あの日 わたしは〜証言記録 東日本大震災〜「宮城県石巻市 渡辺悟さん」 2014.11.18


あなた方にあるものを買って頂きたい。

(テーマ音楽)宮城県の牡鹿半島にある漁業の町石巻市荻浜です。
荻浜で30年以上漁師を続けている…家族を避難させたあと船を津波から守るために沖に出しました。
あの日渡辺さんは港からおよそ2km離れた所で小さな船に乗ってなまこ漁をしていました。
その時突然大きな衝撃を感じます。
すぐに港に戻った渡辺さん。
そこには妻と息子が待っていました。
渡辺さんは2人に急いで高台に避難するよう伝えます。
そして自分は港に止めていた漁船に乗り込みました。
漁船が津波で壊されないように水深の深い海域に出す沖出しをしようと考えたのです。
しかし絶体絶命の事態に陥ります。
沖に向かって数分後津波の前兆である引き波が始まりました。
潮の流れが速く養殖いかだのロープがスクリューに絡まってしまいます。
渡辺さんの船は動けなくなってしまいました。
渡辺さんは漁船を捨てる事を決断。
備え付けていた小舟で更に沖に向かいます。
すると偶然弟の船を見つけ乗り移る事ができました。
その直後津波のうねりがやって来ました。
船は何度も大きく揺れました。
渡辺さんは狭いエンジンルームでびしょぬれになった体を温めながら不安な一夜を過ごします。
地震からおよそ16時間後。
夜が明けると渡辺さんは港に戻り急いで家族が避難しているはずの高台へと向かいました。
高台にある中学校で妻と再会します。
家族は全員無事でした。
妻の美千代さんです。
渡辺さんの姿を見た時無事だった事にほっとしながらも不安な気持ちをぶつけてしまったといいます。
2014/11/18(火) 10:50〜10:55
NHK総合1・神戸
あの日 わたしは〜証言記録 東日本大震災〜「宮城県石巻市 渡辺悟さん」[字]

渡辺さんは小さな舟でなまこ漁をしていた時に地震に襲われた。すぐに港に戻り、家族に高台に避難するよう伝えた後、漁船を津波から守るため、船を沖に出した。

詳細情報
番組内容
東日本大震災に遭遇した方々の「あの日」の証言。宮城県石巻市荻浜で30年以上、漁業を続けている渡辺さん。小さな舟でなまこ漁をしていた時に地震に襲われた。すぐに港に戻り、家族に高台に避難するよう伝えた後、漁船を津波から守るため、船を沖に出した。しかし、ロープがスクリューにからまり動きがとれなくなってしまった。

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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