，【コメンテーター】辺見えみり，【司会】内藤裕子 〜埼玉・長瀞町（ながとろまち）から中継〜
出演者
【ゲスト】渡部豪太，【コメンテーター】辺見えみり，【司会】内藤裕子
ジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ
情報／ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー／教養 – 歴史・紀行
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