安倍総理大臣は今夜記者会見し、来年１０月からの消費税率の１０％への引き上げを先送りし、衆議院を解散する考えを表明する。
自らが進めてきた経済政策、アベノミクスの是非について、国民に信を問う考えで、政権発足から２年間の評価が下されることになる。
総理官邸前から中継。
これまで慎重な発言を繰り返してきた菅官房長官ですが、野党側からアベノミクスは失敗だったとの批判が出ていることに対し、今日は、激しく反論するなど、解散・総選挙を前提にした対決ムードが高まっています。
安倍総理は昨日、公明党の山口代表と会談し、来年１０月の消費税率１０％への引き上げを１年半延期した上で衆議院の解散・総選挙に踏み切る意向を伝えたものと見られる。
今日夕方には経済財政諮問会議で円安対策や地方活性化などを盛り込んだ経済対策の策定を指示した上で記者会見し、衆議院の解散に踏み切る意向を表明する。
解散は政権が重要視する地方創生の関連法案が成立し次第、今週中に行われるが、政府・与党内では明日１９日の解散が有力視されている。
記者会見の中で安倍総理は、今回、消費税増税を決めた３党合意を覆す大きな政策転換であることから、国民に信を問う必要があると説明するものと見られる。
ただ、野党側は大義なき解散だと批判を強めているだけに、総理が国民をどれだけ納得させられる言葉で語るかが選挙の行方を左右しそう。
一方、来月の総選挙に向けて与野党は早くも走り出している。
自民党の谷垣幹事長は今朝、このように、解散に向けたシミュレーションを進めていることを明らかにした。
自民党は、政権公約の作成や候補者の調整など、解散後の作業に向けて既に走り出している。
また、公明党の山口代表は昨夜の安倍総理との会談についてこう述べた。
公明党の支持母体の創価学会も既に選挙準備に着手していて、現場はいち早く臨戦態勢に入っている。
一方、民主党の川端国対委員長はこのように述べた上で、総理が国会にいないときに解散の話が出て、一気に本決まりであるという、憲政史上考えられないような事態だと批判した。
そして今夜、総理が衆議院の解散を表明した場合について、衆・参ともにゲームセットと思っていると述べ、審議には応じない考えを示唆。
政府が成立を目指す地方創生関連法案については風前のともし火だとしている。
こうした中、消費税１０％への増税を先送りした２０１７年４月に再増税が確実に実現するかに焦点が移り、政府は経済状況の好転を再増税の条件とする景気条項を削除する方向で調整を進めている。
消費税増税関連法には１０％への増税について、経済状況の好転を条件とする景気弾力条項が設けられていて、安倍総理は今回、景気条項を根拠に来年１０月とされていた再増税の時期を２０１７年４月に延期する方針。
今後は、年明けの通常国会に提出する改正法案で景気条項の扱いが焦点となる。
政府内には２０１７年４月の時点でも景気次第で再び延期する余地を残すべきという意見もあるが、財務省側は、２０１７年４月には先送りせず、確実に１０％に増税するため景気条項は削除するべきと主張していて、東京都内で死んでいるのが見つかった野鳥から、インフルエンザの陽性反応が出たことを受け、環境省は、周辺の地域でほかの野鳥に異常がないか、監視を強めている。
今月１３日、東京・江東区内で死んでいた渡り鳥のホシハジロ１羽の遺伝子を検査したところ、Ａ型インフルエンザの陽性反応が出た。
これを受け、環境省は周辺の１０ｋｍ圏内の江東区や千葉県浦安市、市川市の一部を野鳥の監視重点区域に指定し、死んだり弱ったりしている鳥がいないか監視を強めている。
また、環境省は今朝、検体を動物衛生研究所に送り、高病原性の鳥インフルエンザに感染しているか詳しく調べていて、数日から１週間で検査結果が出るとのこと。
一方、中東のエジプトで鳥インフルエンザに感染した女性が死亡した。
また、ヨーロッパではオランダとイギリスの農場で鳥インフルエンザウイルスが相次いで検出された。
エジプト保健省によると、南部アシュートで１７日、感染力の強い高病原性鳥インフルエンザＨ５Ｎ１型に感染したニワトリと接触し、鳥インフルエンザに感染した女性が死亡した。
エジプトでの鳥インフルエンザによる死者は今年に入って２人目。
一方、オランダ中部では１６日、養鶏場で飼育されていたニワトリからＨ５Ｎ８型が検出されたため、オランダ政府は今後３日間、国内全域でニワトリや卵などの移動を禁止する措置をとった。
また、イギリス中部ヨークシャーにあるアヒル農場でも１６日、鳥インフルエンザが検出され、６０００羽が殺処分される予定。
西アフリカのシエラレオネでエボラ出血熱に感染し、アメリカの病院で治療を受けていた男性医師が１７日、死亡した。
アメリカ国内でのエボラ出血熱による死者は２人目。
死亡したのは、シエラレオネで医療活動中にエボラ出血熱に感染した４４歳の男性医師で１５日にアメリカのネブラスカ州の病院に搬送され治療を受けていたが、腎臓や呼吸器が弱っていた重症だったとのこと。
アメリカでは今年８月以降、１０人がエボラ熱の治療を受けているが、死亡したのはこの男性が２人目となる。
このエボラ出血熱をめぐり、３０年前のプロジェクトが復活した。
イギリスなどのトップアーティストがケッッ州下チャリティーバンド、バンド・エイド３０によるオリジナルソング、「ＤｏＴｈｅｙＫｎｏｗｉｔ’ｓＣｈｒｉｓｔｍａｓ？」。
そのダウンロード版が１７日、発売された。
Ｕ２のボノやアイドルグループのワン・ダイレクションら豪華メンバーが参加。
３０年前には同じ曲の収益をエチオピアの飢饉救済に充てたが今回は西アフリカのエボラ出血熱対策支援のため、一部歌詞を書き換えてレコーディングされている。
大阪の国立循環器病研究センターが発注する情報システム運用業務の入札をめぐり、受注業者に情報を漏らした疑いで大阪地検特捜部が元幹部らの事情聴取を始めた。
間もなく逮捕する方針。
午前５時、特捜部の係官が任意動向を求めるため国立循環器病研究センターの元情報統括部長の自宅を訪れた。
捜査関係者によると、元部長らは２０１２年以降にセンターが発注した情報ネットワークシステム運用業務の２件の入札で兵庫県明石市のシステム開発業者に発注業務の仕様書の情報を漏らした疑いが持たれている。
元部長が赴任する前はこの業者とほとんど取引がなかったのに、赴任後の２年間で５億円分の業務委託契約を結んでいたとのこと。
特捜部は元部長らを間もなく逮捕する方針。
大西洋クロマグロの漁獲枠を決める国際会議がイタリアで開かれ、２年ぶりに漁獲枠が拡大された。
東大西洋と地中海の資源管理を行うＩＣＣＡＴ＝大西洋まぐろ類保存国際委員会の総会は８日間にわたって開かれ、最終日の１７日、各国は個体数が回復しているとして漁獲枠を今後、段階的に増やしていくことを決めた。
このうち来年の日本の漁獲枠は全体の８％あまりに当たる、およそ１３００ｔで今年より２０％増えた。
漁獲枠の拡大は２年ぶりのこと。
大西洋クロマグロは日本以外の国の漁獲枠分も含め、半分以上が日本で消費されている。
一方、太平洋のクロマグロについては絶滅のおそれがあるとして、来年の漁獲枠を大幅に減らすことで既に合意している。
医療法人、徳洲会の徳田虎雄前理事長が病院の建設をめぐり、ゼネコン側から受け取ったリベート、およそ１億円を税務申告していなかったとして、国税局から三千数百万円を課税されたことがわかった。
関係者によると、徳田氏は去年１０月、熊本国税局に対して、ゼネコン側から２００６年に受け取ったおよそ１億円を税務申告していなかったと申告したとのこと。
熊本国税局は所得隠しと認定したが、税務調査前の自主的な修正と判断し、重加算税は課さず、延滞税を含め、所得税三千数百万円を課税した。
元側近によると、徳田氏はグループの病院建設にかかるゼネコン側から工事費の３％程度のリベートを受け取り、療養先の病室の金庫などに保管し、選挙の裏金などに充てていたとのこと。
ＪＮＮの取材に対し、徳洲会グループはコメントできることはないとしている。
戦前に撮られたわいせつな写真をインターネットのオークションで販売したとして８３歳の男が警視庁に逮捕された。
逮捕されたのは、東京・大田区の無職、柴田康容疑者で、今年４月、インターネットのオークションで戦前に撮られたわいせつな写真３枚を埼玉県に住む男性に３４００円で販売した疑いなどが持たれている。
柴田容疑者は骨董が趣味で、２００９年の暮れに訪れた有楽町の骨董市で大正や昭和の戦前に撮られたわいせつな写真を見つけて購入し、それらの写真をデジタルカメラで撮影、印刷したものをネットオークションで販売していたとのこと。
警察によると、柴田容疑者はおよそ５年間に６０万円を稼いだと見られていて、取り調べに対し、生活保護だけのお金では苦しかったので、生活費の足しにしていたと容疑を認めているとのこと。
訃報が入ってきました。
俳優の高倉健さんが１１月１０日に亡くなっていたことがわかりました。
８３歳でした。
俳優の高倉健さんが１１月１０日に亡くなっていたことがわかりました。
たった今、訃報が入ってきました。
８３歳でした。
トヨタ自動車は、水素で走る燃料電池車ミライを来月１５日からおよそ７２０万円で発売すると発表した。
燃料電池車の一般向けの販売は世界で初めて。
ワクワク、ドキドキしていただける車に仕上がっています。
トヨタが来月発売する燃料電池車ミライは、燃料の水素と空気中の酸素の化学反応で発生する電気で走るため走行時に水しか排出せず、究極のエコカーと呼ばれている。
価格はおよそ７２０万円に上るが、国が補助金２０２万円を出すことが決まり、実質的な負担額は５２０万円ほどになる。
燃料の水素の充填は３分ほどで完了し、１回の充填でおよそ６５０ｋｍ走ることができる。
ライバルのホンダも来年度中の市販を目指しているが、水素を充填する水素ステーションの整備などが課題となっている。
先ほど入ったニュースです。
俳優の高倉健さんが亡くなったことがわかりました。
８３歳でした。
関係者によると、高倉健さんは、今月１０日に亡くなりました。
高倉さんは映画「ポッポ屋」など、数多くの名作に出演し、日本の映画界を支えてきました。
俳優の高倉健さんが今月１０日に亡くなりました。
８３歳でした。
北朝鮮のナンバー２がロシア訪問。
北朝鮮のキム・ジョンウン第一書記の特使としてロシアに向かったチェ・リョンヘ書記の一行が１７日、モスクワに到着した。
チェ書記はキム・ゲグァン第一外務次官らとともに２４日まで滞在し、モスクワでは、プーチン大統領と会談する予定で、極東ウラジオストクなど訪問する見通し。
また、キム・ジョンウン第一書記とプーチン大統領の首脳会談についても協議する可能性がある。
大阪の国立循環器病研究センターの入札をめぐり、受注業者に情報を漏らしたとして大阪地検特捜部が、センターの元幹部らを逮捕しました。
官製談合防止法違反で逮捕されたのは、国立循環器病研究センターの元情報統括部長、桑田成規容疑者ら３人です。
特捜部などによりますと、桑田容疑者は２０１２年以降にセンターが発注した情報ネットワークシステム運用業務の２件の入札で、兵庫県明石市のシステム開発業者「ダンテック」に発注業務の仕様書の情報を漏らした疑いが持たれています。
桑田容疑者の赴任後、「ダンテック」との取り引きが急に増え２年間に５億円分の契約を結んでいたということで、特捜部は桑田容疑者が情報を漏らした見返りを受け取っていなかったかなど調べる方針です。
大阪市交通局の幹部がイベントを受注した広告代理店と会食していた問題で、外部調査チームは「幹部らの行為は公募の公正さに疑いが生じる」とする調査結果をまとめました。
大阪市交通局をめぐっては、藤本局長ら幹部がイベントを受注した広告代理店と公募前に会食していたことが発覚し、弁護士からなる外部チームが調査していました。
調査によりますと、受注した代理店は事業者を公募する前から会場の中央公会堂を予約していたと指摘。
会場が予約されていたことは藤本局長ら幹部にも伝わっていたということです。
また、会食に参加した調査役は受注した代理店の提案にだけ高得点をつけていましたが、外部調査に対して合理的な説明が無かったということです。
外部調査チームは、交通局幹部の行為は公募の公正さに疑いを生じさせるものだと結論づけました。
京都市は四条通の歩道の混雑緩和のため、車道を減らして歩道を広げる工事を昨夜から始めました。
工事が行われているのは川端通から烏丸通までのおよそ１．１キロメートルで、車道を現在の４車線から２車線に減らし、その分、歩道の幅を最大で６．５メートルまで広げます。
四条通は歩行者が自動車を利用する人の３倍以上と圧倒的に多く歩道の混雑が日常化していました。
京都市は２００６年度から歩道の拡幅工事を検討し、車道が片側１車線になっても渋滞への影響は少なく、歩行者と車の両方の利便性を確保できるとしています。
事業費はおよそ２９億円で、来年１０月末に工事が終了する予定です。
2014/11/18(火) 11:30〜11:55
ＭＢＳ毎日放送
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