今回の事はあくまで偶然だといいます。
たまたまだという事にしないといけないっていう事なんですかね。
そうなんですね。
ありがとうございました。
このあとは『報道ステーション』です。
当番組は同時入力の為、誤字脱字が発生する場合があります。
≫こんばんは。
雨の辺野古崎です。
ご覧の明かりはアメリカのキャンプ・シュワブの明かりです。
そして、よくご覧になっていると思いますがフェンス前です。
沖縄県知事選がありました。
翁長さんが当選しました。
果たしてあのキャンプ・シュワブにあのV字の滑走路ができるのかできないのか。
新基地ができるのか、できないか。
その辺りのことをじっくりと後ほど取材もしてます。
それから翁長さんに今日、インタビューも試みました。
その辺りのことを後ほどお伝えしますがその前に、まず最初のニュースは今日ずっと駆け巡っておりますが安倍総理が帰ってきました。
公明党のパーティーに行きました。
明日にも、解散の表明をするのではないかといわれている中で今日はGDPの速報値国内総生産の7月から9月の速報値が出ました。
マイナス1.6%というのは市場予想でも2.5%前後プラスではないかといわれていましたから低いどころか本当にショックが駆け巡って株価は1万7000円を切っているという状況になっています。
まずはこちらのニュースからです。
≫マイナス1.6%。
誰もが予想しなかった衝撃の数字に市場はGDPショックに見舞われた。
≫午後4時27分です。
たった今、羽田空港に到着した政府専用機から安倍総理が出てきました。
そしてタラップを降りています。
解散風が吹き荒れる中今日このあと帰国しました安倍総理が何を語るのか注目されます。
≫8日ぶりに日本に降り立った安倍総理。
帰国後すぐに向かったのは連立を組む公明党山口代表との会談だ。
≫5時20分です。
安倍総理大臣なんですが都内のホテルに到着しました。
安倍総理、官邸に立ち寄ることなくこれから公明党のパーティーが開かれるこのホテルに入ります。
≫慌ただしさを増す増税先送りと解散に向けた動き。
今日、安倍総理が最重要としていた7〜9月期のGDP速報値にまさかのマイナスという結果が出た。
≫GDP・国内総生産は景気を見る際に最も重視される指標だ。
民間のエコノミスト42人の事前予想では物価の変動を除いた実質成長率は年率換算で2.47%のプラスだった。
しかし結果は誰もが予想しなかったマイナス1.6%に。
前の期に比べて2期連続のマイナスだ。
消費税引き上げ直後の3か月よりも悪化したことになる。
安倍総理は、こう述べていた。
≫ところが、日本経済は想定以上に落ち込んでいた。
原因はGDPの6割を占める個人消費が伸び悩んだことだ。
増税に加え円安による物価上昇に賃金の上昇が追いつかず自動車や白物家電などの買い控えが続いている。
また、住宅投資も消費増税の影響で6.7%のマイナスと大きく落ち込んだ。
企業の設備投資も輸出企業が海外に移転してしまっているため思ったように伸びず0.2%減とともに、2期連続のマイナスとなっている。
≫一方、野党は痛烈に批判した。
≫更に次世代の党は短期的な経済判断よりも本来進めるべき改革が進められていないことのほうが問題だと指摘した。
GDPショックを受けマーケットにも激しく動揺が広がった。
≫年率でマイナス1.6%という衝撃のGDP速報値の発表を受けまして日経平均株価大幅に下がっています。
終値でも1万7000円台を割り込みました。
≫東京市場は景気の先行き懸念から全面的に売り込まれ500円以上大幅に下落。
1週間ぶりに1万7000円台の大台を割った。
先週、解散風が吹いて以降急上昇していた分のおよそ7割を失ったことになる。
今回の結果を市場予想の平均より低く見積もっていた専門家は…。
≫再増税先送りの発表を控える中今日も増税を判断するための有識者による点検会合が開かれた。
≫この有識者会議は明日最終回を迎える。
それを踏まえ総理は、円安対策などを柱とする経済政策を指示し夜に会見を開くとされる。
その場で、消費税増税を2017年4月まで1年半先送りしたうえで解散に踏み切る意向を発表するという。
解散は、19日にも行われ投開票は来月14日となる見通しだ。
夕方、帰国した総理は早速公明党の山口代表と会談し、こうした方針を正式に伝えたとみられる。
解散までの段取りはすでに固まっている。
しかし、総理周辺は一様にその方針を明かさなかった。
≫当の本人である総理も今日は解散について何も語らなかった。
≫解散については総理が外遊に出ている1週間前から既定路線となり解散日程も報道されてきた。
しかし、総理は昨日の記者との懇談で真意を聞かれても何も答えなかった。
なぜ総理は解散するかしないか言わないのか。
≫今日、予想外の景気低迷が発表されたことで選挙の大きな争点はアベノミクスの是非となってきた。
≫野党は、生き残りをかけた動きを加速させている。
民主党とみんなの党は議員定数の削減などで共通政策を掲げることで一致し候補者の調整を進めている。
ただ、みんなの党内には民主党との連携に批判的な意見も過半数を占めみんなの党は解党し一部が民主党と合流する可能性も出てきた。
≫維新の党代表で大阪市長の橋下徹氏は出馬をにおわす発言を続けている。
≫維新の党の幹事長も…。
≫と、橋下氏とともに出馬する可能性に触れた。
2人は、公明党の現職がいる選挙区での立候補を検討しており大阪都構想の実現に向け対立する公明党を牽制する狙いがある。
野党は明日も野党共闘を目指し選挙区調整を進めるとしている。
≫雨がやみかけた辺野古です。
ここで東京の恵村さん今日の速報値を見るとエコノミストの予測ってなんなのってつい言いたくなっちゃうような結果が出ましたね。
≫GDPかなり厳しい数字だと思います。
アベノミクスは成功か失敗かということがやっぱりこの総選挙の最大の争点になるということがはっきりしてきましたよね。
GDPの6割を占める個人消費が弱いということをこれまでいわれていましたけども賃上げが円安それから増税による物価上昇に追いつかないわけで実質所得が目減りしているわけです。
政府は賃金が上がるにはもう少し時間が必要だと言っていますけど問題は本当に時間の問題だけなのかということだと思います。
アベノミクスが始まってもう2年になりますが株高と円安で企業の業績は確かに上向いています。
一方で海外への生産移転が進んでいることによって円安でも輸出の量がなかなか伸びてこない。
こうした経済の構造変化こそがアベノミクスの誤算を呼んでいるんじゃないかということですよね。
金融緩和の第2弾。
それが補正予算という従来型の処方で景気の底上げを図ることになるんですが今はそれで効果があるかということですね。
そして今は選挙よりも立ち止まってアベノミクスの効果を検証することが先じゃないかという気もします。
野党にも聞きたいことがあります。
アベノミクスが失敗だというのであれば具体的にどういうふうに所得や雇用を増やしていくのかということですよね。
そういうことを総選挙の論戦で議論を戦わせていただきたいと思います。
≫アベノミクスの検証をすべきだと恵村さんのお話はここでよく聞かなきゃいけないポイントだと思うんですよね。
恵村さん、どうでしょうやっぱり、今日VTRに登場したエコノミストの方もおっしゃってましたけれども本当に今後のことを考えるとやがては、例えば私思うに消費税は社会保障のことを考えても上げなきゃいけない。
先送りをするだけなわけですからそういうことを考えるとやっぱり第3の矢何回も言いますけど成長戦略新しい雇用を生む新産業、農業あるいはエネルギー、介護こういったところにドラスティックにドンと変えるというような衝撃がないとずっと、痛み止めの繰り返しというのはやがて破綻を招いちゃいますよね。
≫そうなんですよね。
そこが一番欠けているところなのでその辺も与野党できっちり議論していただきたいと思うんですけどね。
≫大いにその辺りは聞きたいところですね。
≫おとといと昨日とはっきりいって、この沖縄と沖縄以外の日本では随分温度差があったんじゃないかなと思うんですね。
おとといも最後の演説を各候補、聞きましたけどもものすごい熱気でした。
それから昨日は各沖縄のテレビ局がずっと夜は選挙速報ということでした。
こちらの動きをご覧ください。
≫普天間基地の辺野古への移設に反対するテント村に歓声が上がった。
≫沖縄の民意は新たな基地建設にノーを突きつけるものだった。
昨日投開票が行われた沖縄県知事選。
自民党沖縄県連の元幹事長で那覇市長を務めた無所属の新人翁長雄志氏が現職の仲井真知事に10万票の差をつけて初当選した。
≫沖縄の知事選はこれまで経済を重視する保守系と基地反対を掲げた革新系が激しく争うという構図だったが今回はこの保守対革新という構図が崩れた初めての選挙戦となった。
それを可能にしたのは翁長氏が県知事選の争点として普天間基地の辺野古への移設反対を主張したからだ。
≫一方、敗れた仲井真知事は一日も早い普天間基地の危険除去を訴えたが仲井真知事への支持は広がらなかった。
≫普天間基地を抱える宜野湾市でも翁長氏の得票が仲井真氏を上回った。
最大の争点となった辺野古への移設問題。
沖縄県民は何を思い投票したのか。
≫基地問題、どう思いますか辺野古の問題。
≫お尋ねしますけどよろしいですか。
地元の方でいらっしゃいますか。
≫はい、そうです。
≫辺野古で基地移設に反対してきた西川さん。
西川さんは今、今後の補償金をめぐって地域が分断されたとしてそれを修復することに力を入れている。
≫普天間基地を抱える宜野湾市。
新垣さん親子は保育園を経営している。
≫息子さんはどうですか?辺野古、新基地に関しては。
≫辺野古移設に関しては親子でも考え方が違う。
≫今回の選挙結果で普天間基地の辺野古への移設に影響はあるのか。
≫辺野古への基地移設を許さないと訴えた翁長氏。
しかし名護市辺野古沖では埋め立てに向けた準備が着々と進んでいる。
それでは、翁長氏はどのように基地移設を阻止しようというのか。
仲井真知事が承認した埋め立て申請については県庁の内部資料を精査したうえで手続きに法的な瑕疵、つまり誤りがあったと判断できれば承認を取り消すことが可能だとしている。
手続きに誤りがないと判断された場合でも辺野古移設の反対を掲げて自らが当選した民意をもって承認を撤回することも十分にあり得るとしている。
≫当面の焦点となるのは沖縄防衛局が9月に工法の一部変更の許可を沖縄県に求めていることへの判断だ。
移設に反対する名護市の稲嶺市長が漁港などを使う許可を与えないため沖縄防衛局が水路の切り替えや土砂の運搬方法の変更を求めている。
これを認めるかどうかは翁長氏の判断に委ねられる。
≫一方、アメリカ国防総省は日本の地方選挙の結果についてコメントしないとしている。
今、辺野古の海はどうなっているのか。
≫ちょっと風が出てきましたがキャンプ・シュワブに新しい基地ができるのかできないのか。
翁長さんの心の中の一番太い柱についても具体的に迫っているんですが後程としてそのインタビュー。
その前にですねまず私がいろいろと取材をしまして沖縄の歴史の一断面とそして、沖縄の中で米軍の占める度合い。
これについて取材しました。
こちらからご覧ください。
≫向こうに見えるのが沖縄北部の亜熱帯の森やんばるの森であります。
琉球王朝の時代から人々はあの山でまきや材木を切り出してやんばる船に乗ってこの辺野古の海を漂いながら南部の都・首里へと行き来をしておりました。
この辺野古の地形というのは全く変わっていないんです。
そこに辺野古崎沿岸から2本、V字滑走路が大浦湾に向かって延びていくということであります。
変わらぬ地形が初めて変わろうとしている。
滑走路というより海から突き出た巨大な壁ということになります。
高さは海上から10mにもなります。
揺りかごのようにこの船を揺らしていた波がちょっと強くなってきました。
ご覧ください。
船が見えるでしょうか。
沖縄防衛局の警戒船です。
地元の漁師さんが雇われてそれに乗っているケースが非常に多い。
いわば24時間監視体制が行われています。
海に境は全くないわけでありますがしかし、これ以上先には絶対に近寄ることはできません。
≫防衛局の船「かしま」とひらがなで書いてありますがあの船がですねこの船に向かって警告を発しております。
この海には入るなと。
速やかに退去せよと言っているわけですね。
我々、本土の人間は沖縄を、ただリゾート地としてとらえている向きはないでしょうか。
この海を渡る風が壮絶な悲しみあの地上戦となった本土決戦の捨て石沖縄戦のことをささやきかけてきます。
地上戦が始まる前1944年10月10日米軍は沖縄県内各地を空爆。
焼け出された中部、南部の人々がこの北部に逃げてきました。
多くの人々がこの山中深くに避難しました。
しかし米軍のグラマン戦闘機は必ずといっていいほどやんばるの森から襲ってきて機銃掃射。
焼夷弾を落としながら大浦湾に抜けていきました。
山にも血が流れました。
そして1945年4月の7日です。
米軍はついに南からこの大浦湾に続々と進軍してきました。
退路を断たれた人々は山を下りてそして各地区の収容所に送り込まれたんです。
戦場の悪夢は去ったといっても栄養失調マラリアで亡くなる者は後を絶たなかった。
唯一の楽しみといえば空き缶とパラシュートの糸で作った三線を奏でることぐらいでした。
そんな収容所の1つ大浦崎収容所の跡地に米軍海兵隊の基地このキャンプ・シュワブが立ち上がったんです。
そもそも、ここに来た海兵隊は朝鮮戦争のあと岐阜と山梨に配置されていました。
しかし、そのころ本土では米軍基地反対の住民運動が過熱した。
アメリカ政府内でも基地を維持するためには日本との摩擦を減らすべきだという意見が強くなって1956年に岐阜、山梨から沖縄に移すという再編が行われたんです。
そう、1956年といえばこの辺野古崎と、そして大浦湾にキャンプ・シュワブを作るという決定がなされた年でもあるわけです。
本土はいつも沖縄に押し付けてきます。
いつも沖縄には不条理の風が通り抜けています。
≫そもそも日本の国土面積のうち沖縄が占める割合は0.6%に過ぎない。
その狭い範囲に日本にある米軍施設の74%もが押し込められている。
2010年5月に空から見た沖縄の米軍基地。
≫目の前が海兵隊の普天間基地であります。
滑走路が非常に長いそして広いというのを感じさせます。
この宜野湾市の4分の1の面積を占めております。
今度はキャンプ瑞慶覧が見えてまいりました。
限りない緑の芝生が広がってそこに余裕を持った幹部の建物住まいが見えてきております。
北部訓練場に向かおうとしておりましたがかなりガスっています。
この北部訓練場はアメリカが持っている世界で唯一のジャングル実戦訓練施設であります。
普天間から訓練の際にはヘリコプターがこちらに飛来します。
広大なキャンプ・ハンセンの上空にいます。
都市型訓練ということで街を形作っております。
このハンセンの実戦部隊がイラクに行きました。
ここら辺り一帯がブルービーチ訓練場です。
右手に見えてまいりましたのがレッドビーチの訓練場です。
こちら海側から正面に見えるのがキャンプ・コートニーです。
嘉手納の空軍基地から2機戦闘機が飛び立っていきます。
≫沖縄本島にこれだけの基地が集中する。
その面積は沖縄本島のおよそ2割にも達している。
≫皆さん、どうでしょうかね。
鳥の目、虫の目とかよく言いますけれどもまず俯瞰で今、ご覧いただいたのは数年前、ヘリコプターに私が乗ったときですが。
まあ、基地があって芝生が見えてゴルフ場も下手したらあって。
なかなかの宿舎があってそして、その基地の周りにうわーっと家々が連なっていると。
沖縄の方々が住んでいるという状況が目の当たりにできました。
ものすごくその印象が強かったですね。
そして、昨日になりますがこの辺野古の海から大浦湾に出ましてあの広大な深いやんばるの森を正面に見ながら歴史的な流れの一端というものを話させてもらいました。
こうやって見ていくと本当によくいわれることですけど日本全土の面積の0.6%の沖縄に、なんと七十何パーセントの基地が集中しているということのあえていいますが、すごみ。
これをひしひしと改めて知って今まで、なんだったんだ自分は、ということを痛感させられるんです。
まあ、それはそれとしてこのあと、翁長さんに今日、インタビューで本音のところを迫ろうとして聞いてまいりましたので≫県知事選に当選した翁長雄志さんは新基地は作らせないと言っている。
しかし、それが本当にできるのかということですよね。
いろいろな見方をすれば政府は淡々と粛々と作っていくんだというふうに言っている。
いろいろあって裁判になったら国は勝てるんだといっている。
権限はこちら側にあるんだとも言っている。
さあ、果たして、翁長さんがどういう思いと決断で基地は作らせないというのを貫こうとしているのか。
また、どこかで変わってくる余地があるのか、ないのか。
この辺りを聞いています。
≫翁長さんおめでとうございます。
長く政治の交渉の難しさを知っていらっしゃる翁長さんだからもしかしたらこの辺りの落としどころで辺野古に基地を作ってでもこんなにも違うところまで戦ったぞと決して後退したわけじゃないというところまで幅広くとっていらっしゃるのかなって見ている人もいるじゃないですか絶対に作らせないかあるいはできる限りなのか。
≫ない、はっきりとおっしゃいますね。
≫その場合に具体的な指標の1つをお伺いしたいんですが工事の変更が何項目も出てきましたね。
例えば大浦湾の自然破壊がどれだけ進むのか非常にクエスチョンになっていますね。
その辺りを攻めていかれるんだと思いますが。
≫一方で政府が決まったことと淡々とやるのみとか言っているうえにおいては県の許可をとらずしても工事が粛々といけるような抜け道すらあるんじゃないかと勝手に妄想する向きもあるんですよ。
≫ぜひ聞きたかった部分がその辺りで、それでも政府がどう出てくるのかいろんな有様があるだろうと。
そうなったとき最終的に退路を断たれるぐらい攻め込まれたときにはこれで民主国家いいんですかというきちっとした沖縄からのこれでよろしいですか本土の皆さんというそこの覚悟を一番の担保とされている気がしたんですがそう理解してよろしいですか?≫予算減らされたらどうしますか。
一方では沖縄、これだけ経済を活性化させるというビジョンをお持ちだけれども。
≫古い!≫はい。
≫今、安倍総理に何を端的にひと言といわれたらメッセージを送りたいですか。
≫昨日、それ勝利宣言のあとに象徴的な印象的な言葉としてそれ叫ばれましたね。
≫もっともっとこの倍も3倍も4倍も5倍もお話を聞いていたのでもうちょっと聞いていただきたいなというのが正直なところなんですが時間の兼ね合いでここまでなんですけども東京の恵村さん翁長さんのお話の後ろの沖縄の方々のイメージで言うとかなり強烈なエネルギー今までたまっていたものが噴出し始めている感じがあるんですけど恵村さんはどういうような感想をお持ちですか?≫1月に名護の市長選挙がありまして、9月には名護の市議会選挙があって。
今回、辺野古に新基地を作らせないんだという沖縄県民の方々の強い意志が、はっきりしたんだというふうに思います。
普天間飛行場の辺野古移設が浮上して18年になりますがいろんな分断が持ち込まれてきたわけですよね。
まず沖縄県民の方々の分断それから、沖縄と本土の分断ですね。
それから沖縄と日本政府の分断もそうだと思います。
政治がなすべきことは分断を更に深めていくことじゃなくて分断があれば、それをうずめていく努力をすることだと思うんですね。
日本政府はこれまで普天間か辺野古かという二者択一を迫るばかりで普天間でもない辺野古でもない第三の道を探る努力をほとんどしてきませんでした。
一方でアメリカの専門家の間ではフィリピンとかオーストラリアに海兵隊を分散巡回させてハワイやグアムなど日本本土を含めての代替案があると。
日本の基地対策や安全保障政策というのは基盤が非常に弱いものになりますから日本政府は翁長新知事の意見を十分に聞いてそのうえで、アメリカ政府に代替案ですね協議を申し入れるべきだというふうに思います。
≫恵村さんが今おっしゃった普天間でもない辺野古でもない第3の道で言いますとよく噂レベルで聞くアメリカといっても一色に染まっているわけでもなんでもないからアメリカ側だって、日本の出方沖縄の出方をよく見て、話していけばどういう配置でもっていくか海兵隊を、というとこれは第3の道があるんだよと。
これは日本政府が逆にアメリカを忖度しているんだとよく聞きますよね。
なんで、日本政府はもっともっとアメリカに沖縄のことを考えてもっていかないんですかね。
≫まず、やっぱりアメリカと日本の力関係が1つありますよね。
アメリカのほうが強いということ。
それから本土に持っていく場合にそれは、なかなか現実的には難しい問題がたくさんあるというのが1つです。
ですけど、これほどはっきりした沖縄の方々の民意が出たわけですからここは思考停止に陥らずに具体的に前に進めていくことが必要だというふうに思います。
≫もう沖縄は後に戻れないという意識を持っている方は多くいらっしゃるのも事実ですし一方では全く違う意見が交錯していることもまた、いろいろ重層的に重なっているところもいろいろだとは思います。
≫この前の土曜日ロンドンのレコーディングスタジオにアーティストたちが集まりました。
30年前に結成されたチャリティーバンドのバンド・エイドが今度はエボラ出血熱の対策支援で再始動。
今日から買えます。
そのほかのニュースも併せてお伝えします。
≫今度は、鹿児島の沖合。
海上保安庁は鹿児島県沖の領海内でサンゴを目的に違法操業していたとして中国漁船2隻の船長をそれぞれ現行犯逮捕した。
逮捕されたのは51歳と33歳の中国人船長。
海上保安庁によると今日午前9時半ごろ鹿児島県の沖合で中国国旗を掲げた2隻の漁船が海中に漁具を下ろしていたという。
その後、海上保安官が中国漁船に乗り込み確認したところ船長がサンゴ漁を行ったことを認めたため現行犯逮捕した。
これまでのところ船内からサンゴは見つかっていない。
中国漁船をめぐっては小笠原諸島周辺に一時、サンゴ目的とみられる船が200隻ほど押し寄せていたが先週末から50隻ほどに減少している。
≫IUCN・国際自然保護連合は17日太平洋クロマグロを絶滅危惧種に指定した。
個体数が過去20年以上にわたり減少し続けているという。
また、ニホンウナギに似ているアメリカウナギやカラスフグも絶滅危惧種に指定された。
IUCNは主にアジア市場の寿司や刺し身のために魚が狙われているとし減少の原因は未成魚のうちに漁獲されていることだと指摘した。
来年からこの未成魚の漁獲枠が基準年の半数に設定される。
一方で、別の種類になる大西洋クロマグロについては逆に漁獲枠の拡大が検討されている。
2011年に絶滅危惧種に指定されていたが厳しい管理の結果資源が回復したためだという。
≫住民らが駆け寄った先には大量の黒い煙。
そして炎が。
今年7月、ウクライナ東部でマレーシア機が撃墜された直後に撮影された映像が公開された。
墜落について欧米側は親ロシア派が撃墜した可能性が高いとしているのに対しロシア側はいまだ関与を否定している。
一方、調査を主導するオランダの安全委員会は16日、墜落現場で機体の回収作業を始めたと発表した。
回収作業はオランダの安全委員会がウクライナの救急隊員らに委託して行われている。
機体の一部は切断され大きなものはクレーンでトラックに運ばれた。
回収作業は数日かかるという。
機体はオランダに運ばれ一部を復元して原因究明するという。
フランス皇帝ナポレオン・ボナパルト。
彼のトレードマークは戦場でもかぶっていた両端がとがっている二角帽子。
その帽子がパリ郊外で競売にかけられた。
落札予想額は30万から40万ユーロだったが韓国の実業家が予想を大幅に上回る188万4000ユーロ。
日本円でおよそ2億7400万円で落札。
ナポレオンは生涯で120もの帽子を持っていたが現存するのは19個。
今回、落札された帽子はモナコ王室が所有していたものだった。
≫男は先月も危険ドラッグ所持の疑いで調べを受けていたことがわかった。
昨日午後5時半ごろ札幌市の中心部の歩道で軽乗用車が突っ込み高校1年生の女子生徒が大怪我をした事故。
事故直後運び出される26歳の運転手。
担架の上で腕をばたつかせ暴れているように見える。
警察は車から危険ドラッグとみられる植物片が入った袋とパイプを押収したが運転していた男は先月上旬にも路上で通報され車から危険ドラッグが見つかっていた。
警察は、男の回復を待って事情を聴くことにしている。
≫ここからはスポーツです青山さん、お願いします。
≫まずは大相撲関脇、逸ノ城です。
先場所は優勝争いをする快進撃でしたが今場所はここまで4勝4敗と苦しんでいます。
今日は横綱・白鵬との一番です。
≫新関脇・逸ノ城。
歴代最多優勝がかかる横綱・白鵬に挑む。
逸ノ城は得意の左上手を取ったがすぐに切られ、投げられた。
白鵬は1敗を守りきり逸ノ城は黒星先行となった。
振り返れば先場所1横綱2大関を破り優勝争いを演じたが立ち合いの変化が目立ち真っ向勝負をしてほしいと厳しい声も上がっていた。
迎えた今場所。
上位陣相手に真っ向勝負を挑むが白星が伸びない。
そんな中、昨日格下相手にもかかわらず立ち合いで初めて変化を見せ敗れた。
そして、今日の白鵬戦。
正面から行って完敗。
取組後、逸ノ城はもっと立ち合いを思い切っていかないととコメント。
この壁を乗り越えられるのか。
明日は、安美錦との一番に臨む。
≫続いてテニスの錦織圭選手。
こちら先ほどの映像なんですが今日の夕方日本に帰ってきました。
ATPワールドツアー・ファイナルズでは歴史を切り開きましたよね。
その躍進の秘密を明かしてくれました。
≫2014年おめでとうございます。
今、着いたんでしょ?≫はい、さっき到着しました。
≫とんでもないプレーしているなと思ったのはフェレールの当てたら入るという…。
あれはどんな感覚でした?≫軽い感じはありましたね。
≫あれは、世界中の人は普通のゾーンととらえてないんですよ。
ゾーンの上いっちゃったじゃないですか。
あれ、何ゾーンととらえます?圭として何ゾーンといいますか。
ゾーンの上ですから。
≫神ゾーン…。
≫あ、神ゾーン。
上ってことですか?≫どっちでもいいです。
上でもいいです。
≫僕は勝手に解説していて言葉がなくなっちゃって。
スーパーゾーンって言葉…。
≫いいんじゃないですか。
≫ありがとうございます。
≫今年一番充実した年でツアーファイナルもしっかり全部出し切って終えたので。
1年しっかりフィジカル面で戦い終えたというのはすごく、そこが一番評価できる部分だと思います。
≫私もこの場に行きました。
とても疲れていたとは思うんですけれども充実感が表情からあふれていてとてもいい表情で話しているのが印象的でした。
≫朝の冷え込みがすっかり厳しくなりましたね。
明日、東の海上に進む低気圧が北から再び寒気を引き寄せます。
北日本を中心にまた一段と寒くなりそうです。
明日の朝、旭川はマイナス8度。
12月半ばの冷え込みとなりそうです。
日中も日本海側では北風が冷たく北陸では10度を少し超えるくらいです。
一方、東京は日差しの力でほっとできそうです。
天気を見ると札幌では雪が降ったりやんだりで青森から松江にかけては雨が降りやすい1日となります。
一方、太平洋側はスッキリと晴れて空気も乾燥しそうですのでこちらに注意が必要なんです。
乾燥シーズンに入って今日も各地で火事が相次ぎました。
亡くなった方もいます。
特に関東地方は先週から晴れて湿度が低い状態が続いています。
明日も湿度は25%まで下がりそうです。
ここ数日一気に寒くなりましたので暖房器具を最近出したという方も多いと思います。
火の取り扱いには十分、注意してください。
≫キャンプ・シュワブのオレンジ色の明かりが今、テレビには映っているんでしょうか。
かなりの風が吹いています。
私は今、ちょうどこの入り江の突端の岩場の上にお邪魔しています。
ここに立つとこの漆黒の闇の中でいろんな思いが交錯してきます。
基地を作るのか作らないのかというこの二者択一の問題も大問題ではありますがもっとその手前の根本にあるのは沖縄の人たちの気持ちをくんでこなかったということがなかったか。
それが突きつけられています。
考えてみると私を中心として本土の人たちの無関心というものが沖縄の人たちをどれだけ戦後もそして返還後も基地のことで負担をかけてそして、いろんな思いにさせてきたかということをまず考えたうえで今後、基地の問題ももちろんですけれどもまず沖縄の人たちの幸せを食らってきた思いというのを腹に据えていろいろ伝えていかなきゃいけないなと痛感させられるんですよね。
2014/11/17(月) 21:54〜23:10
ABCテレビ1
報道ステーション[デ][字]
GDP2期連続で減少…景気悪化が深刻に!▽解散で野党再編が加速▽沖縄が基地にNO!県民が突きつけたもの…古舘が深層を現地から▽錦織圭
詳細情報
◇番組内容
緊迫感や速報性を重視したニュースと元気で明るいスポーツ、硬軟取り混ぜた時代を映し出す特集に季節感あふれる天気予報と情報満載です。
◇出演者
【メインキャスター】
古舘伊知郎
【サブキャスター】
小川彩佳
【スポーツアナウンサー】
青山愛
【天気予報】
林美沙希
【コメンテーター】
恵村順一郎(朝日新聞論説委員)
【特別リポーター】
長野智子
【スポーツ】
松岡修造、工藤公康、澤登正朗、中山雅史
◇おしらせ
☆番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/hst/
放送内容が変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
ニュース/報道 – 経済・市況
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